いわゆる私は、
どベンチャー企業の社長でございます。
地元東京・調布市で創業して9年目。
コロナ禍にも負けず、
社員10数名の雇用と生活を守りながら、
何とか生き延びております。
大学在学中から、
なぜか求人広告に魅了されていました。
求人広告ビジネスすげー!みたいな。
こんなビジネス誰が考えたんだろうって。
就職を考えた時に、
様々な会社を見てみたいし、
営業に自信もあったので、求人広告メディア大手を受験しました。
私の時代は、バブル崩壊後の就職氷河期。
大学の半数以上が未就職状態。
フリーターという言葉がメディアで取り上げられ始めた時代ですかね。
そんな中でも、
なんだかんだ数社の内定を頂き、
第一希望のリク○ートに落ちたので、
業界第二位の会社へ入社を決めました。
anやDODA、サリダという求人メディアの広告営業に従事し、
企業の採用のお手伝いを、かれこれ22年程続けてきました。
途中、
リーマンショックなどがあり、
入社10年目に、就活時に選考を蹴ったベンチャー企業に買収されたりもしました。
大手に入社して勝ち組だと思っていたのに、
大手がベンチャーに喰われる始末...
時代に翻弄されながら、
都心でスタイリッシュに働くことをステータスだと感じていた会社員時代。
しかし.....
私の価値観が一変する出来事が起こるわけです。
起業を決意した大きなきっかけです。
2011年3月11日 14時46分 18.1秒。
東日本大震災でした。
当時私は、
自宅から2時間以上離れた千葉市の支社におり、
ビルが撓るほどの揺れを体験しました。
支社のスタッフを引き連れ、あっちへこっちへと避難して歩き周りました。
近くのガスタンクが爆発し、火を噴いている。
電車も止まり、道路には車と人の波。
情報もインフラも機能せず、
通信機器すら使えない。
自宅の妻や子供達の安否も気になる。
もちろん、
その日は自宅に帰ることができず、
スタッフの自宅に泊めてもらうことに。
翌日の夜、
無事、自宅へと帰宅できました。
この経験によって、
たくさんの方の優しさに触れましたし、
身近な人の本質が暴かれた(笑)
出来事でもありました。
また、自宅に残した妻と子供達が、
ご近所さん達の助けを大いに頂きながら一晩過ごしたと。
この経験を通じて率直に感じたことは、
もっと家族の傍で、地元で働きたい!!
今まで培った私の知識や経験を、
これからは地元地域に還元しながら恩返ししたい!!
働く喜び・働くの本質は、
地域社会にある!!
そう感じた私は、
地元で働く選択に舵を切ったのです。
続く....