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イネ 「そだててみよう」

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4そだててみよう

学校での作り方

1   種まき・苗(なえ)つくり

  1. タマゴがちょうど浮(う)くくらいの塩水(1リットルの水に塩を200gくらいとかします)の中に種もみを入れ、しずむものだけをを選びます。
  2. 種もみの容積の2倍くらいの水に、お酢(す)を20~50倍に薄(うす)めたものをつくります。その中に24時間つけて、消毒します。
  3. 芽がでやすくなるように、種もみを水に5~10日間つけます。
  4. 苗箱を用意します。はっぽうスチロールの箱か、60×20cmくらいの二重底になったプランターに数カ所、排水(はいすい)する穴(あな)を開けたものを使います。
  5. 芽が1~2mmでた種もみを、苗箱にまきます。3~4cmの間隔(かんかく)で、深さ5mmくらいのスジをつけます。種もみを2~3cmあけながらまきます。
  6. まきおわったら種もみが見えなくなるくらい土をかけジョウロで静かに水をかけます。
苗つくり

 

2   田植え

地面の温度が13℃以上になったころに、田植えをします。

  1. 土の表面に、化成肥料(かせいひりょう;チッソ:リン酸:カリ=8:8:8のもの)を、1m2あたり40~50gふって水をいれます。
  2. クワなどで表面から5cmくらいの土をよくかきまぜてどろどろにします。
  3. 種まきから1か月くらいたって、15cmくらいになった苗を植えます。
  4. 苗を3本くらいまとめて、2~3cmの深さにさしこんでいきます。列の幅(はば)は30cm、株(かぶ)と株の間を25cmくらいとります。 
田植え

 

3   水管理(みずかんり)・追肥(ついひ)

田植えして分げつがでそろうまでは、ぜったいに水を切らさないようにします。分げつがでそろったら、「中干(なかぼ)し」といって、田んぼの水をぬき、3~5日ほど土をかわかします。また、イネの葉が大きくなって少し黄色くなったら、化成肥料を1m2あたり15~20gくらい追肥します。 

 

4   病気(びょうき)・害虫(がいちゅう)

害虫:トビイロウンカヒメトビウンカニカメイチュウなどが日本に多い害虫です。
病気:イモチ病にかかると、ひどいときには収穫(しゅうかく)できなくなってしまいます。ほかに萎(い)しゅく病白葉がれ病などがあります。

トビイロウンカヒメトビウンカニカメイチュウ
イモチ病萎しゅく病白葉がれ病

 

5   イネ刈(か)り・乾燥(かんそう)

手のひらに穂(ほ)をのせてみて、5~10%くらいのもみに青っぽい色が残っているくらいが、収穫のめやすです。ハサミ、カマなどをつかってイネを刈り取ります。イネには水分がまだたくさん残っているので、一週間くらい日に干(ほ)して乾(かわ)かします。

 

6   脱穀(だっこく)・もみすり

イネが乾燥したら、穂からもみだけをはずします。手や割(わ)りばしでイネをしごくと、簡単(かんたん)にとれます。とれたもみをすり鉢(ばち)に入れ、野球のボールでごろごろこすると、もみがらがはずれて玄米(げんまい)が取り出せます。

もみすり

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参考にした本・ホームページ

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