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金ピカ先生、生涯賃金ン十億でも最期は生活保護受け、孤独死のナゾ

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人気予備校講師は億万長者の伝説つくった金ピカ先生

大手予備校の講師は、人気がでたら億万長者という伝説をつくった金ピカ先生こと佐藤忠志氏が、自宅でひとり寂しく亡くなったているのが見つかった。68才だった。

一時は年収2億円ともいわれ、高級外車をミニカーを買うみたいに集めていた男が、最期は酒浸りで痩せこけ、生活保護を受けていたという。

あんなにふくよかだったのに、最期は…

ヤクザ顔負けのいでたちで、かつては代ゼミ、東進のスター

代々木ゼミナールや東進予備校で受験生たちに人気を博した。
アタマは角刈り、上下、ヤクザでも着用しないようないでたちで身を固め、ゴールドのチェーンやブレス、時計を身につけていたから、金ピカ先生と呼ばれた。

当時、一世を風靡した有名な写真

私はああいったノリは全く好きではなかったが、受験生は授業に殺到したから、教え方も上手かったのだろう。
旺文社のラジオ講座まで持っていた。

金ピカ先生の受験生時代。"自分も元は勉強はダメだった。しかし女の子に振られたのを機に猛勉強し慶應に合格した"というエピソードが、受験生に説得力を持った。

英語の以外に人生訓もあったし、英単語や熟語の参考書はベストセラーにもなり、受験生必携だった。

時代の寵児が時代に翻弄され、最期は孤独死という結末

あのカラダだ。恐らく若い頃の暴飲暴食か。糖尿病を患い脳梗塞2回、心筋梗塞も。

テレビのバラエティーに引っ張り出されたり、参院選挙に出馬したりしたから、何か勘違いしてしまったのかもしれない。

趣味の高級外車集めも、離婚と身を滅ぼす原因だったようだ。

何故、一文無しになったかは理解できないし、年金も無かったのだろうか。元超金満に生活保護も釈然としないが、『過去にたくさん税金払ったんだから…』と、金ピカ先生を庇う昔の受験生の声はネットに溢れた。

少子化で予備校がどんどん縮小している昨今、受験産業にとってもいい時代だったんだと思う。
ご冥福をお祈りします。

もりもと  なおき

  • この記事を書いた人

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森本 尚樹 早稲田大学卒。元新聞記者。約20年間、県議会議員を務めました。現在は福祉関連の会社の参与と在京シンクタンクの研究顧問

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