アスベスト(石綿)工場で働いていた方やそのご遺族の方々は、国に対して訴訟を提起し、一定の要件を満たすことが確認された場合には、損害賠償金を受け取ることができます。
①昭和33年5月26日から昭和46年4月28日までの間に、アスベスト(石綿)を取り扱う工場等※において作業に従事されていた方建設現場で働いていたことでアスベスト関連疾患を発症された方やそのご遺族の方々は、国や建材メーカーに対して裁判を提起し、一定の要件を満たすことが確認された場合には、損害賠償金を受け取れる可能性があります。
①昭和50年10月1日から平成16年9月30日までのあいだに、屋内での建築作業現場で働いていた方(一人親方等を含む)※従事した作業によって一部責任期間が異なる場合があります。
アスベスト(石綿)疾患の方やそのご遺族の方々は、雇用されていた企業や建物所有者に対して訴訟を提起し、損害賠償金を受け取れる可能性があります。
住友ゴム工業(株)においてタイヤ製造等の業務に従事し、石綿及び石綿を含むタルク粉じんにばく露したことにより、中皮腫や肺がんなどを発症した被災者とその遺族が、企業補償とは別に損害賠償を求めた事件です。大阪高裁は、被災者7名全員の被害を認め、住友ゴム工業に合計1億円余りを支払うように命じる判決を言い渡しました。
旧国鉄の社員が20年間、鉄道車両の修繕業務に従事し、鉄道に取り付けられた石綿製品の取り外しや管曲げ作業で用いる石綿布から発生する石綿粉じんによって中皮腫を発症した事件です。被害者の先輩社員らの証言により当時の作業状況が克明に証言された結果、判決前の和解協議により勝訴判決にほぼ等しい内容での和解が成立し、約3,600万円の和解金を受領することができました。
四国電力西条火力発電所内において、電気係、ボイラ係、タービン係であった被害者らが、設備の定期点検時などに石綿製品を取り扱って石綿粉じんにばく露した事件です。
平成20年9月の提訴後、翌年12月に追加提訴しました。この事件では提訴後に電気係の被害者が死亡されましたが、遺族が訴訟を承継されました。すべての証拠調べを経た上で、平成23年7月に3名分総額6,900万円の解決金を受領する内容で和解しました。
ホテルのボイラー室内を定期的に点検、修繕していた従業員が中皮腫に罹った事件です。被害者遺族が平成16年6月、札幌地裁に提訴したものの平成19年3月に敗訴(棄却)して当弁護団に依頼されました。関東弁護団のメンバーが石綿粉じんばく露状況や医学的問題点等を詳しく主張した結果、平成20年8月、札幌高裁で逆転勝訴の判決を受け、最高裁で確定しました。これ以前の裁判例では、中皮腫の慰謝料を1,500万円に抑えるものもありましたが、札幌高裁では、3,000万円の慰謝料を認めました。
アスベスト(石綿)疾患の方やそのご遺族の方々で、労災(公務災害)請求したにもかかわらず不認定となってしまった場合、業務上疾病として労災認定を求める訴訟を提起できます。
国家賠償請求訴訟(工場型) |
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着手金 |
無料 |
報酬金 |
16.5%(税込み) |
実費 |
1万円 |
建設型賠償請求訴訟 (国・建材メーカー) |
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着手金 |
無料 |
報酬金 |
16.5%〜22%(税込み) |
実費 |
応相談 |
雇用先企業に対する請求(交渉) |
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着手金 |
0〜16万5千円(税込み) |
報酬金 |
11〜22%(税込み) |
実費 |
応相談 |
雇用先企業に対する請求(訴訟) |
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着手金 |
0〜33万円(税込み) |
報酬金 |
16.5〜22%(税込み) |
実費 |
応相談 |
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当弁護団は、約20年にわたって患者・家族の皆さんとアスベスト裁判に取り組んできました。賠償金や対象の判定、賠償金を得るための手続きや方法など、経験豊富な当弁護団の弁護士がわかりやすくご説明いたします。
◯当弁護団の特色
①長年の実績と経験
約20年にわたってアスベスト裁判を闘ってきた実績があります。これにより蓄積された膨大な証拠資料とともに培われた主張構成などの裁判力が依頼者の利益に寄与します。
②安心のサポート
損害賠償の対象となるかの調査や必要書類の取集、裁判の対応までサポートいたします。
原則として裁判にご本人や遺族の方にご出席いただく必要はありません。
③全国対応
北海道から沖縄まで、全国各地のご相談に対応します。
◯弁護団概要
設立:2005年
団長:弁護士 浦 功(堺筋共同法律事務所)
大阪弁護士会所属
所在地: 大阪市北区西天満1丁目10−8 西天満第11松屋ビル308
連絡先: 06-6364-3051
関西弁護団事務局:弁護士 位田浩(位田浩法律事務所)
大阪弁護士会
所在地:大阪市北区西天満4丁目3番4号 御影ビル6階
連絡先:06-6366-7077
関東弁護団事務局:弁護士 菅野典浩(アーライツ法律事務所)
東京弁護士会
所在地:東京都中央区築地3-9-10築地ビル3階
連絡先:03-6264-1990
WEB連絡担当:弁護士 吉田浩司(TMG法律事務所)
大阪弁護士会所属所在地:大阪市北区天神橋1丁目19番8号 MF南森町3ビル8階
連絡先:06-4397-4377