ジャン・リュック.. | チャップリン | 小津安二郎 | ヒッチコック | ジャッキー・チェ.. |
ぽんしゅう
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7166 | コメント | 7537 |
129 | あらすじ | 10 |
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Comments
最近のコメント 10 | |||
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幽霊暁に死す(1948/日) | 小国英雄脚本の主題は不正を許さない“勇気”についての啓蒙。そこにサスペンス、ホラー、ファンタジー、コメディでこってり味付けし、ピアノ演奏に轟夕起子の宝塚仕込みの歌唱まで盛り込むマキノ正博らしい“ごった煮サービス精神”で腹いっぱい。 [review] | [投票(1)] | |
人も歩けば(1960/日) | 冒頭の落語を模したフランキー堺のひとり語りの快調な口跡が、そのまま役者たちのリズムとなって映画のグルーブを生み小ネタ連発。いささか“オイオイオイ”なオチでしらっと締めくくる厚顔も楽しくすらある。隙あらば登場する無言の“犬”のしつこさにも苦笑。 | [投票] | |
エノケンの頑張り戦術(1939/日) | いきなりシンメトリーな家から登場する榎本健一と如月寛多が、これから始まる“意地”のつばぜり合いを予見させ可笑しい。通勤レース、散財合戦、ニセ按摩、愛人騒動、浮き袋男、誘拐犯との攻防、車窓の疾走など状況設定は多彩で楽しいがギャグは総じて幼稚。 [review] | [投票] | |
東京の暴れん坊(1960/日) | これは楽しい!コメディーパートをリードする大物政治家小川虎之助(槍の使い手大政のパロディ!)とチンピラ近藤宏(こちらは森の石松か?)のギャグのキレが抜群。そのノリに共振するように、小林&浅丘のお約束コンビのマンネリ感が吹き飛んで実に新鮮。 [review] | [投票(1)] | |
くれなずめ(2021/日) | 誰にでも覚えのありそうな共感しやすい話しなのだが、何故かしっくりこない。6人のキャラの立ち方とアンサンブルの“具合”か、シーンのトーンチェンジや、時間コラージュの“心地”の問題だろうか。作者が狙っている“曖昧さ”が曖昧さとして伝わってこない。 [review] | [投票(1)] | |
レベッカ(1940/米) | 「起」は無粋な主人(フローレンス・ベイツ)、「承」は不気味な世話人(ジュディス・アンダーソン)の両オバハンに翻弄される波乱で、良く言えば巧み、悪く言えば順調に沸点のドン詰まりへ。にやけたオッサン(ジョージ・サンダース)登場で物語は「転」調。 [review] | [投票(1)] | |
恐怖の報酬(1977/米) | 男たちが地の果てに放逐されるいきさつが丁寧かつ手際よく描かれる。金にからんだトラブルで人を殺めた男たちが、復活のために己の命を報奨金に賭けるという因果。一度、“金”に憑りつかれた者の蟻地獄。フリードキンがクルーゾー版に加えたのは人の性(さが)。 [review] | [投票(1)] | |
狼をさがして(2020/韓国) | よく憶えている。第一次オイルショックに発した不況のただなかだった。高校生活最後の夏休みが終わろうとしていたとき三菱重工本社ビル爆破事件が起きた。その後、狼、大地の牙、さそり、と名のるグループによって翌年の5月まで企業爆破事件は続いた、ようだった。 [review] | [投票(1)] | |
わたしの叔父さん(2019/デンマーク) | 冒頭から姪と叔父が営む酪農家の一日のルーティンが淡々と描かれる。姪がリードし足の不自由な叔父は黙々と従う。ほとんど会話はない。まるで、ぶっきらぼうな儀式のようだ。二人はよそよそしく冷ややかにすら見える。きっと関係は良好ではないのだろう、と思った。 [review] | [投票(2)] | |
街の上で(2019/日) | 小さな街というフレームのなかに、いかにもつながりそうな出会いをパズルのようにはめ込んで組み立てる。でも、微妙にずれる男子と女子たち。こういうことって、ありそうで、なさそうでだけど、本当はあっても気づいていないだけ、みたいなリアルさが楽しい。 [review] | [投票(1)] |
Plots
最近のあらすじ 5 | |||
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幽霊暁に死す(1948/日) | 教会で式を挙げた中学教師・小平太(長谷川一夫)と美智子(轟夕起子)は慌ただしく新婚旅行へ出かけよとしていた。ところが小平太は校長の解任騒動に駆り出されてしまう。気の小さい小平太だが美智子に励まされ勇気を奮って校長に辞任を訴えたところ逆にクビになってしまった。身寄りのない小平太は疎遠になっていた叔父の平次郎夫婦(斎藤達雄/沢村貞子)を訪ね就職を頼むが、腹黒い叔父は厄介ばらいのために10年以上人が寄りつかない別荘の管理を頼む。世間知らずの二人が嬉々して訪れた別荘は、村の住人たちから幽霊屋敷と呼ばれるボロボロの館。そして噂どおり、やっぱり幽霊が・・・。喜劇仕立てのファンタジー・ホラー。(白黒/97分) | [投票] | |
くれなずめ(2021/日) | 友人の結婚式で高校時代の仲間6人(成田凌/高良健吾/若葉竜也/浜野謙太/藤原季節/目次立樹)が5年ぶりに集まった。すでにアラサーの男たちだか、誰が言い出したか披露宴の出しものに、昔、文化祭で演じた「赤フン踊り」を再現しようと入念に打ち合わせ。高校生のノリで本番に臨んだが、大すべりして招待客にドン引きされてしまった。後味悪く宴はお開き。二次会まではたっぷり3時間。することのない空時間を、6人は夕暮れを待ちながら路上でグダグダとつぶすのだが・・・・。いつしか、突然世を去った“友人”の存在が影を落し始めるのだった。自身が主催する劇団の上演作を松居大悟が映画化。(96分) | [投票] | |
狼をさがして(2020/韓国) | 1974年の夏、三菱重工本社ビル爆破事件を引き起こした「東アジア反日武装戦線“狼”」の実像を追ったドキュメンタリー。2006年、韓国人監督のキム・ミレは釜ヶ崎の労働者を取材中に、終戦から30年を経ようとしていた1970年代の日本に、今も東アジア諸国への侵略は続いていると主張し爆弾闘争を繰り広げた若者たちがいたことを知り衝撃を受ける。その大企業を標的にした爆弾闘争は“大地の牙” “さそり”と名のる別働隊によって旧財閥系企業やゼネコンへと連鎖していった。自らも侵略の加害者だと位置づける彼らの思想を自国の韓国の人々に知らせようとキム監督は、死刑判決を受けた活動家の支援者、家族、友人、かつての同士らのもとを訪ねる。(74分) | [投票] | |
街の上で(2019/日) | 東京、下北沢。古着屋の店員、荒川青(若葉竜也)は、いつもレジで古本を読みながら店番をしている。行動範囲はこの街のなかだけ。突然、恋人の雪(穂志もえか)から別れを切り出されるが納得がいかない。そんな青のまえに、美大の学生監督、町子(萩原みのり)が現れ、ただ本を読んでいるだけでいいので映画に出て欲しいという。馴染みの古書店の店員、冬子(古川琴音)を相手にリハーサルを重ねて出演するが、いざ本番となると緊張のしっぱなしで上手くいかない。打ち上げの飲み会でもアウェー状態の青に、関西弁の衣装係の女の子(中田青渚)が声を掛けてきた。今泉力哉監督・脚本の小さな街の群像ラブコメディ。(130分) | [投票] | |
きまじめ楽隊のぼんやり戦争(2020/日) | 川向こうの町ともう何十年も戦争を続けている津平町。昭和レトロな街で暮らす人々は機械仕掛けの人形のように動き会話する。兵士の露木(前原滉)は、毎朝、軍楽隊の行進で起床し、背広にネクタイ姿で同僚の藤間(今野浩喜)と基地に出勤し軍服に着替える。戦争をしている理由をすでに忘れてしまった町長(石橋蓮司)の訓示を聞き、朝9時の合図で二人は対岸に向けて銃弾を打ち込み始める。いつもの小母さん(片桐はいり)の定食屋で昼食をすませ、夕方の5時まで銃を撃ち続け、帰り道の露店で夕食を買うのが日課だ。そんな露木に、ある日突然、軍楽隊へ転属するよう辞令がおりる。思考停止の日常を皮肉る池田暁監督の初劇場公開作。(105分) | [投票] |
Points of View
最近のPOV 5 | |
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東京から遠く離れて 追悼、大林宣彦 | [投票(7)] |
2020年4月10日、大林宣彦監督が82歳で逝去されました。生涯に43本の劇場用映画を撮られています。 | |
ギター弾きの仕事 追悼、井上堯之 | [投票(6)] |
ザ・スパイダースのギタリストで作曲家の井上堯之さんが2018年5月2日に亡くなられたそうです。享年77。□出演作(A) □音楽・・70年代(B)、80年代(C)、90年代(D) □再び出演‐2000年以降(E) | |
私は中川梨絵のファンである | [投票(5)] |
2016年6月15日。女優の中川梨絵さんが逝去されました。享年67。肺がんだったそうです。・・・・1967年に東宝から成瀬巳喜男作品(中川さかゆ名)でデビュー。その後、日活に移籍してブレイク。70年代前半のロマンポルノを代表する女優のひとりとなります。74年からフリーとなり黒木和雄、実相寺昭雄、相米慎二、池田敏春、森崎東ら個性的な作家の作品で存在感ある脇役として活躍されました。なかでも『竜馬暗殺』(74)のモノクローム画面のなかの憂いを湛えた瞳が印象的な遊女や、『歌麿・夢と知りせば』(77)の艶やかな花魁道中姿は忘れることができません。また、このころ唯一のレコード曲「踊りましょうよ」を発表。そのデカダンスな香り漂う甘い歌声に魅了されました。当時、深夜ラジオからラジカセで録音し、擦り切れるまで聴いたカセットテープは私の宝でした。・・・・その後、縁あって2000年以降、私は悪友らと梨絵さんが新宿・四谷で営んでおられた居酒屋に客として伺うようになりました。酔いにまかせた我々の勝手な映画酔談に合わせて、名監督たちのとの想い出や、新作(―こまめにご覧になっていました―)への忌憚ない感想で、その場を楽しく盛り上げてくださいました。にもかかわらず、お店の移転にともない伺う機会を失してしまい、近年は不義理を重ねておりました。・・・・そして、昨日の早すぎる訃報。あちらの世界にも映画界があるのなら、先に逝った方々が梨絵さんの来訪を待ちきれなかったのでしょう。そうとでも思わなければやりきれません。 | |
脚本家・新藤兼人 | [投票(6)] |
そうそう、これも新藤兼人だったよね。 | |
最後のアウトロー 追悼、原田芳雄 | [投票(11)] |
長髪にレイバン、ジーンズ姿。そんなヤクザ、見たことなかった。60年代から70年代へ、大きな転換期を迎えた日本社会が連続性を喪失したのと呼応するかのように、原田芳雄は今までのアウトロー像をひっくり返し登場し、斜陽にあえぐ日本映画界のなかを型破りなエネルギーを発散させながら80年代まで一気に突き進む。しかし、壮年期を迎えた90年代、原田的アウトローは主役の座から退き、どこか居心地悪そうに映画のなかの片隅にいた。しかたあるまい。隆盛から破綻へと向かうバブル騒動のなか、社会に飼い慣らされた中年男はみな従順な羊になり下がり、男盛りの原田が演じるに値する年相応のアウトローなど日本のどこにも居なかったのだがら。そして、最後の10年。ライバル刑事に同情されるアル中の初老のスリ。娘の恋に業を煮やして現れる幽霊。妻の積年の思いに絶句する老医師。商店街の復活を画策する引退した老店主。晩年の原田はエネルギーの燃え残りを燻らせながら、社会や制度からはみ出したじろぐ老人役がよく似合った。日本映画界、不世出のアウトローであった。 ■ニュー・アウトロー時代(A:1968~74 B:75~79 C:80~84) ■彷徨えるアウトロー時代(D:85~89 E:90~94 F:95~99) ■翳を引きずるアウトロー時代(G:2000~04 H:05~11) |