StigmAノ狂騒

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​StigmAノ狂騒

ヘディック

​展示「呪いの絵画」

【諸注意】

・後味が悪く、不快に思われる表現があります。

・PvP可能性あり

・これはフィクションです。実際の氏名、団体、組織等とは一切関係ありません。

【シナリオの 6版/7版 コンバートについて】

可能。

ただし、シナリオの根幹が変わるような改変は不可。

【シナリオに関するお問合せ先】

TwitterのDMにてお問合せください。

https://twitter.com/hedhiku11

【概要】

 「StigmAノ狂騒」

 よみ:スティグマのきょうそう

   作  :ヘディック

   テーマ:呪いの絵画

プレイ人数 :4人

プレイ時間 :9~12時間(ボイセ)

推奨技能  :探索技能<目星、聞き耳等> 戦闘技能

シナリオ傾向:刑事×秘匿/RP重視型/シティ

法によって人は秩序を守り、法によって人は裁かれる。

貴方は法のもとで生きている。そして死は平等に訪れ、微笑むのだ。

舞台は2015年。年々犯罪数が減っている日本。

相互監視社会が広がりつつあるここ日本では、検挙率および犯罪数は減少傾向にある。貴方は今を生きる刑事だ。

以下、KP向け情報となります。

CoCWebアンソロジー「ムーサ異装展覧界」参加作品

 

法によって人は秩序を守り

法によって人は裁かれる

 

「StigmAノ狂騒」

 秘匿×刑事

 

貴方は法のもとで生きている

そして死は平等に訪れ、微笑むのだ。

■はじめに

法は、善人のために作られるものではない。

ソクラテス

■このシナリオの見方

※___KP向け注意
<>___技能
「」___会話
文字___重要:及び秘匿
▼____探索者の行動
◇____用語
【】____情報
◆____キーワード/キーイベント
■シナリオ概要

 

 

「StigmAノ狂騒」

(スティグマノキョウソウ)

 

 某年、12月。東京都の某町にて殺人事件が起こった。現場に残されていた証拠品および決定的な目撃情報による捜査の末、犯人はすぐに逮捕された。後に裁判にかけられ、有罪と判決。

 刑務所生活を送る犯人であったが彼は獄中自殺をはかった。

 最後に彼と会った刑務官曰く、変な言葉をつぶやいていたらしい。

 

「死の花嫁が微笑むんだ。自分を殺してくれと___」

 

 某日、男性の遺体が発見された。男性はホームレスであり、心臓に一本のナイフが刺さっていた。あきらかな殺人事件として捜査が開始されるも、ナイフの柄の部分に指紋は残されていなかった為、捜査は難航。

 

 舞台は2015年。年々犯罪数が減っている日本。相互監視社会が広がりつつあるここ日本では、検挙率および犯罪数は減少傾向にある。

 

 貴方は今を生きる刑事だ。

◇公開HO

HO1:貴方は気丈な刑事だ
HO2:貴方は優秀な刑事だ
HO3:貴方は誠実な刑事だ
HO4:貴方は勤勉な刑事だ


<推奨技能>
推奨技能:探索技能<目星、聞き耳等> 戦闘技能 
準推奨:交渉技能
時間:9~12時間前後(ボイセ)
推奨人数:4人固定、継続可能
シティ系
ロスト率:中

<シナリオ傾向>
・後味が悪く、不快に思われる表現があります。
・NPCとのRPを楽しみたい人向け
・PvP可能性あり


※これはフィクションです。実際の氏名、団体、組織等とは一切関係ありません。
 

 

■事前情報(全体)

【ホームレス殺害事件について】
 ホームレス殺害事件:2015年4月1日
 市民公園ホームレス殺害事件:午前7時45分頃、一件の通報があった。
 場所は大生町(おおうちょう)市民公園。この近くに住んでいる第一発見者が朝食を買いにコンビニに出かけた際、「公園に寝そべっている男性を目にし心配になり、近づいて確認してみると胸に何かが刺さっていた」為、救急車と警察に連絡したそう。

 第一発見者:鬼ケ原 左近(オニガハラ サコン)
 職業探偵。年齢27歳。若いながらも過去に大きな事件を解決したこともある。その為警察との信頼関係がある。今回の事件の第一発見者を名目として警察に現在捜査協力している。

 アリバイについて:被害者の死亡推定時刻には夕食をとっていたとして近くのファミリーレストランの防犯カメラに映っていた。

 被害者と第一発見者の関係性について:過去に会ったことも無いと、第一発見者は証言している。男性の身元を調査している為現状特に関係なし。


【ホームレスの男性について】
 藤原 和幸(60)(フジワラ カズユキ)
 職業無職。血圧を下げる薬が遺留品から見つかり身元が判明した。
 心臓にナイフが刺さった事による失血死。

■事前NPC情報(全体)
鬼ケ原 左近(オニガハラ サコン)

 職業探偵。年齢27歳。若いながらも過去に大きな事件を解決したこともある。その為警察との信頼関係がある。今回の事件の第一発見者を名目として警察に現在捜査協力している。

 好奇心旺盛な性格であり、正義感にあふれた男だ。

飛鳥 総一郎(アスカ ソウイチロウ)階級:警部

 警視庁刑事部捜査一課

 医師免許を持っている刑事。年齢28歳。真面目な性格で、いつもメモを欠かさない。

 検死をよく行っている。過去に目の前で轟から検死の際に吐かれた事をきっかけに轟と距離をとっている。

 好きなもの:カフェオレ

 嫌いなもの:散らかっているモノ

轟 宗近(トドロキ ムネチカ)階級:警部補

 警視庁刑事部捜査一課

 新米の刑事。年齢23歳。柔道が得意で、いつもプロテインを飲むのを欠かさない。

 とても明るい性格であり、すこし天然さがある。スプラッタ系の遺体が苦手で、見ると吐き気がするらしい。

 好きなもの:筋トレ

 嫌いなもの:スプラッタ系

朧 一鉄(オボロ イッテツ)階級:警視正

 警視庁刑事部捜査一課課長

 今回のホームレス殺害事件の捜査本部長。年齢56歳。貴方方の上司に当たる人物。

 責任感にあふれた男だ。カフェイン剤を常備しており、常飲している。

鳳 千晴(オオトリ チハル)

 鑑識課の男。年齢27歳。優秀な男だが、鑑識課の制服はダサいからという理由で着ていない。いつも飴を舐めている。

■公開HO

HO1:貴方は気丈な刑事だ
 貴方は××に×××××××××××××事がある。

HO2:貴方は優秀な刑事だ
 貴方は××に××××を××××××××事がある。

HO3:貴方は誠実な刑事だ
 貴方は××××に××した×××××。

HO4:貴方は勤勉な刑事だ
 貴方は××に×××××と××があった。

 

 

■秘匿HO
HO1:貴方は気丈な刑事だ

 貴方は過去に冤罪と思しき事件を黙認した事がある。

 貴方は10年前に起こった一家殺害事件を追っていた事がある。容疑者にあげられた男の1人のDNAが事件現場にあった毛髪のDNAと一致。男は事件当時のアリバイも不十分でありDNA鑑定の結果だけで逮捕された。動機が不十分であるにも関わらず、警察上層部の圧力によって早期の逮捕を余儀なくされた。その後事件の残忍さ故に男は死刑判決を言い渡され、その2年後死刑が執行された。貴方は真犯人を見つける事も叶わず今でもそれを悔やんでいる。
 同じ秘密を共有し同じように悔やんでいる人物がいる。それは今回の捜査の本部長だ。

 本部長の名前は朧 一鉄(オボロ イッテツ)。貴方の先輩に当たる人物だ。
 朧一鉄は責任感にあふれた男である事を貴方はよく知っている。

 10年前の事件で逮捕された人物の名前は安樂誠(アンラク マコト)。逮捕された2年後に死刑が執行された。貴方は10年前の事件の犯人が彼だとは納得できていない。

【2005年大生町一家殺人事件について】
 2005年3月7日、東京都の大生町にて一家殺人事件が起こった。
 死亡者数4名。どの遺体も体に何回もナイフを突きつけられた跡があった。家は荒らされており、金銭類が盗まれていた事もあり強盗目的の殺人と断定された。
 容疑がかけられたのは安楽誠(アンラク マコト)(32)。現場に残っていた証拠品から検出されたDNAと安樂誠のDNAが一致した事により逮捕が決行された。当時、安樂誠は仕事のミスをきっかけに辞職を余儀なくされており、金銭的に問題を抱えていた事、事件の残忍さ故に早期に逮捕され死刑判決を言い渡された。その2年後、死刑が執行される。


HO2:貴方は優秀な刑事だ
 貴方は過去に違法捜査を行った事がある。
 貴方は8年前、とある女性殺人事件を追っていた。犯人につながる証拠が少なく、捜査は困難を極めた。その際被害者の爪に犯人をひっかいたと思われる痕跡が見つかった。しかし、被害者の爪の中からは少量の皮膚片しか発見できなかった。被害者はとある宗教団体と寄付金を巡ってのトラブルがあり、その教団の1人が容疑者に挙がった。皮膚片と容疑者のDNAの鑑定結果は一致しなかったにも関わらず、動機が十分として逮捕される方針となった。貴方はその方針に納得ができず、独自に調査を進めたところ近隣住民からの目撃情報を入手する事が出来た。その情報を照らし合わせ前科のある容疑者と思しき男性を特定する事ができたが、すでに逮捕の方針を変えるには決定的な証拠がないと変更ができないと言われた。目撃者が泥酔状態だった事もあり、有力な情報とは断定される事が無かった。その為貴方は架空の目撃者を情報屋に依頼し、そのかいもあって真犯人を逮捕することができた。

 情報屋の名前は王 浩李(ワン ハオリー)。裏社会をよく知る人物だ。
 若干、九州弁でしゃべる癖があり、警察の内部の状況は大体把握している。

 8年前の殺人事件の真犯人の名前は飯田優紀(イイダ ユウキ)
 とても荒々しい性格の若い男だ。

【2007年女性殺害事件について】
 2007年12月20日、東京都の帳町(トバリちょう)にて女性殺人事件が起こった。
 死亡者数1名。強姦、強盗目的の殺人だった。事件の悪質さから早期逮捕が余儀なくされた。当初は宗教団体の支援金をめぐってのトラブルからの犯行と示唆されていた。しかし被害者の爪の中に加害者をひっかいたと思われる皮膚片が少量発見された事と、近隣に住むホームレスの男性の目撃情報が上がった事により、前科ありの飯田容疑者が逮捕された。
 被害者の爪の中にあった皮膚片と容疑者のDNAが一致したことが決定打となり書類送検となった。

HO3:貴方は誠実な刑事だ
 貴方は知人の中に自殺した人物がいる。
 その人物は5年前強姦に遭い、被害届を警察に提出するもなかなか受理される事が無かった。困り果てた女性は貴方にその事を相談し、その後貴方の協力のおかげもあって被害届を提出する事ができた。犯人の捜索が開始されたが、捜査ミスや目撃情報の少なさ故に一向に捜査に進展は無く、精神的にも肉体的にも疲弊していた彼女は何度かの自殺未遂を繰り返した後に自ら命を絶ってしまった。その後被害者女性が亡くなった事により捜査の人員も減らされ、今や実質あなた一人だけがまともにその事件を追っている状況だ。
 彼女が生きているうちに強姦事件の犯人を捕まえられなかった事を、貴方は今でも後悔している。

 知人の名前は轟 由美子(トドロキ ユミコ)。貴方の後輩である新米刑事、轟 宗近(トドロキ ムネチカ)の姉だ。轟由美子はとても優しい性格の人物だった。母子家庭である事を貴方は知っている。轟宗近は姉の事を気にしているようだ。

【2010年女性暴行及び強姦事件について】
2010年某町にて複数の女性暴行及び強姦事件が起きた。
被害者の人数は上がっているものだけで10人。どの事件も仕事帰りの女性を襲った犯行であり、持っていたナイフで女性を脅し車に連れ込んで暴行などを行ったと推測される。しかし犯人は容易周到で覆面をつけており、なおかつ車のナンバーが割れていない事から捜査は難航。被害者の体に付着していた犯人と思しきDNAは採取されている。

HO4:貴方は勤勉な刑事だ
 貴方は過去に被害者遺族と交流があった。
 5年前に数件の女性暴行および強姦事件が多発した。貴方は当時その事件の調査に当たっていたが、結局のところ犯人逮捕には至らないまま捜査からすぐに外される事になった。その事件を調査している際に、同様の事件を追っている探偵と被害者遺族を通じて知り合った。今でも連絡を取り合うほどには関係を持っている。探偵に今回の事件の調査を手伝ってもらっている。特に今は被害者のホームレスが持っていた遺留品の一つのポケットティッシュについて調べている。
 何故だがわからないが、貴方はその広告の絵を見た時に胸騒ぎを感じたからだ。

 探偵の名前は鬼ケ原 左近(オニガハラ サコン)。正義感あふれる男だ。貴方の相談にも彼は気やすく乗ってくれる。貴方は彼にその絵の作者について調べてもらっている。現在報告を待っている状態だ。

 

 

■シナリオ背景
 1人の魔術師、王の思い付きでこの惨劇は始まる。
「外なる神」を封じ込める陣の中で旧き神を招来した場合、その陣は機能するのか?という素朴な疑問を解決するためにセットした舞台。
 冤罪で死刑になった父親を持つ安樂式に近づき魔術を教え、ダオロスの存在を教え込み招来を促しつつ聖なる光教団を立ち上げた。

 生活に困っていた安樂式を操作するのは簡単だったからだ。
 一方で、安樂凪にはシノーソグリスの存在をちらつかせ、彼女をその信者になるよう促した。
 彼女は「死」に対して強い憧れや、恋愛感情にも似たものを感じている。その為「死」に対する強い思いを描いた彼女の絵画は、人に害をなすAFと化した。
 彼女の絵画を見たものは「死」について思いを馳せるようになる。またはそれが歪み、殺人衝動もしくは自殺衝動を芽生えさせる呪いの絵画となった。
 END:Aの場合、彼のその実験は成功する。
 安樂凪の家には大生町で亡くなった人の魂が集まっており、それをシノーソグリスは回収しにやってくる。轟由美子の魂もその中の一つであり、安樂凪の家周辺で彼女の亡霊を目撃するかもしれない。
 大生町で亡くなった人の魂は厳密に言えば、聖なる光教団が配布した護符を持ったまま亡くなった人。彼女らの魂は魂の束縛を受け現世に留まっている状態だったが、シノーソグリスが魂の束縛から解放する。

 

 

■場所
■探索可能箇所および時間帯

・鑑識課(朝、昼、夕、夜)
・資料室(朝、昼、夕、夜)
・安樂の家(朝、昼)
・アノマリオール博物館(朝、昼)
・病院(朝、昼)
→飛鳥が入院している病院
・図書館(朝、昼)

▼安樂の家後追加
・児童養護施設【日照園】(にっしょうえん)(朝、昼)
▼HO2に電話後追加
・旭刑務所(アサヒケイムショ)(朝、昼、夕)
▼独自調査(三日目)に追加
・探偵事務所

 

 

■NPC(キャラクター)

安樂 凪(アンラク ナギ)
 職業画家。10年前の事件の冤罪で死刑になった安樂誠の妻。彼が警察に逮捕されてから精神を病み、子供に暴力やネグレクト等を行うようになった。重度の精神疾患を患っている。自ら目を潰すような行動をとった事もあり、それから目には包帯が巻かれている。
 彼女の眼は失明しており、見えていない。その為男性に触れた場合夫と勘違いした行動をする。安樂誠が死刑になってから死に対して強い恋にも似た感情を抱くようになり、シノーソグリスに魅入られた。

▼絵について
 シノーソグリスに魅入られた彼女が「死」について描いた物。
 彼女の「死」に対する強い執着がその絵をAFへとさせた。
 10年前から同じ絵を描き続けており、絵には油絵具に混じって彼女の血も用いられている。数年前、たまたま家を訪れたコレクターがその絵を見て買い取った事で界隈で有名になり、博物館に寄贈された。絵を見た生者はその絵を何度も見たくなるような症状が現れる。最終的には誰かを「死」に追いやりたい、もしくは自身で「死」を選ぶようになる。

▼画家としての名
 画家としての名はなく本名で知られている。
「死の花嫁」以外の絵はない。
▼詳細
 10年前までは日照園に勤めており、施設長の轟実里とは仲が良かった。
 優しい性格であった為施設の子供たちからも好かれていた。
 安樂誠の事を心から慕っていた。

鬼ケ原 左近(オニガハラ サコン)
 職業探偵。年齢27歳。若いながらも過去に大きな事件を解決したこともある。その為警察との信頼関係がある。今回の事件の第一発見者を名目として警察に現在捜査協力している。
 好奇心旺盛な性格であり、正義感にあふれた男だ。

▼本名について
 安樂 式 (アンラク シキ)
 安樂 凪の実の息子。日の朝教団の長をしている。
 白髪が特徴的な男。
▼詳細
 母である凪からの虐待を受けながら育った。彼が高校生の時に父―安樂誠は逮捕された。その為学校や近隣住民からの激しい虐めを受けていたが、妹を守る為に何とか働き口を探し生活していた。その後、魔術師である王と出会い、日の朝教団を築いて行くことになった。
 鬼ケ原左近という名前は、探偵稼業をするために作った偽名。
 冤罪をひた隠しにしている警察や国家に対して強い恨みを持っている。
 HO4の事は都合のいい刑事だと思っているが、共に築いた友好関係は彼にとってはかけがえのないものである事は事実だ。

安樂 𥼣(アンラク シイナ)
 年齢15歳。肉体は10歳。安樂 凪の実の娘。日の朝教団の信者の1人。安樂式の年の離れた妹。

▼詳細
昔はとても明るい子でありお兄ちゃん子であったが、交通事故で死亡した。その後兄の式から復活の呪文で生を得たが、感情が欠落している。
生前の記憶や体等は伴っているが感情がない為、周囲に対して一切の興味を示さない。自分は何故蘇ったのか、何の為に生きるのか疑問に思っている。

一条 綴(イチジョウ ツヅル)

 年齢24歳。一条宗貞の息子。昔から素行が悪く補導されたり、保護された経歴がある。両親から強い期待を受けて育ち、それ故の反抗心もあいまって反抗期が悪化し10年前の事件を起こした。当時14歳だった彼は飯田と手を組みその場のノリで殺人を起こしている。その為罪悪感がまるでなく、罪の意識を感じたことはない。やりたい放題だ。
※RPを行うときはめちゃくちゃなクズでいこう!

一条 宗貞(イチジョウ ムネサダ)
 国家公安委員会の会長を現在勤めている。10年前は国務大臣をしていた。
 一条財閥という古くから融資ある家系の1人。
 彼を代表とした財団が「一条財団法人」。

王 浩李(ワン ハオリー)
 裏社会をよく知る人物。HO2に手を貸している。

▼詳細
 安樂式に手を貸した魔術師。ヨグソトースの子孫。グラーキの黙示録9巻を安樂式に貸し出した。外なる神を封じ込める陣の中で旧き神を召喚した場合どうなるのかと言う純粋な疑問を抱き、実験を実行した。安樂凪に対して、シノーソグリス(旧き神)の存在を教え込み、安樂式に対してはダオロス(外なる神)の存在を教え、時を待っていた。教団の思想や安樂一家の状況に対しては都合がいいとしか思っていない。安樂式に魔術を教えた先生でもある。

鳳 千晴(オオトリ チハル)
 鑑識課の男。年齢27歳。優秀な男だが、鑑識課の制服はダサいからという理由で着ていない。いつも飴を舐めている。
▼詳細
 10年前に行った一家殺人事件の被害者の高校時代の友人だった。
 友人に起こったような事件を食い止めるために警察官になるも、体格に恵まれなかった為鑑識を目指した。

飛鳥 総一郎(アスカ ソウイチロウ)階級:警部
 警視庁刑事部捜査一課
 医師免許を持っている刑事。年齢28歳。真面目な性格で、いつもメモを欠かさない。
 検死をよく行っている。過去に目の前で轟から検死の際に吐かれた事をきっかけに轟と距離をとっている。
 好きなもの:カフェオレ
 嫌いなもの:散らかっているモノ

▼詳細
 実際は警察庁警備局警備企画課特異班と呼ばれる所に所属している。
 日本に起こる怪異的事象、および怪異的テロ行為に対して捜査を行う班だ。
 日の朝教団に警察内部の情報が漏れていることに気が付いた公安が、警視庁に送り込んだスパイ的存在。10年前の事件については公安から聞かされていないため本人も知らない。朧の告白によって初めて知ることになる。後半目が覚めて以降、上から一条綴を保護するように命令を受ける為、彼の身柄をしぶしぶだが保護しようとする。

 

轟 宗近(トドロキ ムネチカ)階級:警部補
 警視庁刑事部捜査一課
 新米の刑事。年齢23歳。柔道が得意で、いつもプロテインを飲むのを欠かさない。
 とても明るい性格であり、すこし天然さがある。スプラッタ系の遺体が苦手で、見ると吐き気がするらしい。
 好きなもの:筋トレ
 嫌いなもの:スプラッタ系

▼詳細
 5年前の女性強姦事件の被害者、轟由美子の実の弟。由美子を自殺へ追い込んだ犯人を捜す為に警察官を目指した。母子家庭で育った為父親という存在をしらない。気にしなかったが朧の告白によって父親だと判明する。犯人の事は恨んでいるが殺すほどの人物でないと考えている為、罪を償わせようと彼は行動する。もし探索者の誰かが一条綴を殺そうとした場合、止めに入る。

▼過去
 姉、轟由美子の自殺の第一発見者。風呂場で手首を何度も切り付けた血まみれの彼女を見たことが今もトラウマになっている。その為スプラッタ系を見るとその情景を思い出し吐き気がする。

 

朧 一鉄(オボロ イッテツ)階級:警視正
 警視庁刑事部捜査一課課長
 今回のホームレス殺害事件の捜査本部長。年齢56歳。貴方方の上司に当たる人物。
 責任感にあふれた男だ。カフェイン剤を常備しており、常飲している。

▼詳細
 轟由美子の実の父親。彼女が幼い時に轟実里と離婚した。原因は些細な喧嘩であった。仕事を優先しすぎるあまり、家族の事に目を配れていなかった事で喧嘩になり、その後関係が悪化し離婚した。しかし、由美子が大人になってから実は何度か会っており、交流があった。
 5年前の事件をきっかけに日の朝教団と手を組んで一条の殺害を企てており、教団に情報を流していた人物だ。


轟 実里(トドロキ ミノリ)
 日照園の施設長をしている。轟宗近の母親。
▼詳細
 轟由美子の母親であり轟宗近の母親。女ひとつで二人を育てていた。安樂𥼣が事故にあった時に居合わせており、死亡してしまった事を知っている。しかしその後𥼣がまるで別人のような振る舞いで帰ってきた事に対して疑問は抱くも、式の為と思い黙っている。

 

轟 由美子(トドロキ ユミコ)
 轟宗近の姉に当たる人物。現在は死亡している。
▼詳細
 HO3と関係を持っていた人物。とても優しく明るい性格であり、施設の子供たちからも人気があった。特に生前の𥼣と仲が良く、よく遊んでいた。しかし強姦事件をきっかけに精神を病んでしまい、自殺へと至った。

 

飯田 優紀(イイダ ユウキ)
 年齢28歳。とても荒々しい性格の男。10年前の一家殺人事件は彼と一条綴が手を組んで起こしたもの。自殺を考えるような人物ではなく、反社会的思想の持ち主だ。一条綴と性格は似ている。
▼詳細
 刑務所で自殺をすることになる。自殺した原因は、自殺する二週間前に渡された死の花嫁のポストカード。死の花嫁に見入ってしまい狂気に翻弄されてしまった。自殺衝動に駆られ、タオルで刑務所の檻に首を吊って亡くなった。

※以下被害者を殺害したのは安樂式。


被害者1:ホームレス:藤原和幸
 職業無職。血圧を下げる薬が遺留品から見つかり身元が判明した。
 心臓にナイフが刺さった事による失血死。衣類の他に【広告入りのポケットティッシュ】が発見された。
 元ジャーナリスト。7年前の記事で大バッシングをくらい、それをきっかけに東日社を退職。その後フリージャーナリストとして活動を始めるも上手くいかず、借金まみれの生活に転落した。

▼詳細
 東日社に勤めていた際、10年前の殺人事件の犯人が一条綴という情報を掴んでいた人物。その時に多額の賄賂を一条財団法人から受け取っている。

被害者2:サラリーマン:中嶋雄介
 財布の中の運転免許証によって身元が判明した。
 中小企業のサラリーマン。3年前に現在の企業に転職した。
 心臓にナイフが刺さったことによる失血死。
 現在の中小企業に勤める3年前まで東日社でジャーナリストを行っていた。転職のきっかけは不明だが、多くの記事を残している。

▼詳細
 東日社に勤めていた際、5年前の強姦事件の犯人が一条綴という情報を掴んでいた人物。その時に多額の賄賂を一条財団法人から受け取っている。

被害者3:サラリーマン家族:中嶋家
 中嶋雄介の家族。犠牲になったのは彼の妻、長男、長女。

■情報

【ホームレス殺害事件について】
 ホームレス殺害事件:2015年4月1日
 市民公園ホームレス殺害事件:午前7時45分頃、一件の通報があった。
 場所は大生町(おおうちょう)市民公園。この近くに住んでいる第一発見者が朝食を買いにコンビニに出かけた際、「公園に寝そべっている男性を目にし心配になり、近づいて確認してみると胸に何かが刺さっていた」為、救急車と警察に連絡したそう。

第一発見者:鬼ケ原 左近(オニガハラ サコン)
 職業探偵。年齢27歳。若いながらも過去に大きな事件を解決したこともある。その為警察との信頼関係がある。今回の事件の第一発見者を名目として警察に現在捜査協力している。

アリバイについて:被害者の死亡推定時刻には夕食をとっていたとして近くのファミリーレストランの防犯カメラに映っていた。被害者と第一発見者の関係性について:過去に会ったことも無いと、第一発見者は証言している。男性の身元を調査している為現状特に関係なし。


【ホームレスの男性について】
 藤原 和幸(60)(フジワラ カズユキ)
 職業無職。血圧を下げる薬が遺留品から見つかり身元が判明した。
 心臓にナイフが刺さった事による失血死。衣類の他に【広告入りのポケットティッシュ】が発見された。

【藤原 和幸について】
 元ジャーナリスト。7年前の記事で大バッシングをくらい、それをきっかけに東日社を退職。その後フリージャーナリストとして活動を始めるも上手くいかず、借金まみれの生活に転落した。

【広告入りのポケットティッシュ】
 なんの変哲もないポケットティッシュ。広告の内容は「アノマリオール博物館 日本芸術展覧会」。その広告の絵を見ると何故だが胸騒ぎを感じる。その為すぐに目を逸らしてしまうことだろう。

【アノマリオール博物館 日本芸術展覧会】
 広告の絵は「死の花嫁」というタイトルの油絵。
 作者:安樂 凪

【市民公園周辺の目撃情報1】
・特に数日前に悲鳴のようなものは聞こえなかった
・ホームレスの男性はいつもこの住宅街付近のゴミをあさっている。
・その為かあまり近隣住民からはよく思われていないようだ。

【市民公園周辺の目撃情報2】
・市民公園周辺に数日前黒いワゴン車が停まっているのを目撃した。
・特に気にしていなかった為、ナンバーまでは覚えていない。

 

【サラリーマン殺害事件】
 サラリーマン殺害事件:2015年4月7日
 自然公園サラリーマン殺害事件:午前11時30分頃、一件の通報があった。
 場所は大生町(おおうちょう)自然公園のグラウンド。この近くをハイキングコースにしている60代男性によって男の遺体が発見された。第一発見者の証言によると「寝そべっている男性を発見し、不審に思い近づくと男性の胸部に何か刺さっておりそこから出血していたため急いで救急車と警察に連絡をした」そう。

【サラリーマンの男性について】
中嶋 雄介(42)(ナカシマ ユウスケ)
財布の中の運転免許証によって身元が判明した。
中小企業のサラリーマン。3年前に現在の企業に転職した。
心臓にナイフが刺さったことによる失血死。

【遺留品について】中嶋雄介
手ぶらの状態で発見された。しかしポケット中に入っている財布は盗まれておらず。金銭目的の殺人ではない事はあきらか。そのほかに【広告入りのポケットティッシュ】が発見された。

【遺体周辺】
 特に争ったような形跡がない。まるで遺体だけがここに放置されたようだと感じる事だろう。
▼さらに<アイデア>
 遺体の周辺は草原になっている。シロツメクサを多く見かける事だろう。
 ホームレスの男性の遺体が発見された場所も開けた所であり、シロツメクサが生えていた事を思い出す。

【現場周辺】
 公園の入口付近から遺体の場所まで引きずったような跡がある。
▼さらに<アイデア>
 遺体は公園の入り口付近から現在の場所まで引きずって運んできた事はあきらかだろう。しかし、遺体を放置するにはとても目立つ開けた場所だ。不可思議だと感じるだろう。ホームレスの男性の遺体の時も同じような状況だったと思い出す。

【中嶋雄介について】
 現在の中小企業に勤める3年前まで東日社でジャーナリストを行っていた。転職のきっかけは不明だが、多くの記事を残している。

【シロツメクサについて】
 開花時期:4月~12月
 花言葉:「幸福」「約束」「私を思って」等

▼さらに<図書館>

【クローバーについて】
花言葉:「幸運」「約束」「私を思って」のほかに「復讐」という意味合いを持つ。

【スティグマについて】
 書き方:stigma
 主な意味:汚名、恥辱、柱頭、聖痕

 

【2007年女性殺害事件について】
 2007年12月20日東京都の帳町(トバリちょう)にて女性殺人事件が起こった。
 死亡者数1名。強姦、強盗目的の殺人だった。事件の悪質さから早期逮捕が余儀なくされた。当初は宗教団体の支援金をめぐってのトラブルからの犯行と示唆されていた。しかし被害者の爪の中に加害者をひっかいたと思われる皮膚片が少量発見された事と、近隣に住むホームレスの男性の目撃情報が上がった事により、前科ありの飯田容疑者が逮捕された。
 被害者の爪の中にあった皮膚片と容疑者のDNAが一致したことが決定打となり書類送検となった。

▼そのほかにもその事件に関する情報や報告書がある。
そこにはHO2の名前が記載されているだろう。
おそらくこの報告書や資料をまとめたのはHO2だとわかるだろう。

【2010年女性暴行及び強姦事件について】
 2010年某町にて複数の女性暴行及び強姦事件が起きた。
 被害者の人数は上がっているものだけで10人。どの事件も仕事帰りの女性を襲った犯行であり、持っていたナイフで女性を脅し車に連れ込んで暴行などを行ったと推測される。しかし犯人は容易周到で覆面をつけており、なおかつ車のナンバーが割れていない事から捜査は難航。被害者の体に付着していた犯人と思しきDNAは採取されている。

▼<目星>
被害者の名前一覧に
「轟 由美子」という名前を発見するだろう。

▼そのほかにもその事件に関する情報や報告書がある。
そこにはHO3の名前が記載されているだろう。
おそらくこの報告書や資料をまとめたのはHO3だとわかるだろう。

【2005年大生町一家殺人事件について】
 2005年3月7日東京都の大生町にて一家殺人事件が起こった。
 死亡者数4名。どの遺体も体に何回もナイフを突きつけられた跡があった。家は荒らされており、金銭類が盗まれていた事もあり強盗目的の殺人と断定された。
 容疑がかけられたのは安楽誠(あんらくまこと)(32)。現場に残っていた証拠品から検出されたDNAと安樂誠のDNAが一致した事により逮捕が決行された。当時、安樂誠は仕事のミスをきっかけに辞職を余儀なくされており金銭的に問題を抱えていた事、事件の残忍さ故に早期に逮捕され死刑判決を言い渡された。その2年後、死刑が執行される。

▼そのほかにもその事件に関する情報や報告書がある。
そこにはHO1の名前や、朧一鉄の名前が記載されているだろう。
おそらくこの報告書や資料をまとめたのはHO1、朧一鉄だとわかるだろう。

【アノマリオール博物館について】
 現在は日本芸術展覧会が開催されている。2015年3月7日~2015年5月7日まで

【死の花嫁について】
題「死の花嫁」
・特徴:全体的に赤色のタッチの油絵。キャンバスに赤一色で描かれており、油彩絵具の凹凸によって光の当て方次第で見え方が変わる。
・作者:安樂 凪(アンラク ナギ)
・制作:2005年~2015年頃(推定)
・真正面から光を当てた場合、微笑む女性の輪郭が浮かび上がる。真上からの光を差し込んだ場合、顔にかかる光のヴェールをかき分ける花嫁のような女性が浮かぶ。真下から光を当てた際には、多くのヒナゲシの中に1人の女性が佇んでいる姿が見える。

▼本物の絵画を見た場合
 あまりにもおぞましい絵だと貴方は感じるだろう。まるで生きることの愚かさや醜さを固めたようなそんな印象を受ける。SANC 1/1d3

▼さらに<聞き耳>成功で<医学>が振れる
ほのかに油絵の匂いの他に鉄の匂いがする。

▼絵を見た後に起こる症状
 2か所探索を終えるごとに下記の症状が番号順に発症する。
狂気1

 どうしてか、貴方はあの絵をまた見たいと思ってしまうだろう。誰がみても悍ましさを感じる絵なのに、どこか麻薬のような中毒性をはらんでいる。
<POW*5>

▼成功
もう一度だけでいい、あの絵を見たい。そうすれば。
貴方はその衝動を抑えることに成功した。
▼失敗
もう一度だけでいい、あの絵を見たい。そうすれば。
貴方はその衝動を抑えることができないだろう。
自身のその不可思議な欲求に対しSANC 0/1
※次の<POW>判定にマイナス補正がかかる。

狂気2

 ああ、あの絵を見たい。あの絵を見ていると幸福感を覚える。何故だろう。
<POW*4>

▼成功
もう一度だけでいい、あの絵を見たい。そうすれば。
貴方はその衝動を抑えることに成功した。
▼失敗
もう一度だけでいい、あの絵を見たい。そうすれば。
貴方はその衝動を抑えることができないだろう。
自身のその不可思議な欲求に対しSANC 0/1
※次の<POW>判定にマイナス補正がかかる。

狂気3

 ああ、まただ。あの衝動がやってきた。あの絵を見たい、彼女のようになりたい。なりたい?いったい自分は何を考えているんだろう。

<POW*3>

▼成功
もう一度だけでいい、あの絵を見たい。そうすれば。
貴方はその衝動を抑えることに成功した。
▼失敗
もう一度だけでいい、あの絵を見たい。そうすれば。
貴方はその衝動を抑えることができないだろう。
自身のその不可思議な欲求に対しSANC 0/1
※次の<POW>判定にマイナス補正がかかる。

狂気4

 彼女のようになりたい。幸せになりたい。幸せとは何だろうか。全てがあの絵に描かれている、そんな気がした。

<POW*2>

▼成功
もう一度だけでいい、あの絵を見たい。そうすれば。
貴方はその衝動を抑えることに成功した。
▼失敗
もう一度だけでいい、あの絵を見たい。そうすれば。
貴方はその衝動を抑えることができないだろう。
自身のその不可思議な欲求に対しSANC 0/1
※次の<POW>判定にマイナス補正がかかる。

狂気5

 ああ、嗚呼、もう我慢ができない。

<POW*1>

▼成功
もう一度だけでいい、あの絵を見たい。そうすれば。
貴方はその衝動を抑えることに成功した。
▼失敗
聞こえてくる、誰かの声g。カノジョノkおえgあ。ワタシを殺してト、シは救い、救わねば、
<殺人衝動、自殺衝動>が芽生えるだろう。誰かに精神分析をしてもらうまで収まる事はない。

【死の花嫁について学芸員の証言】
・「「死の花嫁」はもともと題名がつけられていたわけではありません。彼女の絵を見て誰かが、自然とそう呼んだ事をきっかけに題名になったようです。」

※学芸員は絵を見ても平気である大人の事情により

【日の朝教団】(ヒノアサキョウダン)
 全能をつかさどる神を信仰する教団。神の名前は無く「ヴェールを与えるもの」と呼称されている。シンボルマークは太陽が光り輝くようなマークが使われている。

▼探偵事務所にて発見する追加情報。

【日の朝教団についての資料】
 聖なる光教団。またの名を【警察被害者の会】とインターネット上では言われている。
 警察関係者に被害を受けた人物が立ち上げた、被害者の会の一つ。警察で取り合ってもらえないものや、警察から被害届を受理されなかったものに対して講義を行ったり、探偵に依頼をしたりしている。表上は新興宗教という事になっているが、聖なる光教団は日本以外の各国にも小さいものだが存在する為、伝統宗教では無いかと考えられる。
 警察被害者の会と呼ばれるだけあって、人数は他の宗教団体とさほど変わりないが結束力が高い。そのため接触する際は細心の注意をはらう必要があるだろう。

【日の朝教団の支援先の団体および施設について】
その項目について詳しく見ていると見覚えのある名前が目に入る事だろう。

・【日照園】(にっしょうえん)
東京都に存在する、児童養護施設。施設長の名前は轟実里(トドロキ ミノリ)

【DNA鑑定について】

 1989年にDNA鑑定が警察本部に広がることになる。
 最初は「MCT118型」と呼ばれる検査法で、DNA型一致の確率は「千人に1.2人」。03年にSTR型に切り替わり、自動分析装置「フラグメントアナライザー」も導入され「1100万人に1人」に向上した。06年には現在の検査法となり「4兆7千億人に1人」となった。

▼<アイデア>
 10年前の一家殺人事件の年代において、日本の人口、約1億2400万人に対し上記の確率の場合、日本中に同じDNAと結果を出される人数が約11人いると考えられる。そのため警察側のミスである可能性も十分にありえるだろう。

 

【ソクラテスの弁明】
 著者プラトン。
「無知の知」を人々に説いたソクラテスが、「若者を悪に誘った」として捕らえられた後、裁判で語った弁明。死刑確定後、友人クリトンとの議論を、弟子のプラトンが書いた本。
「あなたは何を知っていて、何を持って悪と断じるのか?」と大衆に正義を問うもの。

【死の花嫁のポストカード】
 とても不気味な印象を受ける絵だ。赤一色で描かれたそれは、まるで生命の醜さや肉肉しさをダイレクトに表現している。

【刑務官の証言】
・「2週間前、飯田に面会に来た黒いスーツの男性がその本とポストカードを渡して行った。物品には特に何も仕掛けがない事が確認され異常は無かった。」
・「その日からやけに体調が優れないように見えた。」

【警察官職務執行法第7条】
 警察官職務執行法第7条にて4つの段階を踏まえた後に防衛器の使用許可が認められている。構える→警告→威嚇射撃→最後通告
※拳銃を扱う場合この動作を入れること

【探偵のデスクの資料1】
 東日社に対しての振込の明細が記載してある資料が多くある。その中でもマーカーがひかれている箇所があり、どうやら10年前と5年前の日付のようだ。
 東日社に多額の金が振り込まれている。宛名は【一条財団法人】からだ。

【探偵のデスクの資料2】
 一条財団法人の代表は一条宗貞であり、彼は国家公安委員会の代表も勤めている。そのため圧力がかけられた可能性が非常に高い。東日社に多額の賄賂を渡し、スキャンダルを避ける必要性があったと考えられる。

【鬼ケ原の走り書きのメモ】(昨日の日付だ)
 一条宗貞の息子、一条綴(イチジョウ ツヅル)(24)は前科の記録は無いものの、警察に保護されたり補導された記録が残っている。つまりは   
(そこでメモは途切れている)

▼<アイデア>
もしこの資料に書いてあることが本当だった場合、10年前の事件および5年前の事件は何らかの関連性がある。その場合一条財団が絡んでいるのはあきらかだろう。
 

【日記】
●月×日
 今日からこのノートに日記をつけたいと思う。
 高校生にもなってこんな事をするのはなんだかすこしもどかしさがあるけど、初心に帰ってみようと思う。
 最近はお父さんが仕事をクビになったみたいでお酒ばっかり飲んだくれている。お母さんはそれに気を病んでいて僕は笑顔で接するのが手一杯で、なんだかつらくなってしまった。でも弱音を吐くのはこの日記だけにしたい。僕はいいお兄ちゃんでいたい。妹の世話も頑張らなきゃ。少しでもお母さんの手助けをしなきゃ。
(日記には数滴の水滴の跡があった。)

●月×日
 将来の夢について今日は書こうと思う。改めて書くとなんだか恥ずかしい。
 将来は警察官になりたい。誰かを守れる警察官になって、困った人を助けて悪い人も更生できるように支えていきたい。それに警察官なら昇格ができるからお金にも困らないみたい。今みたいな生活じゃなくできる。家族を支えることができる。これは個人的すぎる目的だけど、お金が無いとやっぱり人って変わってしまうと最近感じた。最近は借金取りの人が多く来るけど、大丈夫。ちょっとずつでも返していければ大丈夫だよね?僕も学校休んで働いてるし、きっと大丈夫。上手くいくよ僕。

●月×日
 今日、警察の人が来て。お父さんを連れて行ってしまった。なんでも強盗殺人の疑いがあるって、紙を見せてきて…お母さんは泣き崩れてた。僕とシイナは呆然と見てることしかできなかった。お父さんが殺人なんて、するはずない。確かにお金に困ってる家だとは思うけど強盗なんてする人じゃない。そのうちきっと容疑が晴れて帰ってくるさ、きっと。それまで頑張れ!僕!大丈夫、いつも通りご飯を作って母さんを介抱して妹を励ませばいいんだ。僕は僕にできることをしよう。

●月×日
 お父さんの正式な逮捕が決まった。なんで、絶対にそんなことをする人じゃない、確かに暴力は振るってくるけどお父さん根はやさしいひとなんだ、お母さんもよく知ってる。だから支えてきたし、お父さんが立ち直るまで頑張ろうって思ってたのに、なんでなんでなんでなんで

●月×日
 もう学校にいけない。毎日扉にガムテープと張り紙が貼られてる。毎日いたずらの電話がかかってくる。今日はムカついて電話線を切ってしまった。お母さんはまるで糸がきれたみたいに何かをずっとぶつぶつとつぶやいている。僕が何とかしなきゃ、なんとかしないと、本当に壊れてしまいそうだ…なにもかも。それだけはいやだ。やっと妹を預かってくれる施設を見つけられた。どこもお金がないからと引き受けてくれなかったがよかった。母さんから暴力を受けるのは僕だけでいい。妹にまで手は出させたくない。僕には妹がいる。大丈夫1人じゃない。1人じゃない。

●月×日
 魔術師を名乗る人物が家を訪ねてきた。そんなものあるかと言って返そうとしたら彼は僕の目の前で僕の母から受けた傷を治した。男は僕に言った。新しい教団を作ろうと考えていると。その教祖になってほしいらしい。僕にできるのか?もしできたらもうお金に困ることは無いかもしれない。男はまた来ると言っていた。これはもしかしたら神様がくれた奇跡なのかもしれない。彼がきたら僕は、その話に乗ってみたいと思う。

【日記2】
●月×日
 妹から手紙が来た。字をかけるようになったのを正直ほほえましく感じる。それと同時に学校にも連れて行けずに申し訳なく思った。幸いにも施設の人がとてもやさしいから小学校にも通えるように頼んでみようと思う。これからの妹の成長が何よりも楽しみだ。
 あれから、男がまた訪れた。僕はその話に乗ってみようと思った。これからきっと大変になるんだろう。

●月×日
 妹からの手紙が送られてくる日が狭まっているように感じる。そろそろ会いに行ってやらなきゃな。寂しがりやなのは昔から変わらない。僕が教団の教祖になることは成功しつつある。信者も少しずつだが集まってきているし、何より本物の魔術が使えるように僕も特訓した。彼から学ぶものはとても多く斬新で恐怖を感じるものもあるが、これは良いことに使っていきたいと思う。警察官にはなれなかったけど困った人に少しでも手を差し伸べることはできる。

●月×日
 冒涜的な内容に頭がおかしくなりそうになる。でも大丈夫だ。もっと学んで、どうしようもない人を助けるんだ。そういう教団にしたい。
 警察なんか当てにしない。当てにできない。お父さんは絶対に犯人なんかじゃないのに。
 そうだ、真犯人を見つければお父さんの死刑判決を覆せるかもしれない。絶対に見つけてやる。そうすればきっと警察側の不手際だって事がわかるはずだ。

●月×日
 お父さんの刑の執行が早まった。どうして…他にも殺人犯はいるのに冤罪かもしれないのに。猟奇的内容故ってもう疑念の余地は無いってことか?ふざけるなよ、警察は何をやっているんだ!お父さんが人に何をしたって言うんだよ!!!!!捜査も打ち切られているみたいだ。はは、当り前だよな、終わったことになっているならそりゃそうだ。もう…助けられないのか?本当に?お父さんは法に殺されるのか?

●月×日
 死刑が執行された。その通知が家に届いた。家族葬をしたかったけどお母さんはもう狂っているから僕がやるしか無かった。あっけなく死んでしまった。火葬された骨は花びらみたいで綺麗だった。

●月×日
 妹が事故に遭った。重体だ。道路に出た子供を庇うようにして車に衝突したらしい。轟さんも泣いていた。ごめんなさいって、私がもっとしっかりしていればって。もう過ぎたことはどうしようもない。わかっている。だからこれからの事を考えるんだ。

●月×日
 数時間の手術後医師から告げられた言葉は、手遅れだった。
 妹は10才の若さで命を終えた。あっけなかった。僕はなにもできなかった。

●月×日
 遺体は家に運ばれ、冷たいシイナと共に寄り添い寝た。
 頭をなでて彼女を抱きしめた。自然と涙がこぼれて、今まで我慢していたものが全部流れ落ちたようだった。

●月×日
 彼がやってきた。火葬の前日だ。彼の知る呪文のなかに復活の呪文があるらしい。
 これなら、妹を生き返らせる事ができる。また妹と暮らす事ができるんだ。

●月×日
 彼女が帰ってきた。幸せ者だ、僕は。
 教団も大きくなってきた。これを期にもっと拡大を図ろう。

 

【復活の呪文】

消費MP3/正気度1d10
死体を本質的な塩と化合物に変えその後もう一度<復活>の呪文を唱える事で死者をよみがえらせる。

 

 

【手紙】
お兄ちゃんへ

いつもがんばっているお兄ちゃんにお手紙を残したくて書きました。
絵をかいたらほめてくれてありがとう。
いつもなでてくれてありがとう。
私のためににお仕事がんばってくれてありがとう。
お熱をだしたときにすぐにきてくれてありがとう。
一緒に映画を見に行ってくれてありがとう。
一緒にテレビを見てくれてありがとう。
お料理を作ってくれてありがとう。
いっぱいいっぱいありがとう。

思いつく限り、いっぱいのありがとうを伝えたいです。

しいなより 2010年7月20日

【Forbidden Book Ⅸ】
 手書きの写本のようだ。
 英語で書かれている。内容を読むには<英語>に成功する必要がある。

▼成功した場合
内容を理解する為に<INT*3>
ダオロスの招来/退散の呪文を覚える。
正気度ポイント喪失は1D6/2D6。〈クトゥルフ神話〉に+3%。

研究と理解に要する時間は平均32週間。
全てを読み進めた場合<クトゥルフ神話>に+15%

 

 

■KP向け情報
◇シノーソグリス
またの名をキノトグリスという。呼び方はどちらでも構わない。
旧き神。葬儀の神とも呼ばれる。信者を幸福な死へと導く。
招来された際に本来ならばPOW30(シノーソグリスのPOW)との対抗が入る。
もし失敗した際はその神を受け入れる。自ら進んで死へと導かれる。
今回は外なる神を封じ込める陣が適応され出てくることができない為、探索者へのPOW対抗もない。
※マレモン 176p

◇ダオロス
外なる神。ヴェールを与える者とも呼ばれている。
今回、聖なる光教団が呼び出したのは厳密に言うとダオロスの化身の「聖なる光」
目が見える人が「真実の贈り物」を受ける。
真実の贈り物とは地球の幻想のヴェールを剥ぎ取る事であり、さらされたものは1d10/1d100の正気度を失う。その後毎日1d6の正気度を失う。自身の目をえぐるか永久に見えなくするまでそれは続く。
※マレモン 187p、6版ルルブ 217p

◇聖なる光教団
ダオロスを崇拝する教団。
※マレモン 187p

◇魂の束縛(呪文)
人の魂を容器に束縛する。
対象は死ぬ際に護符を持っていなければならない。
※6版ルルブ 271p

◇護符
今回聖なる光教団が配布していたモノ。作成したのは王。

◇支配(呪文)
対象の意思を曲げて、呪文の使い手の意志のとおりにさせることができる呪文。
※6版ルルブ 259p

◇記憶を曇らせる(呪文)
この呪文の対象になったものはある特定の出来事を意識的に覚えていることができなくなる。
※6版 255p

◇門の創造(呪文)
呪文の使い手を別の場所へ移動させる。
門を作るのにPOWを1消費させる。
今回は探索者が通る場合、MPを1、SANを1減少させる。
※6版 289p

◇復活(呪文)
死体を塩と化合物にする。もう一度唱えることで死体をよみがえらせる事ができる。
逆に唱えた場合再び塩と化合物へ変える。
※6版 279p
 

■導入
 2015年4月7日、東京都。季節は冬から春に変わりあたたかくなってくる頃だが、最近は雨模様ばかりで空はいつもくすんでいる。
 春の桜は青空と太陽をその身に浴びる事はない。
 そんな事は関係なしに、貴方方の下には仕事が舞い込んでくる。貴方達は警視庁に勤める刑事だ。
 今日もスーツの袖に腕を通し、いつも通りの出勤を行うだろう。
 最近貴方は、とある事件の捜査を行っている。
 その捜査本部へ足早に貴方達は向かうことだろう。
 

■捜査本部

 捜査本部長から指示が出される。
朧「皆、おはよう。男性がホームレスであるため金銭目的の犯行では無いと断定し調査を行う。怨恨の線も踏まえた上で調査を行ってほしい」
「本格的に捜査を開始する。今日は複数の班に分かれて捜査を行ってもらおう。」

「HO1、HO2、HO3、HO4、轟、飛鳥。お前たちは近隣住民からの目撃者の捜索にあたってほしい。」

【ホームレス殺害事件について】
 ホームレス殺害事件:2015年4月1日
 市民公園ホームレス殺害事件:午前7時45分頃、一件の通報があった。
 場所は大生町(おおうちょう)市民公園。この近くに住んでいる第一発見者が朝食を買いにコンビニに出かけた際、「公園に寝そべっている男性を目にし心配になり、近づいて確認してみると胸に何かが刺さっていた」為、救急車と警察に連絡したそう。

【ホームレスの男性について】
 藤原 和幸(60)(フジワラ カズユキ)
 職業無職。血圧を下げる薬が遺留品から見つかり身元が判明した。
 心臓にナイフが刺さった事による失血死。

 

※遺留品については鑑識に回されている為、遺留物を見たい場合は鑑識へ足を運ぶ必要がある。

 

 

 警視庁の一階に降りたところで待合の椅子に座っている人物がいる事にすぐに気が付く。
 貴方方はその人物に見覚えがある、ホームレス殺人事件の第一発見者で現在捜査協力もしている探偵、鬼ケ原左近だ。
鬼ケ原「よお、HO4、おはよう。待ってたぜ、お前を。」
「手ぶらで来てねえよ。ちゃんと調べて来たぜ、例の奴」

鬼ケ原から以下の情報が伝えられる。
【広告入りのポケットティッシュ】
 なんの変哲もないポケットティッシュ。広告の内容は「アノマリオール博物館 日本芸術展覧会」。その広告の絵をみると何故だが胸騒ぎを感じる。その為すぐに目を逸らしてしまうことだろう。

【アノマリオール博物館 日本芸術展覧会】
 広告の絵は「死の花嫁」というタイトルの油絵。
 作者:安樂 凪

※特にHO4が渋らなければ、探偵は全体で公開しようとする。

鬼ケ原「まあ、わかったのはこれぐらいだ。これから本格的に調査も行くんだろう?」
「お供するぜ?」

※朧から探偵の事は自由にしろと言われているが、好奇心旺盛な為目を離すなとも言われている。これはPLPCに伝えてもらっていても構わない。

HO1に秘匿:

【安樂凪の名前に聞き覚えがある。10年前の一家殺害事件で逮捕され死刑が執行された、安樂誠の妻の名前だ。】

■事件現場周辺地域 
▼聞き込みを行う
【市民公園周辺の目撃情報1】
・特に数日前に悲鳴のようなものは聞こえなかった。
・ホームレスの男性はいつもこの住宅街付近のゴミをあさっている。
・その為かあまり近隣住民からはよく思われていないようだ。

▼<信用>に成功で以下の情報
【市民公園周辺の目撃情報2】
・市民公園周辺に数日前、黒いワゴン車が停まっているのを目撃した。
・特に気にしていなかった為、ナンバーまでは覚えていない。

 

■緊急連絡

 貴方が次の住民に声をかけようとしたところで、端末に電話が舞い込んでくる。
 ※探索者のだれか1人
 確認してみればそれは、今回の捜査の本部長である朧からだという事がわかるだろう。
 電話に出ればいつもは冷静な彼が少し焦燥感に駆られたような声で話し始める。

朧「朧だ」
「今から送る住所に急いで来てほしい。また遺体が発見された。状況も件のホームレスと似ているそうだ。俺も今から現場に向かう。」

 

 

■現場周辺捜査
 現場に到着すれば、すでにブルーシートでそこは囲われており、抑えられていた。
 貴方方は野次馬を避けながら、警察手帳を見せ中に入る事だろう。
 ※探偵は基本HO4と共に行動をしたがる。

 

 貴方方に気付いた朧が近寄って来る。
 ※朧は探偵の事を知っている為、渋々だが通してくれる。

 

朧「今、第一発見者に話を聞いてる。飛鳥、お前には検死を頼みたい。」
飛鳥「わかりました。」
朧「お前たちには二手に別れて遺体周辺と現場周辺を探ってほしい。」
轟「了解っす!俺は現場周辺見てきます」

※探索者には二手に別れてもらう。
【遺体周辺/現場周辺】
 

■遺体周辺

▼<目星>
【遺体周辺】
 特に争ったような形跡がない。まるで遺体だけがここに放置されたようだと感じる事だろう。

▼さらに<アイデア>
遺体の周辺は草原になっている。シロツメクサを多く見かける事だろう。
ホームレスの男性の遺体が発見された場所も開けた所であり、シロツメクサが生えていた事を思い出す。

 

■現場周辺

▼<目星>
【現場周辺】
 公園の入口付近から遺体の場所まで引きずったような跡がある。

▼さらに<アイデア>
遺体は公園の入り口付近から現在の場所まで引きずって運んできた事はあきらかだろう。しかし、遺体を放置するにはとても目立つ開けた場所だ。不可思議だと感じるだろう。ホームレスの男性の遺体の時も同じような状況だったと思い出す。

■奇妙な電話(現場周辺)
▼<聞き耳>
 公園の茂みの中から着信音のようなものが聞こえてくる。
 曲名は「とおりゃんせ」だ。
 探してみればすぐにその正体はわかるだろう。
 ビニールの袋に入れられた一つの携帯電話がそこにはあった。

▼電話に出ない
→そのまま■動かしてはいけない(遺体周辺)

▼電話に出る
 不審に思いつつあなたが電話に出てみれば、しばらくの静寂の後、変声機越しに声が聞こえてくる。
??「ハロー、刑事さん。」

▼お前は誰だ、等
「名前は特に決めてなかったけど、そうだなぁ、スティグマって言っておくよ。」

▼彼を殺したのはお前か?、等
「そうだよ、逮捕するの?」
「逮捕されるされないに関してあまり興味がないな」

▼目的は?なんのための電話だ?、等
「刑事さんと直接話してみたかった、それだけだよ。」

▼好きに会話をした後
「ああ、あと最後に一つ注意しておくね。」
「死体は動かさない方がいいよ。」

※電話をしているのは安樂𥼣

■動かしてはいけない(遺体周辺)
▼現場周辺組が遺体周辺組に声を掛ける場合

 DEX×5に成功した場合、その近くまで行き声をかけることができるだろう。
 ある程度近くに行かなければ声が通らないからだ。

 飛鳥が遺体を調べていることだろう。
飛鳥「死因に関しては前回のホームレス男性と変わりなさそうですね。」
飛鳥「背中も一応確認を、」

 

ピンっ

 

何かが弾けるような、そんな音がした。
飛鳥「…!っ伏せて!!!!」
そう、飛鳥が叫ぶ。と同時に、爆発音がその場に鳴り響いた。

成功▼現場周辺組から声がかけられた場合
 遺体周辺にいた探索者に1d4+1のダメージが入る。

失敗▼現場周辺組から声がかけられなかった場合
 遺体周辺にいた探索者に1d6+1のダメージが入る。

朧「大丈夫か!?おい!」
「状況説明はあとだ!轟!救急車を呼べ!」
轟「はっはい!」
「お前たちも怪我をしているな、一緒に乗って病院へ行け。他の奴らは付き添いで病院へ行ってやれ!」
「おい!立てる奴は誰か応急手当道具をもってこい!」
「状況説明は病院で聞く。」
 

■病院
 貴方方も病院へ検査の為行くことだろう。怪我をしていない人も付き添いで行くことになる。

 ※飛鳥が爆心地から一番近かっため自動気絶。
 遺体周辺にいた探索者達も治療を受けることだろう。
 HPを1d3+1回復

朧「飛鳥だが、脳震盪を起こしたみたいでな。まだ意識は回復していないが、命には別条ないみたいだ。」

 

▼朧に状況説明
朧「被害者の身元がわかった。しかし、連絡がつかない。」
「お前たちには被害者遺族のもとへ向かって欲しい。人員が後処理に割かれている。」
「爆発の件もある。気をつけて向かってくれ。」
「これは連続殺人事件と断定して調査を進めることになるだろう。携帯の調査は俺から鑑識に流しておく。」
「轟、お前は俺と一緒に来い。指示を手伝ってもらう。」
轟「あ、はい!」
「じゃあ、任せたぞ」

▼朧から下記の情報が伝えられる
【サラリーマン殺害事件】
 サラリーマン殺害事件:2015年4月7日
 自然公園サラリーマン殺害事件:午前11時30分頃、一件の通報があった。
 場所は大生町(おおうちょう)自然公園のグラウンド。この近くをハイキングコースにしている60代男 性によって男の遺体が発見された。第一発見者の証言によると「寝そべっている男性を発見し、不信に思い近づくと男性の胸部に何か刺さっておりそこから出血していたため急いで救急車と警察に連絡をした」そう。

【サラリーマンの男性について】
 中嶋 雄介(42)(ナカシマ ユウスケ)
 財布の中の運転免許証によって身元が判明した。
 中小企業のサラリーマン。3年前に現在の企業に転職した。
 心臓にナイフが刺さったことによる失血死。

【遺留品について】中嶋雄介
 手ぶらの状態で発見された。しかしポケット中に入っている財布は盗まれておらず。金銭目的の殺人ではない事はあきらか。そのほかに【広告入りのポケットティッシュ】が発見された。

※探偵が現場には入れていない場合。下記の描写
 探偵も病院まで心配して駆けつけたようだ。

鬼ヶ原「俺も引き続き協力したい。」
「ここまで首を突っ込んでおいて、引き下がるようなまねは探偵としてしたくない。」
「余計なお世話だってことはわかってる。だけど…これだけ被害が出てるんだ。被害者に報いる為にも真相を見つけたい」

▼一緒に来てほしい
「ありがとう、感謝するぜ」
 そう、彼はすこし嬉しそうに言う事だろう。

▼捜査から外れてほしい
「わかった、俺は俺で調べる。」
 そういうと彼は不服そうだが捜査から外れるだろう。
 

■被害者遺族の家
 チャイムを押しても出てくる気配は無い。
 電気メーターや水道メーターを確認してみても、動いている様子はないだろう。
 玄関は開いている。

▼<聞き耳>を振ることがきる
鉄臭い香りが家を満たしている事がわかる。これは血の匂いだ。

貴方方が足を踏み入れれば、そこには凄惨な状況が広がっていた。
親子と思しき遺体が3体、無残な姿で転がっている事だろう。

▼探索可能箇所
【机/遺体周辺/遺体】

 

HO1へ秘匿:
【10年前の事件と同じようだと感じるだろう。何度も刺された刺し傷に遺体の位置
貴方はあの惨状を思い出す事だろう。SANC 1/1d3】

▼机
 机にナイフのような鋭利なもので削ったように文字が書かれている。
 「忘れるな」

▼遺体周辺
遺体周辺を見れば、被害者の血で描かれたマークのようなものを発見する。
太陽が輝くようなマークが描かれている事がわかる。

▼遺体
何度も鋭利なもので刺された跡があるだろう。
犯人の正気を疑うような遺体に対して
SANC 1/1d3

▼応援を呼ぶ
到着するまでに時間がかかるだろう。その間に現場を調べることはできそうだ。

▼遺体を調べる
 着メロのような音が流れ出すだろう。
 現場周辺を探索していた探索者なら聞いたことがある筈だ。
 曲名は「とおりゃんせ」だという事がわかる。

▼<目星>
遺体の一つの傷の中から着信音が聞こえてくるだろう。
ぐちゃりと取り出してみれば、袋に入った携帯電話がある。


▼電話に出る
 変声機越しにまた声が聞こえてくるだろう。
スティグマ「ハロー、また会ったね刑事さん。さすが情報が回るの早くて、仕事が早い。」
「どう?これを見てなにか感じた?」

▼何を答えても
「へー、そっか。まあ興味無いけど。」

▼目的はなんだ?
「10年前、ここ大生町で一家殺人事件が起こったの知ってる?」
▼知らない
「そっか。まあ、刑事さん自身に関係ないしね。そんなもんだよね。」
▼知っている
「へえ、覚えてるんだ。印象的だったから?それとも、なにか思う所でもあったから?」

「その事件の真犯人を捕まえてほしいんだよね。」
「もう犯人は捕まって死刑が執行された事件だけど。」
「悔いてもう一度調べ直してほしいんだ。」
「これはそのための殺人。親切に、10年前のまねをしてみたんだ。遺体状況も同じはずだよ。」
「じゃあ、頑張ってね。次のターゲットはもう決まってるから。」

■警察諸君への贈り物
 電話が切れると同時に、カチカチと一定のリズムを刻む音が遺体から聞こえてくるだろう。
 おそらくは、爆弾だ。

プラスチック爆弾の回避
▼逃走イベント
3Rの間に<幸運>と<DEX×5>に同時に成功する必要がある。
1Rで<幸運>と<DEX×5>が振れる。

▼成功
探索者に1d8のダメージ
▼失敗
探索者に1d10のダメージ

あとから到着した応援や救急車によって貴方方はまた病院へと行くことになる。
 

■病院(夜)
 ※これを機に公安が警察へのテロ行為と断定し動き出す。
 治療を終えた貴方方に朧は話しかけて来るだろう。

 

▼状況の説明を行う
朧に遭ったことを話せば
朧「状況はわかった」と彼はうなずくだろう。
そして改めて貴方方に向き直ると
「お前たちは捜査から外れろ。あとは他の人員に任せる。」
と言った。

▼探偵がついてきている場合
「探偵、お前もだ。これ以上関わるな。」

▼理由は?
朧「二回も爆発に巻き込まれている。自覚の無いところで精神に支障をきたす事があるかもしれないからだ。これ以上、今回の事件に関わるな。」
「優秀な人材を失いたくはない。」
「明日から三日間でいい、休暇をとれ。」

▼捜査から外れたくない
朧「二度は言わん。署にいても構わんが、外をあまり出歩くな。」

それだけ言うと朧は足早に去っていく事だろう。
 

■事件を追うか追わないか

鬼ケ原「で…どうするんだ?」
 と後ろから声がかかるだろう。
 携帯電話を見ていたのか、それをポケットにしまう鬼ケ原が壁に寄りかかっている。
 改めて、貴方方を見つめる事だろう。

▼どうしてここに?※捜査から外れていた場合
鬼ケ原「轟君に聞いたんだよ、またお前らが爆発に巻き込まれたってね。」
「先輩たちの様子が心配だけど、仕事を任せられてていけないから、俺に見てきてほしいって…いい後輩を持ってるな?」

 ※ここではPLPCにこれ以上、事件を追うか追わないか確認をとる。
 もし追わない場合はEDに向かうことを伝えてもいい。

▼事件の調査をしない。
鬼ケ原「そうか、…。まあ、俺にはお前たちの事情はわからねえからな。お前自身がそれでいいなら俺は何も言わねえ。じゃあな。」

▼END:B 

▼事件の調査をする。
鬼ケ原「そうか、…。なら、俺から伝えたい事がある。」
「一応、安樂凪の住所がわかった。」
「交番と市役所をつてに頼んで駆け回ってもらってな。」
「もう夜だ、さすがに捜査するなら明日からがいいだろう。」

 もう夜を迎えている。捜査をするなら明日の朝からがいいだろう。

 

 

■独自調査(シティパート)

 貴方方は捜査から外されている。そのため現状どこまで捜査が進んでいるのか把握する必要があるだろう。教えてくれそうなのは轟や鳳ぐらいではなかろうか。
 朝集まるのであれば、探偵も来ることだろう。探偵は基本警視庁の中には入れない。
【朝、昼、夕、夜】の時間一か所ずつ探索が可能。

■探索可能箇所および時間帯

・鑑識課(朝、昼、夕、夜)
・資料室(朝、昼、夕、夜)
・安樂の家(朝、昼)
・アノマリオール博物館(朝、昼)
・病院(朝、昼)
→飛鳥が入院している病院
・図書館(朝、昼)

▼安樂の家後追加
・児童養護施設【日照園】(にっしょうえん)(朝、昼)
▼HO2に電話後追加
・旭刑務所(アサヒケイムショ)(朝、昼、夕)

■HO3に連絡が入る。轟からだ。※一日目の朝、探索前
「もしもし!轟です!」
「大丈夫ですか!また巻き込まれたって聞いて。」
「元気そうで良かったです。」
 本当に心配をして電話をかけてきたのだろう。

▼いまどこまで話が進んでいるか教えてほしい。
「あ、…ちょっと待ってくださいね。」
「すみません、今席を外してきたんで。今10年前の事件の被害者の身辺調査を主にこっちではやってます。なので先輩たちが調べるなら、その辺は行かないほうがいいと思います。鉢合わせちゃうので。ただ、10年前の事件をなんで犯人が掘り起こしてきたか全然朧さんしゃべってくれなくて、俺、気になってるんですよ。」
「朧さんからHO3さん達には言うなって言われてるんですけど…。なにか気になることがあったらこそっと電話してください!」

■HO2に連絡が入る。王からだ。※朝の探索が終わった後
王「面白い情報がはいったけん。お前に話そうと思ってな。」
「刑務所で飯田が獄中自殺をはかったらしか。」
「彼が投獄されとったんは旭刑務所というところやけん。まあ行けない距離でもなかろう。伝えたかったんはそれだけ。じゃあね。」
 ※それ以上は教えてくれない。
 ※秘匿にするかどうかはPCの判断に任せる
 席を外したいと言われた場合秘匿

■二か所目の探索個所に向かう途中
 貴方がその場所へ向かおうと足を進めていれば
 ゴスン、ゴスン、
 と音が聞こえるだろう。
 その音のする方向を振り向きますか?

▼振り向かない
→そのまま探索へ
▼振り向く
振り向けば1人の女性が電柱に向かって頭をぶつけている姿が目に入るだろう。
あまりにも異常な光景にSANC0/1

止めに入るならば女性は何事も無かったかのようにしゃべるだろう。

※女性からしてみれば、道を歩いていて探索者に急に声をかけられたような感覚になっている。頭には傷があるため痛みは感じているだろう。

 

■安樂凪の家の前に来る途中
 ふと、1人の女性とすれ違うことだろう。不思議な雰囲気を感じた貴方は後ろを振り返ってみるもそこには誰もいなかった。

HO3に秘匿:
【轟由美子だ。彼女に間違いはないと貴方は確信する。しかし、なぜここに……。彼女は死んだはずだ。】

 

■独自調査(二日目)

 

■安樂の家
 あまり手入れがされていない庭を通り、一軒家の玄関口でチャイムを鳴らす。
 パタパタと誰かが歩いてくる音が聞こえて来たかと思うと、その扉は開かれるだろう。
「はい?どちら様でしょうか?」
 出てきたのはエプロンをした女性だった。

▼警察です
「まあ、警察の方がどうしてこちらに。」
▼安樂 凪さんにお話を伺いたく
「凪さんにですか?あ、えと、本当に凪さんに用が…?」
「あ、えと、立ち話も何でしょうから、中へどうぞ。」
 そう言い、エプロンをつけた女性は家の中へ案内してくれるだろう。
 彼女は貴方方をリビングへ通し、お茶などを用意してくれる。
▼あなたは?
「ご紹介が遅れました、この家の家政婦をしております。木島です。」
「凪さんは…今日は体調がいい日ではあるのですがお話は難しいかと思います。」
「えっと…見てもらえればわかります。お連れしますので少々お待ちください。」

凪「まあ、お客様なの?めずらしいわね、どこかしら」
木島「お連れしますので…どうぞ、こちらですよ凪さん。」
 リビングの入口から1人の女性が家政婦に連れられてきた。その女性は髪の毛が冗談にも整ってるとは言えない風貌で、目に包帯が巻かれているのが特徴だった。
 彼女はまるで周囲を確認するかのように手を伸ばしながら歩いて来るだろう。
 その姿を見て貴方方は確信する。彼女は目が見えていないのだと。
 家政婦はやっとの思いで彼女を貴方方の前のソファまで座らせると、隣に寄り添うように座った。
凪「初めましての方かしら?私は安樂凪と申します。どうぞよろしくね。」
 と貴方ではない方向を向いている事だろう。
「あ、今日はなんのご用事なのかしら」
「そうそう、こないだね聞いてちょうだい。シイナちゃんが立っちできたのよ。それでね、にさんほあるいた後におしりをドンってしてしまってないてしまったのよ。ビデオでもとっておけばよかったわあ。あぁ、シキちゃんが帰ってこないわどうしましょ。ねえ、あなた、貴方はなにか知らないかしら?」
 そう家政婦の木島に対して手をのばし体を確認するように触る事だろう。こまったように木島は笑い
木島「凪さん、あの人は…あ、すみません…この調子なのです。凪さんは…」
 そう貴方方に困ったように話すことだろう。
 その間にも関係ない話を彼女はぺらぺらとしゃべり続けている。
「一度、彼女を元の部屋に戻してきますので少々お待ちください。」

 しばらくすれば木島はリビングに戻ってくる事だろう。
木島「なにか聞きたいことがあれば私に聞いていただけると助かります。急に癇癪をおこしたりしてしまうこともあるので。」

▼アリバイについて
「ずっと私が家にいました。凪さんはずっとあの状態なので出歩くのも難しくて外出はしていません。」
▼家族構成について
「娘さんと息子さんがいます、名前を娘さんが𥼣(シイナ)ちゃんで、息子さんが式(シキ)君です。𥼣ちゃんなら施設にいると思いますよ。ただお兄さんの式くんはいま行方不明でして。」
▼勤め先等
「10年前までは児童養護施設で指導員として働いていらっしゃいました。」
「【日照園】(にっしょうえん)という場所です。この近くにありますよ。場所はこちらになります。」

▼絵を見せてほしい、等
「あまり、気持ちのいいものではありませんが。」
そういって彼女は一枚の絵を持ってくるだろう。
絵の説明を彼女は行ってくれる。

【死の花嫁について】
題「死の花嫁」
・特徴:全体的に赤色のタッチの油絵。キャンバスに赤一色で描かれており、油彩絵具の凹凸によって光の当て方次第で見え方が変わる。
・作者:安樂 凪(アンラク ナギ)
・制作:2005年~2015年頃(推定)
・真正面から光を当てた場合、微笑む女性の輪郭が浮かび上がる。真上からの光を差し込んだ場合、顔にかかる光のヴェールをかき分ける花嫁のような女性が浮かぶ。真下から光を当てた際には、多くのヒナゲシの中に1人の女性が佇んでいる姿が見える。

▼本物の絵画を見た場合
あまりにもおぞましい絵だと貴方は感じるだろう。まるで生きることの愚かさや醜さを固めたようなそんな印象を受ける。SANC 1/1d3

▼さらに<聞き耳>成功で<医学>が振れる
ほのかに油絵の匂いの他に鉄の匂いがする。

※木島はシノーソグリスに肉体を持たされた亡霊。
その為彼女が絵を見ても平気そうに見える。

■アノマリオール博物館
 とても不思議な雰囲気の博物館だ。
 学芸員に話しかければ広告の絵について証言してくれるだろう。

【死の花嫁について学芸員の証言】
・「「死の花嫁」はもともと題名がつけられていたわけではありません。彼女の絵を見て誰かが、自然とそう呼んだ事をきっかけに題名になったようです。」

本物の展示物を見る事ができる。

【死の花嫁について】
題「死の花嫁」
・特徴:全体的に赤色のタッチの油絵。キャンバスに赤一色で描かれており、油彩絵具の凹凸によって光の当て方次第で見え方が変わる。
・作者:安樂 凪(アンラク ナギ)
・制作:2005年~2015年頃(推定)
・真正面から光を当てた場合、微笑む女性の輪郭が浮かび上がる。真上からの光を差し込んだ場合、顔にかかる光のヴェールをかき分ける花嫁のような女性が浮かぶ。真下から光を当てた際には、多くのヒナゲシの中に1人の女性が佇んでいる姿が見える。
▼本物の絵画を見た場合
あまりにもおぞましい絵だと貴方は感じるだろう。まるで生きることの愚かさや醜さを固めたようなそんな印象を受ける。SANC 1/1d3

▼さらに<聞き耳>成功で<医学>が振れる
ほのかに油絵の匂いの他に鉄の匂いがする。

 


■鑑識課(警視庁)
鳳「おつかれさんでーす」
「何か聞きたい事でも?捜査外されたんじゃなかったんですか?」

 わざとらしい丁寧語を使って来る彼は、鑑識課に所属している鳳千晴(オオトリ チハル)だ。若いながらも優秀な男であり仕事ができる。態度はどうであれ、仕事においては信頼できる人間という事を貴方方は知っているだろう。

▼今回のサラリーマンの被害者について聞きたい
「ん、」
 と彼は手を貴方方に差し出す事だろう。まるで何かをねだるようなポーズだ。
 じっと貴方方を見上げるように視線を移すと
「おだちんください」
 とまるで当たり前かのように言ってくるだろう。

▼探索者達はこれが初めてで無いか<幸運>で判定を行う

▼成功
 貴方は、彼からのこの要求は初めてではない。
 彼が求めているものは「おだちん」すなわち「報酬」、「飴」だ。

▼失敗
 貴方は彼からのこの要求が初めてだ。
 彼が何を求めているのか一瞬考える事だろう。
 しかし、警視庁の調査において金銭の取引が在ってはならない事を貴方は十二分に理解している。なら彼は何を要求しているのだろう。貴方にはわからなかった。

▼探索者の1人が「飴」をくれるのであれば鳳は快く捜査に協力してくれる。
 誰も飴を差し出さなかった場合情報は出してくれるが不機嫌な態度はとるだろう。めんどくさそうだが情報は伝えてくれる。

▼藤原和幸について
「心臓一突き。プロか?ってほどに綺麗な殺し方でしたよ。」
▼中嶋雄介について
「ホームレスの人とおなじっすね。特に特筆すべき点はないっすよ」
▼中嶋一家について
んーと少し口ごもると彼はつぶやく。
「ここからは独り言なんすけどね。」
 と前置きのごとく言う。おそらくは捜査から外された貴方方にはしゃべらない様にと釘を刺されたのだと推測できる。
「10年前の資料引っ張り出してきて調べましたが、気持ち悪いほど殺し方が似てます。」

▼10年前の事件について
「調べましたけど、ナイフで何度も刺された事による失血死ですね。家族全員。」
 と彼は淡々と10年前の事件について語るだろう。

▼<心理学>に成功で以下の情報を秘匿に送る。
 そう語る彼の表情からは貴方方を試すような、見定めるような視線が来ることだろう。
 彼は10年前の事件について何かを話すかどうか迷っているように見える。

▼他にはまだあるか?話すことがあるように見える等
※心理学に成功したうえで上記のように聞く場合
「んー、話すかどうか迷ったんですけど。」
「10年前の事件の資料を読んでて思った事があって…、資料に目を通した限りだと、犯人は1人じゃなくて2人の犯行じゃないと説明がつかない点が少なからずあるんです。だから10年前の事件は冤罪である可能性が非常に高いと俺は思います。懸念すべき事項が主に二つほどあって…」
「10年前の事件が冤罪だったとして、じゃあ、何なのかって話ですけど。まず1つに冤罪だとしたら10年前の事件で逮捕され、死刑が執行された安樂誠の遺族と今回の犯人は何らかの関係があってもおかしくは無いのかなって…。ま、あくまでも推測とただの勘なんで、なんともいえないすけど。」
「そして2つ目に、10年前の事件の模倣にしては現場の作り込みが異常すぎるんですよ。現場の証拠品の再現から犯人の侵入経路まで、全てです。もちろんその中に警察内部しか知りえない情報も含みます。」
「ここまで言えば、これから先俺が言いたいことがわかるかと思います。情報がどこからか漏れている可能性が非常に高いです。現場の詳細な情報を外部に漏らした内部の人間がどこかに今もいるって事です。」

▼被害者の共通点について
「まあ、これも独り言なんすけど。」
わざとらしく彼は言うだろう。
「どちらの被害者も東日社に勤めていた事があったそうですよ。他の捜査班から聞いたんですけどね。東日社といえば、芸能人のスキャンダルなんかの雑誌を出してる所で有名じゃないですか。なんか闇深そうすよね。」

▼ある程度話し終えた後
「…殺人は絶対に許されないですよ。例え誰が相手であったとしても。」
 そう彼は少し感情を抑えるように言葉を吐いた。しかしその後すぐに表情を元のように戻すと淡々と語りだす。
「あと、これは個人的なコメントですけど。上からは、10年前の事件の事を調べ直す方向ではなく、今回の事件の犯人を重点的に追うように言われています。なんかそれが気に食わないんすよね。」
「まあ、明日には何か掴めるはずですんで。」
 と当り前のように、彼は背伸びをしながら言った。
「こっちからも何かあれば連絡します。」
「また明日来てくださいよ。おだちん忘れずに宜しくお願いしますね。」
「10年前の事件の資料なら資料室にあると思うんで。はい。これちなみにカギです。今貸し出しの名義は俺になってるんで、くれぐれも無くさないようにしてくださいね。」
 と貴方方に視線はやらずに手渡してくれるだろう。

▼爆弾について
「どちらも小型のプラスチック爆弾でしたね、殺傷能力は低いものでしたけど逆にそれがいやらしいっすよね~」

■資料室(警視庁)
 カギがかかっているようだ。カギの貸し出し名簿を見てみれば最近の貸し出し利用者が鳳になっている。
 ※鳳にカギを借りに行く必要がある。
 中に入ればそれぞれの事件について調べる事ができる。

▼<図書館>8年前の女性殺害事件について調べる
【2007年女性殺害事件】
 2007年12月20日東京都の帳町(トバリちょう)にて女性殺人事件が起こった。
 死亡者数1名。強姦、強盗目的の殺人だった。事件の悪質さから早期逮捕が余儀なくされた。当初は宗教団体の支援金をめぐってのトラブルからの犯行と示唆されていた。しかし被害者の爪の中に加害者をひっかいたと思われる皮膚片が少量発見された事と、近隣に住むホームレスの男性の目撃情報が上がった事により、飯田容疑者が逮捕された。

▼そのほかにもその事件に関する情報や報告書がある。
そこにはHO2の名前が記載されているだろう。
おそらくこの報告書や資料をまとめたのはHO2だとわかるだろう。


▼<図書館>5年前の女性暴行および強姦事件について調べる
【2010年女性暴行及び強姦事件について】
 2010年某町にて複数の女性暴行及び強姦事件が起きた。
 被害者の人数は上がっているものだけで10人。どの事件も仕事帰りの女性を襲った犯行であり、持っていたナイフで女性を脅し車に連れ込んで暴行などを行ったと推測される。しかし犯人は容易周到で覆面をつけており、なおかつ車のナンバーが割れていない事から捜査は難航。被害者の体に付着していた犯人と思しきDNAは採取されている。

▼<目星>
被害者の名前一覧に
「轟 由美子」という名前を発見するだろう。
珍しい苗字だと感じるだろう。

▼そのほかにもその事件に関する情報や報告書がある。
そこにはHO3の名前が記載されているだろう。
おそらくこの報告書や資料をまとめたのはHO3だとわかるだろう。

▼<図書館>10年前の事件について調べる
【2005年大生町一家殺人事件について】
 2005年3月7日東京都の大生町にて一家殺人事件が起こった。
 死亡者数4名。どの遺体も体に何回ものナイフを突きつけられた跡があった。家は荒らされており、金銭類が盗まれていた事もあり強盗目的の殺人と断定された。
 容疑がかけられたのは安楽誠(あんらくまこと)(32)。現場に残っていた証拠品から検出されたDNAと安樂誠のDNAが一致した事により逮捕が決行された。当時、安樂誠は仕事のミスをきっかけに辞職を余儀なくされており金銭的に問題を抱えていた事、事件の残忍さ故に早期に逮捕され死刑判決を言い渡された。その2年後死刑が執行される。

▼資料にさらに<目星>
そのほかにもその事件に関する情報や報告書がある。
そこにはHO1の名前や、朧一鉄の名前が記載されているだろう。
おそらくこの報告書や資料をまとめたのはHO1、朧一鉄だとわかるだろう。

▼<アイデア>成功で
【DNA鑑定について】

 1989年にDNA鑑定が警察本部に広がることになる。
 最初は「MCT118型」と呼ばれる検査法で、DNA型一致の確率は「千人に1.2人」。03年にSTR型に切り替わり、自動分析装置「フラグメントアナライザー」も導入され「1100万人に1人」に向上した。06年には現在の検査法となり「4兆7千億人に1人」となった。

▼さらに<アイデア>
10年前の一家殺人事件の年代において、日本の人口、約1億2400万人に対し上記の確率の場合、日本中に同じDNAと結果を出される人数が約11人いると考えられる。そのため警察側のミスである可能性も十分にありえるだろう。
 

■病院

 病院へ向かえば昨日の慌ただしさはなく、静かな院内が広がっている事だろう。
 飛鳥の病室まで見舞いに行く事はできそうだ。

▼飛鳥の病室まで行く
 飛鳥の病室に入れば1人の男性が飛鳥を見つめていた、朧だ。
「なんだ、お前たちか。あまり外を出歩くなと言ったはずだが?」
そう貴方方に少し静かに注意をするだろう。

▼RP等
「見舞いに来ただけだ。部下の面倒をみるのは上司の役目だからな。」
「もしかしたら意識を回復させるかもしれないしな」
彼は目を細めて飛鳥を見つめるだろう。その瞳からは部下を心配に思う気持ちが感じられた。
▼ある程度RPした時点で
「首を突っ込むなよ。お前たちは捜査から外されているんだ。それと出歩くときには細心の注意をはらえ。」
そう言って貴方の肩に手を軽く置くと、そのまま彼は病室を後にすることだろう。

▼飛鳥の荷物を調べる
 飛鳥の荷物は綺麗に整頓され、置かれていた。おそらくは朧が片付けたのだろう。
 彼がいつも持ち歩いているメモ帳を見つける事ができる。
 見れば、カレンダーと一体になっているタイプの手帳だ。今日の日付に丸がされているのを発見するだろう。他に補足のような記載は無い。他の日を確認して見るならば補足等が詳細に書いてあるが、今日の日付にだけ丸の印がついている。

 ※飛鳥が朧に対して情報漏洩の件について聞こうとしていた日付

■図書館
 静かな空間が広がっている。
 ※事件についての記事等を調べてみても警察の庁内以上の情報は出てこない。
▼<図書館>に成功で
【シロツメクサについて】
開花時期:4月~12月
花言葉:「幸福」「約束」「私を思って」等

▼さらに<図書館>
【クローバーについて】
花言葉:「幸運」「約束」「私を思って」のほかに「復讐」という意味合いを持つ。

【スティグマについて】
書き方:stigma
主な意味:汚名、恥辱、柱頭、聖痕

■刑務所(HO2へ王からの電話後発生)
 刑務所に訪れて貴方が飯田の話を聞きたいと言えば、当時を担当していた刑務官が出てきてくれるだろう。

【刑務官の証言】
・「2週間前、飯田に面会に来た黒いスーツ白髪の男性がその本とポストカードを渡して行った。物品には特に何も仕掛けがない事が確認され異常は無かった。」
・「その日からやけに体調が優れないように見えた。」
・「妙な言葉をつぶやいていた。死の花嫁が囁いてくるとか…なんでも、自分を殺してくれ、死は救いだとか…悟りでも開いたんじゃないだろうか」

※スーツの白髪の男性は安樂式

▼本について

【ソクラテスの弁明】
 著者プラトン。
「無知の知」を人々に説いたソクラテスが、「若者を悪に誘った」として捕らえられた後、裁判で語った弁明。死刑確定後、友人クリトンとの議論を、弟子のプラトンが書いた本。
「あなたは何を知っていて、何を持って悪と断じるのか?」と大衆に正義を問うもの。

▼ポストカードについて
【死の花嫁のポストカード】
 とても不気味な印象を受ける絵だ。赤一色で描かれたそれは、まるで生命の醜さや肉肉しさをダイレクトに表現している。あまりみたくないと感じるだろう。
 裏を確認してみれば太陽が光り輝くようなマークが描かれている。

 

 

■夜(二日目)
 秘匿に送る情報と自由行動を選択することができる。
 ※そうPLに相談を持ちかけよう。
 自由行動の場合資料室か、夜の鑑識課になる。

 

■HO1:

HO1に秘匿:

【朧からメールが来る事だろう。「捜査本部に来てくれ、話したいことがある。」と呼び出しの連絡のようだ】

 捜査本部に迎えば、彼が資料を整理している姿が見えることだろう。

朧「お前に話したい事がある。厳密にはお前たちに話すべき事だが…」
「明日から拳銃の携帯が許可された。警察へのテロ行為と断定し公安が動き出している。」
「お前たちも捜査は外されているといえども例外ではない、明日、拳銃を保管庫に取りに行け。お前から他の奴らにも伝えておいてくれ。」
「話は以上だ。他に話しておきたいことはあるか?」
「くれぐれも事件に首を突っ込むなよ。お前たちは今、本当なら休暇中なんだ。」

▼「自由行動」
▼鑑識課にいく
■夜の鑑識課 へ
▼資料室にいく
■資料室(警視庁) へ

■HO2:

HO2に秘匿:

【「王と飲む予定がある」】

 レトロな雰囲気のバーで待ち合わせをすることになるだろう。
王「やあァ、お疲れ様。いそがしくやっとる?仕事は?」
「そうか、まあ何かたのめよ。」
「面白い情報をもう一つ手に入れてね。欲しかなら、いつもので頼むよ。」
 そう彼は指で3のマークを指し示す。これは金額を意味することを貴方は知っている。
 3万円を彼に差し出しますか?

▼3万円で情報を買わない
「ざんねんやな。まあ、よかたい」
▼3万円で情報を買う
「おまえならそうするとおもっとった。」
 3万円と引き換えに一つの紙がテーブルの上に彼からおかれるだろう。
 そこにはこう書かれていた。
「警視庁刑事部の内部に公安警察が紛れ込んでいる。調査を行っているらしいがそこまでは掴めていない。」
「安か情報やけどな。面白かろう?」っと彼は言うことだろう。
一口ウィスキーを飲んだ。

▼RP後
「ここからは、例えばのはなし」
「もしも、君にどうしても許せない人がいたとしよう。そいつは法で裁くことも叶わん奴だ。その場合君はそいつをどうする?」
 そういうと彼はつまみにしていたナッツを貴方の前におきはじめるだろう。
「一つ。法で裁かれないならば、自らの手で断罪を行うか…」
「二つ。法で裁かれないならば、慈悲を持ってそれを見過ごすか。」
 そう二つの選択を示してくるだろう。
▼RP後
「そうか、おまえならそうするか。いやなに、単純な興味や。気にすることなかたい。」

▼「自由行動」
▼鑑識課にいく
■夜の鑑識課 へ
▼資料室にいく
■資料室(警視庁) へ

■HO3:

HO3に秘匿:

【轟から話したい事があると言われている。】

 居酒屋で待ち合わせをすることになるだろう。
轟「お疲れ様です!…」
「鳳さんから聞いたんっすけど、10年前の事件の証拠品から検出されたDNAと5年前の事件のDNA…一致したらしいです。」
「同一犯である可能性が出て来たみたいで、鳳さんは明日正式に上に報告をあげるつもりではいるそうなんすけど……。」
「もし…それが本当なら、10年前と5年前の事件…犯人は二つの犯行を起こしているわけで…」
「ゆるせないっすよ」そう彼はどこか一点をみつめながら持っている手に力を込め声を低くつぶやいた。
▼もし犯人を目の前にしたらどうする?等
轟「んー…ぶっちゃけ…わかんないっす…どうするのか…。目の前にしてみないとわかんないです。」
 そう彼はうつむきながらいう事だろう。

▼「自由行動」
▼鑑識課にいく
■夜の鑑識課 へ
▼資料室にいく
■資料室(警視庁) へ

 

■HO4:

HO4に秘匿:

【鬼ケ原が帰りがけに話しかけてくるだろう。飲みに誘っているようだ。】

 大衆居酒屋へ誘われる事だろう。
鬼ケ原「事件がどうなってるか、というより今回の事件についてどう思ってるのかお前に聞いてみたくてさ。」
▼RP後
「そっか。」
「俺さ、昔警察官になりたかったんだ。ほら、警察官って市民を守る味方だろ?」
「でもまあ、理由は色々あって、なれなくてさ。正直お前がうらやましいよ。」
「最近暗い話ばっかりだけどさ、そういうときこそ明るい話をするといいんだってよ。」
「なんていうか言霊…みたいな?むかしからそういうのあるだろう?呪文的なさあ。暗いことがあったときはその話ばかりするんじゃなくて明るい話をしたり、暑い時に寒いって言ったりするあれ。意外と本当だから、おすすめだよ。落ち込んだ時にこそやるべきだと思うね。」
「ああ、あと俺なりにあの太陽のマーク調べたんだけど、どうやら日の朝教団っていう教団のシンボルらしい。一応わかってる事だけ伝えとくぜ」
▼以下の情報が鬼ケ原から共有される。

【日の朝教団】(ヒノアサキョウダン)
全能をつかさどる神を信仰する教団。神の名前は無く「ヴェールを与えるもの」と呼称されている。シンボルマークは太陽が光り輝くようなマークが使われている。

▼「自由行動」
▼鑑識課にいく
■夜の鑑識課 へ
▼資料室にいく
■資料室(警視庁) へ
 

■自由行動(二日目夜)

■夜の鑑識課
 夜の鑑識課へ向かえば、誰かが1人で作業をしていた。
 見てみればそれは鳳だ。彼は1人で何やら作業をしているようだった。
 貴方が入ってきた事に気が付けば声をかけてくるだろう。
鳳「おつかれさんでーす。まだいたんすか?まじめっすね。」

▼なにか進展はあるか?等
鳳「んーーー。まあ、明後日には上にあげようと思ったんですけど。実はですね、5年前の事件と10年前の事件の犯人のDNA調べてみたら一致したんですよね。」
「さっきわかった事なんで、いま色々情報を整理してるところなんですけど。」
▼なんで調べようと思ったのか?等
「10年前と5年前のDNA鑑定の仕方、実を言うと違うんですよ。昔の調べ方だとどうしてもムラが出るんです。だからもしかしたら、今調べたら新しい事わかるかなっておもって…」
 そういうと彼はDNA鑑定について教えてくれるだろう。

【DNA鑑定について】1989年にDNA鑑定が警察本部に広がることになる。
最初は「MCT118型」と呼ばれる検査法で、DNA型一致の確率は「千人に1.2人」。03年にSTR型に切り替わり、自動分析装置「フラグメントアナライザー」も導入され「1100万人に1人」に向上した。06年には現在の検査法となり「4兆7千億人に1人」となった。

▼さらに<アイデア>
10年前の一家殺人事件の年代において、日本の人口、約1億2400万人に対し上記の確率の場合、日本中に同じDNAと結果を出される人数が約11人いると考えられる。そのため警察側のミスである可能性も十分にありえるだろう。

「まあ、それに個人的な部分もあるんすけどね」
「10年前の一家殺人事件の被害者の1人…高校の時のダチだったんですよ。とってもいいやつでしたよ」
 そう、どこか寂しそうな瞳で彼はパソコンの画面を見ている事だろう。
「まあ、だからこそ今回その事件が掘り起こされてるって聞いて、いてもたっても居られなくて掘り起こしたらこの様っすよ。」
「何やってたんすかね10年前の警察は…」
「まあ、死刑がもう執行された事件すから、上は覆したくないと動こうとするでしょうねー」
「見つけたものは仕方ないんで、報告はしますけど(探索者)方も身の振り方は気を付けておいたほうがいいかもしれないっすね?」

■資料室(警視庁) へ
 

■独自調査(三日目)
 貴方方が警視庁へ足を運べば、鬼ケ原が来ていない事に気が付くだろう。
 少し待てども来る気配はない。連絡をしてみてもつながらない事がわかるだろう。
 朝に集まればHO1から皆に話があるようだ。
 ※HO1に拳銃の携帯について会話を促す。

 

 探索個所に■探偵事務所が追加される。

■拳銃の携帯
 貴方方は拳銃保管庫へいき、拳銃を携帯するだろう。
 持ち物に38口径リボルバー ダメージ:1d10/飛距離:15m/1Rにつき:2/装弾:6/耐久値:10/故障ナンバー:100 を加える。

■探偵事務所
 資料が乱雑におかれており、今回の事件についての写真や資料が散乱している事だろう。
 玄関口では争ったような形跡がある。

 ※玄関で争ったような形跡はフェイク

【日の朝教団】(ヒノアサキョウダン):
 全能をつかさどる神を信仰する教団。神の名前は無く「ヴェールを与えるもの」と呼称されている。シンボルマークは太陽が光り輝くようなマークが使われている。

【日の朝教団についての資料】
 聖なる光教団。またの名を【警察被害者の会】とインターネット上では言われている。
 警察関係者に被害を受けた人物が立ち上げた、被害者の会の一つ。警察で取り合ってもらえないものや、警察から被害届を受理されなかったものに対して講義を行ったり、探偵に依頼をしたりしている。表上は新興宗教という事になっているが、聖なる光教団は日本以外の各国にも小さいものだが存在する為、伝統宗教では無いかと考えられる。
 警察被害者の会と呼ばれるだけあって、人数は他の宗教団体とさほど変わりないが結束力が高い。そのため接触する際は細心の注意をはらう必要があるだろう。

【探偵のデスクの資料1】
 東日社に対しての振込の明細が記載してある資料が多くある。その中でもマーカーがひかれている箇所があり、どうやら10年前と5年前の日付のようだ。
 東日社に多額の金が振り込まれている。宛名は【一条財団法人】からだ。
【探偵のデスクの資料2】
 一条財団法人の代表は一条宗貞であり、彼は国家公安委員会の代表も勤めている。そのため圧力がかけられた可能性が非常に高い。東日社に多額の賄賂を渡し、スキャンダルを避ける必要性があったと考えられる。

【鬼ケ原の走り書きのメモ】(昨日の日付だ)
 一条宗貞の息子、一条綴(イチジョウ ツヅル)(24)は前科の記録は無いものの、警察に保護されたり補導された記録が残っている。つまりは、   
(そこでメモは途切れている)

▼<アイデア>
 もしこの資料に書いてあることが本当だった場合、10年前の事件および5年前の事件は何らかの関連性がある。その場合一条財団が絡んでいるのはあきらかだろう。

 

 

■児童養護施設【日照園】
 日照園に向かえば1人の中年の女性が出迎えてくれるだろう。

実里「日照園の施設長をしております、轟実里(トドロキ ミノリ)と申します。よろしくお願いします。」
 と、丁寧に彼女は挨拶をしてくれるだろう。

▼<アイデア>に成功で
 珍しい苗字だと感じる。どことなく雰囲気が轟宗近に似ているようだと感じるだろう。
▼轟宗近の名前を出す
「息子ですね。もしかして先輩の方々ですか?いつもお世話になっております。」
▼HO3が来た場合
「あら、刑事さん…」
 貴方の方を見ると軽く会釈するだろう。貴方は彼女と面識がある。轟宗近の母親だ。
▼式についての話をする
「シキ君は10年前のお父さんの事があったでしょう?あれからこの家にはあまり来なくなってしまって。もう遊びに来なくなってから、5年は経つわ」
▼𥼣について
「彼女は由美子のお墓参りに行っているわ。話がしたいなら行ってみたらいかがかしら。」
▼𥼣の特徴について、変わったこと等
「昔は喜怒哀楽の表情が豊かな子だったけど、5年前ぐらい前からめっきり笑顔が少なくなって…」
「髪の毛が白いのが特徴ね。」
▼由美子さんとは?
「私の娘なの。宗近の姉に当たるわね、5年前に自ら命を…」
「由美子はずっとここで働いていたから、子供たちとも仲がよかったの。」
▼HO3がいた場合
「刑事さんがお墓参りに来てくれたなら、きっと由美子も喜ぶわ。」


■轟由美子の墓
𥼣「誰?」
「刑事さんがなんの用?」
 そう彼女は淡々と答えるだろう。まるで感情が感じられない。

▼式について
「5年ぐらい会っていない」
 ※この話は嘘。安樂式から辻褄を合わせるようにと言われている。
▼凪について
「気が狂っているのは10年前から。お父さんが警察に連れていかれてからおかしくなったわ。」
▼ある程度RPをし終えたら
「ねえ、刑事さん。刑事さんはどうしても許せない人がいたとして、その人が法で裁くことが叶わない人物だったらどうする?」
「一つ。法で裁かれないならば、自らの手で断罪を行うか…」
「二つ。法で裁かれないならば、慈悲を持ってそれを見過ごすか。」
「どっち?」
▼何を答えても
「そう」
 と彼女はつぶやくだけだった。

▼ある程度RPを終えた後
「話はそれだけ?」
 そういうと彼女は帰る素振りを見せる事だろう。
「間に合うといいね」
 そう彼女は聞こえるか聞こえないかぐらいの声の大きさでつぶやくと去って行ってしまう。

 

 

■連絡は突然に(三日目の朝が終わった時点で)
▼探索者の誰かに電話がかかってくる。
飛鳥「もしもし、飛鳥です。」
「急なお電話すみません。…どうしても伝えておかなければならない事があって。」
「まだ、事件の調査をしていますか?」

▼している、等
「そうですか」

▼体調は大丈夫か?等
「大丈夫、とはあまり言い難いですが。しゃべる事ができるぐらいには大丈夫です。」

「これから少し信じがたい話をするんですが、どうか信じてください。」
「私は以前から、警察内部の情報が外部のある教団に漏れている事について気が付いていました。
その中でも特に、10年前の一家殺害の事件と5年前の女性強姦事件の資料が一部無断で持ち出されていて、資料室の持ち出し名簿を調べた際に朧さんの名前をどちらも発見しました。教団の名前は【日の朝教団】と言われています。またの名を警察被害者の会と呼ばれる、あまり警察関係者を良く思っていない人たちの集まりです。」

▼なぜそれを調べていた、気付いたのか?
「私は、警視庁の人間ではありません。公安の人間です。
日の朝教団がその集まり故に、警察に対してのテロ行為を行うのではないかという懸念からスパイをまぎれ込ませていました。とても結束力の高い組織故に情報は少ししか入手できませんでしたが…。
それを踏まえて、貴方方に伝えたい事があります。」
「朧さんはきっと黒です、日の朝教団とおそらく繋がりがあります。今回の爆発事件はおそらく…」
その時病室の扉が開く音がする。
「…っ!?、君は__」
 ガシャリ、携帯電話が砕かれる音を最後に電話が途切れるだろう。
 ビジートーンだけがむなしく鳴り響いた。

 ※安樂式が飛鳥に対し記憶を曇らせようとやってきたが彼が起きていた為、彼を眠らせ教団へ行き再び呪文をかけようと考えていた。

▼急いで病院に向かう
■病院 へ

▼向かわない場合
 轟から電話がかかってくる。

轟「せ、先輩!!飛鳥さんの見舞いにきたら部屋にいなかったんです!窓が開いてたので下を見てみたらワゴン車が見えました!飛鳥先輩が運ばれるのを見たんです!!も、もしかしたら攫われたのかもしれません!お、俺追いかけます!!先輩も手が空いてたら手伝ってくれませんか!」
 

■病院
 急いで病院へ向かえば、飛鳥の病室の方向から走ってくる轟と鉢合わせる事だろう。

轟「せ、先輩!!飛鳥さんの見舞いにきたら部屋にいなかったんです!窓が開いてたので下を見てみたらワゴン車が見えました!飛鳥先輩が運ばれるのを見たんです!!も、もしかしたら攫われたのかもしれません!早く!追いかけないと!!!」

 そう言うと、彼は追いかけるように病院を出て車に乗り込む事だろう。
 貴方方も合流し同じ車に乗ることになる。

▼轟宗近に対して<心理学>に成功
 本当の事を言っているようだと感じる。彼の焦りや慌て具合は演技ではないと思うことだろう。

▼3R以内にワゴン車を追いかける場合

 <追跡>または<目星><ナビゲート>に成功する必要がある。

▼成功
■教団 へ

▼失敗:3R以内に誰も成功しなかった場合
教団へ行くことができるが遅れて行くことになるため探索ができない。その為

■教団→■講演室 へ

 

 

■教団
 ワゴン車を追いかければ、日の朝教団の建物と思しき所へたどり着くだろう。
 入口付近には小さな看板がありそこには太陽が光り輝くようなマークが描かれている。
 入る為には入口のカギをどうにか開錠するしかないようだ。

▼<鍵開け><STR×3>に成功で入口が開けられる。
 ※失敗しても何度でも行うことが可能

【玄関ホール/資料室/地下講演室】

■玄関ホール
 煌びやかなステンドグラスが目につく事だろう。そこにも太陽が光り輝くようなシンボルマークがあった。


■資料室
 数々の資料が並んでいる。被害届が受理されなかったリストや探偵に依頼を申し込んだ事件リスト等様々な資料が並んでいる。

▼<図書館>に成功で以下の情報
数多くの資料が並ぶ中日記のようなものを発見するだろう。
【日記】
●月×日
 今日からこのノートに日記をつけたいと思う。
 高校生にもなってこんな事をするのはなんだかすこしもどかしさがあるけど、初心に帰ってみようと思う。
 最近はお父さんが仕事をクビになったみたいでお酒ばっかり飲んだくれている。お母さんはそれに気を病んでいて僕は笑顔で接するのが手一杯で、なんだかつらくなってしまった。でも弱音を吐くのはこの日記だけにしたい。僕はいいお兄ちゃんでいたい。妹の世話も頑張らなきゃ。少しでもお母さんの手助けをしなきゃ。
(日記には数滴の水滴の跡があった。)

●月×日
 将来の夢について今日は書こうと思う。改めて書くとなんだか恥ずかしい。
 将来は警察官になりたい。誰かを守れる警察官になって、困った人を助けて悪い人も更生できるように支えていきたい。それに警察官なら昇格ができるからお金にも困らないみたい。今みたいな生活じゃなくできる。家族を支えることができる。これは個人的すぎる目的だけど、お金が無いとやっぱり人って変わってしまうと最近感じた。最近は借金取りの人が多く来るけど、大丈夫。ちょっとずつでも返していければ大丈夫だよね?僕も学校休んで働いてるし、きっと大丈夫。上手くいくよ僕。

●月×日
 今日、警察の人が来て。お父さんを連れて行ってしまった。なんでも強盗殺人の疑いがあるって、紙を見せてきて…お母さんは泣き崩れてた。僕とシイナは呆然と見てることしかできなかった。お父さんが殺人なんて、するはずない。確かにお金に困ってる家だとは思うけど強盗なんてする人じゃない。そのうちきっと容疑が晴れて帰ってくるさ、きっと。それまで頑張れ!僕!大丈夫、いつも通りご飯を作って母さんを介抱して妹を励ませばいいんだ。僕は僕にできることをしよう。

●月×日
 お父さんの正式な逮捕が決まった。なんで、絶対にそんなことをする人じゃない、確かに暴力は振るってくるけどお父さん根はやさしいひとなんだ、お母さんもよく知ってる。だから支えてきたし、お父さんが立ち直るまで頑張ろうって思ってたのに、なんでなんでなんでなんで

●月×日
 もう学校にいけない。毎日扉にガムテープと張り紙が貼られてる。毎日いたずらの電話がかかってくる。今日はムカついて電話線を切ってしまった。お母さんはまるで糸がきれたみたいに何かをずっとぶつぶつとつぶやいている。僕が何とかしなきゃ、なんとかしないと、本当に壊れてしまいそうだ…なにもかも。それだけはいやだ。やっと妹を預かってくれる施設を見つけられた。どこもお金がないからと引き受けてくれなかったがよかった。母さんから暴力を受けるのは僕だけでいい。妹にまで手は出させたくない。僕には妹がいる。大丈夫1人じゃない。1人じゃない。

●月×日
 魔術師を名乗る人物が家を訪ねてきた。そんなものあるかと言って返そうとしたら彼は僕の目の前で僕の母から受けた傷を治した。男は僕に言った。新しい教団を作ろうと考えていると。その教祖になってほしいらしい。僕にできるのか?もしできたらもうお金に困ることは無いかもしれない。男はまた来ると言っていた。これはもしかしたら神様がくれた奇跡なのかもしれない。彼がきたら僕は、その話に乗ってみたいと思う。

【日記2】
●月×日
 妹から手紙が来た。字をかけるようになったのを正直ほほえましく感じる。それと同時に学校にも連れて行けずに申し訳なく思った。幸いにも施設の人がとてもやさしいから小学校にも通えるように頼んでみようと思う。これからの妹の成長が何よりも楽しみだ。
 あれから、男がまた訪れた。僕はその話に乗ってみようと思った。これからきっと大変になるんだろう。

●月×日
 妹からの手紙が送られてくる日が狭まっているように感じる。そろそろ会いに行ってやらなきゃな。寂しがりやなのは昔から変わらない。僕が教団の教祖になることは成功しつつある。信者も少しずつだが集まってきているし、何より本物の魔術が使えるように僕も特訓した。彼から学ぶものはとても多く斬新で恐怖を感じるものもあるが、これは良いことに使っていきたいと思う。警察官にはなれなかったけど困った人に少しでも手を差し伸べることはできる。

●月×日
 冒涜的な内容に頭がおかしくなりそうになる。でも大丈夫だ。もっと学んで、どうしようもない人を助けるんだ。そういう教団にしたい。
 警察なんか当てにしない。当てにできない。お父さんは絶対に犯人なんかじゃないのに。
 そうだ、真犯人を見つければお父さんの死刑判決を覆せるかもしれない。絶対に見つけてやる。そうすればきっと警察側の不手際だって事がわかるはずだ。

●月×日
 お父さんの刑の執行がが早まった。どうして…他にも殺人犯はいるのに冤罪かもしれないのに。猟奇的内容故ってもう疑念の余地は無いってことか?ふざけるなよ、警察は何をやっているんだ!お父さんが人に何をしたって言うんだよ!!!!!捜査も打ち切られているみたいだ。はは、当り前だよな、終わったことになっているならそりゃそうだ。もう…助けられないのか?本当に?お父さんは法に殺されるのか?

●月×日
 死刑が執行された。その通知が家に届いた。家族葬をしたかったけどお母さんはもう狂っているから僕がやるしか無かった。あっけなく死んでしまった。火葬された骨は花びらみたいで綺麗だった。

●月×日
 妹が事故に遭った。重体だ。道路に出た子供を庇うようにして車に衝突したらしい。轟さんも泣いていた。ごめんなさいって、私がもっとしっかりしていればって。もう過ぎたことはどうしようもない。わかっている。だからこれからの事を考えるんだ。

●月×日
 数時間の手術後医師から告げられた言葉は、手遅れだった。
 妹は10才の若さで命を終えた。あっけなかった。僕はなにもできなかった。

●月×日
 遺体は家に運ばれ、冷たいシイナと共に寄り添い寝た。
 頭をなでて彼女を抱きしめた。自然と涙がこぼれて、今まで我慢していたものが全部流れ落ちたようだった。

●月×日
 彼がやってきた。火葬の前日だ。彼の知る呪文のなかに復活の呪文があるらしい。
 これなら、妹を生き返らせる事ができる。また妹と暮らす事ができるんだ。

●月×日
 彼女が帰ってきた。幸せ者だ、僕は。
 教団も大きくなってきた。これを期にもっと拡大を図ろう。
【復活の呪文】消費MP3/正気度1d10
 死体を本質的な塩と化合物に変えその後もう一度<復活>の呪文を唱える事で死者をよみがえらせる。
 

■講演室
 重苦しい扉がそこにはあった。そのそばに近寄ったところで

「朧さんやめてください!」

 そう飛鳥の声が中から聞こえる事だろう。

▼扉を開けて中に入るためには<鍵開け><STR×3>に成功する必要がある。

▼扉を開け中に入る
 中に入れば部屋は驚くほど薄暗かった。天井の照明は、部屋の真ん中にぶら下がっている電球一つだけだ。
 中央には魔法陣のようなものが描かれており、その上に若い男が1人と鬼ケ原が寝かされているのがわかるだろう。若い男は意識が回復しているようだが、拘束されているようで身動きが取れていない。彼に銃口を突きつけている人物がいた。朧一鉄だ。
 そんな彼を止めようとしているのだろう。飛鳥も拳銃を朧へと向け牽制している。
 周囲には信者と思しき者たちもいるようで、飛鳥を取り押さえようとしている所だ。
 あなた方が入ってくるのに気が付くと警戒したように身構える。

 ※安樂式が一条と共に寝ているのは一条に仲間だと悟らせない為

飛鳥「朧さん!銃を降ろしてください!…私に撃たせないでください。お願いします。」

 飛鳥は朧に対して苦々し気な顔をしそう言う事だろう。
 しかし朧はその銃を降ろすことは無かった。

朧「こいつは2回も人を殺しているんだぞ。人の命をなんだと思っているんだ…一条綴(イチジョウ ツヅル)」

 彼は普段あらわにしないような表情で若い男に対して銃口を向けている。
 それに一条綴と言われた男はビクリと肩を振るわせた。

一条「ひっ…」

 貴方方が来たことに気が付くとその男は貴方方に身を捩らせながら懇願することだろう。

一条「お、お前ら!!たすけてくれ!!俺はこいつらに攫われてここに連れてこられたんだ!!今殺されようとしてるんだ!!!助けてくれ!!」

▼止めに入ろうとする、朧に声をかける等
 そうすれば、一発の銃声が鳴り響くだろう。
 カランと薬莢の音が1つ響くことだろう。一条綴のそばの床には穴が開いていた。
朧「動くな!動いたら次はこいつを撃つ。」
 そういって彼はリボルバーのトリガーに指を当てる。

▼RP等 

※なるべく探索者に問わせてほしい。あまりにもしゃべらない、何も行動しない場合は飛鳥や轟からRPを促す。

▼どうして彼を殺そうとしている。本当に彼が犯人なのか?、等
「5年前の女性強姦事件の被害者、轟由美子は…俺の娘だったんだ。」
 彼は絞り出すような声でそう答えた。
「彼女はこの男に凌辱され汚されたんだ。それを上は隠そうと動いた。こいつの親父は公安委員会の代表だ。そりゃあ隠したくもなるよなァ、こんなバカ息子…。」
「娘がどんな気持ちだったか…お前にわかるか?」
「どんなに苦しかったかお前にわかるか?」
「10年前の事件もこいつと飯田が手を組んでやった事件だ。」
「なんで、そんな事を知ってるかって?俺は上からその事件の隠蔽を命令されたからだ。」
「真実を知りながらクソみたいな警察上層部の人間の言いなりになるのは歯がゆかった。だが俺は警察官をやめる事は…できなかった。」
「それが娘の自慢の父親だったからだ。警察官の俺が…!!」
「だが、娘は死んだ。しかも10年前と同じ犯人によって汚されて自ら命をたった。」
「もう警察官でいる必要は俺には無い…だから___」
 そう言うと改めるようにして彼は銃口を彼の額へと向けるだろう。
 しかし、その手は酷く震えていた。

 

▼RP等
「俺は…俺には…」
 彼は酷く葛藤しているようだ。そんな朧をあざ笑うかのように、一条は怯えながらも気が狂ったように、口を開く。
一条「は、ははっ、お前警察だろ?警察がそんな事をしていいのかよ!?殺人をしていいのか?親父もたまには役に立つじゃん。いつも小言をぐちぐち言いやがって、あのクソ野郎がっ。俺はさあ、何やっても許されるんだよ。親父は何よりもプライドが高ぇからよお。俺の罪を隠してくれんだよ。」
「お前の娘は随分と具合が良かったぜ?」
朧「お前…」
一条「撃つのか!撃てねえよなああ?お前は市民を守る警察官としていたいんだろう?娘の為に。だったら撃てねえよなァ?ははははははっ」
 そういうと貴方方に向けて彼は叫ぶようにいうだろう。
「助けてくださいよぉ、あんたらも警察官なんだろう?今俺はこうして誘拐されて捕まって銃突きつけられてんだよ!助けるのが普通だろ!?」


▼RP等

▼不意打ちで拳銃を取り出し一条を撃つ場合自動成功
 ※その場合轟が庇いに入るため何発撃つか事前にPLに確認しておく。

 貴方は一条に拳銃を向け、容赦なくその引き金を引いた。
 その銃弾はまっすぐに彼に届く、かと思われたが。
 その射線上に割って入る1人の人物がいることだろう。轟宗近だ。
 彼は貴方が放った全ての銃弾をその身に受けることだろう。
 ダメージを算出してください。

 

轟「先輩を…殺人犯にしたくは、ありません…。」
「こんな奴の為に先輩が手を汚す必要もありません。どうか、それをしまってください。」

 

▼ダメージが轟の耐久値を越え、誰も<応急手当>に成功しなかった場合
 轟は死亡する。
→轟を銃殺した場合その探索者はシナリオ終了後■ END:Dを迎える
■END:Aの場合、轟の葬儀が追加される。

 

▼10年前の事件や5年前の事件は本当にやったのか?、等
「ああ、あの事件そんなにメディアに公表されなくてがっかりしたぜ」
「多分親父の仕業だろ?」
「10年前のあの家族は~あ~幸せそうだったからさあ、殺した。」
「そんだけ、あとはそんなおぼえてねえけど、刺すのはめっちゃ気持ちよかったぜ。あん時は俺も葉っぱやってていい気分でさ。飯田の奴と一緒に強盗すっかって感じののりでよぉ」
 そう、楽しそうにゲラゲラと笑いながら殺人の情景を彼は語るだろう。

 

▼RP等
 そうしていると彼の後ろから声がかかった。

『そうか、お前はやっぱりそういう奴なんだな。』

「へっ?」と間の抜けた声を一条はあげ後ろを向けば、ナイフを片手に持った鬼ケ原が立っていた。
鬼ケ原「やっぱりお前、生かしておく価値ないわ」

 そういうと彼は容赦なく、ナイフを一条の腹に突き刺した。
 それを豪快に横なぎに振り払えば血しぶきがそこには広がるだろう。
一条「は…、なん…だ…おまえ…」
 一条は自らの傷を信じられないといった目で凝視する。
鬼ケ原「誰だっていいだろ?」
 その後、彼は何かしらの呪文を唱え始めるだろう。
 そうすれば、一条の切り裂かれた傷は血液が段々と彼の体に吸収されるように戻っていく。
 それを確認すれば鬼ケ原はもう一度ナイフで彼の腕を刺す。
 一条の悲鳴が響き渡るだろう。
 しかしその傷は癒えていく。そこにもう一度、腹に、背中に、腕に、首に、胸に、足に、彼は何度も何度も刺して、刺して、刺していく。
 ぐちり、ぐちゃりと鈍く嫌な音がその場に何度も響き渡る。
 ふと、彼は満足行くまで彼を刺したあと、ふと、静かに我に返ったようになる事だろう。
鬼ケ原「…𥼣」
 そう、彼は彼女を呼ぶ。
 そうすれば、信者の中にまぎれていた彼女が姿を現した。
 白いヴェールに包まれた彼女は、とても神秘的に見えることだろう。
 一つの照明の下に立つと、彼女は貴方方に挨拶をするようにお辞儀をした。
 その横に鬼ケ原は立ち、ナイフの血を拭う事だろう。
鬼ケ原「…俺が何者か、わからない訳じゃないだろう?ここまでくれば。」

式「俺の名前は安樂式。この教団の教祖さ。」
 そういうと彼はふと自らの髪を掴むとそれを放り捨てる。
 あらわになった真の髪は白く、そして美しかった。しかし、それと同時に彼がどれほどの苦難に苛まれてきたのかが目に見えてわかる。そんな姿だった。

「今から、神の招来を行う。」
「お前たちはそこで見てればいいさ。10年前の事件を見過ごしたように、5年前の事件を見て見ぬふりしたように。俺たちは、いや、僕たちは真実を知りたい。国が、警察が隠した真実を知れば、暴くことができれば、皆が…きっと救われる。」
「𥼣、」
𥼣「わかった、お兄ちゃん。」
 そう頷くと彼女は拳銃を取り出し、真上にある電球めがけて発砲する。
 パリン…
 音をたてて電球は壊れた。それと同時に、暗闇が貴方の視界を覆いつくすだろう。
 何も見えなくなってしまった。
 

■Dogmaの招来
 部屋が暗くなると同時に、今まで悲鳴をあげていた一条の声が段々と、ぶつぶつと意味不明な言葉を唱え始める。それと同時に、周りに居たであろう信者たちも呪文のようなものを唱え始める声がするだろう。暗闇のせいでで何も確認ができない。携帯や懐中電灯でも周囲は確認できないほどの暗闇だ。おそらくこの暗闇は、呪文を唱えるための一つの条件であることが推測できる。呪文の詠唱をやめさせるためには、早々にこの場を明るくする必要があるとわかるだろう。

▼<アイデア>に成功
この部屋に入った際にあまりの暗さに気を取られていたが、天井には電球の他にも照明があったことを思い出すだろう。部屋のどこかにスイッチがあるはずだ。それを手探りで探さなければならないと貴方は思いつくだろう。

 

▼5Rの間に照明のスイッチを探す必要がある。
<目星1/2><DEX×5>に成功する必要がある。2R
 1度でも成功すれば照明のスイッチを見つけることができるだろう。

 ※ダオロスの招来は暗闇の中で行わなければならない。その為照明がついた時点で信者達は魔力の供給を止める。式は一条を操り呪文の詠唱をやめさせるだろう。

▼成功
カチッと音がしたと思うと、照明が灯る。
それまで呪文を唱えていた信者たちは詠唱を止めることだろう。
周囲にいた信者たちは皆ヴェールのようなものでその顔を覆っていたが、彼が詠唱をやめたことに気が付く。そしてヴェールをはらい、ナイフを取り出して貴方方に敵意を向けるだろう。安樂式もナイフを持ち、𥼣を抱き寄せる。

■ヴェールはそのままに 

▼失敗もしくは5ラウンド以降で電気をつけた場合
 グワン…と何か大きな機械が起動するような、そんな音がする。
 暗闇の中で何かがやってきたのだとわかるだろう。
 かさかさと魔法陣の方から音がする。突然、金属のこすれるような不協和音の激しい爆発音が響き渡り、建物全体が揺れるのを感じる。
 パッと部屋が明るくなると、それは姿をあらわにした。
 あらわにしてしまった。
 ソレは周囲の光を吸収し凝縮したような、光の束のようだった。
 貴方は無意識にその輪郭をたどろうとしてしまう。
 虹色の光線の中に異界の存在がいるのを感じるだろう。
 貴方はその光に対して、幸福感を覚えるだろう。そしてめまいがしてくる。貴方の脳内に、貴方ではない知識が流れ込んでくる事だろう。それは0から1、それ以上のもの。ぬめりとした感触に、ぐちゃりと濁った水に溺れるような感覚の後息苦しさを覚え、激しい金属音が脳内を侵蝕していく。あるものは銀河、あるものは過去、そして現在。それら全てを貴方は知ってしまうことだろう。地球の幻想のヴェールは今、はぎとられたのだ。

 真実の贈り物にさらされた貴方方は
▼SANC
1d10/1d100

 ※その後毎日1d6の正気度ポイントを失う。自身の目をえぐりだすか、永久に自分の目を見えなくするまで続く。

 周囲の人間たちは、貴方にはどう映るだろうか。周囲にいる者たちは、本当に人間だろうか?腕といわれる部位は、骨と肉で構成されており、その組織細胞はタンパク質である事がよくわかるだろう。その細胞核が貴方には目に焼き付くほどに映る。これが本当に人間といえるのだろうか?貴方の認識の範囲を超えたそれはヒトとして認識するにはあまりにも悍ましいものだった。

▼<アイデア>成功
貴方は全てを知った。知ってしまった。これから何をするべきなのか、必死に情報の波をかき分け貴方自身の思考を巡らせる事だろう。水底に埋まっていた自身の意識を、意志を覚醒させ、貴方は次なる行動を導き出す。
そう、自分は刑事だ。
ならば市民を守る最善の手段をとらねばならない。
そんな当たり前の事すらも、やっとのことで脳内から引き出されるだろう。
全てを知った貴方ならこの神を退散させる呪文もわかる。

▼<アイデア>失敗
貴方は全てを知った。知ってしまった。これから何をするべきなのか、これから何が貴方にできるのか、もはや其れすらもわからなくなっていた。

■END:C 

▼ダオロスの退散の呪文を唱える<自動成功><MP-15ポイント>消費させる。
 全てを知った、知り尽くしてしまった貴方なら、今目の前にいるモノを退散させる呪文も理解してしまうだろう。貴方は完璧な動作でその呪文を唱える事に成功する。

▼呪文を唱えた人と詠唱に参加した人はSANを1d10減少させる。
※これによる発狂はない
▼呪文に成功した場合、周囲にいたものSANを1d10減少させる。

■ヴェールは剥ぎ取られた へ
 

■ヴェールはそのままに
式「邪魔をしてくれたな、…国家の犬どもがっ!!」
「お前たちはそうやって自分たちの都合の悪いものはひた隠しにして正義を振りかざして踏みにじってばかりだな。」
 そう憎々しげに貴方方をにらみつけるように彼は憎悪をむき出しにして言うだろう。

▼RP等
式「作戦を変える。すまないが頼めるか?」
そう式は信者達に言う事だろう。
 貴方方の前に信者達が出る。
信者「司祭様は、早く、どうぞお行きください。」
「ここは我々に任せてください。」

式「すまない、みんな…」
 そういうと彼は奥の部屋へと去っていくだろう。
 𥼣は儀式に使われるで在ろう道具を一通り手に持つと式についていく。

 彼らを追うには目の前にいる信者達をどうにかするしか無いとわかるだろう。

 

▼信者達との戦闘になる。
 彼らは震える手でナイフを握って向かってくる事だろう。

4人同ステータス:
ナイフ:40%
回避:40%
HP:14
DEX:13
※信者達は警察が銃を構えようと襲い掛かってくる。全員戦闘不能になれば司祭室へ向かうことができる。
※轟が生きている場合、轟も戦闘に参加する。飛鳥は朧をその間に取り押さえる事だろう。

▼戦闘に入る前に<アイデア>を振ることができる。成功した場合以下の事を思い出す。

【警察官職務執行法第7条】
 警察官職務執行法第7条にて4つの段階を踏まえた後に防衛器の使用許可が認められている。構える→警告→威嚇射撃→最後通告
 ※拳銃を扱う場合この動作を入れること。1Rはこの動作で消費される。相手はナイフを持っている為、公務執行妨害である事もPLに伝えて構わない。

▼戦闘終了後
■司祭室 
 

■ヴェールは剥ぎ取られた
式「あはははは!!わかったぞ!!!わかったぞ!!全てわかった!!」
「これであの事件も、皆が抱えてる事件も、あれもこれも全て全て…」
 そう彼は大声で笑い出す。周囲にいた信者達は彼が笑い出した事に驚いているようだ。
「ああ、僕らが、どんなにちっぽけな存在かわかった。」
「警察なんて、国なんてどうでもよかったんだ…」
 そう彼はそのまま何かを確認するかのように、意味不明な言葉をぶつぶつとつぶやきだす。
 まるで世界の物事を一つずつ確認するかのように早口で。
 ふと、彼は目を見開き頭を抑える。
「ああ、ダメだお母さん…、それは…」
 そう彼はつぶやくと司祭室へと走っていくだろう。
 全てを知った貴方なら、これから引き起こされようとする物事がわかるかもしれない。
 しかし、そんな事は貴方はどうでもよくなっていた。否、何も考えられなくなっていた。
 膨大な数の情報量の水底に、貴方は沈んでいくような感覚に陥る。
 そうして静かに貴方は、自身の意識を手放した。
 →■END:C へ
 

■司祭室

【机/本棚/光る魔法陣】

▼机を調べる<目星>
【Forbidden Book Ⅸ】
 手書きの写本のようだ。
 英語で書かれている。内容を読むには<英語>に成功する必要がある。

▼成功した場合
内容を理解する為に<INT×3>
ダオロスの招来/退散の呪文を覚える
正気度ポイント喪失は1D6/2D6。〈クトゥルフ神話〉に+3%。

研究と理解に要する時間は平均32週間。
全てを読み進めた場合<クトゥルフ神話>に+15%

※グラーキの黙示録の9巻の写本

▼本棚を調べる<図書館>
【安樂式の日記】
 日々の勉強について書かれている。そのほかに日ごとに手紙が挟まっているようだ。

【手紙1】
お兄ちゃんへ

いつもがんばっているお兄ちゃんにお手紙を残したくて書きました。
絵をかいたらほめてくれてありがとう。
いつもなでてくれてありがとう。
私のためににお仕事がんばってくれてありがとう。
お熱をだしたときにすぐにきてくれてありがとう。
一緒に映画を見に行ってくれてありがとう。
一緒にテレビを見てくれてありがとう。
お料理を作ってくれてありがとう。
いっぱいいっぱいありがとう。

思いつく限り、いっぱいのありがとうを伝えたいです。

しいなより 2010年7月20日

 他にも手紙はあるようだが、読んでいる時間はおそらく無いだろう。

▼光る魔法陣に入る場合
SAN-1、MP-1
※◇門の創造参照
■死の花嫁の家 へ
 

■死の花嫁の家
 時は夕暮れを過ぎ、夜を迎えていた。
 相変わらず霧が晴れることはなく、不気味にそれは広がっている事だろう。
 物々しさを感じさせる。
 家に明かりは一つもともっていない。
 ここが安樂凪の家だという事がわかる。
 不思議と霧はその家の中から漂っているという事がわかるだろう。

 中に入れば、ぶわりと冷気が押し寄せて来る。
 暗闇が貴方の視界を埋め尽くしていた。
 家の奥のほうから歌が聞こえてくるだろう。

『通りゃんせ 通りゃんせ ここはどこの 細通じゃ
天神さまの 細道じゃ ちっと通して 下しゃんせ
御用のないもの 通しゃせぬ』

 それは誰でも知っているような童謡。
 安樂凪の声が家全体に響き渡ることだろう。
 まるで何かを唱えるような、そんな歌だと貴方は感じる。

▼5Rの間に<聞き耳><DEX×5>に同時成功で安樂凪の部屋まで行くことができる。

▼5R間に全員で成功した場合
→部屋の前までたどり着く事ができる。

▼5R間に全員で成功しなかった場合
→部屋にたどり着く事ができず、声のみが聞こえる。
※そのため安樂凪の命を救う<DEX×5>を振ることがない。

■死の招来
 安樂凪がいるであろう部屋まで辿り着くと式が必死に彼女に呼びかけていた。
式「お母さん!違う、僕はそんな呪文を教えたことはない!魔法陣から出て!」
 そう彼は必死に訴えかけるだろう。
 部屋にはうすぼんやりと、瓶に入れられた火の玉のようなものが光源の役割をしていた。
 𥼣はぼうっと何も無い部屋の中央を見つめている。
 真ん中には五芒星の魔法陣が描かれており、教団で見たものと変わりがないように思えるだろう。
凪「あら、あなた。帰りが早かったのね。ご飯はまだできていないの。」
式「お母さん、…お母さんは何を呼ぼうとしているの…」
凪「お客さんがいらっしゃったのよ。お茶を用意して差し上げないと。」
 と彼女はうわごとのように言う。
式「それは…なに?」
 式は魔法陣の上に現れた霧をみながら呆然とつぶやく。
凪「キノトグリス様」
 そう振り向きざまに彼女は答えた。その目は酷く虚ろで、まるで自身の死を喜ぶような雰囲気が感じられた。
 と、同時にそれは姿を現そうと這い出てくる。周囲にある瓶に入った火の玉のようなものはぼうっと、ふわりふわりと揺らめいたかと思えば、その霧の周りをくるりと回る。

凪「迎えが来たわ、」
 そう彼女はつぶやく。濃い霧にまぎれながら何者かがその腕のようなモノを彼女へと伸ばそうとする事だろう。霧が濃いせいでそれが何者なのか、いったい何なのか確認ができない。


目星を振りますか?
 ※振らない場合そのまま<DEX*5>の判定へ

▼<目星>-50% 成功
 不定形で原形質の塊から、突き出された片腕が濃い霧と共に見える事だろう。
 グレートオールドワン、シノーソグリスを目撃した貴方は
 SANC 1d10/1d100

▼<目星>-50% 失敗
 濃い霧のおかげでその姿を確認することはできなかった。

▼<DEX*5>に成功した場合、安樂凪を魔法陣から出すことができる。しかし誰か1回だけだ。

▼成功
彼女を魔法陣からつき飛ばすかのようにすれば、彼女はその濃い霧に触れることはないだろう。
▼失敗
彼女は霧の中から出てきた腕のような何かに触れると、ふっと意識を失うように倒れこむ。彼女の口からふわりと光る玉のようなものが出て来たかと思うと、それを霧は掴んだ。

 ※描写後

 その黒い霧の周りを漂っていた光る玉のようなものは、どんどんとその霧に吸い込まれていく。
 まるで人の魂のようだと貴方は直感的に感じるだろう。
 それらは今まで彼女によって幽閉され、輪廻の輪に返されることなくここでさまよっていたのだとわかる。
 彼女の言う通り、迎えが来たのだ。

▼HO3へ描写
 その中でも貴方は、一つの光の玉が目に留まった。それは貴方にまるで別れの挨拶をするかのように、貴方の前でくるりと浮遊した。
 その光の温かさの中に彼女を感じた…そう、轟由美子だ。彼女もまた、死してなお死にきれずにいたのだ。

HO3に秘匿:

【「今までいっぱい頑張ってくれたんだね、ありがとう」そう彼女が声をかけたような気がした。】
※PCによって一言は変えるといいかもしれない


▼RP等

 どうやら魔法陣からその濃い霧は出られないようで、ぶわりぶわりとうごめくようにしている事だろう。
 周囲の光の玉を回収すると、濃い霧は優しくそれらを包み込み、そうして消えていった。
 と同時に、濃い霧が段々と晴れていくのがわかるだろう。

 ※魂の束縛によって大生町で亡くなった人たちは閉じ込められていたが、キノトグリスの招来によってそれが解放される。
 

■残されたモノ

▼安樂凪が助かっている場合
 安樂凪は自分の体を触ると「あれ、おかしいわ…私、生きているの?あなた?あなた、いないの?」そう凪は誰かを求めるように手を伸ばす事だろう。

▼一番近くにいる男性に触れた場合
「あなた!あなたなのね!やっと会えたわ!この時をずっとずっとずーっとまってたの、会えてうれしいわ」そういって彼女は貴方に抱きつく。
「さあ、どこにいきましょう。今ならどこにだっていけるわ、あなた?」
 愛おし気に貴方の頬をなでる事だろう。


▼RP等

▼自分は貴方の旦那さんではありません、等
「じゃあ、もしかして、警察の人?あの人をかえして!あの人はそんな事をするような人じゃないの!」

▼彼は冤罪で死刑になりました、彼はもう帰ってきません、等
「あ、あはは。なにを言っているのかしら、私あまり、頭がよくないから。よくわからなくて、でもすぐに帰ってくるんでしょう?式君も𥼣ちゃんも、あなたの事を待っているわ。」

 ※凪はSAN0の状態の為、夫を求めてさまよう生きる亡霊のような発言をする。
  ここでは狂人のRPを大げさにしよう、そのほうが罪の意識が重くなるかもしれない!

 その後ろで一つの拍手が響いた。
 振り向けばそこには見知らぬ人物が立っている。
 いや、HO2は知っている事だろう。

王「実験は成功や。なるほど、外なる神を封じ込める陣であれば旧き神も例外ではないという事がわかったたい。」
式「せん…せい?…」
王「ん、なに?」
式「僕を…だましてたんですか?」
王「騙してた?何をいっとるん、最初からそのつもりで俺はお前にそういう知識ば与えたたい。」

「お疲れ様、警察諸君。よかったね、生きとって。」
 そういうと彼は家の玄関口から出ていくことだろう。
 跡を追ってみても彼の足取りは掴むことができなかった。
式「僕は…僕の計画は…」
 そう彼は悔しがりながら床を何度も何度も叩くことだろう。
「どうして…どうして…僕は、僕は…いままでなんの為に…っ!!」そう言って泣き崩れる事だろう。


▼RP後
 それを呆然と彼女は、安樂𥼣は見つめている事だろう。目の前で壊れてしまった、壊れつくしてしまった家族を見ている彼女は何を思っているのだろうか。そう考えていれば、彼女は突然、
𥼣「っふ、ふふふふっはははははははははははっ」
 笑い出した。
 まるで感情を持たないような人形のようだった彼女が笑い出した事に少なからず驚くことだろう。彼女は一通り笑うと貴方方のほうを向く。
「ねえ、刑事さん?私、貴方に問をかけたでしょう?」
「私ね、それを聞いて、思ったの…」
 そういうと彼女はナイフを持ち、気を失っている一条綴に近づいていく。
「人間ってとても愚かしい生き物だわ。自分の勝手で人に害をなしたり、自分の勝手で正義を語ったり、自分の勝手で人をよみがえらせたり…だからね、私も決めたの」
「自分勝手に、復讐をしようって」
 そういうと彼女は何かしらの呪文を唱え始めるだろう。

 ※復活の呪文を覚えた探索者ならばそれが復活の呪文を逆から唱えたものだとわかるろう。

▼式が意識がある場合
式「𥼣!まてっまってくれ!!それは唱えていけない!!お願いだ!!お兄ちゃんを1人にしないでくれ!!!頼む!おねがいだから…」
 そう彼は必死に彼女に手を伸ばす事だろう。
 しかしその手が彼女を掴む事は無かった。彼女はさらさらとした灰になって溶けるようになくなってしまったからだ。
「あァ、ああ、だめだだめだだめだ…!!お前がいなくなったら僕は僕は!!」
 そういうと彼は必死になってその灰をかき集めようとする事だろう。
 彼の瞳からは涙があふれる事だろう。その雫は灰にシミを作るだけだった。

▼RP等

 あとから朧、飛鳥、がやってくるだろう。
 ※轟が生きていれば轟もやってくる
飛鳥「あとは、我々に任せてください。」
 そう飛鳥は一条の身柄を確保することだろう。

▼飛鳥に一条の身柄を渡す
朧は意気消沈したようにしている。
朧に対して最後にRPをすることが可能だ。
▼RP後

 飛鳥は貴方方に敬礼をし、その公安の人物たちと共に去っていくことだろう。
 →■END:A へ

▼飛鳥に一条の身柄を渡さない
飛鳥「彼の身柄を貴方方が預かって…どうするんですか?」
「そうですか、しかし…すみません。」
「もう応援は呼んであります」
 そう彼が言うと庭先の方から車が数台止まる音が聞こえてくるだろう。
 外からぞろぞろと公安の人間らしき人物が多くやってきた。
 彼らは強引に一条の身柄を確保する事だろう。
 止めようとしても抑えられ身動きが取れない。
 飛鳥は貴方方に敬礼をし、その公安の人物たちと共に去っていくことだろう。

 →■END:A へ

▼一条を殺す
→殺した人は→■END:D
 

■ED

■END:A ※ダオロスの化身の招来を止め、安樂凪の家に行った場合
 その後、安樂式は殺人の容疑で逮捕となった。彼は裁判にかけられ、死刑判決が下される事になるのは明白だろう。朧は情報漏洩の罪で警察を辞職することになった。

▼轟が死亡していた場合
その後轟の葬儀が行われる事だろう。
▼探索者が葬儀に参列する場合以下の描写
貴方は一体何を思い、何を考え、その葬儀に参列するだろうか。
轟実里は親族の席に参列しながら、ずっと泣き崩れている事だろう。
挨拶ができる様子ではない事がわかる。

 あれから、一条綴がどうなったのかはわからない。貴方方は今回の件に関して黙秘をするように飛鳥から伝えられるだろう。
 その字のごとく、真実は全て闇に葬り去られたのだ。

 貴方方は真実をひた隠しこれからも生きていく。法の下で生き、そして貴方はいつかその生涯を終えることになるだろう。その時に死の花嫁は貴方の元に現れるのだろうか?

 COCシナリオ「StigmAノ狂騒」
 END Aにて終了です。
 ありがとうございました。

 

■SAN報酬:1d10
 轟が生きている:1d6

■クトゥルフ神話技能:+3%
 シノーソグリスを目撃した:+3%
 ダオロスの化身を目撃した:+3%

■END:B ※事件を追わない場合
 その後、二件の殺害事件は警察へのテロ行為と断定され捜査が進められた事を、他の刑事から聞く事だろう。現在も捜査中だそうだが犯人は未だ見つかっていないらしい。
 あれから探偵からの連絡も来なくなった。朧は相変わらずその捜査の本部長を行っている。飛鳥はあれから無事に退院し、刑事部へ帰ってきた。
 貴方方も次の殺人事件の調査に駆り出され、前の事件の事など気にする暇なく働く事になるだろう。今日もスーツに袖を通し、足早に警視庁へ行く。最近続いていた雨はいつの間にか止んでいて春霞も晴れる事だろう。春の麗らかな風を感じながら、貴方は今日も刑事として活躍する。

 COCシナリオ「StigmAノ狂騒」
 END Bにて終了です。
 ありがとうございました。

■SAN報酬:なし

※何も知らない。飛鳥は入院している間に安樂式から記憶操作を受け、日の朝教団と朧の関係性を忘れさせられている。その間に日の朝教団は一条綴を殺害する。安樂式はダオロスの化身を招来し、真実を残すために日々日記を書き記す。

■END:C ※真実の贈り物にさらされた後、安樂凪の家に向かわない場合
 全てを理解した貴方は、何もかもを知りその感触を理解できるだろう。この世の者とは思えない存在も、何もかもを知ることができた。貴方はここから何を考えるだろうか。貴方自身は、この世界に本当に存在するのだろうか?それすらも曖昧な事だろう。全てを理解した貴方には「無意味」に感じてしまうかもしれない。大いなる真理の前で貴方は人間としての尊厳も立場も、何もかもがどうでも良くなってしまった。
 雨はいつの間にか止んでいた。
 春の日差しは貴方には眩し過ぎたようだ。

KP「おはよう、探索者。そしておやすみなさい。真実のゆりかごへようこそ。」

 そんな声が聞こえた気がした。

 COCシナリオ「StigmAノ狂騒」
 END Cにて終了です。
 ありがとうございました。


 ※その後毎日1d6の正気度ポイントを失う。自身の目をえぐりだすか、永久に自分の目を見えなくするまで続く。
 外なる神の贈り物を得た探索者はKPの存在を一瞬垣間見る。

■SAN報酬:なし

■クトゥルフ神話技能:+3%
 ダオロスの化身を目撃した:+3%

■END:D ※一条を殺した場合
 それから貴方は、殺人の現行犯として逮捕された。
 貴方の目に見えるのは、狭苦しい白い部屋と、鉄の檻。
 その手は彼の血で汚れてしまった。
 貴方は市民を守る警察官から堕ちた罪人としてその名を広める事になるだろう。
 そんな事はもう、貴方には関係ない話かもしれない。
 ただ、春の麗らかな日差しが小さな窓から漏れているのを眺めていた。

 COCシナリオ「StigmAノ狂騒」
 END Dにて終了です。
 ありがとうございました。

 ※殺人を犯した探索者は死刑、または無期懲役の判決が下される。

 

■SAN報酬
 轟が生きている:1d3

■クトゥルフ神話技能:+3%
 シノーソグリスを目撃した:+3%
 ダオロスの化身を目撃した:+3%
 

■キャラクターステータス
【https://charasheet.vampire-blood.net/list_coc.html?tag=StigmA%E3%83%8E%E7%8B%82%E9%A8%92】

 

■安樂式
【https://charasheet.vampire-blood.net/mde14f69347b2ae34b1fbae2e12749be6】
CCB<=
CCB<={SAN} SANチェック
RESB(17-対抗値) STR対抗
RESB(10-対抗値) CON対抗
RESB(18-対抗値) POW対抗
RESB(13-対抗値) DEX対抗
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CCB<=(18*5) INT倍数
CCB<=(15*5) EDU倍数
CCB<=(90) アイデア
CCB<=(90) 幸運
CCB<=(75) 知識
CCB<=(71) 回避
CCB<=(60) ナイフ
CCB<=(75) 聞き耳
CCB<=(56) 精神分析
1D3 SAN回復
CCB<=(55) 追跡
CCB<=(25) 図書館
CCB<=(75) 目星
CCB<=(65) 信用
CCB<=(75) 母国語
CCB<=(25) クトゥルフ神話
CCB<=(65) 法律
/ 小型ナイフ
CCB<=65 キック
1D6+1D4 キックダメージ


安樂 式 (アンラク シキ)() 探偵 男
STR:17  DEX:13  POW:18
CON:10  APP:11  EDU:15
SIZ:12  INT:18  SAN:74
HP:11   MP:18   DB:1D4
-------------------------------------
【技能】
アイデア(90%) 幸運(90%) 知識(75%)
回避(71%) キック(65%) ナイフ(60%) 
聞き耳(75%) 精神分析(56%) 追跡(55%) 
図書館(25%) 目星(75%) 信用(65%) 
母国語(75%) クトゥルフ神話(25%) 法律(65%) 
-------------------------------------
【持ち物】
 

■轟宗近
【https://charasheet.vampire-blood.net/mdd9ef6659a4a757924210403a2f882a4】
CCB<=
CCB<={SAN} SANチェック
RESB(18-対抗値) STR対抗
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CCB<=(18*5) EDU倍数
CCB<=(85) アイデア
CCB<=(50) 幸運
CCB<=(90) 知識
CCB<=(71) 回避
CCB<=(70) 拳銃
CCB<=(75) 聞き耳
CCB<=(50) 追跡
CCB<=(25) 図書館
CCB<=(75) 目星
CCB<=(65) 説得
CCB<=(90) 母国語
CCB<=(65) 心理学
CCB<=(65) 法律
1d10 38口径リボルバー
CCB<=81 マーシャルアーツ
CCB<=70 キック
1D6+1D6 キックダメージ
CBRB(81,70) MAキック
2D6+1D6 MAキックダメージ


轟 宗近(トドロキ ムネチカ)(23) 警察 男
STR:18  DEX:13  POW:10
CON:17  APP:10  EDU:18
SIZ:16  INT:17  SAN:50
HP:17   MP:10   DB:1D6
-------------------------------------
【技能】
アイデア(85%) 幸運(50%) 知識(90%)
回避(71%) キック(70%) マーシャルアーツ(81%) 
拳銃(70%) 聞き耳(75%) 追跡(50%) 
図書館(25%) 目星(75%) 説得(65%) 
母国語(90%) 心理学(65%) 法律(65%) 
-------------------------------------
【持ち物】
 警察手帳、警察バッチ、、ICレコーダー、財布、携帯、手帳、手袋、社用携帯

 

 

■朧一鉄
【https://charasheet.vampire-blood.net/mead142457483e7e854a48101a999890d】
CCB<=
CCB<={SAN} SANチェック
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CCB<=(85) アイデア
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CCB<=(85) 拳銃
CCB<=(75) 聞き耳
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1D3 SAN回復
CCB<=(50) 追跡
CCB<=(25) 図書館
CCB<=(75) 目星
CCB<=(55) 言いくるめ
CCB<=(64) 説得
CCB<=(90) 母国語
CCB<=(31) 心理学
CCB<=(35) 法律
2 38口径リボルバー
CCB<=31 マーシャルアーツ
CCB<=70 キック
1D6+1D6 キックダメージ
CBRB(31,70) MAキック
2D6+1D6 MAキックダメージ


朧一鉄(オボロ イッテツ)()  男
STR:17  DEX:13  POW:15
CON:14  APP:10  EDU:18
SIZ:16  INT:17  SAN:75
HP:15   MP:15   DB:1D6
-------------------------------------
【技能】
アイデア(85%) 幸運(75%) 知識(90%)
回避(71%) キック(70%) マーシャルアーツ(31%) 
拳銃(85%) 聞き耳(75%) 精神分析(51%) 
追跡(50%) 図書館(25%) 目星(75%) 
言いくるめ(55%) 説得(64%) 母国語(90%) 
心理学(31%) 法律(35%) 
-------------------------------------
【持ち物】
カフェイン剤

■飛鳥総一郎
【https://charasheet.vampire-blood.net/m2773cdc7671adf9013fffb418eacfd42】
CCB<=
CCB<={SAN} SANチェック
RESB(12-対抗値) STR対抗
RESB(14-対抗値) CON対抗
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CCB<=(85) アイデア
CCB<=(75) 幸運
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CCB<=(77) 回避
CCB<=(85) 拳銃
CCB<=(75) 聞き耳
CCB<=(51) 精神分析
1D3 SAN回復
CCB<=(50) 追跡
CCB<=(25) 図書館
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CCB<=(75) 医学
1D3 医学回復
CCB<=(40) 法律
2 38口径リボルバーニューナンブM60
CCB<=31 マーシャルアーツ
CCB<=70 キック
1D6 キックダメージ
CBRB(31,70) MAキック
2D6 MAキックダメージ


飛鳥 総一郎(アスカ ソウイチロウ)() 警察 男
STR:12  DEX:16  POW:15
CON:14  APP:11  EDU:18
SIZ:12  INT:17  SAN:75
HP:13   MP:15   DB:0
-------------------------------------
【技能】
アイデア(85%) 幸運(75%) 知識(90%)
回避(77%) キック(70%) マーシャルアーツ(31%) 
拳銃(85%) 聞き耳(75%) 精神分析(51%) 
追跡(50%) 図書館(25%) 目星(75%) 
説得(65%) 母国語(90%) 医学(75%) 
法律(40%) 
-------------------------------------
【持ち物】
 

■信者
【https://charasheet.vampire-blood.net/m9735a86e2a9745845b28c55a39c86682】
CCB<=
CCB<={SAN} SANチェック
RESB(11-対抗値) STR対抗
RESB(14-対抗値) CON対抗
RESB(9-対抗値) POW対抗
RESB(13-対抗値) DEX対抗
RESB(10-対抗値) APP対抗
RESB(14-対抗値) SIZ対抗
RESB(10-対抗値) INT対抗
RESB(15-対抗値) EDU対抗
CCB<=(11*5) STR倍数
CCB<=(14*5) CON倍数
CCB<=(9*5) POW倍数
CCB<=(13*5) DEX倍数
CCB<=(10*5) APP倍数
CCB<=(14*5) SIZ倍数
CCB<=(10*5) INT倍数
CCB<=(15*5) EDU倍数
CCB<=(50) アイデア
CCB<=(45) 幸運
CCB<=(75) 知識
CCB<=(40) 回避
CCB<=(40) ナイフ
CCB<=(75) 応急手当
1D3 応急手当回復
CCB<=(66) 隠す
CCB<=(75) 聞き耳
CCB<=(50) 追跡
CCB<=(25) 図書館
CCB<=(75) 目星
CCB<=(70) 運転
CCB<=(75) 母国語
CCB<=(30) クトゥルフ神話
CCB<=(40) 法律
1d4 小型ナイフ
CCB<=40 キック
1D6+1D4 キックダメージ


信者()  男
STR:11  DEX:13  POW:9
CON:14  APP:10  EDU:15
SIZ:14  INT:10  SAN:45
HP:14   MP:9   DB:1D4
-------------------------------------
【技能】
アイデア(50%) 幸運(45%) 知識(75%)
回避(40%) キック(40%) ナイフ(40%) 
応急手当(75%) 隠す(66%) 聞き耳(75%) 
追跡(50%) 図書館(25%) 目星(75%) 
運転(70%) 母国語(75%) クトゥルフ神話(30%) 
法律(40%) 
-------------------------------------
【持ち物】
 

以下の画像は企画「ムーサ異装展覧界」開催期間内において、セッション目的でのみ利用可能。

​自作発言、二次配布、無断転載、ネタバレを含む状態でのSNS等へのアップロードの一切を禁止します。

StigmA01
StigmA01

StigmA02
StigmA02

StigmA01
StigmA01

1/2
ロゴ(文字のみ).png

ムーサ異装展覧界