山本椋太 先生｜名古屋大学 大学院

山本先生のプロフィール

大学 名古屋大学大学院
学部 情報科学
趣味 お菓子作り・電子工作
性格 まじめ・ドジ

山本先生からのメッセージ

皆さんに、２つのことを考えてみてほしいと思います。

①どうして勉強をしなくてはならないのでしょうか。
親にやらされるから？楽しいから？誰かに負けたくないから？それとも、受験があるから？

②勉強って将来必要なのでしょうか。
数学で難しい方程式を解けて何かの役に立つの？日本人なのに、どうして英語を勉強するの？

僕なりの答えを教えます。

①勉強をする理由
自分の行きたい高校・大学・会社(職業)にいくためには、他の人に勝たなければなりません。
大学や大学院に進むと、研究をして、教科書にも載っていないような新しいことを探します。
または就職して、会社に入るとその会社の仕事について、勉強します。

大学・大学院・会社まで行って、ようやく自分のやりたいことや世の中の役に立つことに
集中して勉強することができます。普段の勉強はその基礎でもあります。

しかし、自分のやりたいことをやるためには、人よりも努力して、立ち向かっていく必要があります。
もし自分のやりたいことと外れている大学に入ったり、仕事に就いたりしたらどうでしょう。
もちろん、生きていくことはできますが、満足でしょうか。

自分のやりたいことをやるために、
もしくは、やりたいことがない人は将来の選択肢を広げるために、
今は、そのために勉強するといいと思います。
そうすればきっと、自分が本当にやりたい勉強ができるはずです。

親が勉強するように言うのは、皆さんのやりたいことを叶えてほしいから、
今は大変でも頑張って欲しいから、であると思います。

②勉強は必要か
全員が全員、すべての科目が必要になるわけではありませんが、勉強は必要です。

たとえば、自動車を作る人は、
国語→報告者や説明書を書くチカラ。
数学→理科を使うための基礎。
理科→電気回路や物理(力、エネルギーなど)、どんな材質を使うか(化学)。
社会→いくらでつくって、いくらで売れば儲けが出るのか(経済)。法律も関係します。
英語→部品や工作機械の説明書は、英語で書かれているものもあります。

どうでしょう。中学の主要５科目すべてを使わないと、自動車が作れません。
他にも、スポーツ選手で活躍すると、海外に行くので英語が必要です。
医者の仕事をするためには、理科だけではなく、外国語の知識も必要です。

今すぐに答えを出すのは難しいと思いますし、
もしかしたら答えは出ないかもしれません。
勉強する理由だとか、勉強が必要かは別にして、勉強で将来の夢を叶えるには、結局「気合い」だと思います。
その「気合い」でどうにもならないところを、一生懸命お手伝いします。
普段は楽しく、でも真剣に、これから一緒に頑張りましょう。