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J-popの分析をする日記

音楽好きな人がJ-popの分析をしたりしてます。ボカロの曲作ったりもします。

過去ログ

progress

本日Itunes store2位の曲。
浜崎あゆみの「progress」。
何やら、作曲の中野雄太さんは東京音楽大学でストリングス系のアレンジを学んでたそう。
なるほどー。サビや2番間奏のストリングスには、たしかに貫禄を感じます。
浜崎あゆみは整数次倍音が強いボーカルの代表格(らしい)です。力強い印象が歌からあふれてきております。


曲の冒頭、ピアノとストリングス伴奏の壮大なかんじからはじまります。
やたらRPGのOPっぽいなーと思ったら、本当にそうなんですねこれ。浜崎あゆみを使うのかー。びっくりです。
ピアノとストリングスだけで聞かせるのはさすが。
芸大和声学の実力をみせつけられます。


intro(0:00~)

ワンループ目はピアノが、すぐ減衰する音を使っている。
1拍のばしたあと、ボリュームがすぐ0になるかんじ。
ただのピアノの音で一筋縄ではいかないようです。その音を使って高域でいいかんじの伴奏とメロディを弾いてる。
2回目は左手が下のほうにきて、同じかんじのやつくりかえし
ピアノのアルペジオでのぼってきながら、ウィンドチャイムが「ちゃららー」ってなってAメロへ


Aメロ 1番(0:23~)

特筆すべきは、和音の進行はもちろんだけど、トップノートがいいかんじなこと。
メロディが降りてきたらピアノのトップノートが答えるようにのぼっていったり、あゆさんが歌ってないとこであゆさんを引き立たせるいい動きをしたり。
途中から中音域でストリングスがはいってきます(0:43)
このストリングスも何やら、あゆさんが歌ってないとこでおしゃれーな動きをしている様子。
要所要所で5度のハモリ(ディヴィジョン)もしている様子。
このことでサビに向けての盛り上がりも演出してます。さすが芸大。
最後に、オーケストラ定番のクラッシュシンバル連打がさりげなくはいり、サビへ。


サビ 1番(1:00~)


ピアノのアルペジオの動きは抑えめになり、コードをちゃんちゃん弾いてく形に。
ストリングスは2声で時に和音を奏でたり、時に派手に動いたり。
この2声は平行の動きをしてるわけではなく、お互いに独立しているかんじの動き。リバースの音が入り、ブレイク。


間奏1(1:40~)

かっこよく歪ませたギターがコードを「がががー」っと。
ロック!っていう感じの「ぼんっ」っていうバスドラ。
ちょっとしゃりしゃりした音の混じったスネア。
倍音の主張が少ない(気がする)シンプルなピックベース。
とかがはいってきて、一気に派手に。
ストリングスの力強いメロディが印象的。スタッカートかなー。
ギターのコードを「がー」っと伸ばしっぱにして、ウィンドチャイムとクラッシュがなってAメロへ

Aメロ 2番(1:58~)

バスドラは4つ打ち、スネアは4拍目というあんまりみないパターン
ただシンプルながらも乗りやすくて、サビの盛り上がりが増長される効果的なパターンな気がします。
ハイハットはクローズでひたすら8分。たまに4拍目の裏にオープン。
1回目はベースおやすみ。
2回目からはいってくるベースは基本白玉。ただ経過音がおしゃれー。
ハープはコードをアルペジオ。
ピアノはたまに1番でもやってた動き。メロディに対しての答えとかしてる。
それと、さりげないコーラス。3度ハモリで少しだけでてきます。


サビ 2番(2:30~)

メロのハモリは下3度。サビ全部を通じてやってる。
ドラムパターンが「どったっどった どったどたった」のやつ。
教本に出てきそうなシンプルかっこいいやつですな。
ハイハットはクローズとオープン交互で「つっちーつっちー」と
ベースはちょっとノリのいいリズムで弾きながらも、基本はルート連打。

そして、僕がこの曲で注目して聞きたいストリングス。これでもかと派手に動いとります。
ナオト・インティライミの「hello」でも思ったのですが、ストリングスのトップノートの動きが、編曲するうえでかなり重要な気がします。
その人のセンスとか基礎とかいろいろ分かるような分からないような。
スケールでオクターブをのぼってくストリングスの動きは、もはや定番なんでしょうねー(2:45)
なるほどー。
そして、サビだからストリングスの音を増やすのかな?と思うと、オクターブで弾いてる。これもなるほどー。
この方がより聞きやすい気がします。

間奏2(3:02~)
「でれーでれーでれーでれーでー」っていうメタルでおなじみのかっこいいやつ。
裏拍が強調されていいかんじの。
とりあえず、ギターがやんちゃしとります。
そして、やはりここでもストリングスがかっこいい。
4度の動きを細かくやったり、7度のハモリでスタッカートしたり
おしゃれさんしてます。


あとは、1拍目でクラッシュがなりつづけるとこがきたり
スネアロールとピアノのアルペジオを伴奏に、半音下の調でサビをうたったり
そんなこんなでラスサビに向けてためておいて、一気にどーんと盛り上がって終わりー。


和音進行 

Aメロ D-minor

Ⅰ→Ⅶ→Ⅵ→Ⅳ→Ⅶ→Ⅰ 
Ⅳ→Ⅴ→Ⅵ→Ⅴ→Ⅵ→Ⅴ+3

サビ  F-minor

Ⅰ→Ⅵ→Ⅶ→Ⅲ


サビのコード進行は分かりやすくてなめらかです。
即戦力ですな。


久々にヒットチャートに姿を現したあゆさん。
日本を代表するボーカリストでしょー。倍音特性的にも。
これからの作品にもきたいきたい


http://www.youtube.com/watch?v=fsyCjMHsB8k&feature=mfu_in_order&list=UL

Chu Chu

itunes storeシングルランキング16位。
moumoon(ムームーン)の「Chu Chu」。
先週から大きく順位を落としましたが、まだ根強い人気。
今週のランキングひどいですねーw
トップ10にAKBが6曲ありました。がんばれジャニーズ。がんばれバンドマン。


曲を通して、「しゃっかしゃっか」スウィングしてるタンバリンが気持ちいいかんじ。

ドラムは8ビートのハイハットに、1,3拍目がバスドラで、2,4拍目がスネアという教本にでも出てきそうなシンプルさ。
4ループおきにバスドラがつっこんできて、「どっどたっ」というのがありますが、それ以外はシンプル。
しかしそのシンプルさが活きてるのは、他のアコギやベースの刻みがおしゃれーだからでしょう。
行きつくところはシンプルなところだと誰か偉い人が言ってました。たしか。


イントロ
EQで下の方(200hzくらいから?)をカットすることによって、ラジオっぽい音を演出している。
スウィングしてるドラムと一緒にサビをうたって、ギターがアルペジオで1→6→2→5のコードを弾き、Aメロへ
ブレイクのスネアからすでに、ラジオ音質じゃなくなってるのもポイント。スタート感がでてる。


Aメロ
ドラムはシンプルな8ビート。バスドラはアタック感だけはっきりしててすぐ減衰する音。
スネアは「ぱーん」っていう元気な音
クラッシュシンバルはなんだかきらきらしたかわいい音(0:23など)
ベースとバスドラのタイミングはあっていない。
かわりにベースはギターのコードと同じタイミングで弾いている。
なのでグルーヴ感はわりとゆるめ。
ギターの音は歪んでないクリーンな音。爽やかにコードを弾いてる。
印象的なブレイクはなく、流れのままBメロへ


Bメロ
ベースとバスドラがここで同じタイミングになる。グルーヴ感が強めに
タンバリンがひたすらスウィングで「シャッカシャッカ」してる。
クリーンなギターはコードを弾きつつ、歌が休みのところでチョーキングをいれたおしゃれーな動きを。
歌メロに対しての答えみたいなことをしとります。
メロディと同じリズムのタムでサビへ。ここもシンプルなブレイク。


サビ
ハモリは上3度にいったり下3度にいったり、ちょっとだけテクいかんじ。
クリーンギターに加え、同じ音をアコギでも弾いてる。さわやかさ3割増し。
偶数小節で少しためて「っじゃじゃーじゃー」って弾いてて、スピード感が出てます。ベースも同じ動き。
「Kiss me」のあとで入るウィンドチャイムがきらきらしてる。かわいさ3割増し。
分かりやすい演出が曲の雰囲気をポップにしてます。いいですねー。


Cメロ
鮮やかな転調をサビからのベースラインで決め、ちょっと落ち着いた雰囲気に。
メンバーのもう一人であるトラックメイカーの石川遼も登場です。
高めのベースラインで、ちょっと浮足立ったかんじ。
何やらコード進行は複雑そうです。


和音進行 F-major

サビ
Ⅰ→Ⅴ→Ⅳ→Ⅶ Ⅰ→Ⅶ→Ⅳ→Ⅶ ×2

Aメロ
Ⅰ→Ⅴ→Ⅱ→Ⅳ Ⅰ→Ⅴ→Ⅱ→Ⅶ ×2

Bメロ
Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ→Ⅲ Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ   
Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ→Ⅲ Ⅳ→Ⅴ→Ⅶ

Cメロ G♭-major
Ⅰ→Ⅴ→Ⅰ→Ⅴ Ⅰ→Ⅴ
Ⅶ→経過(Ⅲの半音上)→Ⅲ→Ⅱ→Ⅰ→Ⅳ
(↑F-majorのⅤ)

AメロのⅠ→Ⅴ→Ⅱ→Ⅳなんて、クラシック畑の人泣かせの進行。
ⅤからⅠかⅥじゃないんかーい。そして、ⅡからⅤじゃないんかーいというダブルツッコミ。
僕の勝手な解釈ですが、おそらく大枠はⅠ→Ⅴだけで、残りのⅡとⅣはちょっとお洒落しちゃいましたみたいなノリなのでしょう。
深くは考えないようにしましょー。ただ、やってもいいということは勉強になりました。

ドミナントコードⅤ、Ⅶはたまーに連続するみたいですね。これも和声学だとアウトだった気がしますが。
この曲だとBメロのラスト。
ただ、おそらくテンポの速い曲とか短い期間の間じゃないと駄目でしょう。解決しないままだと不安ですからね。
解決しなくて許されるのはドビュッシーだけです。たぶん。



ナオト・インティライミに続いて王道路線ポップでブレイクしてきました、moumoon。
見た目も歌い方も僕の好みですし、これからさらにブレイクしていくでしょう。かわいいですし。
きたいきたい。


http://www.youtube.com/watch?v=tFekRCza3_8

MIN・MIN・MIN

itunes storeシングルランキング20位
SDN48の「MIN.MIN.MIN」
ダークでポップなシンセサウンドに合わせて、セクシーな女の子がセミに扮して踊るという、なんとも楽しい曲。
たしか、AKB48のライバルという設定のユニット。
合同ライブとかもするんでしょうか?マイクの数が大変ことになりそうだー。PAさんはそりゃあもう楽しいことになるでしょう。


イントロ

「でおーん」っておりていくシンセとぷちぷちしたシンセがだんだん速くなって曲がスタート。
アウトローでいいかんじですな。
そういえば、さっきwikiでギターのチョーキングについて調べてたんですが(きゅいーんってやつ)
海外では通じないらしいです。ベンディングって言うらしいです。ほえー。

バスドラはダークな雰囲気ただよう暗めのバスドラ。4つ打ち。
スネアも暗めでリバーブ浅めなかんじ。
ハイハットは16分で非常に速い16ビート。アクセントの関係で「つーつくつっつ」ってきこえる。
ベースはアタック弱めでバリバリしたかんじの太い音。
一番聞こえてくるコードを弾いてるシンセは、半音したからチョーキング的に上がってくる印象的なリフを弾いている。
もう一個、高くて素直なかんじのシンセは、「ミーシーラーソファ#ミー」みたいなフレーズをテンポ感無視で自由に弾いてる。
メンバーによるクラップでブレイク。


Aメロ

めっちゃリバーブがかかったピアノが高音で自由に動いてる。不思議感3割増し。
コードのシンセとベースが2分、符点4分、8分、8分のリズムをループしてグルーヴを作ってる。
残りの拍で、飛び道具系シンセの音で「みよーん」ってやったり(0:30)、スラップペースでべんべんしたりしてる(0:41)。
途中の派手系シンセのリフ「ててててってー」の時(0:35~0:36)、ハイハットが消え、他の楽器のリバーブも聞こえてこなくなるのに注目。
急に音がなくなると、インパクトが強いですからな。無音のブレイクは強力な気がします。


Bメロ

素直系シンセの「てれてれ」しながら降りてくるフレーズはとても効果的。Bメロだよ!っていうかんじ。
4小節間だけベースがなくなり、バスドラムのたたく回数も減っている。Bメロだよ!っていうかんじ。
その後の盛り上がりのための伏線。
サビ前の盛り上がりでは、スネア連打からの、バスドラとオープンハイハット(短め)と素直系シンセが同時に派手に鳴る展開。
メロディラインもここでこのユニットの最高音(らへんだと思う)高いドまで到達し、盛り上がっている。

サビ

ハモリは基本下3度。「Min min min」の時は上3度。
「Min min min」の後で手拍子ポイントをいれてるあたり、抜け目ないです。ライブで盛り上がれるポイントは重要ですよね。
ここの和音進行でやらしーのが、1に行った後半音ずつ下ってくとこ(e,dis,d,cis)
歌メロが無いところでも聞いてる人に暇をさせない心意気。
そして「みんみん」2ループ目にはいるとき、クラッシュシンバル+バスドラムが1拍目にならずに、2拍目になっとります。
2回目の「みん」でなっとります。これはいいタメです。独特のグル―ヴ感。
上の方で素直系シンセがロングトーンで伸ばしつつ、歌がないところで歌に答えるように動いてます。おいしい動き。
サビ後半ではまたBメロみたいに「てれてれ」動いとります。
おそらく4,5種類のシンセがサビではかわりがわり出てきております。色んな音が楽しめますよー的なかんじ。

Cメロ

ここもシンセ祭り。
中でも、上のほうで「ひゅるひゅる」なってる音程を感じさせないシンセが印象的。
急に曲調が変わったように聞こえて面白い。


休符でリバーブも含めて全て音がなくなるかんじが、曲全体に緊張感を生んでとてもかっこいいです。
あと、シンセの音作りもやっぱりプロだなーというかんじ。あれだけいろんな音が一つの作品にまとまることがすごいです。


和音進行

サビ
Ⅰ(一転)→Ⅴ→Ⅰ Ⅳ→Ⅲ→Ⅱ→Ⅰ
          Ⅳ→Ⅲ→Ⅱ→Ⅵ→Ⅴ→Ⅰ

Aメロ
Ⅰ→Ⅵ→Ⅶ→Ⅲ→Ⅳ→Ⅴ

Bメロ
Ⅵ→Ⅴ→Ⅳ→Ⅲ→Ⅴ


7thや9thのコードはほとんどなく、ギター好きな高校生などにも親しみやすいコード進行になっとります。
おそらく倍音豊かなシンセの音がたくさんなってるおかげで、むしろ単純なコードの方が作品としてのまとまりがいいのでしょー。


今までのアイドルポップとは違った曲を聞いてみたいですねー。もっと悪い曲とかを楽しみにしとります。
きたいきたい。


http://www.youtube.com/watch?v=ec_CvqbTVho&feature=related

Hello

itunes storeシングルランキング4位。
ナオト・インティライミの「Hello」。
2週間くらい、ずっと1位にいた気がします。
曲を聞いてみると納得。とてもポップで何回聞いても新しい発見があります。そりゃあ売れる売れる。


イントロ

高音のピアノ伴奏といいかんじのギターのコード
クラッシュシンバルのリバースからの普通のクラッシュ(<>←こんなかんじ)


Aメロ

ピアノは中低音に移動し、コードチェンジの度に和音をちゃーん
アコギはコードをアルペジオ
ハイハットは16ビートで「つんつく」の「つく」の部分がよく聞こえるパターン
左にいるトライアングルは16分の刻みを小節の終わりごとにたたいて、スピード感をだしてる
バスドラムはアタック感がはっきりしたシンプルでカッコイイ音。
スネアはまだなく、リバーブ浅めのクラップで2,4拍をうっている。
左右のディレイタイムの違うシンセがだんだん大きくなっていってブレイク。


Bメロ

ベースラインが作りこまれている感がある。
レガートで跳躍の動きをしながら「未来に向かって~」のところではメロディとユニゾンするという芸当もみせている
「きみのなみだ~」の「なみだ」の部分でのG6は非常にいやらしー。(7音が半音低いのでリディアのⅤ1転と解釈できる。たぶん)
中高音でうずうずしてるのはストリングス。さりげなくサブメロディを弾いたりしつつ、白玉で主音なんかを弾いている
「ミ」くらいのピッチ低めのスネアがクラップと一緒のタイミングでなっている
auto-tuneを使ったコーラス(「Can you ready?」?)が印象的。perfume要素もいれてきましたな
ブレイクは332のリズムでバスドラム、クラッシュシンバルをならす疾走感あふれるブレイク。
それと同時に、サビ頭のコード「A」に向かうためベースとストリングスはf,fis,gisの動き

サビ

まず、盛り上がりに一番活躍しているストリングス。
サビ頭で一気にかけあがり、トップノートを白玉で伸ばし続けるというなんともおいしい役回り。
主に歌がいないところで経過音を使ってたくさん動いているのも、音楽的な聴きどころを分かりやすく増やしていてなんともポップ。
ハモリはシンプルな3度下。
ベースはBメロとはうってかわって、ルートのオクターブという非常に分かりやすい動き。
アコギはリズミカルにコードをがちゃがちゃ。爽やかさ3割増し。
途中のブレイクはタムが16分おりてくるシンプルなやつ。サビ終わりはバスドラムとクラッシュシンバルのいい感じの連打

曲の最後はⅠに解決せずに、Ⅴのまま急に終わっとります。
不安感、まだ続く感じ、いろいろ考えさせられますな


和音進行

サビ A-major           
Ⅰ→Ⅴ→Ⅵ→Ⅲ Ⅱ→Ⅲ→Ⅵ →(属調)Ⅲ→Ⅰ→Ⅵ →(もとの調)
Ⅵ→Ⅲ→Ⅱ→Ⅴ(ドッペル)→Ⅵ Ⅱ→Ⅲ→Ⅵ →(属調)Ⅲ→Ⅰ→Ⅳ

Aメロ 
Ⅵ→Ⅲ→Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ

Bメロ 
Ⅳ→Ⅴ→Ⅲ→Ⅵ→Ⅴ Ⅱ→Ⅴ 

クラシックでは使われないⅠの代理コードⅢがやたらと多用されとります。
J-popではよく使われるんでしょうかー
今後の考察で分かってくでしょう。うん。


シンガーソングライター王道路線で成功を収めているインティライミさん。
今後もいろんなタイアップをしつつ売れていくでしょう。
要チェックです。

http://www.youtube.com/watch?v=WCgvWwkCbuE

バッハの旋律を夜に聴いたせいです

Itunes storeシングルランキング54位。
サカナクションの「バッハの旋律を夜に聴いたせいです」
エレクトロニカとロックを融合させたことで注目浴びまくりのサカナクションの新曲。

インパクトのある歌詞をインパクトのあるハモリで歌ってくるもんだから、これはインパクトがありますな。
アカペラの総字ハモと違うのは、メロディにそって動くハモリではなく和音のままハモってるところでしょうか。


曲の構成は最近流行ってる気がするA→B(サビ)構成。

1番のAでは4分で鳴り続けるバスドラと「つんつくつんつく」ってなってるハイハット。
「はーん」っていうコーラスがさりげなくいいかんじ。
アタック感のない裏拍のシンセの音はまさにエレクトロ!っていうかんじ。
途中から「ぶおーん」っていう長い音符のベースと裏拍でなる鈴がはいってくる。

Bのフィルインでスネアが使われますが、スネアはその後まだ出し惜しみ。
代わりにバスドラムがよりアタック感が強い音になり、ベースも短い長さでオクターブの動きをしたり、曲に動きがでてきます。

2番のAに入る前に、バッハっぽい旋律によるブレイク。前衛的すぎます。さすがサカナクション。
2番のAはハイハットが無くなり、裏拍でロックオルガンが和音でバッキング。
そういえばやたらオルガンを使ってるのは、バッハだからでしょうか。どうなんでしょー。

Bにはいり、最後の盛り上がりに向けて低音のバリバリなってるシンセの音がどんどん高くなっていって、バスドラムが鳴り始め、緊張感がMAXのところでのピアノの高いドー。
えー!。坂本龍一もびっくりのブレイク。でもかっこいいからよし、だと思います。
今までのタイトな音と対称的にリバーブ深めの音で、ドーってやったっていうのもポイント。
予想外です。でもかっこいい。

最後は2つのシンセの音のループと高いロックオルガン、スネアドラムもはいり盛り上がりも最高潮に。待ってましたと言わんばかりの。

ひとつの曲の中でバスドラムの音を変えたり、オルガンの使い方を変えたり、コーラスワークを全く違うものにしたりと、変化をつけて飽きさせないですね。

E-minor
Ⅵ→Ⅶ→Ⅰ→Ⅶ

コード進行たったこれだけ!6717、6717のループ。
もっと複雑なコード進行だと思っていたのですが、びっくりです。なんぞこれー

サカナクションやっぱり面白いです。すきです。



http://www.youtube.com/watch?v=tZbXHt3xPr8