(唐突に)「LINE」使ってますか?
今じゃスマホ使ってる人で「LINE」を使っていない人の方が珍しいような気がしますし、お年寄りでも「LINE」を使うためにガラケーからスマホに変えたなんて人もいるなんてこともちょいちょい聞きますし。
まあアプリとか運営会社に対する好き嫌いとか信用できる/できないは人によって有るようですが、そういうのをひっくるめても「みんな使ってるから使わざるを得ない」的な部分も多分にあったりしますよね。
電話もメールも知らないけどLINEでだけ繋がってるなんて相手も多いことかと。
そんなLINEですが、ネットで検索すると「相手によって個別に通知(着信)音を変えたい」というニーズがわりと多く上がってて、ちょっと前だと「Taskerを使う」なんて解決策がありました。
私も「Tasker」を使ってみたことはありますが、結構面倒だったりしたわりに失敗も多かったので今では使っていません。
で、調べていくと、さすがに最近はあるんですね。
android用アプリに「ピックアップ通知音」というものがありました。
これを使うと相手によって個別に通知(着信)音を変えると言うことが実現できるようです。
「LINE専用アプリ」と言う形なので使い方も簡単そうです。
ただし、登録人数に制限があるようで、課金によって上限を16人まで増やすことができるんだとか。
現在の(有料版の)価格は
「通常価格950円のところを500円」
だそうです。
何が「通常」なんだかよくわかりませんが、まあそれだけのニーズはあるってことなのでしょう。
高いと思うか安いと思うかは人それぞれですが、こういうものを作って公開してくれる人に対する感謝の気持ちは大事です。
ここから本題。
「既にあるもので実現できる」ということに対して「まわりくどい別の方法を試してみる」というのが一つの趣味みたいなものなので、別の方法を検討することにします。
ここではとりあえず「無料通話の着信音」はひとまず考えず、「メッセージの着信」のみで考えることにします。
ここでまたこいつを使ってみます。
おなじみ「MacroDroid」ですね。
もうこれ無しでは生きていけない。
結局色々自分で「手順」を組み立てなければいけないので面倒は面倒ですが、「Tasker」より全然簡単でしかも安定稼働するのに加え、
買い切りで300円ちょっとという低価格。
(追記)
最近(2020年7月時点)確認したところ、「買い切り500円」になってました。
それでもコスパが良いことには変わりが無いと思います。
この一本で各種問題を解決してきた私にしてみればもう「元が取れる」なんてレベルじゃない。
というわけで、「MacroDroid」で「LINEの個別鳴り分け」を実現してみます。
1) LINE側の設定
まずはスマホで「LINE」のアプリを開いて、既存の通知設定をどうにかします。
「ホーム」画面の右上のアイコンから設定画面に入り、「通知」を選択します。
その中で「メッセージ通知」を選択すると、通知に関する詳細設定画面に入ります。
そこで通知に関して「通知する」と「サイレント」を選択できるようになっていますが、ここでは思い切って「サイレント」を選択します。
音とバイブはオフになりますが、通知そのものは表示されるので大丈夫です。
音とバイブは「MacroDroid」に任せることにします。
(注意)
一番上の「通知を表示」をオフにすると通知が来なくなるのでここはオフにしないように。
鳴り分け以前にそもそも通知が必要ない相手は各トーク画面で「通知オフ」を設定しておきましょう。
2) MacroDroidの準備
最初に「変数」を設定します。
LINEの送信者を入れるためのものです。
名前は何でも良いのでタイプを「文字列」にします。
3) マクロ作成
新規マクロを作成し、下記の通り設定します。
例によって例のごとく、大まかな内容のみざっくり書いていきますよ。
(トリガー)
・LINEの通知
(アクション)
・先ほど設定した変数に、「通知のタイトル」(送信者名)を入れる
・条件分岐で、変数に入った送信者が通知音を設定したい相手かチェック
・相手に応じて通知音とバイブを設定する
・最後に念のため変数はクリア
ざっくり言えばこれだけです。
ELSEで繋いでいけば最終的にはどの条件にも当てはまらなかった相手の通知音も設定できます。
「デフォルト」ってやつですね。
「MacroDroid」で鳴り分けを実現することのメリットとしては、「より細かい条件が指定できる」ということがあるかと思います。
例えば、同じ相手でも時間帯などのタイミングによって通知音を変えるとか、本文に「緊急」などの文言が入っていたときにバイブのパターンなどの挙動を変えたり指定の宛先にメールを送るなど、より細かい状況に対応できます。
今回は「本文」は見てないですけど。
「LINE」に限らずこれだけ色々なことができて買い切り300円ちょいってこんなにお得なことって無いと思います。
まあ多少のプログラム的考え方は必要なんで、そういうのがなじまない人は最初に触れた「ピックアップ通知音」の方が話が早いかと思います。
そこは「専用アプリの強さ」ですね。
「プログラム的」と言っても「条件分岐」と「変数」の使い方さえ理解すれば格段にできることが広がるので、まずは試してみることをおすすめします。
無料通話の方に関しては私の場合めったに使わないのでとりあえず今回はスルーしました。機会があれば試してみたいと思います。