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2020.05.21
空野青空

空野青空インタビュー|オンラインのコミュニケーションで、わたしも元気をチャージしています!!

オンラインのコミュニケーションで、わたしも元気をチャージしています!!

 

 蒼い彗星と呼ばれる"単独戦闘型アイドル"として活動。2020年より、タロットカードをベースにした世界観を描くボーカルユニットARCANA PROJECTのメンバーとしても活躍を始めた空野青空さん。彼女が、池袋にあるライブハウス「Space emo池袋」が新たに始めたライブ配信サービスとタッグを組み、5月17日に同会場より有料無観客生配信ライブという形を取り「空野青空バーチャルライブ #あおにゃんとコケラー落とし」と題した"こけら落としライブ"を行ないました。

この日のライブは、「スクリーンショットでの撮影が可能」という嬉しいシステム。MC時には、用意したパソコンにファンたちからのコメントを流せば、それを読んで観ている人たちとコミュニケーションを取る場面も登場。さらに無観客ライブ後には、オンライン特典会も実施していました。

 そのライブと特典会を終えた後に、あおにゃんこと空野青空さんをつかまえ、当日の感想をお聞きしました。

 

空野青空

 

家でもライブ感を覚えられるセットリストにしたいなと思って、今回はめっちゃ沸き曲ばかりを並べました!!

 

 

 

――まずは、本日の「有料無観客生配信ライブ」を終えての感想から聴かせてください。

空野青空 目の前に一人もお客さんがいなかったように、何時ものライブとは雰囲気の違うところに大きな違いを感じていました。しかも、ライブ自体を行なうのが約一ヶ月半ぶり。だから、リハーサルの時点で「あっ、今日のライブを終えたら筋肉痛になりそう」と思っていました(笑)。

そんな不安も、いざ本番となり、近くに置いたパソコンに流れるみんなからのコメントを見ていた安心感もあったからか、何時ものライブのような気持ちでいれたように、結果的にすごく楽しかったです。

 

――本番中は、正面はもちろん、左右に設置したカメラに向かってアピールもしていましたよね。

空野青空 :はい。みんながライブを観ているのを感じれていたからこそ、わたしも、そうやってレスを送っていました。

 

――戦士(ファン)たちのコメントを観れたのは大きかったことなんだね。

空野青空 :観ている方とやりとりが出来るのこそライブじゃないですか。ライブって、そういうコミュニケーションを取り合う場だからこそ、コメント機能を使ってですけど、書き込みを通してコミュニケーションを取り合えたことはめっちゃ嬉しかったです!!

 

――実際に、たくさんのコメントが流れていましたもんね。

空野青空 :そうなんです!!中には、文字だけじゃなく、「タイガー、ファイヤー」と絵文字を使ってコールを送ってくれる人たちもいたようにめっちゃ面白かったし、すごく斬新な応援の仕方だなぁと感じてました。

 

――あおにゃんは、リアルなライブと無観客配信ライブとの違いをどの辺に強く感じていました?

空野青空 :お客さんを目の前にしたライブだと、何時もならこの部分で「おいっ!!」と合いの手が入るなどあるんですけど。さすがにオンラインだと、言葉で書いてくれる人たちはいても、実際に声は聞こえないから「あっ、何時もの声がない!?」という違いは正直感じました。何時もなら当たり前にあるコール&レスポンスがない、そこが大きな違いだなとわたしは感じていましたね。

 

――そう言いながらも、本番中はかなりテンション高く歌っていましたよね。

空野青空 :それも、みなさんからのコメントがあったおかげです。コメントを観れていなかったら……それでも楽しんでいたかも知れないけど(笑)、コメントが有るのと無いのとではテンションの上がり方はぜんぜん違うなぁというのは改めて感じます。

 

――この日のライブでは、1曲目に「ν-warrior」と戦闘力高めで攻撃的な楽曲を設置。いきなり攻め出したことも、観ている側のテンションをアゲてゆく嬉しいきっかけになりました。

空野青空 :家でライブを観ながら盛り上がるってなかなか難しいと思うんですけど。だからこそ、家でもライブ感を覚えられるセットリストにしたいなと思って、今回は、めっちゃ沸き曲ばかりを並べました!!

 

――だから、筋肉痛になる恐れを感じていたわけだ(笑)。

空野青空 :そうです(笑)。今はまだ気持ちがアガっているから疲れは感じてないけど。でも、明日起きたら絶対に筋肉痛になっている予感はとてもしています(笑)。

 

 

ネットを使ってみんなで盛り上がれる方法があることを体験できたのはとても嬉しい発見になりました。

 

 

 

――「無観客生配信ライブ」というスタイルでライブを経験したことで、あおにゃんの中にも新しい表現スタイルが加わったんじゃない?!

空野青空 :それは感じています。今はまだ、コロナウィルスが何時終息するのかわからない状態ですし、たとえ終息しても、何時また第二波が生まれるかなんてわからないじゃないですか。正直、この先どういう状況になるのかは誰もわからないこと…だからこそ、こうやってネットを使ってみんなで盛り上がれる方法があることを体験できたのは、わたし自身とても嬉しい発見になりました。

こういう新しいライブ・コミュニケーションのスタイルがこれからアイドルの世界にも.広がっていけたら良いし、その可能性をとても感じました。

 

――オンラインを通したライブだと、なかなかライブに足を運べない地方の人たちも接しやすくなるからね。

空野青空 :そこなんです!!リアルなライブの場合どうしても都内が中心になるから、地方に住んでいる方々から「行けないよぉ」という寂しい声をいただくことが多かったんですけど。オンラインライブだったら距離という壁が無くなるから、そこはすごく良いですよね。

 

――しかも、ライブ後の配信特典会だって距離に関係なく参加できますからね。

空野青空 :そうなんです。実際にライブ後に行なったオンライン特典会も、いろんな人たちといろいろお話が出来たから、めっちゃ楽しかった!!

 

 

このスタイルをいろんなアイドルさんたちがやり出したら、すごくいいですよね。

 

 

 

――今は、お客さんを目の前にしたライブが難しい環境。あおにゃんも、現在は配信が活動の中心になっているそうですね。

空野青空 :そうなってしまいます。正直、ライブ活動が難しくなり、配信ばかりになり出した頃は、「毎回配信ばかりだと、みんなに飽きられちゃうかな??」と不安な気持ちがありました。だから、とある配信放送回の中でそういうお話をしたら、みんなから「絶対に飽きることはないよ」と言ってもらえたんですね。その言葉がすごく自信に繋がったというか、「配信を通して元気をもらえたり、毎日を頑張ろうと思ってくれる人たちがいるんだなぁ」とわかったことで、わたし自身もすごく安心できるようになりました。

 

――たとえライブがなくとも、あおにゃんとコミュニケーションを取り、繋がっている喜びを覚えられることで、元気をチャージしていけるのは間違いないからね。

空野青空 :だとしたら嬉しいです。それまではライブ活動が中心にあったうえでの配信活動だったわけじゃないですか。でも、今はライブ活動が出来ないぶん、配信ばかりのコミュニケーションになっているから、みんなも片方だけの楽しみしかないからどうなのかなと思っていたけど。「ぜんぜんそんなことないよ」と言ってくれる人たちがたくさんいて、わたしは本当に嬉しかったです!!

 

――配信活動の中へ、今回、新たにオンラインライブという手段も加わりましたからね。

空野青空 :そこなんですよね!!ライブという体感的な楽しさをお届け出来たのは、すごく嬉しいことでした。しかも今回は、ライブハウスからの配信でしたからね。わたし自身、またこういう形でライブをお届したいし、このスタイルをいろんなアイドルさんたちがやり出したら、すごくいいですよね。

 

 

元気をもらいたいときには、配信でのコミュニケーションをしに遊びに来てください。

 

 

 

――今回は、Space emo池袋さんでの「有料無観客生配信ライブ」こけら落とし公演でもありました。

空野青空 :そのお話をいただいたとき、すごく嬉しかったんですけど。同時に、「わたしでいいのかな?!」と思ったのも正直な気持ちです(笑)。Space emo池袋さんは何時もライブでお世話になっている会場。今回もそうだけど、何時もお世話になりっぱなしだから、「何時かしっかり還元しなきゃ」という気持ちも持っています。

今回の公演に関しても、戦士(ファン)たちがライブを盛り上げてくれたのも嬉しかったんですけど。この公演を現場で配信してくださるスタッフの方々も、気持ちを一丸に最高の環境を作りあげようと頑張っている姿を、リハーサルの時点でも、本番中も観ていたから、その気持ちがめっちゃ嬉しかったこともみなさんに伝えておきます。また、次回もお願いします!!

 

――今は、まだまだファンを交えたライブ活動は難しい時期。現状は、オンラインを使った形でのコミュニケーションが軸になるんでしょうね。

空野青空 :現時点では、まだそうなっていますし、目処が経つまではそうなると思います。みなさんも自粛自粛でずっと家に閉じこもる日々が多いかと思いますし、それで気分が下がってしまうことも出てくると思います。わたしだってそうですし…。そんなときだからこそ、「アイドルの配信を通して元気になって欲しい」という気持ちで、わたしはもちろん、他のアイドルさんたちも配信をしているんだと思います。

「このウィルスが終息したときに、また戦場(会場)でみんなに会う!!」という想いを胸に、わたしも今は活動をしています。気が向いたときで構いません、元気をもらいたいときには、配信でのコミュニケーションをしに遊びに来てください。

 

――あおにゃんは、みんなに元気を与える立場。そんなあおにゃん自身は、どこから元気をチャージしているのかも気になります。

空野青空 : わたし、配信を通してみんなとしゃべれることで何時も元気をもらっています。わたし自身も毎日家で自粛生活をしていれば、実家の富山県にも頻繫に帰省できないから独りぼっちの時間も多くなるし、寂しいんですね。そういうときに、配信を通してみんなとおしゃべりしてるとすごく楽しくなれるんです。

わたし自身、配信を通してコミュニケーションをみんなと取ることで気分転換にもなっているように、発信する側と参加する側の違いがあるだけで、そこはみんなと同じです。だからこそ、これからもネットを通してみんなといい関係を築きあげていきたいし、そうしていきましょう!!

 

TEXT:長澤智典

 

 

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