Do you have something to eat with?という文が教科書に載っていました。私は、肯定文ではsomething ,否定文・疑問文ではanything と覚えていたので混乱してしまいました。 理由を教えてください。
Do you have something to eat with?という文が教科書に載っていました。私は、肯定文ではsomething ,否定文・疑問文ではanything と覚えていたので混乱してしまいました。 理由を教えてください。
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まずご質問に答える前に、、、 熟語など関係ありません。ましてsomething to eatなど熟語じゃありませんし、質問者さまの英文は something to eat WITH と with があるので意味がまるで違います。(これについては質問に含まれていないので質問者様ご本人はすでわかっていらっしゃるのだと思います) something to eat :何か食べるもの something to eat with:それを使って食事をする何か道具 ---- さて、some と any についてですが、中学の初歩などではあまり深いことを先に知るよりも「よく出てくる表現」を優先して覚えることからはじめる方針になっているのだと思います。それで「肯定では some, 否定や疑問では any 」とまるで機械的対応があるかのように(事実とは違う)ことを「仮に」教えています。 しかし現実として「 some 」と「 any 」は「別の単語」であり、どちらもあらゆる形式の文章の中に「それぞれの意味」で現れます。 1、some は「数えられるもの」について使えば「1つより多いが、具体的にいくつはあまり意識されない」というものです。同時に「ある範囲に含まれるすべてをさすことはない」という条件もあります。 some それ自体に「多い」とか「少ない」という意味はなく「漠然とした複数」のイメージに過ぎません。むしろニュアンスとしては「全部じゃないけど」という含みがあり、そこから「中には、、、する人もいる」などの意訳も生まれます。 それと別に「なんらかの、、」の意味では単数名詞とも結びつきます。(<someone, something はこの意味からきています) 2、any は同じく数えられる名詞と一緒に使った場合、次の2通りがあります。 (1)any +単数名詞:どの~も、、。いかなる~も、、、。 (2)any +複数名詞:どんな数でもかまわない。(1つでも2つでもそれ以上でもいい) これら単語としてもともと持っている意味を踏まえて例文を見てください。 (a) There are some books on the desk. (b) There aren't any books on the desk. (a) は「机の上に(数冊の)本がある」ですね。 「This is a pen.」の「a」を「1本の」と和訳しなくてもよいのと同様、この some は「複数だから半ば自動的に」そこにあるもので、いうならば「a」の複数版です。ただ英語では単複の違いを言葉に出さざるを得ないという習慣的制約があるのでこうなります。 (b)は「机の上に一冊の本さえない。まったくない」の意味。 これは「anyそのもの」が「数に関係なく」という意味をもっているため、not とのからみで「数に関係なく、、ない=1つもない」という意味を作り出すものです。決して「否定文の中だからany」なのではありません。 (c) Do you have any books? (d) Do you have some books? (e) Do you have any book? (f) Do you have some book? (c) は相手が本を持っているのか持っていないのかがまったくわからない状況の中で質問する文。 つまり「別に1冊でもいいし、100冊でもいい。数は問題にしていないんだけど、本持ってる?」と聞いています。 (d)は「You have some books」という文章が先にイメージとしてあり「"You have some books."といって正しいのかな?」と尋ねているものです。つまり「相手が本をもっている」ことを前提にしているところがあり、それは「Yes」という返事を期待している気持ちでもあります。(c)の質問では「Yes/No」のどっちの返事が返ってくるのかまったく予想されていません。 「本を持っていますか?<純粋な疑問」 「本、持ってるよね?<肯定的返事を期待」 こういう違いがあります。 (e) (f) は「some/any + 単数」なので「なんらかの、、、」、「どんな種類でもいいが、、、」の意味。つまり (e) 何かの本持ってる? (f) どんな話題の本でもいいけど、何か持ってますか? ------- something / anything にしてもこの最後の(e),(f) の延長で理解できます。 Do you have something to eat with? は、たとえばレストランに行って食事が出てきて、でもなぜかフォークもスプーンもない。なんてときにまさかレストランで「フォークもスプーンも何も用意されてない」とは考えにくいですよね。だから「当然あるだろうけど」と Yes の返事を期待しています。 Do you have anything to eat with? それがたとえば、遠足にでかけ、弁当箱を出した。でもお箸をわすれた。手づかみするには食べにくいシチューのような内容だった。そんなときに、周囲を見渡し「引率の先生」を見つけて「先生、なにか食べるのにつかえるものありませんか?」と聞いたとしましょう。 こんなときは「ないかも知れないし、もしかしたら余分にお箸とか持っているかも」という気持ちですね。Yes/No のどちらの答えがかえってくるか予想がつきません。こういう純粋な疑問をぶつけるときは「any」の方が「何でもいいんですが、ありますか?」の意味として自然になるわけです。
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