マンガ・アニメーゲームの表現の自由を守る! 葛飾区・無所属 中谷基志 Twitter トップページ トップページ

マンガ・アニメ・ゲームの表現の自由を守ります!

国や都道府県がマンガ・アニメ・ゲームの表現の自由を過度に規制・萎縮させないようしっかり守ります!

 マンガなどの書籍に対しては、都道府県の不健全図書指定・有害図書指定などの制度により、恣意的とも思える「有害」のレッテル付けが行われています。中でも東京都の不健全図書指定制度は、東京都に拠点を置く出版社に対して影響があり、また、アマゾンなどのネット通販事業者に対しても影響があるため、表現の自由にとって強すぎる規制をもたらしています。
 東京都の不健全図書指定制度の実態は、東京都職員が買い集めてきた書籍類の中から、職員が選んだ書籍を審議会に諮問し、事実上審議会はそれを追認するばかりの運用となっています。また、審議会ごとに最低1タイトルを不健全指定することが長期間続いており、実際にどんな書籍・マンガが出版されているかには関係なく、惰性でとにかく1冊以上を槍玉に挙げることを続けているのではないかという疑問があります。さらに、50年以上続いているこの制度では、「どのように青少年の健全育成に成果があったか」というような検証がなされず、制度のための制度になっている疑いがあります。
 国に対して目を向ければ、子ども若者大綱、男女共同参画基本計画など、大きな方針が作られる度に、表現に対する規制につなげようとするような項目が忍び込まされています。私が編集委員を務めるAFEE エンターテイメント表現の自由の会では、それらに対してパブリックコメントを提出するなど、そのような動きを常にチェックしてきました。
 国政、地方行政、市民団体が協力して立ち向かっていく必要があります。私自身がそのひと駒となって、マンガ・アニメ・ゲームの表現の自由を守っていきます!

コスプレ・フィギュアなども含め、「私たちの世代の重要な文化」として大切に扱うことを求めます!

 マンガ・アニメ・ゲームだけでなく、コスプレ、フィギュア、ライトノベル、ミュージカルなどは、私たちの世代にとって重要な文化です。
 失われた20年の経済衰退の中、ブラック労働や低く抑えられた賃金、不遇を自己責任に帰してしまう風潮など、多くの人々が若い世代としてつらい体験をしつつも、マンガ・アニメ・ゲームなどの文化だけは豊かに享受することが許されてきたと考えています。しかし、そのわずかな豊かさすら、不健全、有害であるとして奪われようとしているのが現状です。
 私たちの文化は、軽んじられ、規制されるべきではない。私たちの世代を軽んじるのでなければ、私たちの文化に対しても規制をやめ、重要な文化として大切に扱われるのでなければならないと考えています。

「ゲーム依存症」「ネット依存症」など、科学的根拠に基づかない一部の医師らの主張が行政に取り入れられないよう監視します!

 2019の「香川県ゲーム条例」の問題では、全国的に大きな批判が巻き起こりました。「ゲームやネットで依存症になる」というような説はまだ科学的な根拠があるとは言えないようなものであるのに、青少年に対してゲーム時間を規制するという条例が制定されました。制定の経緯には疑わしいと言える部分があり、非公開の会合で進めてきた条例案をできるだけ外に見せないで採決しようとしたり、短期間に対象を限定してパブコメを行おうとしたが、反対意見を数で上回るために同じ文面の賛成意見を大量投稿したのではないかという指摘がなされました。
 このような動きに対しては、AFEE エンターテイメント表現の自由の会を含め、各方面から厳しい指摘、提起が行われています。しかし、「ゲームやネットで依存症になる」という説は、行政や教育現場に浸透が進んでおり、ひとつひとつチェックして止めていかなければ既成事実とされてしまう危険が多くあります。
 これを止めていくことが、私自身の重要な任務だと考えています。

コロナ禍でも同人誌即売会の灯を消さないよう、科学的根拠に基づく運用を求めます!

 私たちの大切なマンガ・アニメ・ゲームの文化の柱であり、広い裾野を形作っている同人誌即売会が、コロナ禍によって開催不能となる例が度々起きています。
 大規模な開催が不可能であるとしても、小規模にでも開催を継続していかなければ、貴重な文化の場が失われ、それによって支えられてきた産業にもダメージが与えられてしまいます。
 そのためにも、重要な会場である東京ビッグサイトなどにおいて、あまりに急な中止要請を行うことの問題や、会場費用の減免など、会場を傘下に持つ行政が対応すべき点がいくつもあります。
 何十万人もの参加者が集まっていたコミケは、行政や大企業の手によらず開催されてきたものであり、まさに「草の根文化」として高く評価されるべきものです。この文化を根絶やしにすることは決してあってはならない、そのために努力しなければならないと感じています。