Last update March 18, 2021

キーワードで探す英語の格言――「犬」



 Give a dog a bad name and hang him.
犬を罵りその首を絞める。いったん悪い印象を与えたり、悪い評判がたつとそれを払拭するのはむずかしいという意味。

 A barking dog never bites.
吠える犬は噛みつかない。日ごろからおどし文句を言っている人間は、実際にそれを実行することはない。





 As a dog returns to his vomit, so a fool repeats his folly.
犬が自らの嘔吐物を食べるように、愚か者は同じ過ちを繰り返す。愚かな人間は同じ間違いを繰り返すものだということ。

 Dog does not eat dog.
犬は共食いしない。悪い人間は同じ悪い人間を餌食にすることはない(良い人間を餌食にする)。

 Don't bite the hand that feeds you.
餌をくれる手を噛むな。自分に恩恵を与えてくれている人、世話になっている人をあざけったり、粗末にあつかってはいけない。今受けている恩恵を失うことになるかもしれない。→ 飼い犬に手を噛まれる

 Every dog has its day.
どんな犬にも良い時代がある。どんな人間にも良いときがある、成功が訪れる。

 Better be the head of a dog than the tail of a lion.
ライオンの尻尾よりは犬の頭になれ。大きな(重要な)集団の従属者になるよりは、小さな(重要性の低い)集団のリーダーになったほうがいい。→ 鶏口となるも牛後となるなかれ

 On the Internet, nobody knows you're a dog.
ネットでは相手が犬でもわからない。インターネットは匿名性が強いため犬がネットをしていてもわからないという意味。ピーター・シュタイナー (Peter Steiner) の漫画から。

 (Don't) keep a dog and bark yourself.
犬を飼って自分で吠える。お金を払って誰かを雇ったり、サービスを購入したにもかかわらず、結局は自分がその仕事をやっている(やらなければならない)ような状況をいう。

 Let sleeping dogs lie.
眠っている犬を起こすな。へたに手を出すとよけいな問題を引き起こすと思われるものはそのまま放置しておいたほうがいいということ。→ 触らぬ神に祟りなし

 If you lie down with dogs, you will get up with fleas.
犬と寝ころべば蚤がつく。悪い人間とつき合えば、その悪いところを身につけてしまうということ。→ 朱に交われば赤くなる

 A live dog is better than a dead lion.
死んだライオンより生きた犬。死んで英雄になるよりも、臆病者になっても生きていたほうがいい。

 Love me, love my dog.
人を愛するならその飼い犬まで。人を愛するならその欠点もふくめてすべて受け入れなければならないということ。→ 坊主憎けりゃ袈裟まで憎い

 the tail wagging the dog
尻尾が犬を振る。全体の一部でしかない小さな存在が大きな全体という存在を仕切っているたとえ。

 You cannot teach an old dog new tricks.
老いた犬に新しい芸を教えることはできない。すっかり定着した自分の流儀を持った相手に新しいやり方を教えてもしかたがない(相手を変えることはできない)。