爽やかな季節になってまいりましたね。 先日は諏訪湖周辺の聖地巡りに行ってまいりました。

 

 古代信仰である、山や石、木に神として大切にしてきた日本人の精神性を感じる場所がたくさんあります。

 

 早朝に出発。 途中高速の一ノ宮辺りで綺麗な二重の虹が現れました。

素晴らしく鮮やかで見事でした。 

 

 

 

 まずは博物館で諏訪の歴史や文化を学びました。

 

 

 

 

 

  まずは諏訪大社上社本宮へ。

 

 




4本の御柱の 一の柱

 

 

 

 

  守屋山をご神体とするために本殿はなく、山を仰ぐ拝殿しかありません。古代のアニミズム的信仰形態が保たれている社といえます。

境内には、諏訪七石と呼ばれる磐座(イワクラ・聖なる岩)があり、拝殿のすぐ上にある硯石は神が降りる神聖な石とされています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もう一つのご神石 沓石(くついし) です。

 

 

 

 

 

 

 

 

◎御頭ミシャグチ総社

 縄文時代ともいわれる古来より諏訪において祀られていた土着の神・ミシャグチ神を祀る社。

シャグチは「蛇」を意味し、ご神体が蛇であることに由来するとの説があります。

 

 廃仏毀釈前までは、諏訪大社本宮と一体化した「神宮寺」を拠点とした、縄文時代からの精霊と伝わるミシャグチ信仰と真言密教が融合した、神仏習合の神秘的信仰が存在していました。

 

 これらは、ひかりの輪の思想とも一致点があります。

  大日如来 = 太陽・一元思想。

  ミシャグチ神 = クンダリニー・赤い蛇・龍

 

 

 

 

 

 

 非常に優しく柔らかい波動をもったご神木を祭った聖地です。静かに瞑想してみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ご神木のかやの木には実がなってたくさんの種が落ちていました。

 

 

 

 

 

 

◎前宮

 

この上社前宮は、諏訪大神が最初に居を構えた地といわれています。

諏訪信仰発祥の地とされ、古来、祭祀の中心地でした。

 

上社前宮付近で、ちょうど中央構造線とフォッサマグナが交差しており、その交点から水が湧き出ているそうです。

 

「水眼(すいが)の清流」と呼ばれる清流では、古来、精進潔斎を行い身を清める聖水として祭祀に使われてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

                               水眼の清流

 

 

 

 

  清流のせせらぎを聞きながら耳を澄ましてみました。

 

 

 

◎小袋石(おふくろいし)・・・諏訪七石のひとつ

 

 静かで神聖な波動を放つ古代の重要な祭祀の場所で、今なお諏訪七石として大切にお祀りされている神聖なイワクラ・小袋石。

 

 

 

 

 

 

 

 ミシャグチ総社の所で、ミシャグジが「赤い蛇」とのいわれもあるという話をした後で、ここで赤い蛇が現れて皆びっくり。。

 

 

 

 

 

とても静かで落ち着くところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仏法紹隆寺

 

 

諏訪仏教の発祥地と思われる真言宗の寺院です。心地池を配した美しい庭園が有名です。

 

 

 

 

 

 

 

ご本尊として、空海作の大日如来、諏訪大社上社の神宮寺(上神宮寺)にあった普賢菩薩像(諏訪大明神の本地仏〈神の元の姿の仏〉とされる)・大日如来が祀られています。 

 

 

 

 

 

 

 

ご住職さまが丁寧にお堂やお庭の説明をしてくださり、諏訪の廃仏毀釈を経た歴史がよくわかりました。

 

こちらのお寺では破壊された仏像を丁寧に修復してお祀りされていらっしゃり、そのお心に感動いたしました。

 

 

◆続く

 

 

 

 

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