Q17 | [カード]あなたは,社会に出て成功するのに重要なものは何だと思いますか。この中から,2つまで選んでください。(2M.A.)
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社会に出て成功する要因を2つまであげてもらったところ,「個人の努力」が74.8%で最も多く,次いで「個人の才能」(57.4%),「運やチャンス」(38.8%)が続いている。男女別にみても,大きな差はみられない。
経年比較でみると,「個人の努力」は第2回調査以降最も高くなった。また,前回調査では「個人の才能」とほぼ同率であった「運やチャンス」は,今回調査では11ポイント低くなっている。(第2-3図)
各国比較でみると,アメリカ,イギリス,タイ,ブラジル,ロシアでは,日本と同様に「個人の努力」が成功の要因として最も多くあげられているが,ドイツ,フランス,スウェーデン,韓国では「個人の才能」が,フィリピンでは「学歴」が,それぞれ第1位にあげられている。なお,各国の傾向として「個人の努力」「個人の才能」「学歴」が上位となっているが,日本,フランス,ブラジルでは「運やチャンス」が第3位に,韓国,タイでは「身分・家柄・親の地位」が第3位に挙げられている。(第2-4図)
Q18 | [カード]大学を卒業した人は,主にどんな点から評価されると思いますか。この中から,1つだけ選んでください。
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大学を卒業した人が主に評価される点としては,「大学でどのような専門分野を学んだかということ」が40.9%で最も多く,以下「一流大学を出ているかどうかということ」(22.4%),「どの大学であれ大学を出ていること」(15.1%),「大学でどのような成績を修めたかということ」(13.0%)の順となっている。男女別にみると,「大学でどのような専門分野を学んだかということ」は男性(37.2%)より女性(44.8%)に多い。
経年比較でみると,前回調査でも最も多くあげられた「大学でどのような専門分野を学んだかということ」が,今回調査ではさらに10ポイント高くなっている。
各国比較でみると,韓国では「一流大学を出ているかどうかということ」が57.9%と,他の国に比べて際立って多くあげられている。また,イギリスでは半数の者が「大学でどのような成績を修めたかということ」(50.3%)を,フランスでは半数近くの者が「大学でどのような専門分野を学んだかということ」(47.7%)を,社会で評価される点として考えている。(第2-5図)