春日井サボテンを食べる1

ページID 1024075 更新日 令和3年4月16日

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 メキシコでは「NOPAL/ノパル」と呼ばれ、古くから健康食材として親しまれている食用ウチワサボテンの健康効果を解説!

春日井産ウチワサボテンの栄養素と期待される効果(名城大学分析による)

がん・高コレステロール症動脈硬化症予防

ビタミンCやβ―カロテンをはじめとした豊富なカロテン類などの抗酸化成分によって、がんや動脈硬化の原因となる活性酸素の除去に効果的といわれています。

疲労回復・精神安定

カルシウムの他、マグネシウムやクエン酸などの豊富な有機物が、疲労回復や精神安定に効果的といわれています。

抗アレルギー作用

動物実験において、サボテン粉末を摂取することでアレルギー作用を抑制する結果が出ました。

ダイエット効果
整腸作用

水溶性食物繊維が体内の水分を吸収し膨潤することで、満腹感が得られやすくなります。また、消化を助けて腸の働きを整える作用も期待できます。

主な栄養素

● β-カロテン:550マイクログラム
 [トマトと同程度]
● カルシウム:170ミリグラム
 [コマツナと同程度]
● マグネシウム:56ミリグラム
 [オクラと同程度]
● 有機酸総量(クエン酸・リンゴ酸):0.8g
 [ミカンと同程度]
● 食物繊維総量:1.4g
 [ハクサイと同程度]

いずれの数値も100g当たり
(あいち産業科学技術総合センター食品工業技術センター分析)

名城大学 小原章裕学長 (元農学部長) INTERVIEW

サボテンは、実は万能食材!

名城大学 小原章裕学長 (元農学部長)
春日井サボテンの研究を行い、論文も執筆。
農学部教授時代には、春日井商工会議所が
中心となって行う「春日井サボテンプロジ
ェクト」にも参加し、春日井サボテンの普
及に尽力。

  サボテンは、野菜と果物の栄養素を併せ持つ万能食材です。またサボテンは熱に強く、加熱調理しても抗酸化成分が失われにくいという特性があります。さらに最近の名城大学での実験で、一緒に調理した他の食材の抗酸化成分も失われることを防いだり、他の食材の栄養成分の作用を高めたりする可能性があることが分かりました。
 食べ物は薬と異なり即効性は期待できませんが、普段の食生活に春日井サボテンを取り入れることで、さまざまな健康に関する栄養素を効果的に取ることができます。

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