47都道府県のステージ判断 コロナ感染指標を見る

厚生労働省が発表した新型コロナウイルス患者向けの病床使用率は11道府県で50%以上となっている。自治体の数は前週から9つ減るなど全国的には低下傾向だが、沖縄県は使用率は99.7%で医療体制が非常にひっ迫している。50%以上は政府の対策分科会が示すステージ4(爆発的な感染拡大)の目安となる。対策分科会が感染状況を判断する指標をみる。

  •  緊急事態宣言
  •  まん延防止
  • ステージ3
  • ステージ4
  • ステージ3と4の指標が同じ
  • |
  • 増加
  • 減少
  • 変化なし
①医療の逼迫具合 ②療養者
10万人あたり
③PCR陽性率 ④新規陽性者
10万人あたり
⑤経路不明者の割合
入院者病床使用率 入院率 重症者病床使用率
時点6/16/16/16/15/306/55/28
ステージ3 20%以上 40%以下 20%以上 20人以上 5%以上 15人以上 50%以上
ステージ4 50%以上 25%以下 50%以上 30人以上 10%以上 25人以上
北海道53.514.5%38.6139.210.8%36.5138.1
青森県37.040.8%3.216.53.7%6.0225.1
岩手県21.761.8%4.410.02.6%5.1351.1
宮城県21.744.5%15.67.52.4%5.3865.0
秋田県13.988.9%4.54.71.2%0.5213.3
山形県34.266.9%15.411.22.2%3.9020.8
福島県34.385.9%24.511.10.9%3.9538.3
茨城県29.544.0%12.914.12.1%7.0332.8
栃木県35.050.0%26.116.24.5%8.8943.2
群馬県40.755.3%25.017.53.8%6.1337.4
埼玉県34.537.2%27.021.61.7%10.5944.9
千葉県25.035.6%18.115.22.4%11.3658.0
東京都33.941.2%41.833.74.5%22.1460.0
神奈川県31.629.4%33.220.97.5%15.4651.8
新潟県29.764.0%4.511.62.1%4.9523.6
富山県25.661.0%22.220.13.8%5.6521.2
石川県45.352.4%23.133.02.2%9.7516.5
福井県11.4100.0%0.03.81.3%2.088.3
山梨県23.373.2%4.212.04.5%13.0736.7
長野県29.267.2%16.712.32.4%4.6916.2
岐阜県53.460.1%28.835.05.4%19.5337.6
静岡県29.230.4%14.015.35.3%7.7443.2
愛知県62.420.6%65.162.711.3%24.0246.4
三重県32.343.2%19.318.21.7%9.0436.7
滋賀県69.558.3%28.831.58.6%17.3337.6
京都府42.425.5%27.932.04.8%12.5844.3
大阪府52.616.8%40.495.53.0%14.7355.0
兵庫県51.943.0%66.225.45.3%10.4547.7
奈良県36.662.8%34.419.44.8%10.3848.6
和歌山県14.5100.0%7.77.41.7%2.4920.4
鳥取県9.096.7%0.05.40.9%0.1823.5
島根県19.498.4%12.09.52.4%1.4823.3
岡山県51.648.4%31.030.64.4%9.1039.0
広島県68.036.2%46.447.31.3%15.2639.7
山口県52.475.8%12.826.85.8%6.5523.2
徳島県15.8100.0%4.05.10.9%0.8223.5
香川県33.570.9%21.412.21.3%4.2934.3
愛媛県15.153.2%21.14.63.1%1.4934.1
高知県48.242.1%10.337.111.0%21.3535.5
福岡県67.227.5%43.668.86.6%13.3052.4
佐賀県26.879.0%6.315.25.7%4.1728.0
長崎県22.564.8%5.39.20.8%7.7642.4
熊本県46.856.9%44.628.19.1%7.3242.3
大分県34.053.2%7.024.75.9%8.7232.4
宮崎県17.554.9%9.18.52.1%1.7723.9
鹿児島県35.158.3%4.915.94.1%12.3031.0
沖縄県99.722.7%86.3184.020.2%115.9762.0

④新規陽性者は日経まとめ、そのほかの指標は厚労省「都道府県の医療提供体制等の状況(医療提供体制・監視体制・感染の状況)について」。ステージ1は「感染者の散発的発生」、ステージ2は「感染者の漸増」、ステージ3は「感染者の急増」、ステージ4は「爆発的な感染拡大」。10万人あたり感染者数、陽性率、経路不明者の割合は直近1週間の数字。「入院率」は療養者のうち入院できている人の割合で、入院率が低いほど受け入れられない患者が増え、医療の提供体制が悪化していることになる。入院率のステージ判定は、数値条件を満たしただけでは適用されないことがある。「療養者数が人口10万人あたり10人未満」「新規陽性者で入院が必要な人が、発生届の翌日までに入院できている」という都道府県は、入院率の判断が適用されない。経路不明者の割合は、分母がゼロの場合は「-」と記載している。

緊急事態、6月20日まで延長 9都道府県

東京や大阪など9都道府県に発令中の新型コロナウイルスの緊急事態宣言を、政府は6月20日まで延長した。延長したのは北海道と東京、愛知、大阪、京都、兵庫、岡山、広島、福岡で、5月23日に加わった沖縄県とあわせて6月20日までの宣言地域は10都道府県になった。緊急事態宣言に準じた措置を取る「まん延防止等重点措置」は、埼玉と千葉、神奈川、岐阜、三重の5県の期限を6月20日まで延ばした。群馬、石川、熊本の3県は6月13日の期限を維持する。

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