西埼玉地震
西埼玉地震強震報告(熊谷地方気象台)

西埼玉地震は、1931年(昭和6年)9月21日
深谷市を震源として発生したと推測されています。
震源は深谷市、深さは約17km、マグニチュード6.9でした。
総振動時間は約30分、余震は、20日以上続きました。
死者16名、負傷者114名、全壊家屋207戸、
中北部荒川、利根川沿いの沖積地に被害が多く見られました。
地震の記録は「西埼玉強震報告」として、熊谷地方気象台に保管されています。


西埼玉地震における震度

(熊谷地方気象台:西埼玉強震報告より)


吹上駅 支柱で駅舎を支えている様子
(熊谷地方気象台:西埼玉強震報告より)

小林村 妙福寺山門倒壊
(熊谷地方気象台:西埼玉強震報告より)

下忍村 愛石神社 鳥居、石灯籠の転潰(現在の行田市)
(熊谷地方気象台:西埼玉強震報告より)

小林村 民家倒壊(現在の寄居町)
(熊谷地方気象台:西埼玉強震報告より)

吹上村湊屋旅館 土蔵壁の崩落
(熊谷地方気象台:西埼玉強震報告より)

吹上村 東曜寺境内の亀裂と泥水の噴き出し
(熊谷地方気象台:西埼玉強震報告より)

菖蒲町 道路にあらわれた亀裂
(熊谷地方気象台:西埼玉強震報告より)
県内の低地や地盤の緩いところでは、多くの場所で液状化現象が見られました。
液状化現象は、建物に直接被害がなくとも建物が倒れてしまうことがあり、
今後の地震において心配されています。
過去の地震と同規模の地震が県内に起こった場合を想定し、
埼玉県環境部消防防災課によって
「大規模地震被害想定調査」が報告されています。