sky's the limit
これもItunes storeシングルランキングにのっとりませんが、好きなので分析。
平田志穂子の「sky's the limit」。
作曲は僕のリスペクトがものすごい、アトラスの目黒将司さん。
それはもー、ものすごいリスペクトです。
彼の名前でCDを出せば、ゲーム音楽ファンは迷わず買うでしょう。うん。僕も買います。
楽器構成
バスドラム(Aメロ)
低音成分がけっこう多い。
はっきりとした音。リバーブ感はあまりない。音程で言うと下のラくらい。
たぶんサンプリングした音。
スネア(Aメロ)
耳が痛くなるほどのリバーブ感のなさ。音程で言うとソ#くらい。
たぶんサンプリングした音。
ハイハット
ヒップホップとかで使われてそうな音。
16分裏で叩いてスピード感を増している。
これをむやみに連打しないことで、休符をつくっている。
普段でる楽器が仕事をしないことによって、逆にいい仕事をしてる。
サビではかなり右の方で4分打ち。
インドっぽいかたかたした打楽器
Bメロで登場。かたかたしてる。
バスドラム(サビ)
そこまで重い音ではないけど、アタック感ははっきりしてる。
ロックのパターンにもかかわらず、ちょっとだけテクノっぽいバスドラム。
もしかしたら生のドラムと作った音を混ぜてるかも。
スネア(サビ)
リバーブをがんがんにかけたスネア。ぱーんって気持ちよく長くなってる。
分かりやすく2拍4拍で打ってる。
オープンハイハット(サビ)
真ん中の方で4分打ちしてる。音量は控えめ。
クラッシュシンバル(サビ)
1拍分のびたらすぐ減衰。小節頭だけでなく、4拍目にたくさんならしてるのが斬新。
ベース
かなりの音圧。ピックベースを加工したものでしょうか。
コンプレッサーでつぶして太くしてる印象。
上の音に行った時の倍音のかんじがかっこいい。
とりあえず、最高にかっこいいベースです。
ロックオルガン(Aメロ)
ビブラートのかかった音で、イントロで高い方で和音を弾いたと思いきや、Aメロでは地味に下の方でコード。
たまにロングトーンで単音をのばしたり、グリッサンドしたり、たまにテクニカル。
ピアノ(Aメロ)
すぐに減衰する音。でもアタックは強い、ハウスみたいな音。
この減衰の早いピアノのおかげでintro,Aメロで超かっこいいグル―ヴが生まれてます。
他の楽器と比べて音量は大きめ。
ジェットっぽいシンセ(Bメロ)
Bメロで「しゅいー」ってやってるやつ。
このエフェクトはフランジャーというらしいです。へー。
エレキギター(サビ)
サビでシンプルな白玉コード。でもかっこいい。
曲の流れ
intro
いきなりかっこよすぎるフレーズ。
ピアノはEm7を弾き続けて、ベースがミレドシラシって1音ずつ下がるだけなのになぜかかっこいい。
最初はバスドラ、ピアノ、ベースでリズムを提示。
2回目からは2拍4拍をスネアで埋めて、細かいところにハイハットをいれるパターン。
ロックオルガンも高いところでピアノとユニゾン。
それにしても休符の聞かせ方がほんとにすごい。かっこいいー。
イントロ1回目の休符のところでベースがめっちゃ短いの弾いてるのが好きです。これがグル―ヴを作るってことなんでしょー。
Aメロ
ハモってるわけではないけど、要所(importingとexportingで韻を踏むとことか)で同じラップを右左に広げたやつを重ねている。
それによって一本調子にならず、プロっぽいかんじになってる。
この平田志穂子さんのウィスパーボイスのラップは、超好きです。かっこいいから。
最後の方、ロックオルガンのシーの単音のばしからの「ソーラー」がBメロにはいるきっかけになってる。
Bメロ
ハモリは上3度。
フランジャーのかかった、ちょっとばりばりしたシンセがコード弾いてる。
Aメロと似たようなコード進行をこのシンセでなぞってるだけ。でもものすごい期待感。
3拍子になる部分があるが、ドラムが無いせいもありかなり自然。のちのブレイクの伏線にもなってる。
最後3拍目でブレイク。4拍目で「どたたた」ってフィルイン。シンプルだけどやっぱりかっこいい。
サビ
最初は下3度のハモリ。途中あまりみたことのない下5度のハモリをうすーくいれてる。
和声ではもろ禁則ですが、かっこいいからよし、でしょう。僕も賛成です。
ドラムは前半「どったどっどた!」のリズム。
後半は「どったっどっどた!」のリズム。2回目のバスドラを16分後ろにずらして、変化を出してる。
低音の方では、バスドラ、ベース、エレキギターが。
高音の方では、スネア、オープンハイハット、ボーカルがわいわいやって、A,Bに比べてかなり賑やかに。
4拍目で地味になってるクラッシュシンバルがなかなか斬新です。
たしかに、クラッシュシンバルは頭でならさないといけないっていうルールはないですな。
4拍目でならすことで、歌の休符をうまく埋めている気がします。
和音進行 E-minor
Aメロ
Ⅰ→Ⅵ→Ⅳ→Ⅴ
B
Ⅵ→Ⅳ→Ⅴ
Ⅰ→Ⅵ→Ⅳ
サビ
Ⅵ→Ⅲ→Ⅳ→Ⅰ
Ⅵ→Ⅳ→Ⅵ→Ⅰ
AメロはピアノはEでベースが3度下に動いていくonコード。
サビではドミナントコードを使っていないため、聞いててどこへ向かうのか予想しずらい。
なんか次向かうコードが分からない自由なかんじが面白いと思います。
6→4→6なんて、シンプルそうなのに、おおってなります。和音進行って不思議。
一つ前の東京芸大卒の辻陽さんに対して、目黒さんは工学部卒。
これだけ環境が違っても、バンドの経験とか打ちこみの経験とかを活かしてすごいのを作っとります。
音楽が好きなら音大の人にも負けないと。そうだといいなー。
http://www.youtube.com/watch?v=v3v-QP6MCAA
平田志穂子の「sky's the limit」。
作曲は僕のリスペクトがものすごい、アトラスの目黒将司さん。
それはもー、ものすごいリスペクトです。
彼の名前でCDを出せば、ゲーム音楽ファンは迷わず買うでしょう。うん。僕も買います。
楽器構成
バスドラム(Aメロ)
低音成分がけっこう多い。
はっきりとした音。リバーブ感はあまりない。音程で言うと下のラくらい。
たぶんサンプリングした音。
スネア(Aメロ)
耳が痛くなるほどのリバーブ感のなさ。音程で言うとソ#くらい。
たぶんサンプリングした音。
ハイハット
ヒップホップとかで使われてそうな音。
16分裏で叩いてスピード感を増している。
これをむやみに連打しないことで、休符をつくっている。
普段でる楽器が仕事をしないことによって、逆にいい仕事をしてる。
サビではかなり右の方で4分打ち。
インドっぽいかたかたした打楽器
Bメロで登場。かたかたしてる。
バスドラム(サビ)
そこまで重い音ではないけど、アタック感ははっきりしてる。
ロックのパターンにもかかわらず、ちょっとだけテクノっぽいバスドラム。
もしかしたら生のドラムと作った音を混ぜてるかも。
スネア(サビ)
リバーブをがんがんにかけたスネア。ぱーんって気持ちよく長くなってる。
分かりやすく2拍4拍で打ってる。
オープンハイハット(サビ)
真ん中の方で4分打ちしてる。音量は控えめ。
クラッシュシンバル(サビ)
1拍分のびたらすぐ減衰。小節頭だけでなく、4拍目にたくさんならしてるのが斬新。
ベース
かなりの音圧。ピックベースを加工したものでしょうか。
コンプレッサーでつぶして太くしてる印象。
上の音に行った時の倍音のかんじがかっこいい。
とりあえず、最高にかっこいいベースです。
ロックオルガン(Aメロ)
ビブラートのかかった音で、イントロで高い方で和音を弾いたと思いきや、Aメロでは地味に下の方でコード。
たまにロングトーンで単音をのばしたり、グリッサンドしたり、たまにテクニカル。
ピアノ(Aメロ)
すぐに減衰する音。でもアタックは強い、ハウスみたいな音。
この減衰の早いピアノのおかげでintro,Aメロで超かっこいいグル―ヴが生まれてます。
他の楽器と比べて音量は大きめ。
ジェットっぽいシンセ(Bメロ)
Bメロで「しゅいー」ってやってるやつ。
このエフェクトはフランジャーというらしいです。へー。
エレキギター(サビ)
サビでシンプルな白玉コード。でもかっこいい。
曲の流れ
intro
いきなりかっこよすぎるフレーズ。
ピアノはEm7を弾き続けて、ベースがミレドシラシって1音ずつ下がるだけなのになぜかかっこいい。
最初はバスドラ、ピアノ、ベースでリズムを提示。
2回目からは2拍4拍をスネアで埋めて、細かいところにハイハットをいれるパターン。
ロックオルガンも高いところでピアノとユニゾン。
それにしても休符の聞かせ方がほんとにすごい。かっこいいー。
イントロ1回目の休符のところでベースがめっちゃ短いの弾いてるのが好きです。これがグル―ヴを作るってことなんでしょー。
Aメロ
ハモってるわけではないけど、要所(importingとexportingで韻を踏むとことか)で同じラップを右左に広げたやつを重ねている。
それによって一本調子にならず、プロっぽいかんじになってる。
この平田志穂子さんのウィスパーボイスのラップは、超好きです。かっこいいから。
最後の方、ロックオルガンのシーの単音のばしからの「ソーラー」がBメロにはいるきっかけになってる。
Bメロ
ハモリは上3度。
フランジャーのかかった、ちょっとばりばりしたシンセがコード弾いてる。
Aメロと似たようなコード進行をこのシンセでなぞってるだけ。でもものすごい期待感。
3拍子になる部分があるが、ドラムが無いせいもありかなり自然。のちのブレイクの伏線にもなってる。
最後3拍目でブレイク。4拍目で「どたたた」ってフィルイン。シンプルだけどやっぱりかっこいい。
サビ
最初は下3度のハモリ。途中あまりみたことのない下5度のハモリをうすーくいれてる。
和声ではもろ禁則ですが、かっこいいからよし、でしょう。僕も賛成です。
ドラムは前半「どったどっどた!」のリズム。
後半は「どったっどっどた!」のリズム。2回目のバスドラを16分後ろにずらして、変化を出してる。
低音の方では、バスドラ、ベース、エレキギターが。
高音の方では、スネア、オープンハイハット、ボーカルがわいわいやって、A,Bに比べてかなり賑やかに。
4拍目で地味になってるクラッシュシンバルがなかなか斬新です。
たしかに、クラッシュシンバルは頭でならさないといけないっていうルールはないですな。
4拍目でならすことで、歌の休符をうまく埋めている気がします。
和音進行 E-minor
Aメロ
Ⅰ→Ⅵ→Ⅳ→Ⅴ
B
Ⅵ→Ⅳ→Ⅴ
Ⅰ→Ⅵ→Ⅳ
サビ
Ⅵ→Ⅲ→Ⅳ→Ⅰ
Ⅵ→Ⅳ→Ⅵ→Ⅰ
AメロはピアノはEでベースが3度下に動いていくonコード。
サビではドミナントコードを使っていないため、聞いててどこへ向かうのか予想しずらい。
なんか次向かうコードが分からない自由なかんじが面白いと思います。
6→4→6なんて、シンプルそうなのに、おおってなります。和音進行って不思議。
一つ前の東京芸大卒の辻陽さんに対して、目黒さんは工学部卒。
これだけ環境が違っても、バンドの経験とか打ちこみの経験とかを活かしてすごいのを作っとります。
音楽が好きなら音大の人にも負けないと。そうだといいなー。
http://www.youtube.com/watch?v=v3v-QP6MCAA