ニンテンドー・オブ・アメリカのダグ・バウザー社長は、米紙ワシントン・ポストのインタビューにて、かねてより噂される新型ニンテンドースイッチについて言及しました。
先日配信された「Nintendo Direct | E3 2021」の後で、Bloombergのレポーターより『ゲーム&ウォッチ ゼルダの伝説』を指して「Switch Proが発表されました」とするジョークが投稿され話題となっていましたが、発表イベントがある度にメディアから噂が報じられる新型ニンテンドースイッチ。ワシントン・ポストがこうした報道を引き合いに出して質問をしたところ、バウザー氏は具体的な回答は避けているものの、「常に最新のテクノロジーを追っており、それがどのようにゲームプレイの向上に繋がるのかを考えている」とし、「そうしたテクノロジーを現状のハードやプラットフォームに適用するのか、次世代のプラットフォームを待つべきか、さらにそうした技術を活用する際にどのようなゲーム体験を設計するのが正しいのか、様々な要素があり、常に検討を続けている」と語っています。また、「(そうした新技術などはゲーム体験向上のためにあり)テクノロジーのためのテクノロジーではない」ということも強調しています。
こうした回答をうけ、ワシントン・ポストは「スイッチは好調で、新しいハードウェアは時が来れば発表されるでしょう」とまとめていますが、先日の決算説明会でも次世代機の開発準備が進められていることは明かされているのは周知の事実。一方で、発売から5年目を迎えたニンテンドースイッチが未だにアメリカでも最も売れるゲームハードであり、高いコンテンツ力がハードの販売を推進することで「ライフサイクルを再定義している」ことも言及されています。任天堂がどのような形で新たなハードを世に出すのかはわかりませんが、いずれにせよ開発準備が進められていることは間違いありません。
そのほかインタビューでは、モバイルゲームの現状や、映画やテーマパークなど各社と取り組みが進むIPの活用、先日『大乱闘スマッシュブラザーズ DX』の大会が差し止めになり話題となったe-Sports関連の動向についても話が及んでいます。
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