東方裏@ふたば
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画像ファイル名:1624094927441.jpg-(28332 B)
28332 B無題Nameとしあき21/06/19(土)18:28:47No.14372085そうだねx5 17:17頃消えます
漢詩の時間だ~
今週もよろしく~
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
削除された記事が2件あります.見る
1無題Nameとしあき 21/06/19(土)18:37:54No.14372111+
    1624095474460.jpg-(27215 B)
27215 B
先日は端午の節句に因んだ詩会にご参加いただきありがと~!おかげさまで楽しかったぞ~
https://archive.is/Jr0Fz
さてこっちのスレでは凌雲集を読んでいるところだ~
今日は菅原清公(すがわらのきよきみ/きよとも)の詩を読んでみよ~
この人は凌雲集の編者のひとりであるんだが歴史上大変な意義を持つ人だ~
漢学に特に優れ嵯峨天皇の治世において頭角を現し朝廷での儀式や官名や衣服・そして名前を漢風にする事業にかかわったんだな~
これにより○麻呂みたいな名前は使われなくなり男子は漢字二文字もしくは一文字…女子は〇子という名前の付け方がほとんどになったぞ~
考えてみればこれはすさまじい変化だ~
勅命とはいえ名前の付け方を変えるなんてのは内心ではかなり抵抗がありそうなもんだがな~
2無題Nameとしあき 21/06/19(土)18:43:44No.14372136+
んだなぁ…
でもまぁ魔理沙もそうだけど現代の欧米名の当て字めいた命名とかさらにぶっ飛んだいわゆるキラキラネームを見るとそれほどでもないような気もしてくる
まぁ家格や伝統の重さが比較にならない当時の上流階級に当てはめる感覚でもないとも思うが
3無題Nameとしあき 21/06/19(土)18:45:39No.14372142+
    1624095939040.jpg-(28332 B)
28332 B
奈良朝と平安朝の違いってのは都の場所で語られることが多いけど文化的にはここで大きく変わったと言っていいと思うな~
特に衣服や暮らしなんかの我々が想像する平安朝の風景はむしろ嵯峨帝のころに成立したといっていいと思うぞ~このあたり日本史の教科書でもひとことふたこと触れられてもいいと思うんだがな~…
ちなみにこの後淳和天皇のころは一時左遷されるもののまた中央に戻り文章博士まで上り詰めたな~
そして彼以降学問の世界は師弟関係を個人的に結んで学ぶことが基本となる…これは後に菅原家が文章博士の地位を独占することとなり反感を買ったりもしたぞ~
道真が後に大宰府に流されることになる一因としてこれもあった…といわれているがまあそれは別の話だ~
凌雲集には四首が収められているほか家集として「菅家集」があるぞ~
4無題Nameとしあき 21/06/19(土)18:48:57No.14372154そうだねx1
>でもまぁ魔理沙もそうだけど現代の欧米名の当て字めいた命名とかさらにぶっ飛んだいわゆるキラキラネームを見るとそれほどでもないような気もしてくる
それも命名の自由があるからこそだと思う
これから名前をこうつけなさいと言われちゃやっぱり窮屈だろう
先進国のアメリカに倣って日本人の名前を全部アルファベットでJackやMichaelにしなさいみたいに言われたりしたらやっぱりちょっとね…
5無題Nameとしあき 21/06/19(土)19:11:58No.14372259+
まあ事績は事績としてとりあえず詩を読んでみよ~
  冬日汴州上源駅逢雷 とうじつべんしゅうじょうげんえきにてかみなりにおう
 雲霞未辞旧 うんか いまだふるきをじせず
 梅柳忽逢春 ばいりゅう こつとしてはるにおう
 不分瓊瑤屑 ふぶんなり けいようのくず
 来霑旅客巾 きたりてりょかくのきんをうるおさんとは
6無題Nameとしあき 21/06/19(土)19:14:27No.14372264+
    1624097667424.jpg-(28430 B)
28430 B
おっとがぞうを忘れてた~
これは作者が遣唐使として入唐していたころ汴州(かなんしゅう)にいたころの作品だ~
さてさて今日もとりあえず訳はなしで読んでみてくれ~
分からない語は分からないままにして読んだり文脈から想像してみたりしてみてくれよな~
7無題Nameとしあき 21/06/19(土)19:15:37No.14372273+
かんしのよしかちゃんだ!!握手してください!!
8無題Nameとしあき 21/06/19(土)19:15:59No.14372275+
>先進国のアメリカに倣って日本人の名前を全部アルファベットでJackやMichaelにしなさいみたいに言われたりしたらやっぱりちょっとね…
森鴎外のお子さん方がの名前が横文字互換だったり
9無題Nameとしあき 21/06/19(土)19:23:20No.14372309+
タイトルから読み解くのはどうかと思ったけど
逢雷≒逢春なんだね
10無題Nameとしあき 21/06/19(土)19:24:41No.14372314+
長雨を厭う歌かと思ったけど唐で読んだということは違うかな…?
二句目からすると梅は実でなく花で春の句か
11無題Nameとしあき 21/06/19(土)19:43:08No.14372391+
    1624099388509.jpg-(28332 B)
28332 B
お察しの通りこれは早春の詩だな~
それでは詳しく内容に入っていくぞ~
 雲霞未辞旧 うんか いまだふるきをじせず
まずはこの句だな~雲や霞(もや)はまだ古いままでいるということなんだが…
遠景から始まっているというのはよくよく考えるべきだと思うぞ~
どうして作者は雲霞で歌い出したのか…こと五絶においてはここが大きな意味を持つことは前にも話したよな~?
もちろんその後との関わり方から分かってくることもあるけどとりあえず歌い出しの時点でどう思うかちょっと聞かせてくれよ~
12無題Nameとしあき 21/06/19(土)19:50:19No.14372429+
陰鬱に感じる
なにか嫌なことでもあったのかな
13無題Nameとしあき 21/06/19(土)19:56:21No.14372448+
最初に大きなものが描写されると後のものは相対的に小さく見える
14無題Nameとしあき 21/06/19(土)19:58:15No.14372455+
見たいものが隠されていると見るべきか
見たくないものを隠すために雲霞を置いたと見るか…
15無題Nameとしあき 21/06/19(土)19:59:12No.14372458+
>陰鬱に感じる
>なにか嫌なことでもあったのかな
汴州って今でいう開封あたりの事みたいだしもう冬の寒さってだけでも陰鬱な気分になるようなところな気もする
16無題Nameとしあき 21/06/19(土)20:03:32No.14372466+
    1624100612606.jpg-(28332 B)
28332 B
遠景を遠くに見えるから小さいものととらえるかそれとも景色自体として大きいものととらえるか…この辺りも読み方一つだな~
この時点ではどの見方も排するべきではない…
そういったことに想像をめぐらしつつ進んでいくのがいいと思うぞ~
だから見方は多ければ多いほどいいわけだ~
自分で読むときは例えば3つは可能性を考えてみるとかそういう感じでやるといいな~
こうしてみんなで読むと割合サッと出てくるけど一人だとなかなかこうはいかないもんだ~
17無題Nameとしあき 21/06/19(土)20:04:21No.14372469+
今にも降り出しそうという状況なのかそれとも既に降り出しているのか
18無題Nameとしあき 21/06/19(土)20:09:13No.14372486+
    1624100953698.jpg-(27215 B)
27215 B
>陰鬱に感じる
>なにか嫌なことでもあったのかな
大事な視点だな~感情描写があるわけではないが行為自体に作者の心が現れることもある…
遠くに目線が言っていること…とか古いまんま…みたいな見え方自体にそういうものを感じさせるものがあるかもしれないな~
個人的にそれをもたらしているのは未の一文字だ~
これが例えば「雲霞猶依旧:うんかなおふるきによりて」なんて表現ならば同じ意味でもそういうネガティブな感じはないだろ~?
否定を使うこと…それも不ではなく未…まだ…というニュアンスが効いていると思わないか~?
このあたり自分も作り手になったつもりで見るとなかなか考えさせられると思うぞ~
19無題Nameとしあき 21/06/19(土)20:15:07No.14372502+
未と不はお互いがお互いじゃないことを疑おう
20無題Nameとしあき 21/06/19(土)20:15:37No.14372504+
    1624101337801.jpg-(28430 B)
28430 B
>今にも降り出しそうという状況なのかそれとも既に降り出しているのか
この辺りもしっかり想像したいところだ~
まあそれは次の句を読んでからにしよ~
 梅柳忽逢春 ばいりゅう こつとしてはるにおう
素直に読めばそんなに文自体は難しいことはないな~
梅や柳の「花芽」と読むべきであろうことは少し気にかけておいたがいいかもしれないけどな~
さてポイントは「忽:たちまち・突然に・にわかに」ということなんだけども一体何によってかくも突然に「春に逢う」ことになったのかな~?そもそも梅柳が春に逢うって何を以て作者はそう見たのかな~?
このあたり少し考えてみてくれ~
21無題Nameとしあき 21/06/19(土)20:21:24No.14372513+
>未と不はお互いがお互いじゃないことを疑おう
ごめん不勉強でちょっとピンとこないんだけど大事なことな気がするからもう少し詳しく説明してもらっていい?
いや意地悪な教授的な意味じゃなくてほんとに気になるんだ
22無題Nameとしあき 21/06/19(土)20:31:18No.14372546+
>ごめん不勉強でちょっとピンとこないんだけど大事なことな気がするからもう少し詳しく説明してもらっていい?
うーn…説明するってなると
未はこれから逆転する予定や意思がある
不は現在の状態?
あんまり考えないで言ったかも…
23無題Nameとしあき 21/06/19(土)20:35:29No.14372565+
>そもそも梅柳が春に逢うって何を以て作者はそう見たのかな~?
>このあたり少し考えてみてくれ~
タイトルに雷ってあるけど
内容だけ見ても雲霞→春→雷って導けるのか
24無題Nameとしあき 21/06/19(土)20:39:25No.14372577+
    1624102765371.jpg-(27215 B)
27215 B
>うーn…説明するってなると
>未はこれから逆転する予定や意思がある
>不は現在の状態?
>あんまり考えないで言ったかも…
おっとこの辺りは少しニュアンスが和語と違うから注意だ~
未はいまだ~ずと訓読するんではあるがどちらかというと今後も覆ることを想定しない感じで使われることが多いんだな~
和語でいえば「そんなことはいまだかつて聞いたことはない(これからもないだろう)」とか「彼はいまだに別れた彼女のことを引きずっている(当面引きずっているだろう)」みたいな含みがあるんだな~
すなわちここでは「遠くに見える雲霞はまだ古い姿をやめていないのに(まだまだそのままであろう感じなのに)」という感じになるわけだ~
二句目とのかかわりを考えると割と理解しやすいと思うぞ~
不が基本的に現在の状態を表すってのはご指摘の通りだ~
25無題Nameとしあき 21/06/19(土)20:41:13No.14372592+
>未はいまだ~ずと訓読するんではあるがどちらかというと今後も覆ることを想定しない感じで使われることが多いんだな~
そうなのか…
勉強になった
26無題Nameとしあき 21/06/19(土)20:44:32No.14372604+
    1624103072269.jpg-(28430 B)
28430 B
>タイトルに雷ってあるけど
>内容だけ見ても雲霞→春→雷って導けるのか
そういうことだな~
丁寧に読めば決して難しい想像ではないだろ~?
ここで秀逸なのはやはり忽を使ったことだと思うな~
逢春だけじゃちょっとこのビジョンを固めるのは難しいだろ~?
逢春というかなり抽象的な表現を忽という語によって…さらに言えば雲霞という伏線によって雷という言葉をはっきりと読者に意識させることが出来るんだな~
この辺りの言葉選びと組み合わせのセンスは現代語を綴る時も見習いたいもんだ~
27無題Nameとしあき 21/06/19(土)20:47:23No.14372614+
>そうなのか…
>勉強になった
漢文における未「いまだ~ず」と「いまだに」がごっちゃになってるのは分かりにくいよね
そもそも「いまだに」は古語からいえば「今だに」の方がいいと思うんだが「未だに」なんて感じを当てて使ったやつは罪深いと思う
全くどこのどいつだ!と思って調べたら夏目漱石だったよ…
28無題Nameとしあき 21/06/19(土)20:54:38No.14372644+
    1624103678621.jpg-(28430 B)
28430 B
それじゃ次に進むぞ~
 不分瓊瑤屑 ふぶんなり けいようのくず
不分というのは素直に読めば分け隔てしないということだが不服の意であるという説もあるな~
まあとりあえず前者で解釈しておくか~
瓊瑤というのはいわゆるたま・玉の美しいものを指すと思ってもらえばいいな~
瓊瑤の屑とは一体何か?
いったい何と何を分け隔てしないのか?
このあたりを考えてみてくれ~
29無題Nameとしあき 21/06/19(土)20:58:53No.14372664+
正直わからん
30無題Nameとしあき 21/06/19(土)21:07:05No.14372687+
梅柳のつぼみとか?
31無題Nameとしあき 21/06/19(土)21:09:32No.14372696+
瓊瑤は雨粒のたとえで梅柳と旅客に分け隔てなく降りそそいでいるってことなのかなと思った
32無題Nameとしあき 21/06/19(土)21:15:38No.14372714+
    1624104938820.jpg-(28332 B)
28332 B
>正直わからん
素晴らしい!非常に大事なことだ~
先の二句に比べてこの句は非常に内容が読み取りにくい…そもそも出てくるものが唐突だし材料が少なすぎる…
ここが転におけるポイントなんだな~注意深く読んできた読者はここでいきなり脳天に一撃くらわされるわけだ~
自分が詩を作る時こういう場所によっての句づくりがあることを覚えておくとまた違った楽しみが出てくるぞ~
>梅柳のつぼみとか?
この時点だとそれも可能性はあるな~ただそれだと不分がよくわからない…となるけどな~
33無題Nameとしあき 21/06/19(土)21:17:45No.14372719そうだねx1
    1624105065045.jpg-(28423 B)
28423 B
>瓊瑤は雨粒のたとえで梅柳と旅客に分け隔てなく降りそそいでいるってことなのかなと思った
あちゃ~こりゃもう100点満点の答えをもらったな~何も言うことはないぞ~
ただしこの答えに行きつくには旅客というキーワードが必要でそれは次の句までわからない…という点は押さえておいてくれ~
34無題Nameとしあき 21/06/19(土)21:20:22No.14372727そうだねx1
瓊瑤が来てうるおすってのが次の句まで伏せられてるのが楽しい
35無題Nameとしあき 21/06/19(土)21:22:14No.14372736+
    1624105334071.jpg-(27215 B)
27215 B
それじゃ最後の句に行くぞ~
 来霑旅客巾 きたりてりょかくのきんをうるおさんとは
来の主語はもちろん前句の瓊瑤屑…これが巾…ここでは頭巾と取るのが自然かな~これを濡らすというんだが…
まあ言ってくれた通りこれは雨ということがここで明らかになるわけだな~
そして梅柳と旅客この二者に分け隔てなく降り注ぐというわけだ~
36無題Nameとしあき 21/06/19(土)21:24:42No.14372748+
    1624105482350.jpg-(28430 B)
28430 B
さて…全句読んだところでこの詩全体に問題提起をしていこうと思うんだが今回は友にも問いを考えてみてほしいぞ~
わたしも現時点でいくつか考えるべきポイントを用意しているんだがとりあえずはそっちから出してみてくれ~
37無題Nameとしあき 21/06/19(土)21:27:48No.14372769+
    1624105668836.jpg-(28332 B)
28332 B
>瓊瑤が来てうるおすってのが次の句まで伏せられてるのが楽しい
そうだよな~文芸というものはつい「何が書かれているか」を考えてしまいやすいけど詩…それも五絶においては「何が書かれていないのか」について考えるのも大事だしそこが面白みでもあるよな~
38無題Nameとしあき 21/06/19(土)21:46:23No.14372843+
> 雲霞未辞旧 うんか いまだふるきをじせず
>まずはこの句だな~雲や霞(もや)はまだ古いままでいるということなんだが…
疑問点というなら一句目が気になる
雲や霞の様子を古いと表現するのってなかなか独特だと思うんだけど古いというからには対応する新しい何かが存在しているということにはならないだろうか
40無題Nameとしあき 21/06/19(土)21:53:13No.14372872そうだねx1
    1624107193968.jpg-(28332 B)
28332 B
>疑問点というなら一句目が気になる
>雲や霞の様子を古いと表現するのってなかなか独特だと思うんだけど古いというからには対応する新しい何かが存在しているということにはならないだろうか
うんうんいい視点だぞ~
古いというニュアンスだけでなく昔から変わらないことを「依旧:ふるきによりて」という言い方をしたりするからまあ漢文の表現としては割合ポピュラーではあるかな~
古いものと新しいものという見方は一考の価値ありだ~
素直に読めば冬と春ということになるんだがもっと違った含意も読み取れるかもしれないな~
41無題Nameとしあき 21/06/19(土)21:55:00No.14372874+
旅客は急に出てきたけど筆者のことなのかな
42無題Nameとしあき 21/06/19(土)22:18:48No.14372954+
    1624108728222.jpg-(28430 B)
28430 B
>旅客は急に出てきたけど筆者のことなのかな
なるほどこれも気になるポイントだな~
筆者の可能性もあるしあるいは筆者は駅の建物にいて道行く旅人を見ている可能性もある…
どちらかによってこの詩の印象はがらりと変わってくるな~
43無題Nameとしあき 21/06/19(土)22:22:05No.14372964+
不分を強調するってことは分け隔ててる何かがあるのか
44無題Nameとしあき 21/06/19(土)22:28:07No.14372977+
    1624109287274.jpg-(28332 B)
28332 B
>不分を強調するってことは分け隔ててる何かがあるのか
大事なポイントだ~私が用意してた問いのひとつでもあるぞ~
具体的に言えば雨は分け隔てがない…それでは梅柳と旅客にはなにか分かたれているものがあるのか?という問いになるな~この詩を読むうえで実に重要な点だと思うぞ~
45無題Nameとしあき 21/06/19(土)22:35:40No.14373005+
人と草木という時点で無数の相違点はあるけどこの詩から考えると何だろうな…
雲霞に未だ残る冬を感じていた詠み手とそんな環境でも春を自ずから発していた梅柳という
季節感(の受け取り方?)の差異ってところかな
46無題Nameとしあき 21/06/19(土)22:45:43No.14373047+
    1624110343187.jpg-(28332 B)
28332 B
>人と草木という時点で無数の相違点はあるけどこの詩から考えると何だろうな…
>雲霞に未だ残る冬を感じていた詠み手とそんな環境でも春を自ずから発していた梅柳という
>季節感(の受け取り方?)の差異ってところかな
色々考えてみてくれよ~
さて今日は疑問を出すところまでで終わっておこうかな~
今まで出てきたのと私が出す問いを宿題にしてまた明日の晩にでも語ってみようと思うぞ~
47無題Nameとしあき 21/06/19(土)22:54:46No.14373073+
    1624110886190.jpg-(27215 B)
27215 B
私から問わせてもらうのま次の3つだ~
1.雷はいつ鳴ったのか?
この詩の中で雷が鳴ったタイミングはどこだろう?叙述の順番とも合わせて考えてみてくれ~
2.結局のところ作者は今どういう心持ちなのか?
本文の中には直接的に作者の感情の発露がない…あくまで本文に即した形でその姿を想像してみてくれ~
3.この詩の妙処はどこか?
この詩のいい所ってどこだろ~?そしてどれくらいいい詩なんだろ~?逆にイマイチって所はないかな~?言葉選び…構成…リズム…いろんな面で考えてみてくれ~
48無題Nameとしあき 21/06/19(土)22:59:22No.14373091+
    1624111162879.jpg-(28430 B)
28430 B
すなわち出してもらったのを含め以上6点について考えておいてくれ~
 1.旧い姿を留めている雲霞に対して新しいものとは何か?
 2.旅客とは作者自身のことか?あるいは別人か?
 3.不分というが梅柳と旅客の間には何か分かたれているものがあるのか?
 4.雷はいつ鳴ったのか?
 5.結局のところ作者は今どういう心持ちなのか?
 6.この詩の妙処はどこか?
もちろんスレ落ちまでに出してくれればそれも可能な範囲で検討するぞ~
49無題Nameとしあき 21/06/19(土)23:03:35No.14373114+
    1624111415636.jpg-(28423 B)
28423 B
それじゃ今日は一旦ここまでにしよ~
最近あんまりともに考えてもらう形式にしてなかったから思い切って委ねる部分を増やしてみたぞ~
時間はかかるけど勉強になるし友もサッと返してくれるようになったから何とかなりそうだな~
詩とは本来一首あれば夜通し語れるくらいの材料はあるもんだ~
こうして語れて私は本当にうれしいぞ~
ありがとうな~
それじゃ今日はおやすみなさいだ~
また明日な~!
50無題Nameとしあき 21/06/19(土)23:05:34No.14373127そうだねx3
    1624111534872.png-(56293 B)
56293 B
え…明日お友達と約束したから忘れてもいいように私が覚えておいてくれ…?はいはい分かりまし分かりまし…
そんなことしなくても覚えていられるようにちょっと調整しておきますわ…
51無題Nameとしあき 21/06/19(土)23:05:46No.14373128そうだねx9
    1624111546056.png-(20228 B)
20228 B
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
52無題Nameとしあき 21/06/20(日)06:51:10No.14373698そうだねx1
おはようございます
端午の節句スレで間に合わなかった…
ここに置かせてください

微睡夢中懐野茨 びすいむちゅうに のいばらをおもう
芳香時立撫花枝 ほうこうときにたちて はなえをなづる 
蓮園在久旧苔隠 れんえんありてひさしく きゅうたいにおおわれる
復暫甘眠慰此誰 またしばらくかんみんし このだれかをなぐさめん

二十二時になったら起こしてね
53無題Nameとしあき 21/06/20(日)07:14:28No.14373713そうだねx1
思うんですが
分け隔ててるものは雲霞で
 雲霞は天(春・日)と地(冬・私)を分け隔ててるのに
 瓊瑤は梅柳と旅客に分け隔てなく降り注ぐ(春を知らせる)
雷に伴って雪が雨に変わったことに大きな喜びを覚えたのかと
54無題Nameとしあき 21/06/20(日)10:54:57No.14374006そうだねx1
長文かつ2と3の順番が逆になってごめんね
1.新春を感じさせる雷雨
3.大陸育ちの梅柳と旅客(遣唐使)の身の上とが分かたれている
2.上記のように考えるなら旅客は作者ということになる
4.忽という突然の出来事への描写から雷は二句目で鳴っているものと考える
5.郷愁を覚えながらも分け隔てのない自然の在り様にその寂しさを慰撫されている
6.一句目でどことなく鬱屈とした雰囲気を漂わせて
 二句目でそんな気配がピカッと切り替わり
 三四句目でこの詩のパーソナルな部分の説明が為されているという構成
 題にもある雷が極めて効果的に用いられている
 作者の抱える人間スケールの憂いが自然のダイナミズムに内包されていく様が心地良い
55無題Nameとしあき 21/06/20(日)13:01:10No.14374412+
    1624161670073.jpg-(28332 B)
28332 B
>微睡夢中懐野茨 びすいむちゅうに のいばらをおもう
>芳香時立撫花枝 ほうこうときにたちて はなえをなづる 
>蓮園在久旧苔隠 れんえんありてひさしく きゅうたいにおおわれる
>復暫甘眠慰此誰 またしばらくかんみんし このだれかをなぐさめん
よきかな~
わざわざ完成させてくれてありがとうな~
次は旧7月7日(8/14)の七夕の節句にやろうと思ってるからまた参加してほしいぞ~
57無題Nameとしあき 21/06/20(日)13:02:26No.14374419+
    1624161746285.jpg-(28430 B)
28430 B
>No.14373713
>No.14374006
なかなか興味深いぞ~
検討については今晩またスレを立ててやらせてもらうな~!

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