TWRPをインストールする方法と基本的な使い方

スマートフォン

TWRPをスマホにインストールする方法

TWRP(Team Win Recovery Project)のインストール方法を紹介します。

TWRPを導入することで、カスタムROMをインストールしたり、端末のバックアップや復元ができるようになります。

スポンサーリンク

adbコマンドを使えるようにする

スマホに「TWRP」を導入するには、Windowsで「adbコマンド」を使えるようにしておかなくてはなりません。

adbコマンドを導入する方法はこちら

「adbコマンド」が使えるようになったら以下の手順に進んでください

TWRPをダウンロードする

まずは下のリンクから最新の「TWRP」を入手してください。

サイトにアクセスしたら自分の端末を選択します。

TWRPのダウンロードページで自分の機種を検索する

検索バーに機種名を入力すればすぐに見つかります。

TWRPのダウンロードリンクの場所

機種名をクリックしてページに飛んだら「Download Links:」という項目を見つけてください。

Primary(Americas)、Primary(Europe)はサーバーの置いてある場所なので、どちらも同じファイルです。好きなリンクからダウンロードしてください。

クロームブラウザでTWRPをダウンロード、この種類のファイルはコンピューターに損害を与える可能性があります。

またChromeブラウザでダウンロードすると警告が出ますが、かまわず「保存」をクリックしてください。

imgファイルをリネームする

TWRP.imgをリネームする

例)twrp-3.5.1_9-0-gemini.img → recovery.img

ダウンロードしたimgファイルの名前を「recovery.img」に変更します。

Cドライブ直下に移動する

TWRP.imgをCドライブ直下に移動する

リネームした「recovery.img」をCドライブ直下に移動します。

Power Shellの起動方法

コマンドを入力するには「PowerShell」を起動させる必要があります。

lineageos18.1をインストールするためtrpw.imgファイルをCドライブ直下に置く

「recovery.img」のあるフォルダ内で「Shiftキー」を押しながら右クリックします。

「PowerShell ウィンドウをここで開く」を選択すると「Power Shell」が起動します。

FASTBOOTモードを起動する

すべての準備が整ったので、いよいよ「TWRP」をインストールしていきます。

はじめる前にパソコンとスマホをUSBケーブルで接続してください。

「開発者向けオプション」の「USBデバック」をONにしておかないと、スマホがパソコンを認識しないので注意。

スマホで起動する方法

Xiaomi Mi5のFASTBOOT画面は、ウサギがドロイド君をメンテンナンスする画像が表示されます。

スマホの[音量下ボタン+電源ボタン]を長押しすると「FASTBOOTモード」が起動します。

コマンドで起動する方法

FASTBOOTモードをコマンドプロンプトから起動する

「PowerShell」を起動したら、以下のコマンド入力してエンターを押します。

adb reboot bootloader

少し間をおいてから「FASTBOOTモード」が起動します。

TWRPをインストールする

adbコマンドを入力してTWRPをインストールする

スマホを「FASTBOOTモード」にしたまま「PowerShell」に以下のコードを入力してエンターを押します。

fastboot flash recovery recovery.img

これで「TWRP」のインストールが終了。

続けて

fastboot boot recovery.img

と入力すると少し間をおいてから「TWRP」が起動します。

TWRPの使い方

基本的なメニューの説明と操作方法を紹介します。

TWRPの起動方法

TWRPの起動方法

次回以降「TWRP」を起動するには、[音量上ボタン+電源ボタン]を長押しすればOK。

基本操作

操作はタッチで行います。

TWRPの基本操作

ナビゲーションバーの左が1つ前に戻るボタン、真ん中がホームボタン(メニュー画面に戻る)、右が作業ログ画面を表示させます。

初回起動時にチェックを入れる

TWRPの初回起動時に「Never show this screen during boot again」をチェック

初回起動時にこの画面を再び表示させたくない場合は、「Never show this screen during boot again」にチェックを入れて、水色の矢印を右へスワイプします。

メニュー画面の説明

こちらの「メニュー画面」で様々な操作を行います。

TWRPのメニュー画面

InstallカスタムROMなど各種zipファイルのインストールを行います。
Wipe端末を初期化します。
Backup端末のバックアップをとることができます。
Restoreバックアップしたデータを復元します。
Mount読み取り/書き込み可能なパーティションを選択することができます。
SettingsTWRPの設定ができます。時刻設定、画面の明るさ、言語設定など
Advanced上級者向けの設定を行います。
Rebootさまざまなモードで再起動することができます。

日本語化する

メニューの「Settings」タップします。

TWRPを日本語化する

一番右にある「世界アイコン」をタップすると言語選択画面になります。

「Japanese」を選んで「Set Language」をタップしたら日本語化完了です。

ディスプレを常時点灯にする

デフォルトでは60秒間何もしないとディスプレイが消灯します。

バックアップ中などにディスプレイが消灯すると、作業が中断されて面倒なので「常時点灯」になるように設定しましょう。

TWRPの設定でディスプレイを常時点灯させる

メニューの「Settings」をタップして中央の「スクリーンアイコン」を選択します。

「Enable screen timeout」のチェックを外すとディスプレイが常時点灯になります。

Androidを起動させる

TWRPでAndroidOSを起動させる

  • System → Androidを起動する
  • Power OFF → スマホの電源を切る
  • Recovery → TWRPを再起動する
  • Bootloader → FastBootモードを起動する

「TWRP」を終了して、Androidを起動させたい場合は「Reboot」→「System」をタップしてください。

タイトルとURLをコピーしました