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4月16日に銀座で抗議行動を行いました!



4月16日、久しぶりに日産銀座ギャラリーの前で抗議行動を行いました。
今月28日には中央労働委員会、さらには来月25日には東京都労働委員会での調査が予定されています。
本件紛争のきっかけは「逆風下のリーダーシップ養成講座」(通称「ゴーン学校」)の運営を日産財団が担うことになったことです。
最終日に当時、日産自動車の会長であったゴーン氏とのディスカッションを行うことが、この講座のいわば「売り」でした。その意味では、まさにカルロス・ゴーンという経営者の神格化が目的の講座だったといえるかもしれません。
しかし、そのゴーン氏は逮捕・勾留され、今や国外に逃亡しています。
世界の自動車産業は大きな変革期を迎えているように思います。
日産が本当の意味で変革に歩みを進めるためには「ゴーン学校」を端緒にした本件紛争の解決は不可欠です。しかし、残念なことに解決の目途がたっておりません。
本件紛争は、まだ続きそうです。引き続き、ご支援をお願いします。


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2020定時株主総会で株主のみなさんにアピールを行いました!

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必ず成長軌道に戻す」――内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)は、今日開催された定時株主総会でこのように強調した、と伝えられています。
いわゆる「ゴーンショック」に苦しんでいるところに、追い打ちをかけるかのように新型コロナウイルスパンデミックが日産自動車を襲っています。
日産自動車が主導した「逆風下のリーダーシップ養成講座」(通称「ゴーン学校」)の設立のために退職を勧奨され、断れば今度は低評価を続けて賃下げ。さらに、必死に働き続けようとする組合員に日常的にハラスメントを行う、そうしたことを繰り返し、自ら退職するように追い込もうとする。それもこれも、事の発端は「ゴーン学校」です。その意味では、本件の解決なくして、真の意味でのゴーン体制からの決別はできません。
そんな思いを込めて、本日の株主総会会場となったグローバル本社前で株主のみなさんに訴える行動を行いました。
東京ユニオンと日産財団との紛争は現在、中央労働委員会と東京都労働委員会の2か所で救済の申立の調査が進んでいます。中央労働委員会では次回以降和解に向けて、話し合いが行われる予定です。日産自動車の状況と合わせて、ご注目ください!

NISSAN CROSSING前で抗議行動を実施!

2020.3.20

2月18日の臨時株主総会に続き、3月20日に銀座ギャラリーNISSAN CROSSING前で抗議行動を実施しました。
カルロス・ゴーン元会長の講演、ディスカッションをいわば売り物にしていたセミナー逆風下のリーダーシップ養成講座、通称「ゴーン学校」、その設立・運営を日産財団で行うことになったことをきっかけにした本件労使紛争の解決を抜きにして、日産自動車が真の意味でゴーン元会長の影を払拭して再生に向けて新た歩みを進めることにはなりません。
引き続き、ご理解・ご協力をお願いします!

東京都労働委員会に不当労働行為の救済申立てをしました!

神奈川県労働委員会の不当命令を撤回すべく、現在、中央労働委員会での調査が進められています。
その一方で、日産財団は組合員に対して今年4月の人事考課について情意効果のみで低位な評価を行い、賃金減額を行いました。
組合は低位評価の理由について団体交渉で質問してきました。
しかし、まだ説明をしていない評価項目が残っているにもかかわらず、団体交渉を拒否。ユニオンは引き続き、団体交渉で説明するよう求めましたが、応じないことから止むなく東京都労働委員会に不当労働行為の救済申立を行いました。
日産財団は「人材育成を通じて、豊かな未来社会の実現を目指します」というビジョンを掲げていますが、「豊かな未来社会」とは裏腹に内部では依然として様々なハラスメントが発生しています。
当該組合員は、今も頑張っています。
引き続き、ご支援をお願いします。

神奈川県労働委員会に抗議します!

去る7月11日、神奈川県労働委員会から日産財団事件の命令が出ました。
結果は残念ながら「棄却」。
現在、中央労働委員会に再審査の申し立てをしています。
もちろん、労働組合として反省すべき点がないわけではありませんが、組合が書面でも口頭でも一度も主張していないことを勝手に主張したとすり替えるなど、棄却とした理由や調査及び命令後の神奈川県労働委員会の対応について、強い不信感が拭えず以下の「抗議及び調査の要請」を送りました(詳細は以下をご覧ください)。
しかし、神奈川県労働委員会は書面が届いた直後に電話で「対応しない」と連絡をしてきました。
このため、組合としても本意ではありませんでしたが、組織内で検討した結果、郵送した書面を公開することにしました。

労働委員会は、労働三権を担保するための機関です。
その意味では労働組合にとってなくてはならない機関です。
しかし、残念ながら各地の労働委員会の中には年間の申し立て件数がゼロであったり数件というところもあると聴きます。
もちろん、労働組合が活動できていない、労働委員会を活用できていないということが原因です。
しかし、今回の神奈川県労働委員会の対応をみると、労働組合だけに原因を求めることはできないと感じています。
今後は労働委員会の在り方を含めて、このブログでも取り上げていきたいと思います。(関口)

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                                                             2019年8月29日
神奈川県労働委員会
会長 盛 誠吾 殿

            抗議及び調査の要請
                                                        労働組合 東京ユニオン
                                                         執行委員長 渡辺秀雄
                                                    担当者 副執行委員長 関口達矢

 令和元(2019)年7月11日に、貴労働委員会から日産財団事件の命令が公布されました。組合は、命令を不服として、現在、中央労働委員会に再審査の申し立てをしているところです。命令公布に合わせて貴労働委員会のホームページに掲載された「判断の要旨」を拝見しました。記載内容は、労働組合及び当該組合員に対して敵意や偏見を感じさせ名誉を著しく毀損しかねないと考えます。
 ホームページの記載では、まず「Aは財団が求める自己研鑽に取り組む姿勢を財団に見せたことはなく…」としています。ここでいう自己研鑽はTOEICを指していると思われますが、この記載では当該組合員はいっさいの自己研鑽を拒否していたかのような印象を与え、事実を捻じ曲げるものです。
 また「勤務時間中に居眠りを繰り返すAの健康状態では、昇格後の業務量及び職責に堪えることは困難」とも記載しています。組合は団体交渉で「居眠りではない」と主張し、また主治医とセカンドオピニオンの医師もいずれも通常業務に問題はないと診断しています。加えて、会社が「居眠り」と指摘した日時の中には、当該組合員が職場に不在である日も含まれるなど証拠として極めて脆弱であるにもかかわらずそれを認定したうえで、ホームページにも掲載しています。
 さらに「その後、財団は、Aに昇格試験を受験する機会を与え」とも記載していますが、そもそも昇格試験を受験する機会が与えられた理由は、貴労働委員会の提案による和解のプロセスだったはずです。この記載では本件申立以前に受験をさせたと解釈され、かつ、被申立人が積極的に与えたような印象を持たれる記述になっています。また「Aは受験したが、試験科目である質疑応答におけるAの回答内容からすると…」とし、命令では答えることを放棄した旨を記載されていますが、当日の録音を聴き、かつ、文字化した証拠をみれば、放棄などしていないことは明らかです。
 このような印象操作とも思えるような抜き出しは、とても貴労働委員会のホームページに記載されている「労働者の団結権の擁護及び労働関係の公正な調整」を行う行政機関とは思えません。貴労働委員会は、本件事件で曽根前理事長の証人調べに日程が変更になったことを申立人組合に通知をしないことがありました。被申立人代理人弁護士から告げるように手配した旨を回答しましたが、そもそも日程変更の手続きは、貴労働委員会が伝えるべき事柄であり、怠慢との指摘は免れないはずです。
 当該組合員は、現在も業務を取り上げられた状態で日常的にハラスメントを受けていることは、この間の書面でも縷々主張してきました。その当該組合員にとってみれば、ホームページの内容はセカンドハラスメントともいえるものです。厳重に抗議するとともに訂正を求めます。
 また、命令公布日の当日、被申立人は満面に笑みを浮かべ、棄却の命令を確信していたことを伺わせます。中央労働委員会で事前に命令内容が流出したことが問題になったばかりです。同様の出来事が貴労働委員会で発生したのであれば、極めて重大な情報漏洩です。徹底した調査を求めます。
 なお、ホームページの訂正及び情報漏洩の調査結果は、9月末日までに書面で回答を求めます。
                                                                 以 上
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東京ユニオン

Author:東京ユニオン
労働組合東京ユニオンの日産財団闘争を伝えるブログです。

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