和の雰囲気漂う抹茶のシフォンケーキ。
抹茶の香りと綺麗な緑色が目を引く、人気のフレーバーですよね(*^^*)
でも抹茶を使ったシフォンケーキって凄く難しい。。。だって膨らまないし味もぼやけるし。。
でも抹茶シフォンケーキを作りたい!!!
そんな方の為に・・・
ちゃんと膨らむ抹茶シフォンケーキ、作ってみませんか(*^^*)
18cm抹茶シフォンケーキレシピ
*卵 Lサイズ4つ(卵白160g~165g/卵黄80g)
*グラニュー糖 75g(乾燥卵白2g足して混ぜておく)
*薄力粉(ドルチェ) 50g
*抹茶 10g(8gからの挑戦推奨→その場合薄力粉は52gで砂糖も5g程度減らして下さい)
*牛乳 70g
*米油 40g
*バニラオイル2~3滴
*お好みで甘納豆60g〜好きなだけ(ホワイトチョコチップでも)
⚠レシピや画像の転用・掲載などの二次利用はお控え下さい
抹茶が入ると、どうしてもシフォンケーキ生地の膨らみが弱くなります。
その為、卵白量を増やし(卵4個は同じですが、大きめ卵を選んで作ります。)、抹茶の吸水を考慮し水分も10g増やしています。
大きめ卵がない方は、卵白1つ分増やしてもOKですが、17cm型で焼く場合はこの配合で十分大きく膨らむと思います。
今回は、抹茶の風味と膨らみのバランスを考えた配合となっています。
抹茶の風味を控え目にしたい方・生地をもっと膨らませたい方は、抹茶の分量を5g~8gに減らしてその分薄力粉の分量を増やして作って下さい。
乾燥卵白がなくても作れます(*^^*)
環境や卵の状況によって、お好みで配合して下さい。
抹茶シフォンケーキの下準備
◎牛乳と米油は合わせて計り湯煎にかけて温めておく
◎薄力粉と抹茶を袋に入れて計量し、しゃかしゃかしておく
◎グラニュー糖と乾燥卵白をしっかり混ぜておく
◎オーブン180度に予熱セット
(甘納豆を使う場合は甘納豆周りの砂糖を軽く水で流し、キッチンペーパーで水気を拭き取っておきます。)↓甘納豆周辺の穴あき防止になります。
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⇩<作り方手順>⇩
メレンゲ作り→卵黄生地作り→最終生地作り(混ぜ合わせ)→型入れ→焼成→冷却→型出し
抹茶シフォンケーキのメレンゲ作り
メレンゲから作っていきます。
プレーンシフォンケーキのレシピでも説明したように、砂糖を3~4回に分けて入れながらメレンゲをミキサー中速で立てて行きます。
抹茶の苦味があるので、砂糖はプレーンシフォンケーキよりも多めの配合となっています。
出来たメレンゲは冷蔵庫に入れて待機させます。
(詳しいメレンゲ作りの方法はプレーンシフォンケーキメレンゲ参照)
抹茶シフォンケーキの卵黄生地作り
メレンゲが出来たら、卵黄生地を作ります。
メレンゲ作りで使ったミキサーをそのまま使って卵黄を混ぜていきます。
プレーンと違い、このシフォンケーキは抹茶の香りがあるので卵黄に砂糖は入れていません。
(卵の質にもよると思うので一概には言えませんが、砂糖を入れて混ぜると卵の独特なにおいが抑えられる気がしています。卵のにおいが気にならないフレーバーの時は卵黄に砂糖は入れていません。)
卵黄が白っぽくとろっとするまで乳化出来たら、温めておいた牛乳+米油を少しずつ入れて行き更に混ぜ、バニラオイルを2~3滴入れた後、合わせておいた粉類(薄力粉と抹茶)をふるいながら入れていきます。
全て入ったら、ミキサーオフの状態でボール中央から手動でぐるぐる混ぜて馴染ませていきます。
全体的に粉が馴染んだら、ミキサーのスイッチを入れ、低速で30秒程混ぜていきます⇩
⇩混ぜ終わった所⇩
混ぜ終わったら、ゴムベラでボール周りに飛び散った粉や生地を綺麗にし、ボールの底に混ぜ残しやムラがないか確認しながら生地を均一にしておきましょう。
(詳しい卵黄生地作りの方法はプレーンシフォンケーキ卵黄生地参照)
今回甘納豆はここで入れました⇩
入れたら、ゴムベラで優しく馴染ませて置きます。
(水ですすいだ甘納豆は湿り気があるので、卵黄生地にそのまま入れても大丈夫です)
ただ、最終生地が緩みすぎたり、メレンゲの状態が良くないと下に沈んでしまうので、心配な方は最終生地作りのタイミングで入れて下さい。
抹茶シフォンケーキの最終生地へ
メレンゲと卵黄生地を合わせて行きます。
冷蔵庫から出したメレンゲを泡締めし、卵黄生地に3回に分けて入れていきます。
1回目のメレンゲは潰れても大丈夫⇩
2回目のメレンゲ投入⇩
ボールの上の方を横の動きで混ぜます⇩
残ったメレンゲも全て入れていきます。
ここでも横の動き→縦の動きで混ぜていきます。
写真は縦の動きで混ぜ終わったところ⇩
ここからヘラに持ち替えて混ぜていきます。
メレンゲと卵黄生地が馴染んでいないボール側面部分を馴染ませたあと、左手でボールを回しながらボール中央にゴムベラを入れ、手首を返しながら下に溜まった卵黄生地とメレンゲを混ぜ合わせて行きます(詳しい混ぜ方はプレーンシフォンケーキの最終生地作り参照)
⇩出来上がった最終生地⇩
今回、甘納豆が入っていたのに混ぜすぎたかもしれません・・・(甘納豆沈む恐れ)
固形物なしの抹茶シフォンケーキなら、このくらいの最終生地でも大丈夫です。
抹茶シフォンケーキの型流し
シフォンケーキの型に入れていきます。
固形物があっても、生地がしっかりしていたらお箸でぐるぐるして空気抜きしても固形物は沈みませんが、今回は怪しかったので2周程ぐるぐるしてやめました。
(固形物が大きめだったり、緩みやすい生地の場合はぐるぐるしない方が良いです。)
生地を側面に貼り付けてます⇩
生地を貼り付けるのと貼り付けないのでは、何が変わるのか・・・
それは焼き上がった時にハッキリ出てきます⇩
生地を貼り付けずに焼くと、この様な線が出来ます。
別にあっても良いのですが、全面均一な焼き色を目指す場合は貼り付けた方が綺麗です(*^^*)
抹茶シフォンケーキの焼成
型に流したら180度に予熱完了したオーブン(実際温度170度でOK)でトータル28分程度焼きます。
型入れ後、170度に温度を下げ5分焼き、その後160度に下げて23分焼いていきます。
⇩焼き始め20分マックスに膨らんだ所⇩
⇩段々落ち着いてきて・・・
ここまで萎みますが正常です。抹茶は他のフレーバーシフォンケーキより高さが出にくいですが、萎みも少ない気がします⇩
シフォンケーキの焼き上がりは、生地の膨らみ方を見て判断して下さい。
マックス膨らんでから生地が落ち込み、3~5分経過した頃が焼き上がり目安です。
今回は生地の落ち込みがいつもより早めだった為、2分早めに取り出しました。
抹茶シフォンケーキの冷却
焼き上がったらシフォンケーキを冷却します。1度落としてショックを与え蒸気抜きをしてから、ひっくり返して冷まします。
最低でも2時間~4時間冷ましましょう。
中筒の中を触ってしっかり冷たくなっているかが冷めた目安になります。
冷めたら、ビニール袋に入れるかラップをし乾燥防止をして、型出しまで置いて置きましょう。
抹茶シフォンケーキの型出し
十分にシフォンケーキが冷えたらシフォンケーキを型出しします。
ここではナイフで外していきますが、ご自身のやりやすい方法で外して下さってOKです(*^^*)
ナイフの外し方はプレーンシフォンケーキ型出しを参照
⇩外枠を外した所⇩
⇩全部外した所⇩
今回は生地が緩み過ぎた為、甘納豆が下に沈みがちになってしまいました。
甘納豆周辺がよりしっとりした、ふわふわ抹茶シフォンケーキです(*^^*)
プレーンに比べて、シュワシュワ感は少なめな仕上がりになっていますが、抹茶の風味もしっかり感じられるふわふわ配合となっています。
綺麗な色味の和の抹茶シフォンケーキ***
是非チャレンジしてみて下さい(*^^*)
抹茶シフォンケーキのコツ・ポイントまとめ
◎粒子の細かい抹茶はメレンゲを壊し膨らみが弱くなるので、卵白量を増やして作ります。
◎メレンゲに入れる砂糖のタイミングが早くなり過ぎないように気をつけて下さい。
(砂糖を入れるタイミングを早くするとしっかりしたメレンゲが作れますが、その代わりカサが少なくなり背の低いシフォンケーキになってしまいます)
◎抹茶は必ず粉と合わせてふるった物を使用する。抹茶を水分にといて作ると膨らみが更に悪くなります。
◎それでも膨らみが弱い方は、粉と合わせた抹茶の袋を温かい所に置いて使用して下さい。
(粉が冷たいと生地と馴染みにくく、膨らみに影響する気がします。経験上です。。)
◎抹茶の苦味が好きな方は、砂糖を5g減らして作って下さい。
◎抹茶風味を控え目にしたい方は、抹茶の分量を5g~8gに減らしてその分薄力粉を増やして作って下さい。(その場合、膨らみ方は更に良いものとなりシュワシュワ感もUPします。)
◎甘納豆なしで、シンプル仕上げにすると更に膨らみが良くなると思います。
(固形物が入ると、混ぜで気泡を壊しやすくなる為)
◎ホワイトチョコチップなど乾いた固形物を入れる場合は、薄力粉と同じ袋に入れてシャカシャカし、ふるいの段階で粉だけふるい落とし、残った固形物は最終生地に入れて混ぜて下さい。
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