加治木八景・道場原の逆富士
- 歴史
- 投稿者:maeda | 2017-07-31
その昔、現在の加治木駅があるあたりは僧侶達が修行する道場があったことから道場原と呼ばれていたそうです。そこから見える桜島は、手前に広がる錦江湾に逆さに映り込んだ姿とも相まって、さぞや絶景だったことでしょう。
というわけで皆様御存知加治木駅にやってまいりました。
見慣れた加治木駅前の風景でございます。
第一交通さんの駅前営業所でございます。さっきから矢印がうるさいですが何かあるんでしょうかね。
おっとこんな所に”加治木八景・道場原の逆富士”が!まさかこんな人里から離れてない場所にあるとは!てか民家の庭いやー絶景の予感がしますね~それでは御覧いただきましょう…ここから望む桜島の雄姿はコチラ!
めっちゃ隠れてるし。それに逆富士…?
察しのいい方はお気づきでしょうが、冒頭で「さぞや絶景だったことでしょう」と過去形で書いた通り、建物や電柱が立ち並ぶ前の時代には錦江湾に映る桜島の姿が見られたということらしいんですよね。どうやら現代に生きる我々にはその風景を想像するしかなさそうです ~Fin~
では芸がないので、本当に見えたのか?という検証用に加治木八景の石碑が建てられた昭和37年の航空写真を用意してみました。
(国土地理院のデータをもとにトリミング、文字入れ加工を施してあります)
うーん、どうなんでしょうね。駅前通りにはこの時代から民家らしき建物が立ち並んでますし、海岸線の位置も今と変わらないし、錦江湾に映る桜島が見えたかというと微妙な気が。それとも国道10号線より海側には水田が広がっているように見えますので、水田が湛えた水に桜島が映ったとか?まあ結局想像するしかないんですよね。
加治木八景・道場原の逆富士
~Fin~
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