お越しの皆様ごめんなさい、今日の話は3日か4日分くらいのボリューム有ります^^;
月刊「ムー」の特集コーナー並みに有るかなあ?
途中切るのが邪魔くさくて・・・・
また一度読んだだけでは判んないかも知れません。
お覚悟はよろしいか?
ではっ
藤本晃先生がね、著書「浄土真宗は仏教なのか?」の中で書いているんだけどもね。
先生は大乗仏教を批判なさっていて、その中で大乗はウソを言ってるとお怒りなのです。
「今更それは言うまでも無いだろう?」と仰る方もいるでしょう。
そもそも大乗非仏説で、大乗経典は全て偽作経典が証明されているからね。
ところが先生が特に強調されていらっしゃるのはさ、そんな事では無くてさ、詐術についてお怒りなの。
ここで問題になっている詐術とは、初期仏教のパーリ仏典に釈尊が自分と阿羅漢の悟りは同じなんだと保証していると、ね。
だのに、大乗は阿羅漢を低いと勝手に決めつけ、空疎なマウントを取ろうとした態度が許せない!と。
で、この「ブッダと阿羅漢の悟りは同じ」という部分は、正しいと思います。
だって、釈尊はご自分が欲界から離脱した経験を伝えて、お弟子衆に同じ経験をさせたかったのだもの。
この内容は四聖諦の経験のことです。
ところが、わたしは大乗の側の人間だからね 、ここの誤解を正したいと思ってこれを書いています。
そもそも、阿羅漢にもなったことが無い人が、大乗を云々することは無理なのです。
行ったことも無い人が世界中のテーマパークの優劣付けたり、評価するような事を堂々とやっていたら、あなた。「未熟者め!」と呆れませんか。
見たこともない映画を、監督や脚本家や俳優陣の名で「面白いはずがねえ!」とかさ。
そんなことは観てから言えと。
そんな人の言葉を信じちゃ駄目だよ。
わたしはよく喩えで
「阿羅漢は建物の一階、大乗はそっから上。屋上だけ建てて欲しいとか、一階は要らないなんて無理」と言います。
これは日本の大乗が全然、大乗じゃないと言う意味で言いました。
(ここの部分は藤田先生もわたしも同じ意見です)
つまり、阿羅漢はブッダの包括概念の一つなのね。
ブッダというのは十階建ての建物と喩える事が出来ます。
じゃ、思い出していただきたいので、ブッダが有する十の要件を載せましょう(^^)
- 阿羅漢・・・応供とも意訳されます。原語アルハットとは「光り輝く魂」
- 最上正等覚者・・・最高の悟りに到達した人(いわゆる阿耨多羅三藐三菩提のこと)
- 知徳成就者・・・・智慧と徳行の完成者
- 最上善逝・・・・三界の最上、有頂天に転生する要素まで具足した方
- 世間解・・・・人間界の文化を完全に理解し、これを土台として分かりやすく法を説く能力
- 無上士・・・・王の中の王、ブッダの中のブッダ、三界の中の最勝の魂。
- 調御丈夫・・・どのような魂であろうと、巧みに導く力を有する方
- 天人師・・・「神」と「人」を導く教師
- 覚者・・・・六神通によって迷妄から完全に覚醒した方
- 世尊・・・・世における最も尊崇すべき方
恐らくですよ、わたしは藤田先生ほどの碩学がこれを知らないはずが無いと考えていますので、詐術を使って大乗を貶したいのは藤田先生の方では無いかと考えています。
その根拠は、事実を無視してまでスリランカ仏教を正統派と牽強付会とも言える理論展開をなさいます。
論拠はここに↓
どう有っても、テーラワーダが正しい、大乗憎しをひしひし感じます。
ところがね、ここが面白いんだけどね(^^)
藤本晃先生は元は浄土真宗の僧侶だった方なのね。
始めに上げた「浄土真宗は仏教なのか?」という書籍は、浄土真宗を否定する内容の本かな、と思うよね?
似たタイトルの「日本仏教は仏教なのか?」では、コテンパンに日本仏教を徹底否定されているんです。
ところがワクワクして読むと、「浄土真宗は正しいブッダの教えに則った、正当な仏教であった」という結論なのです。(浄土真宗は仏教なのか?P58)
飽くまでも在家のための教えとなっています。
え?浄土真宗といえども、日本仏教でしょ?
日本仏教は仏教じゃないけど、浄土真宗は正当な仏教なんだ?
つまり、先生は感情論が先に立っていて、情にほだされて身内は庇うんですよ。
また、テーラワーダと先生はとても親密なのです。
それが原因で先生は、気の毒に浄土真宗を破門されたそうなんだけどね。
わたしには、阿羅漢を成就するための理論も方法論も日本の浄土教が持ち合わせているとは思えません。
それが成仏となると尚更です。
親鸞お上人は般舟三昧に入って「信解脱」されていたようだけど、教団を形成した当りから別の信仰体系に変化したようです。
そもそも、親鸞上人は教団を作るなと言ったと思うんですよね。
その前身の「一向宗」は門徒集団なんだけど、天台宗延暦寺が暴力でこれを討伐して消滅しかかるんだけど、ほら。そういうのって、却って一致団結が生まれて逆に組織は固まるでしょ?
昨今の浄土真宗は教学に唯識を引っ張って来ているようなんだけど、念仏ではアーラヤ識まで到達しないと思うんですよね。
元々、親鸞と言う人は唯識を説くの?
ひたすら念仏に集中するのは、修行的に見て良いことだよ。
信解脱が期待出来ますね。
瑜伽行唯識学派の教えを説くのなら、理論だけ借りて来ちゃまずいと思うのね。
ヨーガの実践によってサマディに入ることを説く学派の理論だけ借りてるのよね。
なんか違和感アリアリなんですよ、わたしの勉強不足に由来するのかも知れないんだけどさ。
おお、なんだかカッコいいぞ!
さて、実は何十年か前に藤田先生と同じ主張をしたのが、阿含宗開祖、桐山靖雄氏です。
桐山靖雄氏は宗教家やる前は、青年時代から小説家になろうと文章修行された方なので、兎に角文章が巧みで魅力的なんですよ。
日本のニューエイジブームの形成で一つのシーンを担ったと、その様に評価されています。
今はよく目にする光景だけれど、書店の棚がね、まるまる新宗教のコーナーになってるけれども、宗教学者の島田裕巳先生によると、あれは桐山氏が打ち出した戦略なのだそうです。
書店を広告媒体にするというね。
少年ジャンプがアニメと相まって、両方が売れるという相乗効果と同じで、信徒さんが必ず購入してくれるので、書店は絶対利益が出るのね。
「なんだこの本?最近良く見るな」と教団の宣伝も兼ねる。
だから本屋さんは、大教団の出版物は喜んで置いてくれます。
また、平河出版社のデザインはとても優れれて垢抜けて、超カッコいい。横尾忠則さんがデザインしてたね。
ニューエイジというのは、宗教の解説に心理学や、脳生理学とか科学理論を引っ張ってきて、理論武装したようなことを言います。
般若心経を量子力学で説明するとかさ。
アメリカではライアル・ワトソンとかコリン・ウィルソンとかフリッチョフ・カプラなんかがその走り。
何処に書いてあったか、ちょっとど忘れしましたが、桐山靖雄氏はその本の中で度々、「阿含密教いま」かな?
これ立宗宣言書なんだけどね。
「阿含経の中でブッダは、自分と阿羅漢の悟りは同じだと言ったのである。大乗はこの事実を隠すため四向四果を封殺してしまったのである」と、言うような主張を展開しています。
桐山氏は、従来の日本仏教の何処が誤りで、どう有るべきかと言うのを明かし、自分が阿含密教を立ち上げる必然性、正当性を言いたかったのでしょう。
・・・ということは、阿含宗では信徒さんの修行の進捗状況を四向四果で行っているのでしょうか。
これを真に受けた人は多くて、Amazonのブックレビューで、大乗仏教関連の著作を見ると時々ぶつかります。「大乗は四向四果を隠した」と。
先に書いたように、これが何十年も経て藤本晃先生も今、同じ趣旨の話をしだした訳ね。
この人達は、「ブッダ」イコール「阿羅漢」なので、仏教の全ステージを無理に四向四果に入れて論調を展開します。
(チベット仏教の本でタントラを説いてんのに、四向四果を持ち込んで批評されているんですよVさんなどは)
前に言ったけども、四向四果より上が大乗のステージなので、当然四向四果など出てきません。
別に「その事実を隠すため、四向四果は無視された」というのも言いがかりというか、誤解なのです。
桐山氏は、かなり困ったと思うんですよ。
それは、阿含宗を立宗したはいいが、阿含経を信徒さんが読むとまずい事態になるんです。
また、「阿含密教」という概念を打ち出されましたが、これも収拾がつかなくなった筈です。
ではちょっと肝の部分だけ触れましょう。
これは小説という前提で読むと非常に面白いよ(^^)釈尊はバラモンの生命理論や運命学理論を学んで十二縁起を作ったとか仏教は運命学で出来ているとか、全ての運命学はこの密教占星術を元に編み出されたエピゴーネンなのだとか、・・・まあ、小説です。
これ、「完成までに著者に数年の時を貸していただきたい」と煽ったんだけど、結局、阿含宗が立宗してどうでも良くなったのか、シリーズは2巻で終了。
それも2冊めは気学の本。
しかし、これがすこぶる面白くてさ、どこまで真実か分からないけど、如何にこの占術の予言力が凄まじいかドキュメンタリー風に書かれてるのね。
そこでこれに影響されたのでしょう、本来は「気学の四段掛け」と呼ぶメソッドなんだけど、みんなこの占術を「密教占星術」と呼んでるの。
阿含宗は夏休みの頃、「夏期伝法会」というのが有って、多分四度加行とか護摩の焚き方とか教えると思うんだけど、ある時丁度アメリカ大統領選挙の直前だったのね。
ここでよせばいいのに、桐山氏は本の宣伝も兼ねて、四段掛けの実習を披露したんですよ。
この本、初めにとても売れまくってベストセラーになったらしい。
あろうことか、次に予定の「淵海子平と密教占星術」を出さなきゃいけないのに、この四段掛けの本ばかり書いた。
飯田耕一郎氏による漫画版もあるの。
そして自信満々だったのでしょう
「次期アメリカ大統領の当選者を密教占星術で予言する」と、その夏期伝法会で大勢の信徒の前でやった。
結果は見事に大外れ。
書籍では地震を予知したのにね。桐山靖雄さんとか大川隆法さんもそうだけど、かなりハッタリで教勢を拡大しています。
有る信徒に「夏期伝法会の管長の密教占星術による予言は外れていますが何でですか?」と質疑応答で訊かれた。
「・・・・今度調べて起きます」これで終わり。
わたしも実は16~7の頃、この四段掛けには習熟して、盤を書かなくともソラで頭に盤を描けたの^^;
これが結構当たって評判になりました。
なので梅花心易とか五行易、六壬神課(暦はいる)など勉強したらとても面白いと思う。
タロットとかカードは持ち歩かなきゃならないし、ホラリーはぱっとホロスコープを描けないでしょ。
計画では「淵海子平(四柱推命の古いタイプ)」や「紫微斗数」「奇門遁甲」を全部、密教占星術パートⅢ・パートⅣ・パートⅤと出す気だったらしい。
不思議なのは
「何万人に独りという、貴格を一つ持つだけでも稀であるのに、なんとわたしは2つの貴格を持っているのである。「井欄叉格(せいらんさかく)」と「勾陳得威格(こうちんとくいかく)」である」とはしゃいでいるんですが、これを見る限り四柱推命の知識は大した事は無いです。
つまり、これは古典の四柱推命で、こんな看法は今はしないね。お客さんを喜ばして儲ける手段に属するのね。
あの空亡もそうだとされています。天中殺や殺界のことね。
20人も命式を出せば、貴格なんて案外見つかります。(だから嘘っぱち)
八字で重要なのは成格しているか?と、用神が力を得て剋されていないかがずっと重要。
(政治家や企業経営者に傷官格や従児格と言うのをよく見かけて驚いた事が有ります。この格は、表現力や才能を表し、大勢の部下を動かすという暗示を持つけど、格が破壊される時期がめぐると刑事罰に問われる可能性を強く予言しています)
その伝で言えばわたしは美空ひばりさんと同じ天上三奇を持っていますが、何の芸もない、取り柄もない、三奇は全く働かない。
なので彼の密教占星術も大したことは無いだろうと。
阿含宗はこの密教占星術という運命学が教義にかなり絡んでいます。
(桐山氏が言うような密教占星術の実体は不明です。彼は九星気学の四段掛けしか本にしていません。
これは昭和の初期に園田真次郎という方が創始したものです)
なお、現在「密教占星術」という名称を冠する運命学は有りますが、これは2系統存在します。
1,不空三蔵が説いた、インド占星術の初門で「宿曜経」を元にするもの。
2,中国で研究された七政四餘
桐山氏が言うのはそのどちらでも無いのね。
と、言うより観音慈恵会(阿含宗が法人格を取得する以前の名称)はそっから始まったと言って過言では無いでしょう。これと念力護摩講ね。(超能力で火を起こすという触れ込み)
ここで算出された不幸な運命を転換するというのが、元々の出発点なのね。
桐山氏の密教占星術によって導き出された星(悪運の数々)
「ガンの因縁」
「刑獄の因縁」
「中途挫折の因縁」
「家運衰退の因縁」
「黄変死の因縁」
「脳障害の因縁」etc・・・
で、これを転換する言葉が「因縁解脱」と阿含宗では呼ばれます。
これは阿含経に説かれている三十七道品というシャカ直説の成仏法を修して運命転換するのだというのが桐山氏が創始した中心教義になります。
で、幸福になるには、成仏法やって運命を転換して、祖先の不成仏霊を護摩供で成仏させて守護霊になっていただければ万事解決と。しかし、阿含経ではこの考えは間違っていると説かれているのね。
桐山氏が大好きな四向四果の最初のシュダオン(預流)の段階でもう、引っかかってます。
この世で幸福を見つけるというのは五蘊は我であるという有身見
因縁解脱(運命好転)を仏教とするのは疑惑
占術や護摩を焚いて祖先の成仏を祈るのは戒禁取
だから、桐山氏は信徒さんが勝手に阿含経を読むとそれに気づくので困る訳です。
また、どうすりゃ真言宗の四度加行と阿含経の三十七道品を結びつけたのだろう?
しかし因縁解脱と、仏教の解脱は言葉は似ていますが、この両者は没交渉です。
分かりますね?
受け入れたくない人生を変える意味で桐山氏は「因縁解脱」と言っておられます(現世肯定)。
いっぽう、本来「解脱」とは、無常世界からの出離ね、これを解脱と言います(現世否定、煩悩否定)。
で、彼は途中「わたしは因縁解脱した」と主張しましたが、晩年認知症を発症しましたし、出発点になった求聞持法を成就すれば、いつまでも脳の衰えはないと断言されていました。寿命も伸びるのだと。
で、桐山氏はここをわざと混乱させて、仏教に自分の言う因縁解脱が説かれているかのように論を進めました。
彼が仏典に追い求めた本懐「成仏法」がそれです。
例えば四神足などがそれで、これはクンダリーニ・ヨーガのことだとか、人を天才にする求聞持聡明法だとかとても魅力的な事をお書きになったのです。
ですが、ついに「教える教える」と半世紀ほど注目を引っ張って、求聞持聡明法も四神足も密教占星術の伝授さえ受けた方はいらっしゃらないでしょう。そのようなタイトルの書籍も何冊か現れましたが、肝心なところに来ると・・・
「書籍では秘す」とか
「ここは錯綜した神経ルートを正しいルートで運ぶため、実地の指導が必要である」とか
SF小説みたいな事を書いて、言葉を濁してしまいます。
実際は、求聞持法とは、空海が真言密教と自分の宗派に名を冠した事から分かりますが、ジャパ・ヨーガとかマントラ・ヨーガなのでしょう。これは百万回とか集中してひたすらマントラを唱える事で達成するはずです。
この方法を実際に教育に導入し、成果を上げた人が七田眞さんです。
桐山氏は求聞持法を「目はカメラになり、耳はテープレコーダーになり、一度見聞きしたことは絶対忘れない大天才になるメソッド」とぶちかましましたよ。七田眞さんの生徒さんは実際、その様な子どもさんが出現しています。
余計なことだけれど、空海の密教はタントラの歴史の中で、中期タントラに相当します。
大日経や金剛頂経はね。
そっからもっと研究が進んで、タントラでは生起のプロセスや究竟のプロセスという進んだ瞑想が登場します。
桐山氏の奥様、この方はガンで亡くなられたそうですが、堤たち氏が社長を勤めた「平河出版社」ね。
皮肉にも、ここから阿含経典の三十七道品や真言密教の五相成身観、五字厳身観、阿字観よりもっと優れた瞑想のメソッドが書かれた書籍が出版されています。
で、ここが謎というか腑に落ちないんだけれど、阿含密教とは言え、内容は真言密教を踏襲したものなのね。
それは桐山氏自身も本に書いてて
「さて、阿含密教とは言え、どの様に弟子に伝授したものかと考えた時、これは真言密教のメソッドを持ってくるのが非常に教えやすいのである」みたいなことを書いています。
だからさ、中期タントラをやらせるということなのね。
しかし、この時まで桐山氏はチベット仏教ダライラマ法王に莫大なドーネーションをしてて、その御礼にチベット仏教から「大学匠(ゲシェー)」を意味するタイトルを貰ってんの。
アヌッタラ・ヨーガ・タントラ(無上最上のヨーガ)をやっていい許可が出てると想像するんだけど、どうも知らないらしい。出してる瞑想書がね阿字観とか月輪観クラスの瞑想書なのね。
因みにオウム真理教の麻原氏は(イェシェー)を貰ってます。
これはチベット仏教でブッダと認定されたという意味なのですよ。
これが後に何百年も封印されてたグヒヤサマージャの実行に結びついたのではあるまいか?
そこで説かれる「ヴァイローチャナの五法」とは、戒の逆を説いたもので・・・
生きてたらこの人はこれからもっと悪業を積むだろうから、今殺して上げるのが慈悲よ・・・ということを説いています。
やっちゃイカンという意味が分かるでしょ?
チベット仏教の歴史にはこれをやったタントリストが何人か存在します。ドルジェタクという人物とかね。
参考に、グヒヤサマージャ第九分では、
- 仏曼荼羅と阿閦金剛を観想し、一切の衆生を殺せ
- 輪曼荼羅と毘盧遮那・一切諸仏を観想し、一切の財物を奪え
- 蓮華曼荼羅と無量光・一切諸仏を観想し、一切の妃を瑜伽(二根交会)で享受せよ
- 仏曼荼羅と不空金剛・一切諸仏を観想し、一切の勝者(の拠り所となるもの)を欺け
- 三昧耶曼荼羅と宝幢を観想し、粗暴な言葉を使え
心の清らかな最澄にはこんな教え見せたくなかったんですよ、空海はね。
酷いこと言って傷つけて諦めさせようとしたのね。
友情の泣かせる話なんですよ本当は。
そしてこれは何かと言うに、最終段階に来て人の観念、善悪を超越する狙いの実践ね。
さてさて、あのね、桐山氏が二冊めに書いた本が「変身の原理(1970年ころの本)」だと思うんだけどね、実は石ノ森章太郎さんが生み出したヒーロー「仮面ライダー(1971年スタート)」はこの本がアイデアの元なんです。
(チャクラはホルモンの分泌線で、プラーナにより活性化すると、昆虫の様に人は蛹から古い殻を脱ぎ捨て超人へと変身するのだ・・・とあり、仮面ライダーは風(プラーナ)を受けてタイフーンベルト(チャクラ)が回転しホルモンが活性化。バッタ(超人)へと変身する・・と)
ベルトの風車はマニピューラチャクラのイメージ
だからその頃から、求聞持聡明法を伝授すると言ってた訳です。
また、ついでに言うと桐山氏のチャクラの知識は誤ってて、神智学協会のリードビーター僧正の「The Charkras」の引き写しなのね。
この本のあとがきにクンダリーニ・ヨーガのグルでもある山本博先生が解説してんだけど、スヴァジスターナがわざと外して有ります。
それはこのチャクラを刺激すると性衝動が抑えられなくなって、リードビーター僧正は、弟子の性的スキャンダルに巻き込まれたそうです。
その経験から、この本ではスヴァジスターナを外してあります。
どうもここを桐山氏は読み飛ばしてこのまま知識として持ってるようなんですよ。だから、チャクラは本来脊柱管上に沿って存在するのに、桐山氏のどの本見てもそうじゃ無いのね。
また、阿含宗では人の不幸の原因を祖先の不成仏霊に求めますし、幸福を守護霊や守護神に求めます。
そして不成仏霊は桐山氏にお願いし、護摩法で成仏祈願というのを行います。
ここで成仏された祖先が今度は増益供養とかを行って守護霊になっていただくと。
でね。
阿含経ではこれらは釈尊がきっぱりと否定してます。
はい、以下はその証明ね。
もっと言うと・・・ごめんね。信徒さんが見ていたら辛いでしょうしお腹立ちになるかも知れません。
でも、阿含宗で頑張ってもクンダリーニの覚醒は疎か、チャクラの覚醒もないよ。
ちゃんとしたヨーガの先生の門を叩くべきです。
実際、現在見渡してみて、日本の仏教よりもヨーガの方がずっと優れています。
更に言えば、ヴィパッサナー瞑想よりもヨーガのほうがテクニックも多いし、深いです。
これはヨーガは行を重んじたので、頭でっかちな日本の仏教よりも当然、実があるのだと思います。
つまり、今日のお話の結論はここなのですが、仏教やるなら仏典読んで戒を守ってヨーガを習えとわたしは言いたい。
ところで、経典ではヨーガは快適な処で行えというのね。体験してないから何とも言えないんだけど、今流行りのホットヨガはなんでワザワザ高温多湿でやるのかちょっと分かりません。原則から言うと気の流れがおかしくなると思うんですよ。お風呂上がりや、食後は気の流れが狂うので、正常になるまで時間を置けというくらいです。
4
コメントありがとうございます。
前生からタントリストだと言うのが働き、父が或るオカルティストの影響を受けて、元々そのような書籍が家に有ったことと、私自身も仏教オタクなのです。
また、見た目ほど若く無いです^^;
えへへへ。
ホワイト・ターラー
2021-04-22 11:49:57
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