「adb/fastbootコマンド」を使用できる状態にするまでの手順を紹介します。
ややこしいインストールは必要なし!
「ファイルのダウンロード」と「環境変数の設定」だけでコマンドが使えるようになります。
Platform Toolsをダウンロードする
以下のリンクから『Android SDK Platform Tools』をダウンロードしてください。
今回は「Windows10」での設定方法を紹介していきます。
リンク先の「ダウンロード」にある「SDK Platform-Tools for Windows」を選択してください。
zipファイルを解凍する
ダウンロードした「zipファイル」を解凍します。
すると「platform-tools」というファイルが展開されます。
Cドライブ直下に置く
解凍した「platform-tools」をCドライブの直下に移動させてください。
移動場所はどこでも大丈夫ですが、ここではCドライブ直下で進めていきます。
環境変数を設定する
システムの詳細設定を開く
[Windows]+[Pause]キーを押すと一発で「システムの詳細情報」のウィンドウが開きます。
下にスクロールして「システムの詳細設定」をクリック。
環境変数をクリックする
「システムのプロパティ」が開いたら「環境変数」をクリックします。
Pathを選択して編集をクリックする
「システム環境変数」にある「Path」を選択して「編集」をクリックします。
新規追加する
「環境変数名の編集」が開くので「新規」をクリックします。
画像の②に入れるアドレスは「platform-tools」フォルダのある場所を指定します。
今回はCドライブ直下に置いたので
C:platform-tools
と入力して「OK」をクリックします。
以上で「adbコマンド」の導入は完了です。
adbコマンドの確認をする
「コマンドプロンプト」または「PowerShell」を起動させてください。
「adb」と入力してエンターを押します。
このようにずらーっとログが表示されたら成功です。
【重要】スマホとパソコンの繋ぎ方
実際にコマンドを使用するときは、スマホとパソコンを繋いだ状態で入力します。
しかし、ただスマホとパソコンをUSBケーブルで繋いだだけでは認識しません。
開発者向けオプションを有効にする
スマホにパソコンを認識させるには「USBデバック」をONにする必要があります。
そして、その「USBデバック」は「開発者向けオプション」にあるので、まずはこれを有効にしなくてはなりません。
スマホの「設定」→「端末情報」をタップします。
一番下にある「ビルド番号」という文字を「7回タップ」してください。
「開発者向けオプションが有効になりました」と表示されたら成功です。
USBデバックをONにする
「設定」→「システム」→「開発者向けオプション」の順にタップします。
「USBデバック」という項目を「ON」にします。
スマホとパソコンを繋ぐ
スマホとパソコンをUSBケーブルで繋ぎます。
すると許可を求めるダイアログがでるので「常に許可する」にチェックを入れて「許可」をタップします。
Fastbootコマンドを打ってみる
それでは正常にコマンドが動作するか試してみましょう。
「PowerShell」か「コマンドプロンプト」を起動させてください。
Fastbootモードを起動させる
まずは「Fastbootモード」を起動させてみます。
adb reboot bootloader
と入力してエンターを押します。
スマホが再起動して「Fastbootモード」が起動したら成功です。
端末情報を表示させる
次に「Fastboot画面」の状態で
fastboot devices
と入力します。
すると端末番号(数桁の英数字)が表示されて、スマホを認識していることが確認できます。
端末を再起動させる
最後に
fastboot reboot
と入力すると、スマホが再起動してAndroidが立ち上がります。
以上でadb/fastbootコマンドの導入と確認は終了です。
おつかれさまでした。