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誰が正しいとかない、決して対立構造ではない、誰かを責めたいわけじゃない、その上で気持ちを表明することをお許しください
1 はじめに
ロシャオが少し荒れてる…と心配したり悲しんだりしてる方を何人も見かけて、そういう方にこれ以上不安に思って欲しくないなと思ったので、ツイートは辞めてひとまとまりの文章にまとめることにしました。
以下では必要があって他の方の意見を紹介しているところがあるのですが、「引用」要件を満たすべきではないか(※発言者の明示などをする)という思いと、そのようにして個人に焦点が当たることを避けたいという思いを衡量した結果、発言者は匿名とし、一部の引用や少し言い回しを変えるなどして検索できないようにしています。その点について、最初にお詫び致します。
誰かが正しいとか間違ってるとかじゃない、こうするべきとかこうしないべきとかじゃない、決して対立構造じゃない、誰かを責めたいわけじゃない、ということを前提に、私の稚拙な気持ちの吐露をお許しください。
唯一確実に言えるのは私が未熟であるということです。もともと漫画アニメのオタクでしたが二次創作のファンクラスタはロシャオが初めてです。なので、もし厳しい言葉を頂いても、なるべく頑張って受け止め、自省します。
2 経緯
最初にあれ?と思ったのはフォローしてる方が突然鍵にして、バーっとお話しはじめたことです。「ずっと言いたかったけど鍵じゃないから言わなかった」とのことでした。鍵でのご発言なので内容は伏せますが、かなり言葉が強くてショッキングな内容でした。
その2日後くらいのお昼の時間に、今度は私が見た限り15人くらいの方たちがほぼ一斉に、違和感を表明されたり、批判されたり、こう思っているということをポツポツとつぶやかれたりしました。ふせったー(誰でも公開)みたいなやつに長く書いた方もいらっしゃいました。言葉の強さは最初の鍵アカの方ほどではありませんでしたが、その時にも私は結構ショックを受けていたと思います。
でも自分が一体何にショックを受けたのか、とか、違和感を表明された皆様が何を問題視しているのか(実はちゃんと見ると1人1人違いました)とかが、最初はうまく言葉にできなくてというか把握できなくて、混乱していました。
まだ全部の意見が出きったわけではないとは思うのですが、最初の違和感の表面→それに対する応答→さらにそれに対する応答、くらいがおそらくされた今のタイミングで、自分は問題点はなんだと考えるのか、何が悲しかったのか、をまとめたので、お話したいです。(こう書くとA対B的な対立構造みたいに見えるのですが決してそうではないんです……。ほんとにそれぞれで見方も感じ方もバラバラで、100人いたら100通りくらいに違うと思っています)
3 問題点
以下では最初に違和感を表明された皆様の意見を類型ごとにまとめ、さらに自分のコメントを書いています。
意見された方個人へのメッセージではなく普遍的な事象への意見であることをご了承いただけたらありがたいです。
①〜⑤は複合的な問題、⑥はファン側の問題、⑦は機能の問題、⑧は公式側の問題という順序にしました。
①情報を追えなくて感じる焦燥感
【意見】
"公式が最終的にはみせてくれるという安心感(がほしい)(そうじゃないことは知りたくない)"
"公式を追っていれば大丈夫という保証がほしい"
【コメント】
特に忙しい人は聞いたり調べたりするのもなかなか難しいと思います。自分は今はたまたまゆっくりできる時期だったのですが、少し前のすごく忙しい時期だったらもしかしたら「こんなの浦島太郎だよ!!」って焦っていたかもしれません。「公式だけ追っていればいい」と思える状況がいい、そうでないと苦しい、という切実な思いがあることを教えてもらいました。
ちょっと違うかもですが私も映画にハマりたての時に似たことを思った気がします。監督のQA(风息が人間に思ってたこととか无限が桟橋で思っていたこととか)なんか、ネットに落ちてるのを自分でかき集めるしかなかったから…楽しいけど大変と思いました。
これはどうすればいいのかな…ご意見頂きたいです。
②情報を追えなくて感じる疲労感
【意見】
"リアルタイムでどこかで情報が出てるかもと思うと気になってしまう"
"二次創作にとっては苦しくなる"
【コメント】
私は二次創作はしない(できない)ので後半についてはわからないのですが、前半の気になってしまうというのはそうだなと思いました。
この件に限らず前から「疲れた」という声もちょくちょく見てて…監督 QAなどをまとめてくれているArさんが繰り返し「私の発信はあくまでもおまけの情報」とおっしゃっているのは、そういう疲労感に配慮してのことだったのかもしれないと初めて気づきました。
③乗り遅れる疎外感
【意見】
"行っても行かなくてもストレスを感じる"
"得られる恩恵の差は払った金の差または厳正な抽選によってのみ発生するべきで、それ以外ではファンは平等であるべき"
"自分が対象の外にいるって感じると悲しくなる"
【コメント】
おそらく私が鈍感というかほんとうにバカみたいに適当に生きているから、ストレスまでの気持ちは正直感じたことがなかったのですが…でもこれも忙しさとか、他の要素とか、ほんとにいろいろ関係して、結果疎外感を感じることがあるっていうことなんじゃないかと思いました。
金銭のところは「おお…資本主義だ…」と思ったのですがここはうまく自分の意見が言語化できません…すみません。
自分が対象の外って言われるのが悲しいっていうのは私も好きな男性漫画家さんに「少年漫画は少年(=男子、男性)のためのものです」「嫌なら見ないでいいです」と言われて人生一の号泣をしたことがあるので、今回の類似性はともかくとして気持ちはめっちゃわかると思いました…。(すみません少年漫画の件は未だに根にもっている)
④ネタバレを知りたくない
【意見】
"自分からネタバレ聞きに行って他の人も巻き込むのはやめてほしい、スペース聴きたいのに聴けなくなった"
"完璧な自衛は難しい"
"検索しないとかミュートするとかしてるけどそれでもどうしても見ちゃって、それが頭の片隅に残る"
【コメント】
ここは特にかなり分かれていて、他のポイントは問題視していても「いや私はネタバレは別に気にしたことなかったけど…」という方もかなりいらっしゃった印象でした。でも、自衛が難しいというのはとても重大で重要な問題だと思います。
ネタバレに関しては感覚の個人差も大きい上、日本と中国でもかなり違う文化だと思います。(あちらでは先行のネタバレ配慮なども一切ないそうです。ドラマでも1話の冒頭に全話の名場面集が流れるから誰が死ぬとか全部わかってしまうとか…)
⑤製作者の話とか聞きたくない
【意見】
"作品だけが全て"
"知るとしても設定集とかで知りたいかもなあ"
【コメント】
私は個人的にはアニメ漫画に限らず監督さん作者さんの話や、俳優さん声優さんの話、美術さんの話、音楽担当の話など、作品からは分からない制作の裏話なども何でもできるだけ知りたいタイプなので、そんな意見もあるのかと少し驚きました。勉強になりました。
⑥ファンの質問の内容がダメ
【意見】
"脱がせ方とか聞くのは引いた"
"先の展開を聞くのはやめて、二次創作ができなくなる"
"未来の事前情報欲してない"
"スタッフは何人?とかを聞けばいいのに"
【コメント】
これは…難しいなと思いました…
私も実はきつめの下ネタとかは少し苦手で…うってなることもあるのですが…でも聞かれる側が嫌じゃないなら自由じゃないかなとも思っていました。
先の展開についても、たしかにこれはネタバレの項目とも関連していて、平気な人もいれば嫌な人もいますよね…ただ、weiboの過去のQAとか本国での舞台挨拶の映像とかを見ると、割としょっちゅう先の展開の質問が出ている気もしていて…(ざっと見ただけなので違っていたらすみません)
ファンがお互いに厳しく統率し合うことは別にマイナスにはならないのかなとは思いますが、「その質問ちょっとセンスないよね」は当然には「その質問はしちゃダメだよ」にはならないんじゃないかなとか…楽しみにしたい気持ちも痛いほどわかるのですが…
スタッフは何人?とかはたぶん前に聞かれていたかなと思います。
ファンが考慮すべき「聞いちゃいけないことの基準」でもしこういうのはどう?っていうのがあればぜひコメントで教えていただきたいです…
(例えばさすがに「彼氏いるの?」とかはダメでしょうから、そういうのを…と思ったら、weiboで本国の方がそれを聞いていたらしいです……あと中国だと普通に初対面のタクシーの運転手さんから「結婚してるの?」「うちの甥を紹介するよ!」とか言われるらしいです…)
⑦スペースの性質の問題
【意見】
"形として残らない。文字に書くのとは違い、どうしても伝言ゲームになってしまう"
【コメント】
これはほんとにそうだと思います。一応ログは残っているらしいのですが通報用らしく…でも「書き起こしでもいいから知りたい」という方も多いのではないかと思うので(私もそれです)、あくまでも、認識・記憶・叙述の過程で特にニュアンスなどに誤りが紛れ込む可能性のある不正確な書き起こしであるという認識を共有できるといいのかなと思いました。
⑧コンプラ的にどうなのか
【意見】
"交流はいいけど、組織を離れたところで作品の話をするのはどうなのか"
"監督はこういうところまでちゃんとコントロールしてるの?"
"自分が監督だったらやりにくくならない?"
"私が前にいた(中華二次元)ジャンルでは設定画は出してよかったけど設定を話すのはダメだった"
【コメント】
ここが私が1番腑に落ちなかった、悲しかったところです…会社によって規律は違うはずなのに、しかも国も違うのに、どうして「組織を乱している」とか「同意がない」とか「自分が監督なら」とかって前提にするんだろうと思って…
他の中華ジャンルのお話も、私はロシャオがはじめての中華ジャンルなので「そうなんだな、知らなかったな」とは思ったのですが、それでもHMCHが同じ規律を敷いているとは限らないのでは…と思いました。
バクマンっていう漫画があると思うんですけど、そこで主人公2人は片方がお話を考えて、片方が絵を描くんですね。あの漫画を読んで私は一度も「お話を考える方の方が偉い」とか「立場が上」とか考えたことがなかったのですが、羅小黒戦記番外編にあてはめると急にそういう考えになる(またはそれが意識の前提にあることがわかる)方が結構いらっしゃったのが気になりました…というかそれが1番悲しかった。
絶対そんなことないって皆様から否定されると思うのですが、お話を考える人が男で絵を描く人が女だったから…?と少し思ってしまいました。
すみません話が逸れて…たぶん日本の方が「会社の模範となって」という文化が強くて、逆に中国は割とどんどん良い環境を求めて転職しますし、個人の権限がわりと大きいのではないかな…いや違うかもしれませんが…(ここは意見を伺いたいです)
コンプライアンスはとっても大切なことですが、そんなにみんな公式を信頼していないんだと思って少し悲しかったというか…疑わしいのはそうなのかもしれないけど、確かめないでひたすら疑わしい、疑わしいね、監督はこう思うかも、そうかも、だから嫌だ、嫌だね…って言ってるのはなんだろうなと…
(追記:詳しい方に「日本の二次元界では公式凸NGの文化があるから、監督に直接確かめるという発想がないのかも」とも教えていただきました)
国の違いとか文化の違いとかじゃない、とおっしゃっている方もいらしたのですが、それだけではないにしても、ネタバレのところも含め、少なくとも文化の違いは関係はしているのではないかなと思いました。
以上が自分でまとめた問題点です。他に「一部ファンを贔屓している」などの意見も見かけたのですが、見失いました。(削除なさったのかもしれません)
これ以外にもあるよ、またはこれは違う、とかがあれば教えていただけたら本当に嬉しいです。
4 どうすればいいか
対策としては、疎外感や焦燥感とネタバレに関しては、
-タグを作る(追いたい人は追いやすく、避けたい人はミュートしやすく)
-複数から編集できるwikiや専用アカで一括管理する
などが挙げられれていました。うまく棲み分けられるようにということです。
もちろん完璧な方法なんてないとは思うのですが、なるべくみんなが快適に過ごしやすくいられるといいなと思います。皆さまの力を貸して欲しいです。
1番悲しいのは、このようなことが公式やスタッフさんに伝わり、嫌な気持ちにさせたり、悪影響を及ぼすことです。いや…きっともう伝わってしまったかも…と正直思います。
公式の皆さんに、日本になんて展開しなければよかったと後悔されてしまったらと思ってとても怖くなりました。ありがたいことに、私たちも慣れ親しんでいるような日本のコンテンツを、昔から大好きとおっしゃるスタッフさんも多く(監督は言わずもがなですね)、そのため日本語が堪能な方や日本語に馴染みのある方が多いと思っています。
けれど、もともと羅小黒戦記は日本人を対象に作られたコンテンツではなく、本当にいろんな偶然が重なって、たまたま日本語吹替版が作られたり日本語版の番外編漫画が出たりしたと思います。
Twitterも中国では規制により本来は使えないはずで、いまTwitterにいらっしゃる本国のスタッフさんたちは色々なものをくぐり抜けていらっしゃるという認識でいます。
複数のスタッフさんが気軽に日本ファンにリクエスト募集をしてくださったり、お返事してくださったり、色紙をくださったり、質問に答えてくださったり、お祝いイラストをくださったりしているのは当たり前ではないと思います。
人間なので自分もどうしても強い言葉を使ってしまう時があるのですが、なるべく心に溜め込まず、我慢せず(耐えて耐えて爆発するよりも、少しずつでも共感しあったりしつつガス抜きした方がいいのかなとこれまでの色々な経験から思っています)、なるべく建設的な対話ができたらいいなと思います。それが、羅小黒戦記という映画が教えてくれたことでもあったと思っています。
言葉の壁もあり、文化の壁もあり、みんなこれまでの経験も通ってきた道も、見えてる世界も立ってる場所も違うから、難しいかもしれないけど、「あり得ない!」と拒絶するのではなく、「結局○○の問題でしょ」と単純化するのでもなく、「よく知らないけどこうなんでしょ?」と伝言ゲームで語るのでもなく、どうしたらいいかをもしよかったら一緒に考えてもらえたら嬉しいです。
なので、ご意見を本当にお待ちしています。ここ違うよ、とかここはこうじゃない?とかできればたくさんお聞きしたいです。
最後まで読んでいただいて本当にありがとうございました。
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