Q8 ワクチン接種後死亡の85例に因果関係はないのか?
A 厚生労働省の発表によれば、ファイザーワクチン接種後、5月26日までに85名が死亡しています。同省は、いずれも「情報不足により評価不能、または関連なし」としています。
ファイザーワクチンで現在、問題となっているのは「免疫性血小板減少症」です。これは副反応ではなく、youtubeで述べたようにメッセンジャーRNAが原因の新しい自己免疫疾患です。
この病態を判断するには、病歴、服薬歴、それに血小板数など詳細なデータが必要です。しかし厚生労働省発表の資料にはほとんど見当たらず、この意味では「情報不足」という言い訳も正しいことになります。
85例中、詳細な検査データが提示されていたのは1例だけで、それを見る限り免疫性血小板減少症には当てはまりません。残りの84例のうち71例は、発症の経緯からやはり否定的です。あとの13例にはついては疑いが残るため、至急、検査データ、とくに血小板数を確認し公表すべきです。
それより気になるのは、全国民の命がかかる重大時でありながら、情報収集の仕組みができていなかった、という点です。私の勤務先でも、地方自治体の指示で職員の接種が始まっていますが(当然、私は関与を拒否している)、摂取後の健康状態に関する調査が一切なされていません。
Q9 ワクチン接種が進んだ国は、本当に感染者が減少しているのか?
「ワクチン接種が進んでいる英国で感染者が激減!」とのニュースが繰り返し報じられています。テレビ番組で河野太郎担当大臣は「英国の状況からワクチンに効果があるのはあきらか」と述べていました。
本当にそうなのか、検証してみましょう。5月11日時点で、ワクチン接種を1回以上受けた人が、国民の4割を超えているのは以下の14ヵ国です。カッコ内は全人口に対する割合です。
セーシェル共和国(70%)
サンマリノ(63%)
ブータン(63%)
イスラエル(60%)
モルディブ(57%)
英国(53%)
モンゴル(51%)
マルタ(49%)
バーレイン(49%)
米国(46%)
チリ(45%)
ハンガリー(44%)
カタール(40%)
カナダ(40%)
このうちワクチン接種後、新規感染者数に減少傾向が認められるのは5ヵ国に過ぎず、8ヵ国はむしろ大幅に増えてしまっています。残りの1つは米国ですが、途中で減少が止まっているのです。
次のグラフは、英国における「新規感染者数の推移(黒)」と「ワクチン接種率(赤)」との関係を示したものです。昨年12月以降の第3波を拡大したグラフに、1回接種を受けた人の全国民に対する割合(%)を赤のグラフにして重ねてみました(英国では国民にまず1回ずつ接種を受けさせるという方針をとっている)。
ただしワクチン接種後、かりにQ4で紹介したスコットランドのデータが正しかったとすれば、効果が発揮されるまでに4週間かかることになりますから、赤のグラフを実際の接種日より4週分だけ右方にずらしてあります。
1月5日以降、新規感染者数が激減しており、とくに顕著なのは1月(網掛け部分)です。この間、英国国民が「ワクチン接種」を受けたのはわずか数パーセントにすぎず、しかも1回だけです。
一方、1月5日には「ロックダウン」が始まりました。外出は原則禁止、大学も含め学校はすべて閉鎖など、日本とは比べものにならないほど厳しい行動制限です。
新規感染者数の減少はワクチンの効果によるものだと、あなたは思いますか?
ちなみに、このランキングで言えば日本は堂々の第156位。日本は「ワクチンの被害から国民を守った唯一の先進国として歴史にその名を留める」のではないでしょうか。
【参考文献】
1) Vasileiou E, aet al., Interim findings from first-dose mass COVID-19
vaccination roll-out and COVID-19 hospital admissions in Scotland: a national
prospective cohort study. Lancet, Apr 23, 2021.
2) Coronavirus (COVID-19) in the UK, GOV.UK, May 2, 2021.
3) Holder J, Tracking coronavirus vaccinations around the world. New York
Times, May 11, 2021.
Q10 なぜ医師はワクチンについて正しい知識を持てないのか?
A 冒頭で紹介したyoutubeで、多かった感想のひとつが、これでした。以下、その理由を箇条書きで説明します。この考察は、私が30年ほどの歳月をかけて集めた国内外の確かな資料、および自身の体験に基づくものです。
1. 医師は、医学部を卒業したあと附属病院で研鑽を積む。しかし、そこは製薬企業からの莫大な寄付金が集まる場所であり、若手の指導に当たる教授、準教授、医局長などの肩書を持つ人たちは、常に製薬企業に忖度せざるをえない状況となっている。
2. そこで指導を受けた若い医師たちは、製薬企業からもたらされる情報で洗脳を受けた状態で市中病院に就職し、あるいは自身のクリニックを開設し、同じ発想で医療を実践していくことになる。
3. 市中病院やクリニックでは、MRと呼ばれる製薬企業の営業マンから新薬の情報や論文のコピーをもらい、勉強したように気にさせられてしまう。病院内で開催される勉強会で、製薬企業のMRが講師を務めることもしばしば。
4. ほとんどの医師は、医師免許のほかに専門医の資格を取得していくが、その資格を継続するには、定期的に開催される学会主催の講演会などに参加しなければならない。講演会では大学教授など有名医師が演壇に立つが、彼らは製薬企業から高額な謝礼と旅費を受け取り、豪華なホテルでの宿泊が約束されている。もちろん研究費と称する寄付金も受け取っている。
5. つまり医師たちの耳には、製薬企業に不利な情報はいっさい入ってこない仕組みが出来上がっている。医師たちは「製薬企業の手のひらで踊らされている」と言っても過言ではないだろう。
6. では正しい情報はどこにあるのか。これは、海外で日々発表される膨大な論文を読みこんでいくしかないが、当然、英文で書かれており、しかも高度な統計学が駆使された内容であるため、簡単に理解することはできない。
7. というよりも学術論文には、巨大製薬企業が雇った数学のプロによる巧みな修飾が施されていて、医師たちはその罠から逃れることができないのである。『歪められた現代医療のエビデンス』に、その一端を記した。
【参考文献】
1) Becker C, Relationships between academic medicine leaders and industry
- time for another look? JAMA, Nov 10, 2020.
2) Justice department annouces largest health care fraud settlement in its history - Pfeizer to pay $2.3 billion for fraudulent marketing. The United States Department of Justice, Sept 2, 2009.
Q11 東京23区における感染者数の消長から見えてくるものとは?
次の図は、東京23区内における区ごとにまとめた新規感染者数の推移です。区によって人口が大きく異なりますから、人口10万人当たりの人数に換算してあります。棒グラフが8本ずつありますが、左から8週前~先週までの各1週間の合計数となっています。
さて先週も、ほとんどの区で新規感染者数の減少が続いています。大幅に増加してしまった荒川区などは、行政をあげての対策が改めて必要でしょう。
いま最大の課題は入国検疫の徹底ですが、明らかに対策が不十分です。変異ウイルスは、すべて海外でのワクチン接種によって生じたものですから、国内で見つかっている株はすべて海外から持ち込まれたもの、と考えなければなりません。
最大の脅威は、やはりオリピック・パラリンピックの開催です。選手以外に9万人もの関係者が海外から入国すると報じられていますので、世界中のあらゆる変異ウイルスがほぼ確実に持ち込まれ、「変異ウイルスの祭典」となることでしょう。
政府は「PCRが陰性であれば2週間の隔離を免除する」としています。しかしPCR検査は40パーセントほどの見落としがあり、また唾液で行う検査は本人が検体を提出するため意図的に隠ぺいすることもできてしまいます。
【参考文献】
1) Flam F, Asymptomatic spread has become bizarrely contorversial. the
japantimes. lul 22, 2020.
Q12 ファイザーワクチンはなぜ致命的な出血を起こすのか?
A ファイザー社・モデルナ社のワクチンが、副作用として致命的な出血(免疫性血小板減少症)を起こすメカニズムが明らかになりました。ちなみに血小板とは、細胞の抜け殻のような物質で、出血を止めるために必須の物質です。
ポイントは、血小板の表面にある「糖鎖」でした。ワクチンで再合成されたコロナのトゲトゲ蛋白は、この糖鎖に結合しやすく、しかもその先端部(シアル酸)を切断する酵素のような働きをすることがわかったのです。
糖鎖はうぶ毛のような構造物で、さまざまな細胞やたんぱく質の表面に存在するものですが、血小板の表面にもあります。免疫細胞は、その形状の「異常さ」を認識し、破壊細胞に動員をかけます。自分自身を異物と間違って攻撃してしまいますから、これは「自己免疫病」そのものです。
そのために起こる病気として現時点で確認されているのは脳出血など、出血をともなう病気です。ほかにアルツハイマー病やパーキンソン病、関節リウマチなどの悪化、男性不妊、流産、認知症、心筋梗塞、高血圧、脳卒中、心筋症などが起こりうるとする研究者もいます。
もっとも懸念されているのは、若い世代がワクチン接種を受けたあと4~10日で発症する心筋症で、すでに多数の報告例があります。心不全、不整脈などの症状が現れ、死に至る可能性があります。
私の予測を遙かに超えたレベルで、改造mRNAが危険なものであることがわかってきました。ワクチン接種は直ちに中止すべきです。NHKなどのテレビ番組で無責任な発言を繰り返す専門家、ノーベル賞先生には、ワクチン接種をなぜ勧めるのか、その科学的根拠をまず示してほしいものです。
詳細はここをクリックしてください。動画で説明しています。
【医師の皆様へ】
「アストラゼネカワクチンより現行のファイザーワクチンのほうが安心」と考えているかもしれませんが、大きな間違いです。患者さんに間違った説明をしないよう、お願いします。また接種を2回受けてしまった場合、これから数年間、ご自身の体調に異常が生じていないか、十分な経過観察を行い、検査データなどを公開していただくようお願いします。当初の国の説明で、「医療関係者に先に接種をうけてもらうのはデータ収集の意味もある」とされていましたので・・・。
【参考文献】
1) Seneff S, et al., Worse thatn the disease? reviewing some possible unintended
consequences of the mRNA vaccines against COVID-19. IJVTPR, May 10, 2021.
2) Mandavilli A, C.D.C. is investigating a heart problem in a few young
vaccine recipients. New York TImes, May 22, 2021.
Q13 血管内皮細胞は何をしている?
A ワクチンのリスクを考える際、全身の血管にある内皮細胞が、決定的に重要であることがあきらかになってきました。
ここで私自身の研究について少しだけ紹介することにします。動脈硬化症を予防するための研究として、ヒトの血管内皮細胞を試験管内で培養し、さまざまな刺激を与えmRNAがどのように反応するかを調べてきました。
次の右側の写真は、内皮細胞の顕微鏡写真です。数十個の細胞が隙間なく並んでいます。この細胞には重要な役割がたくさんあり、たとえば血液中の栄養素やホルモンを取り込んだり、血圧を調節したり、血液をさらさらにする司令塔ともなっています。
ところが、この細胞は非常にナイーブで、わずかな刺激や環境変化ですぐ死滅してしまいす。部分的に死滅しても、周囲の細胞がすぐ分裂して隙間を塞いでくれるのですが、私の経験では分裂を7~8回繰り返すと、細胞は死滅してしまいます。つまり血管死です。
ワクチンによって内皮細胞内で再合成された「コロナのトゲトゲ蛋白」は、なかり激しい性質を持っていることがわかってきました。そのひとつが血小板の破壊ですが、内皮細胞自体にも深刻な損傷を与える可能性があるのです。
上の左側の図は、私が発見した悪玉LDLにある「糖鎖」です。先端は「シアル酸」と呼ばれる分子になっていて、細胞やたんぱく質の性質を決定づける重要な働きをしています。
私が行っていた実験は、これを人工的に切断すると、内皮細胞にどのような障害が生じるかを調べるものでしたが、まさかトゲトゲ蛋白が・・・、とは思いもよりませんでした。
内皮細胞の命=ヒトの寿命です。
【参考文献】
1) Okada M, et al., Effects of modified low density lipoprotein and hypoxia
on the expression of endothelial adhesion molecule-1, Eur I Med 24: 483-488,
1995.
2) Okada M, et al., Difference in the effects of cytokines on the expression
of adhesion molecules in endothelial cells. Ann Med Interne 148: 125-120,
1997.
Q14 そもそも、なぜ新型コロナウイルスは蔓延したのか?
A 新型コロナウイルスは、中国・雲南省の大洞窟に生息するキクガシラ・コウモリが、ホストとして抱え込んでいる数千種類の微生物のひとつです。このコウモリは人間社会と隔絶された地域に生息しており、長い間、「野生生物-人間社会バランス」が保たれていました。
では、なぜ今回、このバランスが崩れたのか? そのシナリオは以下のように考えられます。
大洞窟に生息するコウモリ→ 赤や緑の光を好む性質があり、強い照明に
引き寄せられ1000kmを飛び越えた→ 浙江省・舟山市の食用ネズミに感染→
同時に湖北省・武漢市にある海鮮市場の小動物や虫の死骸にコウモリが
集まり→ その糞などから人間に感染した
つまり人間の傲慢さが自然界の掟を破った、・・・というのが真相です。
1918年に大流行したスペイン風邪は、現在の人口に換算して2億人が死亡したとされ、新型コロナウイルス感染症としばしば比較されます。当時、3年間にわたって再発が繰り返され、その後、自然消滅しています。新型コロナウイルスも同じ運命をたどるのかもしれません。ちなみに新型コロナウイルスによる死者数は、5月22日現在、全世界で約340万人です。
次の2枚の写真は、浙江省・舟山市と河北省・武漢市を流れる大河・長江(その下流が揚子江)にかかる橋の夜景です。コウモリが好む「赤」と「緑」の照明に煌々と照らし出されていました。
東京タワーが、東京スカイツリーが、そして隅田川にかかる橋が、今日も同じ光景を見せています。コウモリは1,000kmを軽々と飛び越えます・・・。都知事殿、これらを赤くライトアップしないようにお願いします。
問題はコウモリの始末です。不思議なことに世界のメディアには、「コウモリに罪はないので殺さないで!」という論調の記事が少なくありません。理由は、コウモリが500種類以上の植物の授粉に寄与しているからとか、デング熱など恐ろしいウイルス病を媒介する蚊を食べてくれるからだというのです。
絶滅危惧種とも言われていますが、しかし、そんな話を認めるわけにはいきません。雲南省の大洞窟に生息するキクガシラ・コウモリを、一匹残らず駆除することが急務です。簡な話ではありませんが、すでに海外では研究者たちの取り組みが始まっています。
【参考文献】
1) Sun Z, et al., Potential factors influencing repeated SARS outbreaks in China
2) Ma W, et al., The pig as a mixing vessel for influenza viruses: human
and veterinary implications. J Mol Genet Med 3: 158-166, 2009.
3) Gorman J, U.S. and Chinese scientists trace evolution of coronaviruses
in bats. New York Times, June 1, 2020.
4) Ives M, Scientists say new strain of swine flu virus is spreading to
humans in China. June 30, 2020.
5) Alagona P, It's wrong to blame bats for the coronavirus epidemic. The
Conversation, online.
《執筆者紹介》
現代医療は、世界の巨大医療企業によって操作された偽りのエビデンスによって、間違った方向に誘導されている。その実態を明らかにするため、長年、医薬品やがん検診などに関する捏造データの科学的検証を行っている。
著 書
『治療は大成功,でも患者さんは早死にした』(講談社+α新書),2001年
(2刷)
『人はなぜ太るのか-肥満を科学する』(岩波新書),2006年 (11刷)
『がんは8割防げる』(祥伝社新書),2007年
『ほどほど養生訓』(日本評論社),2007年 (5刷)
『がん検診の大罪』(新潮社選書),2008年 (5刷)
『薬なしで生きる それでも処方薬に頼りますか』(技術評論社),
『放射能と健康障害 20のエビデンス』 (日本評論社),2011年
『医者の私が、がん検診を受けない9つの理由』
(三五館),2016年
『医者が教える「家族に飲ませない薬」』(PHP),2019年
1. Abe T, et al., Sleep duration is
significantly associated
artery atherosclerosis incidence in a
Atherosclerosis 217: 509-513,
2. Okada M, et al., Low-density lipoprotein
cholesterol can
measured: a new superior method. J Lab
3. Okada M: A method for clinical data
reduction based on
entropy", IEEE Trans Biomed Eng BME-25:
ほか全574編
略 歴
京都府舞鶴市生まれ
1972年 新潟大学医学部卒業
1990年 同大医学部教授
診 療
肥満・高脂血症・高血圧症・糖尿病などの予防治療
受 賞
・新潟日報文化賞,1981年
・臨床病理学研究振興基金「小酒井望賞」,2001年
主な発明・発見・特許
・低密度リポ蛋白中のコレステロ―ルの定量方法(特許3058602)
・超低比重リポ蛋白及び中間比重リポ蛋白のトリグリセライド定量
・LDLコレステロール測定法を世界で最初に開発
・重み付きエントロピー計算法の確立
・Bツリーによる重複情報カウント・アルゴリズムの発見
資 格
・医学博士
・日本循環器学会認定循環器専門医,~2010年
・日本医師会認定産業医
・AHA BLS Healthcare Provider
・AHA Professional Member(米国心臓学会・上級会員)
・IEEE Senior Memeber(米国電子工学学会・上級会員)
主な学会・社会活動
・IEEE T-BME(米国電子工学専門誌,共同編集長), 1986年
・文部省大学設置・学校法人審議会,専門委員,1997年
・日本エム・イー学会誌「生体医工学」,編集長,1999年
・Frontiers Med Biol Engng(学会誌),編集長,1999年
・公益信託臨床病理学研究振興基金,審査委員長,2000年
・文部科学省科学研究費補助金,審査委員,2002年
・全国国立大学法人病院検査部会議,議長,2005年
・第32回医療情報学連合大会,大会長,2012年
・Arch Prev Med(米国医学専門誌),副編集長,2015年
copyright©2021 Masahiko Okada all rights reserved.
新型コロナのエビデンス
mRNA型のワクチンが自己免疫疾患を起こす仕組み判明!!(Q12参照)
血管内皮細胞が危ない!(Q13参照)
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