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06月13日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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ラッコ赤ちゃん天国へ 生後8日目 茨城の大洗水族館

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写真:ラッコの赤ちゃんは母ラッコのおなかの上で一日を過ごしていた=21日、県大洗水族館提供拡大ラッコの赤ちゃんは母ラッコのおなかの上で一日を過ごしていた=21日、県大洗水族館提供

 アクアワールド県大洗水族館は27日、ラッコの赤ちゃんが死んだ、と発表した。生後8日目だった。石橋丈夫館長は「順調に育てば4、5カ月後にはお披露目しようと期待していたのに残念だ」と話している。

 赤ちゃんは20日に生まれた。母親は9歳の「カンナ」。水族館は親子に刺激を与えないよう、誕生直後から水槽をフェンスで囲い、飼育係の職員が24時間態勢で見守っていた。

 赤ちゃんは27日午前、カンナのおなかの上から2回、水中に落ちた。異変に気づいた飼育係が動物病院に運んだが、その日の午後2時半に死んだ。気管支に水が入っていたという。性別はメスだった。カンナは6度目の妊娠。2007年に生後5カ月弱まで育った赤ちゃんがいたが、それ以来の正常出産だった。

 飼育係の大須賀陽子さん(47)は「ずっとおなかの上で育てていたカンナにとって、つらい出来事になってしまった」と話す。カンナは赤ちゃんの姿が見えなくなり、ショックを受けている様子だという。

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