今回は、天沢夏月さんの本を紹介していきたいと思います。本好きな方の中で新しい小説家を開拓していきたい人もいるのではないでしょうか?その人のためにランキングを作りましたので見てもらえればと思います。ライト文芸は読みやすくて本が苦手な方でもおすすめのジャンルとなりますのでこのランキングで気になる本を読んでもらえたら幸いに思います。
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天沢夏月とは?
天沢夏月さんは、日本の小説家・ライト文芸作家です。デビュー作は『サマー・ランサー』です。多くの小説を出しており、どれもが面白い小説となっています。
twitterをやられているようで、新刊も発売になるようです。要チェックですね。
デビュー作:サマー・ランサー
剣道界で神童と呼ばれながら、師である祖父の死をきっかけに竹刀を握れなくなった天才剣士・天智。彼の運命を変えたのは、一人の少女との出会いだった。高校に入学したある日、天智は体育館の前で不思議な音を耳にする。それは、木製の槍で突き合う競技、槍道の音だった。強引でマイペース、だけど向日葵のように明るい同級生・里佳に巻きこまれ、天智は槍道部に入部することになる。 槍道部では、里佳のほかにも個性豊かな部員達が天智を待っていた。剣を置いた少年は今、夏の風を感じ、槍を手にする。第19回電撃小説大賞〈選考委員奨励賞〉受賞作!
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天沢夏月おすすめランキング
それでは天沢夏月さんの小説、おすすめランキングを紹介していきます。どれも良い本なので読んでもらえたらと思います。
1位:七月のテロメアが尽きるまで
人付き合いを避け生きてきた高校生の内村秀は、ある日クラスメイトの飯山直佳が落としたUSBメモリを拾う。その中身、「遺書」を見てしまったことから、奇妙な交流は始まった。やがて秀は直佳が進行性の記憶障害を患い、自殺を願っていることを知り……。
「君が死ぬときは、僕も死ぬ。それが嫌なら君は生き続けろ」
「……内村くん、すごく馬鹿なこと言ってる自覚は?」
約束に隠された本当の想いを知った時、きっと最初からページをめくりたくなる。切なく美しい物語。
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1位の理由は、主人公の想いが切なすぎるなと感じたからです。切ないけどスッとするような最後まで満足できる本でした。
2位:前略、初恋の彼女が生き返りました。
「久しぶり」
そう言って、高校生のときに交通事故で死んだはずのクラスメイトがなぜか今目の前に立って笑っている。
俺がずっと片思いしていた彼女。今でも鮮明に思い出せる、一緒にすごした日々のこと。ようやく最近、君の死を受け入れたばかりなのに。
「やり残したことがあるの。それに付き合ってほしい」
そして、また消えてしまう君と過ごす、たった数日の同棲生活がはじまった。
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死んでしまった彼女が生き返ることは嬉しいことだけど、あり得ないこと。彼女が生き返ってきた理由に感動しました。また、視点についても注目して読んでもらえると楽しめると思います。
3位:拝啓、十年後の君へ。
十年前に埋めたタイムカプセル。忘れていたのは、離ればなれになるなんて想像もしていなかった時に交わした将来の約束。そして一つの後悔。今更思い出しても取り戻しのつかない、幼い頃の恋心。
嫌いじゃないけどドキドキしない、そんな曖昧な恋愛関係に悩む千尋。部活から逃げ出した元サッカー少年の冬弥。定時制高校に通う不良少年の優。慣れないギャル生活で息苦しい美夏。家から出たくない引きこもりの時子。そして小学校の頃に喧嘩別れした少女を、今も想い続けている耀。
十年前に記した「今の自分」への手紙が、彼らの運命を少しずつ変えていく。
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現在の自分に過去に書いた手紙が影響を与えていくことが感動的だと思いました。手紙によって、それぞれの人が変わるところを楽しんでもらえればと思います。
4位:そして、君のいない九月がくる
その夏、恵太が死んだ。
幼いころからずっと恵太と一緒に育った美穂と、仲良しグループだった大輝、舜、莉乃たちは、ショックから立ち直れないまま呆然とした夏休みを送っていた。
そんなある日、美穂たちの前に現れたのは、死んだ恵太に瓜二つの少年、ケイ。
「君たちに頼みがある。僕が死んだ場所まで来てほしい」
戸惑いながらも、美穂たちは恵太の足跡を辿る旅に出る。
旅の中でそれぞれが吐き出す恵太への秘めた想い。嘘。嫉妬。後悔。恋心。そして旅の終わりに待つ、意外な結末とは――。
隠された想いを巡る、青春ミステリ。
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恵太が死んだ場所に連れていきたかった理由に感動します。僕は恵太に少し同情しました。結末を知った時、少し混乱しましたが青春ミステリーとして良い話だと思います。
5位:八月の終わりは、きっと世界の終わりに似ている。
本当に好きだった。こんなにも人を好きになることは、この先一生ないだろうとさえ思った。言葉や仕草の一つ一つ、ちょっとした表情の変化、笑い声、髪から香る石鹸のにおい……思い出すと息が苦しくなる。まるで肺の中に、炭酸でも入っているみたいに。――透子。高校二年の夏。心臓の病が原因でなくなった彼女のことを、未だ引きずっていた成吾。あれから四年。交換日記の空白に綴られていく新しい返事。それは見間違えようもなく、透子の文字だった。
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この作品はタイトルで選びました。内容も良いのですが、タイトルの圧倒的なインパクトがあったので紹介させていただきました。
まとめ:天沢夏月さんの小説を読んでみてください!
今回はライト文芸作家、天沢夏月さんの小説おすすめランキングを紹介しました。天沢夏月さんの本を読んでみると、他の作品まで読みたくなります。是非、読んでみてもらえたらなと思います。
冒頭でもお話しましたが、ライト文芸は読みやすく読書が苦手な方でも楽しめると思います。僕自身も本を読むのが嫌いでしたが、ライト文芸から本を楽しむことによって難しい本も読めるようになりました。
本を選ぶときは、今回のランキングを参考にしてもらえればなと思います。読書の秋なので楽しんで読書をしていきましょう!
三秋縋さんの小説もおすすめです。三秋縋 オススメ本