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今日は休日だ。何の予定もないので、今日は録画していた番組を一気に見て、部屋の掃除をしてその後昼寝をしようと考えていたのだが、タキオンに頼まれていたお弁当の具材が無くなってきている。今日はぐっすり昼寝をした後商店街まで買いに行こうか。
そんな事を考えながら朝食を取っていたら、桐生院さんからメールが来ていた。
「今日はお休みですよね?本日の午後辺りは空いていますか?今日は商店街でミークの事で相談がしたいのですが...」
...といった内容だった。
午後は勿論空いているので、桐生院さんには返事をしておこう。
返信をした直後にタキオンからメールがあった。
「トレーナー君、新しい薬ができたから今日は午後から実験しないかい?」
午後は桐生院さんとの予定が入っている...どうするべきかと悩んだが、予定は予定なので申し訳ないがタキオンの実験は断っておこう...
「午後は予定が入っているんだ、実験には参加したかったのだが、申し訳ない。」
「そうかい、分かったよ。」
タキオンには本当に申し訳ないと思いつつ、朝食を済ませ、部屋を掃除し、桐生院さんと待ち合わせている場所に向かった。
「お待たせしました!」
商店街の入口で待っていると、時間になる2分くらい前に桐生院さんの声が聞こえた。
「今日はメールの通りで、ミークの事で相談があるんです...最近ミークのコンディションが悪くて...」
「お出かけをするといいと思いますよ。」
そういった相談もしながら、桐生院さんとお昼を食べた後、色々なお店を回った。回っている途中、後ろから冷たい視線を感じたが、話に夢中になってあまり気にしてはいなかった。帰り際に、桐生院さんとスーパーに寄り、タキオンのお弁当の具材を買ってきた。
「今日はお忙しい中、色々とありがとうございました!」
「いえいえ、こちらこそありがとうございました。」
「またミークの事で相談すると思いますが、その時もよろしくお願いします!」
「分かりました!」
そんな会話をし、解散した。
桐生院さんと別れて数分後、夕飯はカレーにしようか、それともラーメンにしようとか考えていると、横から腕を物凄い力で掴まれ、裏路地に連れていかれた。
俺は道路に仰向けの状態にされ、手首を物凄い力で押さえつけられた。俺の腹の上に乗っかってきて、そこで初めて俺をここに引っ張ってきた人物の顔を見た。
俺の担当のウマ娘...アグネスタキオンだ...しかも私服、何が原因で何故こんな事をされているのかが分からなかった。
「なんでこんな事になっているのか、それが分かっていないような顔をしているね...トレーナー君...」
「それに、凄く楽しそうだったじゃないか。」
俺は必死に抵抗をしようと思ったが、相手はウマ娘だ。傷つける事なんてしようと思わないし、思ってなかったとしてもウマ娘の力は強い。抵抗してもピクリとも動かないのが現実だろう。
「...何故こんな事を...?」
「なぜって...君が予定があるから実験には参加できないと聞いて、家に食べ物がなかったから、商店街に来たのだがね...そこで偶然、トレーナー君をみかけて声をかけようと思ったのだが、まさかあの女と一緒に居るとは思わなかったよ...」
そうか、あの時の冷たい視線は彼女のものだったのか。ずっと話に夢中になっていて、気が付かなかったが、気がついてあげていればよかった。
「あの女とはどのような関係で、さっきは何の話をしていたんだい?」
「本当に桐生院さんとは何も無いんだ...桐生院さんの担当ウマ娘の相談をしていただけで...うっ」
タキオンの手が強く俺の手首を握りしめてきた。
「私と話している時には時々しか笑顔にならないのに、あの女と話している時には毎回笑顔で話しているのはどうしてなんだい...?」
「君があの女の話をしている時や、あの女と話しているのを見ると胸が締め付けられるように痛くなるんだ...君が取られると思うと...私は...」
「そうだぁ、君が私以外の人物と話をしないようにすればいいんだぁ...」
タキオンは片腕で俺の両腕を押さえ、片腕でスキニーのポケットから指を器用に使い、首輪といつもとはサイズが小さい試験管を出した。しかも、試験管には液体が入っている。なんらかの薬だろう。
「いつからそれを...?」
俺は苦しそうな声で言った。
「いつからって、君があの女と会い始めてからだよ...いつあの女に取られるか、不安になってこの薬を作ったんだ。いつ君に会って飲ませてもいいように常に持ち歩いているんだよ...」
「これからもずっと、ずっっっと私の傍にいてくれたまえよ?トレーナー君...♡」
首輪を付けられ、試験管の薬を飲まされ、俺は眠りについた...
そして初めて小説みたいなのを書いたので、ちゃんと伝わるかどうかというのも正直不安です()
最初はキャラ崩壊含めるかというのも結構悩んだんですけど、書きたいもの書く為にキャラ崩壊含めちゃいましたね
この作品の終わり方的にもこの作品の続編を作るかもしれません