三秋縋とは?
三秋 縋(みあき すがる)
1990年生まれ、岩手県出身の作家。ウェブ上で『げんふうけい』名義の小説も発表し、人気を博している。
三秋縋さんとはメディアワークス文庫などで本を出している小説家です。多くの小説を執筆しておりどれもが面白いです。今回はその中でもオススメの本を紹介していきたいと思います。
オススメの本は?
『三日間の幸福』
この作品は、元々は『寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。』というタイトルでウェブに掲載されていたショートストーリーを作者自ら大幅加筆修正し、1本の長編小説にしたものです。
私がこの作品の中で思ったことは自分の寿命の査定価格は高くないだろうなと思った事です。文章だけでも監視員のミヤギが可愛いく思えました。それだけ作者の描写が上手いという事だと思います。
『スターティング・オーヴァー』
2周目の人生は、十歳のクリスマスから始まった。全てをやり直す機会を与えられた僕だったけど、いくら考えても、やり直したいことなんて、何一つなかった。僕の望みは、「一周目の人生を、そっくりそのまま再現すること」だったんだ。
個人的に思ったことはクリスマスにぴったりな作品だと思いました。青春をテーマとした本はよく見かけるのですが、普通の青春とは違った切ない作品となっていますのでオススメです。
『恋する寄生虫』
何から何までまともではなくて、しかし、紛れもなくそれは恋だった。
「ねえ、高坂さんは、こんな風に考えたことはない?自分はこのまま、誰と愛し合うこともなく死んでいくんじゃないか。自分が死んだとき、涙を流してくれる人間は一人もいないんじゃないか」
高坂さんではないけれど考えたことあります。このような考えさせるセリフというものが多く書かれているのも三秋縋さんの作品の特徴です。
『いたいのいたいの、とんでゆけ』
「私、死んじゃいました。どうしてくれるんですか?」
何もかもに見捨てられて一人きりになった二十二歳の秋、僕は殺人犯になってしまった–はずだった。
私はこのような、あらすじに弱いです。本当に上手いなと思いました。読み始めると止まらない感覚が堪らないのです。是非皆さんにもこの感覚を味わってもらいたいなと思います。
『僕が電話をかけていた場所』
もう一度、あの恋に賭けてみようと思った。
ずっと、思っていた。この酷い痣さえなければ、初鹿野唯の心を射止めることができるかもしれないのに、と。
この作品は上下巻になっております。コンプレックスというものは誰にでもあるものですよね。もちろん、私にもあります。そのコンプレックスを「電話の女」との賭けで消してもらえるのであればどうなるでしょうか?
©️メディアワークス文庫
まとめ
三秋縋さんの小説は切ない恋が描かれているので個人的にとても好きです。正直な話、今回紹介した本は三秋さんがメディアワークス文庫から出している本全てです。厳選しろと思うかもしれませんが、厳選した結果がこれです。どれもが面白いのは是非読んでみてください。
天沢夏月さんの小説もおすすめです。大学生が紹介するライト文芸作家、天沢夏月おすすめランキング
この方は知りませんでした
紹介を読んでみて読みたくなったので
読んでみたいと思います