戦闘員#9

 王女に指示された水確保作戦には失敗、砂漠でのサバイバル描写に次のミッションの提示。ストーリーは下世話だしいつものドタバタでそう意味はないと思うんだが、やはりしっくりくる。主人公が下品なのは、こう物語における勇者サマの意識の高さとか息苦しさなんかと比較して断然親しみやすいし、なんのかんのいって便利屋扱いされるサラリーマンのメタファーとしてよくできてる。個人として何か大義名分に動かされるって感じでもないんだが、では人としての筋は通そうとしているし、いかにも小市民が自分の欲望も捨てずに一生懸命生きてますって感じがよく出てる。ここまで視聴するとさすがにチャップリンの悲喜劇のほうがもうちょっと無産階級というか貧乏人に寄り添ったペーソス多めのもので、決して同一のクォリティとまではいわないんだけども、やはり概念的には同質的なものを感じてしまう。

自転車パーツ、そろそろ届くか。

 ウェアが安かったのがきっかけなのだが、前からMTB用のチューブが欲しかったのでWiggleにて18日に注文。
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 今だと無料配送のための購入合計金額が一万ぐらいまで上がっていて世知辛いなぁと思っていたのだけども、無料ラインをクリアするために他の購入アイテムを探してたらタイヤの替えが見つかって結果的にバランスの良い購入になったのではという気が。いやまぁできるだけ出て行く金は少ない方がよいので、送料無料に釣られて無駄な買い物してるんだろうなとは思うが。
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 今まで無料配送だとロイメとかパセフォで送ってくるはずが、なぜかFedEX。ただ、FedEXなら配送は早いと思いきやコロナ禍の影響かどうかわからないが、結構時間がかかってる。
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 郵便局のトラッキングだと保税運送とあり、これ税金かかるの?と戦々恐々。合計金額一万だから免税範囲内だと思うんだけど、FedEXだからなぁ。27日には税関に渡してるのに、税関が受け取ったのは29日とか、荷物詰まってるんですかねぇ。

ヴィヴィ#10

 ふりだしに戻るの巻。なんか感想書くのに困って結構時間が経ってた。視聴中は、ヴィヴィに興味を持って通い続けた男の子が成長して松本博士と呼ばれるところで、これで#1につながったと感心してたのだが、物語的には溜めの段階なのかなとぼんやり思ってた。まぁ事態が変わってないのは個人的には納得なのだが、整理してみると、

  • ヴィヴィの歌で人を幸せにするという使命は、今までの在り方からすると聴衆を喜ばせてはいるが、彼女が歌を歌って人を「幸せにする」描写がほとんどない。
  • 前にも述べた通り、歴史を改変したが、改変後のフォローをしてない(マツモトには正史の記憶しかないらしい)から、そもそも改変したから事態が改善していると思うのは思い込みでしかない。
  • 歴史を最初に改編したあとに、そもそも想定されたイベントは本当に起きてたの?という疑問。
  • マツモトが過去に送られたというのは松本博士の人格的にはある意味ループものと考えてもオカシクはないが、ヴィヴィにとってはループではない。なので松本博士のヴィヴィにつらい思いをさせるというセリフの意図がよくわかんない。
  • ヴィヴィが歌えなくなったのはメタルフロートの件だろうと思うのだが、引っ張りすぎ。物語的にはそれを克服しないと再び歌えないはずだが、ヴィヴィが沈み込む描写が数々あってもメタルフロートの件をあまり思い出さないのはどういう意図があるのか…。

 みたいな。ただ、伏線を一見でたらめに投げているようでありながら、視聴者に予測を困難にさせるためにわざとバラバラにして補助線を引きにくくしている可能性が大きいので、そのへんはさすがにラストまで視聴しないと評価できないというか、ラストで一気にピースがぴったりハマるって展開になるのかどうか。
 今回の話でいうと、自分はAIを底辺労働者のメタファーだと思っているがゆえに、博物館にヴィヴィが展示されてしまう流れは、人間動物園かよみたいな感じでけっこうキツかった。ただ、これは割と制作側が意図してやってるんだろうなという気はしてる。そういう状況ではよけい歌う理由を欲してしまうというか、極限状態に陥るとなんでもいいから縋りたくなるそういう心の動きなんかがあるのかもとか。
 ED、今までインストゥルメンタルだったのが、歌詞がつく流れ?。

蜘蛛#19・20

 蜘蛛子のおかげで寄宿国が戦争になるのと、先生の過去話。うーん、やっぱ構造的には今までの繰り返し。でもまぁ少しずつ話は進んでるのかなといった感じ。あと一ヶ月でどーケリつけんの?って心配はあるけど、いざとなったら放り投げて続きは原作でみたいな?。

スパカブ#8

 冬支度とカフェ常連になるの巻。ハンドルカバーいいよね。自分シャリーに乗ってた時はおそらくハンドルカバーをしてなかったと思うんだが、冬どうしてたんだろ?。軍手は風を通すからなんらかのグローブをしてたはずだが記憶がない。というか、今自転車に中華バーミッツをつけてこれがあまりにもグローブ単体と桁違いの性能なんで、見かけとか気にしてられないってのは今回の礼子の描写と同じ。バイクと違って低速なので効果が覿面に出る。厳冬期に乗ってないからそれはアレだが、冬でも日中乗るときには夏用の薄手のやつで十分なのだ。今まで性能の良い冬用グローブを試行錯誤してたのがバカらしくなる。
 なんか今この作品が交通法規の件でツッコまれていて話題沸騰中なのだが、原作小説だと、主人公もっと警察に対して辛辣だし、登場人物から毒気を抜いてアニメ化されてることがわかった。なるほどね。個人的にはアニメ版でも特にNG出すほどではないと思ってるけど、逆に原作小説での主人公の態度を知りたいぐらいには思ってしまった。
 あと、アレックスモールトン、礼子も言ってたが同社製品ではトップグレードのAMシリーズ。分割フレームだからおそらく定価80万のやつだとおもう。それでもフレームセットの値段なんで、それにいろいろ付け加えていくとだいたい百万超えコース。

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 まぁマニアの悪いところだが、フレームはまぁまぁ特徴をつかんでるのだが、パーツがちょっと甘い感じ。というか、あんまり似せすぎるとコピーライトの問題があるからわざとボかしてるんだろうか。
 コンポは基本カンパニョーロで、特にシフターというか、ブレーキ・シフト兼用レバーの形がそんな感じ。ロゴを入れてないのは上記の通りなんだろうが、グレードがよくわからん。80万のフレームに廉価コンポを入れるのはあまりしない(コンポをケチるのならフレームもそれなりにケチる方がコストパフォーマンスが良いため。)のだが、ブレーキレバー素材が灰色の色指定のように見えて、CFRPか?と思わせて、別のシーンでは白っぽくなってるから、これは廉価グレードのアルミ素材が夕方で陰になってる表現だと思うのだが、現行パーツだとブレーキレバーと巻き上げレバーが別色なのでどーなの?って感じ。リリースレバーも描かれているのかよくわからんし、クランクもデザインの流麗さはカンパっぽいのだが、スパイダーアームの配置が明確にカンパ製品とは違うという。
 サドルは自分も使ってるセラアナトミカのようだが、これも正確に描いているようでもなさそう。まぁそのへんのディテールが詰め切れてないからダメだというつもりもなく、むしろ必要もないのにそれっぽさをよくぞここまでみたいな。ハンドルバーがドロップ部分がハの字に広がっていて、これは流行のグラベルタイプのやつなんで、そのへん今ドキ感を演出してるんだと思う。
 まぁそんなこんなで、どうでもよい部分も含めて結構今回は楽しめたという。追加キャラがなんで母親を隠したがってたのか不明なのだが、あのへんどうなんだろ?。いくつか候補はあったのだがどれも決め手に欠けるのでそのうち説明があれば答え合わせができるんだろうけど…。

艦これカレンダー摩耶サマ月ポスター化 照明ちょっと変えてみた。

 クリップライトで照らす分には何の不具合もないのだが、ちょっと思い立って変更してみた。もう何週間も前のことになる。思い立ったのはクリップライトを取り付けて2~3日ぐらいたってからのことでそれはちょっと早かった。いちおう比較のために右側に変更前の画像を再掲しておく。

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 ライトの位置は前より近づけてみた。商社範囲が狭まったのだが、ライトからパネルの最近位置と最遠位置の差が広がるので、ポスター全体でみると明暗の差がどうしても出てしまう。なので、照射中心位置を遠くに持っていくことになる。絵でいえばへそより若干下のあたり。ライトが左右反対だったら、ちょうど絵の太陽の位置とライトが一致してかなりしっくりくるのだが、なかなかうまくいかんもんである。パネルの位置を絵一枚分右に寄せれば済む話なのだが、そうするとパネルをつるす糸が見えてしまう。

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 ライトの位置関係。右は変更前。ライトを近づけることでパネルはより明るく、パネル以外の背景は暗くなるので、パネルの存在感が引き立つってワケ。夜間の場合、部屋の照明を消した方がよい。
 でもまぁアカンわ。摩耶サマ魅力的なんで、以前より捗って仕方がない。ボンキュッボンのより女らしい体形なのはチョーカワイイほうなんだけど、摩耶サマのほうは熟れきる前の鍛えた健康的な色気ってのがそれはもうドンピシャ。

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おさまけ#7

 パーティー規約の作成と沖縄旅行にGoの巻。なんかつかみどころがなくなってきたような。末晴を主人公といってよいのか迷うが、彼を取り巻くメインヒロインが取り合うとなると、むしろ末晴はトロフィーハズバンド*1でしかなく、実際自分が見ても彼に見かけ以上の魅力があるとも思われない。そしてメインヒロインが繰り広げる権謀術数が見どころにしたいんだろうけど、別に彼女たちに媚びの演技がないからというわけでもないのだが、商品が魅力的でないのになんで壮絶な争奪戦を繰り広げるのかみたいなものが一つあって、ただ、どーでもよい商品だからこそ争奪戦そのものに焦点があたるのかなと思わなくもない。どっちにしろ物語は初期に比べたら全然違うモードに入っていて、その切り替わりにはある程度の評価はできるんだけど、扱ってる商材のどうでもよさが個人的にはあまり本腰入れて視聴したいと思わないというなんとも微妙な状態。

フルダイブ#8

 ゲームから逃げないと決意したら、現実と同じ問題が降りかかってくる話。うーん、どこへ行っても逃げられない構図はドラマとしてよくできているのだが、攻略サイトを見ても結局主人公の選択の指針になるようなものではないし、結局のところ主人公の取りうる選択は、ゲームをやるか下りるかの二択でしかないし、ゲームを降りる選択をしてしまったら話がその時点で終わるので、結局選択肢そのものがないという構図はどーなの?といった感じは受ける。要するに、作品(作者)が二律背反な選択肢をつきつけてオマエならどーする?という構図ですらない。ヘンな話現実がどうしようもないクソであっても受け入れるしかないんだから、仮に奴隷として生まれたらその境遇を甘受しろともなりかねないわけで、さすがにこの先の展開主人公がこの境遇を脱却するために奮闘する流れになるとは思うんだが、その、世界がクソでも現実を直視しないとという命題は、そのクソな世界をそのまま受け入れるのか、自分で切り開いていくのかのその分岐点をどう今後示すかみたいなのがミソにはなると思う。
 ただ、正直なところ、中盤に差し掛かったところあたりから、世の中娯楽の選択肢は増え続ける一方だし、ゲームだって多種多様なものがあるのに、主人公このゲームをクソゲーだと言いながらよくつきあってるよなぁと思ってしまうので、なんのかんの言い訳をしながらゲームにログインするのがとても不自然なので、そのへんのご都合主義がイマイチよくわからん感じ。現実とゲームが相似形を示す今回の流れは確かによくできてるとは思うんだが、仮定に仮定を重ねた末にさぁどうだといわれましても…みたいな他人事のような感覚はどうしてもつきまとってしまう。

そうむす、ぼちぼちLv上限200になるユニットが

 Lv上限識別色が、単色ではなくて虹のグラデーションになってた。
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 いちおうLv上限は、Mk2に正月アキレス、イカロスゼロ、ゼウス、クリスマスバカリボンと隊トップクラスの攻略組は200にしてる。これでアルテミスもほぼ勝ちデッキ。
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 上限に達すると、いちおうシナリオが途切れてるせいかもう上限を上げるためのアイテムが表示されなくなる。あと2章あるという話だから、最終章9章でLv220まで上げられるのだとは思うが、まさかLv200で打ち止めなんだろうか。

*1:今回幼馴染の行動の説明を言語化しろと詰め寄る様子は昭和期の聞き分けのない女の言い分で、彼から主体性が取り除かれてることがわかる。

聖女#8

 聖女の能力が方々で発動する話。サブタイの覚醒というイメージからは、もっと主人公が聖女であるということを強く印象付けるイベントがあるのかと思っていたのだが、そういうものでもないらしい。だが、なんつーか、例えば鑑定で聖女と認定されたから聖女であると示されても困るし、実際に聖女のスキルを持っていたとしても、それをどう使うかが問題なのであって、その意味では今回の流れはそれほどおかしいものでもない。マザーテレサは別に修道女としての能力は他の修道女と人間として何ら変わりがあるものではなく、その知識や能力をどう使ったのかで聖女と崇め奉られているのであって、いわばその心がけというか、やはりどう行動したかで、他人がそう呼びならわすのであって*1JRPGのようにいかにも資格のように扱われるというのはどうにも的を外しているような気はする。そういう点で、今回主人公がどう思ったのか、その心の在り方に反応して魔法が発動するというのはそういう構造を視聴者にわかりやすく示しているのであって、さすがにあんな演出は子供だましではあるのだが、ただ象徴としてあのように描くのは間違ってないとは思う。
 しかし嫌ボーンかよ。そりゃわかりやすいんだけどさぁ。

擾乱#8

 いろいろ亡くした主人公が東京に舞い戻る話。なんかぼんやり眺めていた。前回自暴自棄になった主人公がどう心の整理をつけるんだろというところで見たら、まぁフォーマット通りではあるんだけど、妙にしんみりしてるというか、結構胸に沁む感じがして穏やかに眺めていられたというか。
 っつーか、今回割と@種崎敦美の演技が妙に耳に残る感じ。しんみりといえば聞こえはいいが、ともすれば沈みがちになる雰囲気を緩和してそれでいて殺伐とした雰囲気はちゃんと残しているという。種崎の演技がそれほどこなれてるって感じはしないんだけど、三森とのバランスがよくてさすがに売れっ子やなという感じ。むしろ主役を食ってない?という気はするが、ここは主人公の存在感を示してはいけないところなので意識してやってるんだろうなという。

モリアニ#19

 民主派議員登場の巻。討論から逃げることもしないし、批判には受けて立つところなんかは逆説的なアベ批判なのだろうが、公園の件で車いすがどうのこうのといったところは、なんか現実が時代を急速に押し流してしまった感があって、例えば、無人駅に車いす用エレベーター云々では駅員の扱いはともかく、障害者サマの利便性に税金が投入されて、その結果貧乏人がさらに貧乏になるという構造はどー考えるの?みたいなのが頭を離れなかったというか。当時の大英帝国バリアフリーの考えがあったとも思えないんだが、というか、同じ肢体障碍者でも特権階級はお抱えの世話役がいただろうし、貧困層の障害者はそれこそ産業革命当時平均寿命15歳の状態を物語の当時脱却できてたの?と考えたら、おそらく本当の支援になるのは公園の整備ではなかっただろうといった感じ。
 ただ、シナリオとしては2クールに入ってしばらく個人的には不味くなるばっかりだと感じていたところから持ち直した感じ。なんというか物語全体を作るにあたって、シャーロキアン的設定と社会問題とドラマ性と物語としての面白さ、謎解きあたりの要素を組み合わせるのは難しいんだろうなという気はする。そして社会問題がおそらくは日本人向けに日本の問題を織り込んでいるもんだから、それが舞台設定とのかみ合わせがあんまりよくない感じ。着想としてはシャーロック側が善、モリアーティー側を悪としてる本家の設定を逆転させてピカレスクロマン的なにかを作り上げるのが主だろうから、まぁそのへんその思い付きを貫徹するならせいぜい苦労してくださいよみたいな。オモロイところも失望するところも混濁してる感じで、そりゃ万人を納得できるものにはならんだろうなという感は強い。

*1:そういう意味では欠損患者を直した翌日に畏敬の念で遇されたという時点でもう彼女は聖女なのだが。

恋きも#9

 ヒロインにアタックしたほうの顛末。1クールで終わらせるのなら、ここでアテ馬を一枚ずつはがしていくのは順当な流れ。なんのかんのいってストレスがないよう処理してるのは今ドキの流れなのかなといった感じ。視聴してる分には特に不満もないんだけど、戦後処理をしてるだけなんで正直物語としてはもう終わってるような気がする。

ひげひろ#8

 兄に見つかるかもという緊張感の中、おそらく二人の生活最後のイベントとしての夏祭り。なんか打ち上げ花火あたりはもうそれそのものって感じを受けるが、花火が終わるときの寂寥感からして、夏ももう終わり、からの二人の生活もこれで終わりにつながるのかなといったところ。#13まであるらしいので、もうひと悶着も二悶着もありそうで、結構盛沢山な雰囲気はする。次号予告だとヒロインの過去話のようなので、逃げ出した経緯がわかる模様。

やくも#8

 夢オチ夏のお楽しみエピソード。普通の萌えアニメだったら水着回にするために、わざわざ合宿だのをでっちあげて、海に行ったり山での川遊びに仕立てるから、そのへんなんとかご当地モノとして工夫してる感じは受けた。この分だとコンテストの結果あたりまでダラダラやって、物語としての大きな転機みたいなのはなさそう。特にこの作品にドラマ的な期待をしてるわけでもなし、自分もご当地モノとして鑑賞してるのでこの程度のヌルさは許容範囲内。