
三浦市三崎町小網代の京急油壺マリンパークで展示しているシロチョウザメがことし、飼育38年目を迎える。同パークでは長年チョウザメの飼育を続けており、36年目を迎えるシベリアチョウザメなど、パークの“ご長寿”たちが水槽内を元気に泳ぎ回っている。
パークの水族館に入って最初に目にするのが、チョウザメがいる水槽。来場者の多くが足を止め、約2~3メートルの巨体をくねらせて泳ぐ姿を眺める。
4種類11匹のチョウザメが飼育されているが、中でも希少なのは、国内で同パークでしか飼われていない2匹のバルチックチョウザメ。1975年に旧西ドイツのウィルヘルマ動物園から寄贈されたもので、飼育35年を迎える。2日に1度、アジやマグロの切り身などを食べ、当初は体長40センチほどだったものが1・5メートル以上に成長した。
チョウザメたちは、ことし開館42年を迎える同パークで、最も長生きしている動物たち。同パークは「これからも元気に長生きしてほしい」と願っている。
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