座川駅
プラットフォーム
ガシッ!
弱気「あの風の壁開けろ!」
ゲビ「し、知らねぇよ…!!シオザキなら解除できるかもな…」
倒したゲビの胸ぐらを掴み、弱気が暴風壁を解除するよう言った。しかし、ゲビは解除の仕方を知らない。だが、シオザキが解除の仕方を知っているようだ。
ボルト「おい、弱気!」
弱気「ボルトか、ライアンはどうした?」
ボルトが合流し、灼熱の千手菊の目的をバラした。すると弱気はゲビに対する目つきを変えて。
バキィィィ!!!
思いっきり腹を殴った。そのままスルスルとゲビは倒れる。
弱気「聞いた話によると、シオザキという男が解除の方法を知ってるらしい。」
ボルト「なんだと!?ライアン多分そいつと戦ってるかもしれねぇ!零と一緒に連れて行くぞ!」
弱気「君主たちも危ない!早くここを出ないと!」
そう言うと、2匹はプラットフォームから出て行った。あたりが静かになると、ゲビは。
ゲビ「おい、モラート。いつまで壁の中に隠れてやがる。」
すると、モラートが壁からぬるりと出てくる。
モラート「だ、だって相手は弱気だぞ?いつ殺されるか分からねぇし…」
ゲビ「お前、シオザキのところに行け。」
モラート「え、えぇ?加勢なんて俺には到底…」
ゲビ「加勢じゃねぇよ。もっと簡単なことだ……」
第6話
ライオンと死神
零「はぁ、はぁ…どこに行ったのだあのデブガエル?」
その頃零は、逃げたモラートを探していた。しかし、一向に見つからない。
零「にしても、なんでアタシデブと対戦に当たるんだろうのだ。もっと紅一点とかと戦いたいのだ。」
文句言うな!
その頃、ボルトと別れたライアンはというと。
ズガァァァン!!
ドゴォォォォン!!
ライアン「どこに行きやがったーー!!!!」
ブゥゥゥゥン!!!
ドゴォォォォン!!
扉や壁をバイクで壊しながら、ホソバを探していた。そんな彼の姿を見た、背後に隠れていたシオザキは。
シオザキ「こ、コイツ扉って概念わかってんのか?」
この有様である。そして。
ドゴォォォォン!!!
ライアン「ちっ、どこにもいねぇぞ。」
しかし、すぐ後ろにいた!
ズガァァァン!!
ライアン「うわぁぁぁぁ!!」
背後の影から現れたシオザキに蹴られ、木箱に顔がめり込んでしまった。
シオザキ「さっきは世話になったな!ちっちぇえ石ころ!」
ズギャァァン!!
木箱を壊し、ライアンが体制を戻す。
ライアン「また俺たちのこと石ころ呼ばわりしたなこの野郎!そんなことより、あのトサカ野郎(ホソバのこと)はどこに行きやがった!」
シオザキ「へっ、教えねぇよ!!」
ズギュゥゥゥン!!!
影をたくさんの蛇の姿に変えるシオザキ。そしてその蛇の影で、ライアンを襲った。
シオザキ「壊れて砕けやがれ!石ころ!」
しかし。
ブォォォォォォォォ!!!
ライアン「効くかよ!」
ライアンは炎で影を燃やす。
シオザキ「な、なんだと!?俺の影が!」
動揺するシオザキ。その隙にライアンは炎を両手に纏い。
ライアン「火粉連弾‼︎‼︎」
シオザキ「よ、避けろ!俺の影!!!!」
ライアン「また来た!真紅放射(リディエーションスカーレット)‼︎‼︎」
ブォォォォォォォォ!!!
影でガードさせようとしたが、ライアンはすぐさま真紅放射で影を燃やした。
シオザキ「く、くそぉぉぉぉぉ!!石ころの化け物めぇぇぇぇ!!!」
バキィィィ!!!
バキィィィ!!!
バキィィィ!!!
ドゴォォォォン!!
炎を纏ったダブルパンチ、火粉連弾でシオザキの顔面を殴った。シオザキは壁を壊して激突した。
ライアン「まだまだぁ!俺たちを石ころ呼ばわりした分をきっちり返させてやる!」
バキィ!
バキィ!
すぐさま飛びかかり、2発顔を殴りつけた。もはやシオザキはボロボロだ。そこへ。
ボルト「ライアン!」
弱気「ライアン、無事か!あっ!」
ボルトと弱気の2匹がここにやってきた。弱気はシオザキに気づく。
弱気「でかしたライアン!少しどけ。」
ライアン「えっ?」
ライアンは言われた通りそこをどいた。そして、金重を召喚し。
ヒュンッ!
ブスッ!!
シオザキの髪の毛めがけて投げた。
シオザキ「ひ、ひぇぇぇぇぇ!!」
流石にこれは怖い。そして弱気は歩み寄り、シオザキの胸ぐらを掴んだ。
弱気「さぁ、お前がこの風の壁を解除できるんだってな?今すぐ解除…」
ブスッ!!!
弱気「!?」
弱気が解除するよう言おうとした。しかし、すぐに反応が変わった。
シオザキ「ガフッ!な、なんでお前が…」
ドサッ。
モラート「あ、ぁぁぁ…あぁぁぁぁ…」
壁の中に潜っていたモラートの腕が、シオザキの腹に突き刺さっていたのだ。そう、さっきモラートはゲビから、ライアンたちをここから出させないようシオザキを殺すように言われたのだ。しかし、初めて殺しをしたのか、モラートは血で汚れた腕を見て震えていた。
モラート「ひ、ひぃぃぃぃぃぃ!!!すまねぇシオザキぃ〜!!!」
たまらず逃げ出すモラート。しかし、ボルトが目の色を変え、電気で足を加速させてすぐに追いかけた。そして。
ボルト「エボシ。」
バリィィィィィィィィ!!!!!!!
モラート「ひぎゃあぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ドサッ。
心臓めがけて電撃を喰らわせた。そして。
ボルト「お前ら仲間なんだろ?それなのに…それなのにテメェ、仲間殺ししてんじゃねーよ!!!」
ボルトは叫んだ。しかし、すでにモラートは気絶していた。
ライアン「お、おい!こいつがいないと出られないんだろ!?」
弱気「分かってる!医務室から救急箱取ってこい!零にあったら言って欲しい!」
ライアン「分かった!」
ブゥゥゥゥン!!!
バイクに乗り、零を探しながら救急箱を探すライアン。このままでは出られないうえ、ホソバがプロメテウスを放ってしまう。早くしなければ。
スーパージパング橋
下には高速道路、上は電車の線路となっている。ホソバが線路の上を飛んでいた。
ホソバ「ふっふっふ、定例会場はもうすぐそこだ…飛ばしていくか…」
座川駅
出入り口
その後、ライアンは零と救急箱を見つけ出し、急いでシオザキの応急処置を施して出入り口に向かった。
零「な、なんなのだこの風の壁は!?」
弱気「ホソバだ。私たちを出さないための罠だったんだ。」
零「えっ!?ここの住民が標的じゃないのだ!?」
弱気「それがな…」
零は弱気に事情を聞いた。
零「君主さまたちが狙いだったってことなのだ!?」
弱気「でも、これじゃ出られない。こいつが頼みの綱だったんだが…」
シオザキはまだ意識が戻っていない。これでは解除できない。そんな中。
ライアン「真紅放射(リディエーションスカーレット)‼︎‼︎」
ブォォォォォォォォ!!!
チュドォォォォォン!!!
ライアン「穴が小さいなぁ、これだと出られない…」
ボルト「何やってんださっきから?」
ライアン「ちょうどいいボルト!お前も手伝え!」
ボルト「えっ?」
ライアン「真紅放射(リディエーションスカーレット)‼︎‼︎」
ボルト「波リ‼︎‼︎」
ライアンに言われた通り、ボルトは波リを放つ。
チュドォォォォォン!!!
チュドォォォォォン!!!
すると、今度は大きな穴ができる。これだと中へと出られそうだ。
ボルト「あっ、穴が空いた!」
ライアン「だろ?2匹くらいは出られる大きさになる。おい、零、弱気!」
早速これを2匹に言うライアン。
弱気「なんだと!?これで出られるのか!?」
ライアン「いいか、穴が空いた隙に出ろ!ボルト、行くぞ。」
ボルト「あぁ!」
ライアン「真紅放射(リディエーションスカーレット)‼︎‼︎」
ボルト「波リ‼︎‼︎‼︎」
ブォォォォォォォォ!!!
バリィィィィィィィィ!!
チュドォォォォォン!!!
チュドォォォォォン!!!
ライアンの炎とボルトの電気が交わり、大きな爆発を生んだ。そして、風の壁に穴が空く。
ライアン「今だ出ろ!」
零「分かったのだ!」
ピョンッ!
零が中から出た。そしてすぐに。
弱気「コイツは私が担ごう。死なれては困るからな。はっ!」
ピョイッ!
弱気はシオザキを担いで中から出る。
ボルト「じゃ、次は俺だな!」
ボルトも急いで出て行く。ライアンは。
ブゥゥゥゥン!!!
バイクで別方向に向かい、思いっきり壁に突っ込んだ。
座川駅前
弱気「やっと出られたな。」
零「風強いのだ〜!!」
ボルト「あとはライアン…ってあれ?ライアン?」
ライアンのいないことに気づくボルト。そういえば、彼は別方向に行った。すると、意識が戻ったシオザキが。
シオザキ「ふふふ、もう間に合わないさ、俺たちの勝ちだ…!!ジジイども…!!」
弱気「!」
その頃、スーパージパング橋では。
ホソバ「見えてきたぜ!さぁ、首を洗って待ってろクソジジイども!」
定例会場が見えてきた。まずい、このままでは手遅れになってしまう。しかし、そこへ。
ライアン「見つけたぞーーーー!!!!」
ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!!!!!
ホソバ「ちっ、しぶとい石ころだな。」
スピードを出すホソバ。しかし、ライアンも負けじと。
ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!!!!!
制限速度無視の全速力でホソバを追いかけ、そして。
ライアン「アタァァァック!!」
ズドォォォォォォォォォン!!!!!
ホソバ「ぐおっ!」
ライアンは思いっきりバイクでホソバに激突した。ホソバは吹っ飛ばされ、その場に倒れ込むも、すぐに起き上がる。ライアンはスリップを起こしながらバイクを止める。
ホソバ「貴様ぁ、何故ここにいるんだ!」
ライアン「決まってるだろ?」
ライアンは両手に炎を纏って、彼に突っ込みながらこう言った。
ライアン「お前の顔をぶん殴りにきた!」
その頃、ライアン以外の3匹とシオザキはタクシーに乗り、シオザキを病院に連れて行き、そのあとライアンのいるジパング橋前に向かおうとしていた。
シオザキ「……何故だ、何故僕を連れて行くんだ…」
零「決まってるのだ、お前は人質なのだ!」
ゴンッ!
零「キャンッ!」
弱気は零にチョップした。零から犬みたいな声が出た。まぁ、オオカミ族だしね。
弱気「人質ではない、お前を病院にまで送る。ありがたく思え、違法根城。」
ボルト「……」
ボルトは珍しく黙っていた。するとシオザキは。
シオザキ「そうか、ほんとに僕を人質に取りホソバさんと交渉するつもりだな?残念だがホソバさんは冷血そのものさ、僕程度では動きはしない…」
零「面倒くさい……」
確かにコイツ、面倒くさい。するとボルトが口を開く。
ボルト「殺されたがってるのなら殺してやろうか?」
零「ちょっとボルト!何言ってるのだ!」
弱気「基本、違法根城は犯罪者。合法根城の獣力師たちは万が一のために違法根城、凶悪犯罪者の殺しを許可されている。だから罪には問われない。」
零「だからって…」
ボルトはシオザキに話を続けた。
ボルト「生き死にだけで決着がつく世界じゃねぇんだよこの世界は。もう少し前向いて生きやがれ。」
そう言うと、3匹は黙り込んでしまった。すると。
ゴゴゴゴゴゴ…
少し車の中が揺れた。もしかしてこれは…
スーパージパング橋
ライアン「おりゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ブォォォォォォォォ!!!
キィィィン!!
ライアンは拳を握り、ホソバにけん制する。ホソバは持っている鎌で防御した。しかし。
ホソバ(な、何!?俺が力負けしかけてるだと!?なるほど、炎を纏って戦う上、ライオン族のパンチだからか威力が強すぎるのか…!!)
フワァッ…
ホソバは風を操り空を浮く。
ライアン「くぅ、この空飛ぶの厄介だなぁ。俺に翼が生えればなぁ…まぁ、ライオンだから無理だよな。」
ホソバ「ちょっと力が強いからって調子に乗るなぁ!チビの石ころ野郎!!!!暴風発生(フルウィンドブリンガー)‼︎‼︎‼︎」
ビュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!
竜巻を起こすホソバ。
ライアン「うわぁぁぁぁぁ!!!」
ホソバ「吹き飛んで川に落ちてしまえ!!」
ビュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!
ライアン「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
風の向きを変え、ホソバは竜巻を解除する。そして、ライアンは川へと真っ逆さまに。
ライアン(……!!くそぉ…アニプラを石ころ呼ばわりするし、俺のことをチビだって……!!くそぉ、そう言われたまま負けたくねぇ…!!負けたくねぇ……!!じーちゃん…!!)
回想
サンゴ「ほれ、どうじゃ?」
ライアン「おぉ、火が湯呑みを持ち上げてる!」
子供の頃、ライアンはサンゴが火を操って湯呑みを持ち上げて見せた。
サンゴ「良いかライアン、お前は火の武闘型じゃ。しかし、火は破壊するだけではない。こうして湯呑みを持ち上げたいと思えば、アークと火は答えてくれるわい。つまり、勝ちたい、負けたくないと思えば思うほど、アークと火はそれに答え、水にも風にも土にも、どんなものでもお前を守ってるはずじゃ。」
ライアン「うーん…俺難しい話よく分かんねぇ。」
この時は分からなかった。しかし…
現在
ホソバ「はっはっはっはっは!これで邪魔者はいなくなった!さぁ、今こそジジイどもに…!!」
ホソバが定例会場へと向かおうとしたその時。
チュドォォォォォン!!!
ブォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!
川の水が蒸発し、巨大な火柱が立つ。そこからライアンが現れ、背中には炎で作り出した翼が生えていた。
ライアン「へっ、俺が思えばアークと火は答えてくれる、か。つまり、これも思いの力ってやつか!」
ホソバ「な、何!?貴様どうやってその炎の翼を!」
ライアン「これで空中戦ができる!真紅放射(リディエーションスカーレット)‼︎‼︎」
ブォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!
ライアンはホソバめがけて真紅放射を放つ。
ホソバ「暴風壁‼︎‼︎」
チュドォォォォォン!!!
ホソバは暴風壁を作り出し、真紅放射を防ぐも、すぐに爆発する。
ライアン「どうだ!怖気ついたか!」
ホソバ「ふっ、ふふ…どうやら俺はお前を侮ってたみたいだ…ならばこれはどうだ!暴風装(ストームアーム)‼︎‼︎‼︎」
ホソバは風を鎧のように纏う。
ライアン「おりゃあ!!」
シュンッ。
ライアン「!?」
バキィ!
ライアン「ぐわぁ!」
ライアンがパンチを繰り出すも、すぐに炎が消えてしまい、ホソバのパンチに殴られる。
ライアン「な、なんなんだこの風の鎧!ひっぺがしてやる!双ノ火粉弾‼︎‼︎‼︎」
ビュォォォォォォォォ…
シュンッ。
ライアン「やっぱり消える…どうして…!?」
ライアンは両手に炎を纏い、ホソバを殴りつけようとするも、また炎が消えてしまう。
ホソバ「ふふふ、やはり炎を纏うことでしか、あの破壊力のあるパンチは繰り出せんか。効かないなぁ!!」
ビュオォォォォォ!!
ライアンは風で飛ばされるも、バランスを保つ。
ホソバ「暴風装(ストームアーム)は常に外に向かって風がふいている!つまり、炎は向かい風には逆らえない!!」
ライアン「な、何!?」
ホソバ「すなわち、炎は風には勝てんのだぁぁぁぁ!!!!フハハハハハハハ!!!」
ライアン「く、くっそぉ!!」
バキッ!!バキッ!!!!
ズガッ!!
シュンッ。
ライアンは諦めず、ホソバに立ち向かった。しかし、何度殴っても、何度蹴りを入れても、炎は消えてしまう。
ホソバ「何度やっても同じだぁ!!炎は結局風には勝てねぇんだよぉぉ!!」
ライアン「〜っ!!!」
ホソバ「これで終わりだ…!!!これで俺は、何匹も殺してきた!お前もそのうちの1匹になれ!!燃えカスチビ!!!死神の暴風(テンペスタス・バロム)‼︎‼︎‼︎」
ギギギギギ、ビュオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!
ライアン「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ホソバは強力な風の砲撃を起こした。これにより、橋は崩落し、線路もバラバラになった。ライアンはたまらず吹き飛ばされてしまい、かろうじてそこにあった電柱に掴まる。しかし、電柱も崩れ、ライアンはその場に崩れ落ちた。
ホソバ「フハハハハハハハ!!!よく体がバラバラにならなかったな。なかなかタフな野郎だ。だが今に見てろ、すぐにジジイどももお前のいる地獄に送ってやる!!!!プロメテウスの力でなぁぁ!!!」
ガンッ!!!!
ホソバ「!?」
ライアンは身体中、風の砲撃で切り傷だらけになりながらも立ち上がった。そして、こちらを龍のような目で睨みつける。
ライアン「何が!!!何がプロメテウスだ!!じーちゃんたちの首狙ってんなら、そんな生物生命体に頼まず、お前がやれよ!!!!!お前の手で、首を狙えよ!!!こそこそやってねぇで、正々堂々と!!!!お前の力で戦えって言ってんだよ!!!戦う勇気のないやつは、じーちゃんたちに手ぇ出すんじゃねぇボケ野郎!!!はぁぁぁ!!!」
ライアンは叫び、上着を脱いだ。そして、両手に炎を纏い、ホソバに突っ込む。しかし、まだホソバは防風装を纏っているため、すぐに炎が消えてしまう。そして。
ライアン「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!何でだよぉ!!なんでコイツの顔ぶん殴れねぇんだよぉ!!!石ころだの!!!チビだの!!!プロメテウスだの!!!!そう言うところが、ムカつくんだよ違法根城ぉ!!!!!!!!」
ブォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!
ホソバ「ふっ、せいぜい自分の非力さを悔や…何!?俺の暴風装の威力が弱まってるだと!?
ライアンはキレる。叫ぶ。すると、ホソバの纏っていた風が消えてしまう。
いつまで経っても倒すことができないことに腹を立てたライアンの感情によって、超高温で温められた炎によって、急激な上昇気流に変わり、低気圧が発生したのだ。風は気圧の低い方へと移動するため、ホソバの防風装は簡単に消えてしまったのだ。
ホソバ「く、くそぉ!!
ライアン「炎龍玉‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」
ブォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!
ズギャアァァァァァァァァァァン!!!!!!!!
ホソバ「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
巨大な炎の玉をホソバに投げつけた。ホソバは押し潰され、全身黒焦げになって倒れていた。
ライアン「はぁ、はぁ、はぁ…!!」
???「ライアーン!!!」
橋の向こうから、彼を呼ぶ声がした。零だ。弱気にボルトもいる。そして。
シオザキ(う、嘘だろ…!!ホソバさんを倒しやがった…!!)
ホソバが倒され驚愕するシオザキもいた。
ライアン「はぁ、はぁ、ちかれた〜。」
ボルト「お疲れさーん。こっちに来いよ。」
そう言うと、ライアンはバイクと共にジャンプしてボルトたちのいる方へと向かう。
弱気「これで、無事解決だな。このまま定例会場に向かい、君主たちにプロメテウスのことを報告しなければ…」
ボルト「なぁ、あのパイナップル頭のやつどこ行った?」
ボルトがシオザキを探す。しかし、見つからない。
零「アレ?そういえばさっきまでいたのだ…」
弱気「……もしや、アイツ!プロメテウスを使う気だ!追うぞ!定例会場へ!!すいません、定例会場まで!」
弱気が止まっていたタクシーにそう言うと、4匹は急いで乗り込んで定例会場へと向かった。
そして、あたりは夜になった。まだ定例会場は明るい。それもそのはず、彼らは会議ではなくどんちゃん騒ぎを起こしているからだ。
シオザキ「ふふふ、まだ終わっちゃいなかったか!これで俺たちの勝ちだ!プロメテウス!」
シオザキはプロメテウスを呼んだ。すると。
???「何?ようやくお出まし?」
ブィィィン。
何もないところから、緑のモッズコートを羽織り、純白のセーラー服を着た小さなリビアヤマネコ族の子供のような姿の女の子が現れた。この少女こそ、彼らの言う絶対能力型にして、違法根城派遣部隊RAREの傭兵として活動する生物生命体、プロメテウスである。
プロメテウス「?指示を出すのはトサカの男だったはず…お前がアイツの代わり?」
シオザキ「そ、そうだ!俺がお前を支持するホソバさんの代わりだ!今すぐにジジイどもを殺せ!そして、俺たちに…」
ドスッ!!
シオザキ「…!?」
ドサッ。
プロメテウスは手刀で、シオザキを刺した。幸い心臓ではなかった。
プロメテウス「説明が長ぇ。まぁ、依頼には従うわ。」
そう言うと、急いで定例会場の扉の前へと向かった。
その頃、ライアンたちもようやく辿り着き、定例会場のすぐそばにある茂みに隠れる。
ライアン「な、なんとか間に合ったな…」
ボルト「おい、あれ!」
プロメテウスがスタスタと、定例会場前に現れた。
零「まずいのだ!」
そして。
ガチャッ!!
プロメテウスは扉を開け、中へと入る。
弱気「私たちも入るぞ!」
弱気が急いで入ろうとする。すると。
大鳥遠舟「あらぁ、誰かと思えばアニプラの子たちじゃな〜い!」
突然ふくよかなオカマ口調の男が現れた。
ライアン「ひぇ〜!!ホストとキャバ嬢たちのところの君主!」
※この大鳥遠舟が作り出した根城、大海原の一角獣は、真面目に言ってキャバ嬢とホストのような連中がウヨウヨいます。
零「えっ!?このおっさんがビグユニの君主なのだ!?でも、なんでここに!?」
安藤鵄助「まぁ、見てなって。」
弱気「今度はベニミラの安藤鵄助!?」
一同驚愕した。なぜなら、本来定例会場にいるはずの2匹が、ここにいるからである。
定例会場の中
プロメテウス「………」
黙り込むプロメテウス。そう、中には誰もいないのだ。そして、中を探し出す。もしかしたら、長年獣力師をしているせいか自分の気配に気付いて隠れたのではないかと。しかし、どこを探しても見つからない。
プロメテウス「……いない…」
サンゴ「ワシならここじゃよ、プロメテウス。いや、紅葉○○○。」
サンゴが背後から現れる。不意を突かれたプロメテウスはすぐさま振り向く。
サンゴ「なんじゃ?どうしてここに来たのじゃ?もしや、ワシらと混ざってこんなどんちゃん騒ぎをしに…」
プロメテウス「違う。」
サンゴ「おや?違うたか。」
プロメテウス「私は、トサカの男(ホソバのこと)の命により、お前たちを狩りに来た。だが、お前以外誰もいない。何故だ。」
サンゴ「ふむ、なんでかのう?」
プロメテウス「とぼけるな。殺すぞ。」
サンゴ「おやおや、そんなことを言うもんじゃないぞ。」
プロメテウス「私は本気だ。他の君主も出せ!」
サンゴ「みんな出て行ったぞよ。」
プロメテウス「ふざけるな!!」
プロメテウスはアークで反射させる。サンゴは茶を飲む。
サンゴ「やれやれ、誰がワシらを殺せとコイツに命じたことやら。少し加減はせんぞ。」
そう言うと、口から黄色い光線を放とうとしていた。
プロメテウス「無駄だ、私の能力型は反射交流(リフレクトコンバージョン)。あらゆるアークを弾く。」
サンゴ「貴様ら絶対獣力師なんざ、ワシら君主じゃ屁でもないわい!超絶最強・クンシュブラスターじゃあぁぁぁぁ!!!!」
ギュオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!
パリィィン!!
パリィィン!!
何重にも重ねていた反射が割れてしまう。そして。
プロメテウス「くっ、くそぉ……何やってんだか、私……」
チュドォォォォォン!!!
チュドォォォォォン!!!
チュドォォォォォン!!!
プロメテウスは、光の彼方へと消えていった。
その頃、外では。
ボルト「なるほど、このことを察知してたってわけか!」
ライアン「さすがはじーちゃんたち、長く獣力師やってるな!」
そう、プロメテウスが来ることを察知した君主たちは、すぐに定例会場を出て行き、この中でも一番強いサンゴがそこに残ってプロメテウスを退治しようとしていたのだ。
零「ねぇ、なんか窓が割れて出てきたのだ!」
零が落ちていくプロメテウスを指差して言った。
弱気「プロメテウスなどの獣力師、君主には効かなかったようだな。」
すると。
ガチャッ!!
サンゴ「ふぅ、骨が折れる仕事じゃったわい。」
サンゴが定例会場から出てきた。すると。
ライアン「じーちゃーん!」
ダキィッ!
ライアンがサンゴを抱く。
サンゴ「うわ!なんじゃ!?ライアンにボルトもおるぞ!?」
零「うわぁ、これがプロメテウス…」
気を失うプロメテウスを見て、零が棒でつつく。
弱気「にしても、ご無事で何よりです、君主。」
サンゴ「うむ!ワシは元気じゃぞ!にしても今日の夜は、星が綺麗じゃのう。」
そう言うと、4匹は星を見上げた。そこには、綺麗な星が満面に広がっていた。