cat_1_issue_oa-newspostseven oa-newspostseven_0_3q6hmbtvke7m_ワクチン「裏口接種」、30代経営者が盲腸を口実に入院し接種のケースも 3q6hmbtvke7m 3q6hmbtvke7m ワクチン「裏口接種」、30代経営者が盲腸を口実に入院し接種のケースも oa-newspostseven 0

ワクチン「裏口接種」、30代経営者が盲腸を口実に入院し接種のケースも

2021年5月26日 16:05 NEWSポストセブン

 5月24日から東京と大阪の「大規模接種センター」2か所で新型コロナワクチンの接種が始まった。

 宮城、群馬、愛知でも独自の大規模接種が始まるなど、ワクチン接種が一気に加速している。

 そんななか、コネを駆使して、コッソリとワクチンを接種する人たちが後を絶たない。

 埼玉県ふじみ野市では高畑博市長(59才)とともに妻(59才)、公用車運転手(54才)がワクチンを接種して批判を浴びた。市長は「コロナ対策の陣頭指揮をとっているなか、市長は医療従事者に準ずると考えており、先行接種は適切だったと思う」と開き直るが、それならば事前に市民に説明すべきだし、なぜ妻と運転手も打ったのかは理解できない。


 埼玉県寄居町では花輪利一郎町長(76才)をはじめ町職員約100人を「医療従事者とみなして」接種を実施。いずれも事前に説明がなかったことが波紋を広げ、田村憲久厚労相は会見で「住民のかたがたに説明がつく対応をしていただきたい」とクギを刺した。

 それらはあくまで氷山の一角である。


 関東近郊に住む女性看護師(35才)が、不満気な表情でこう話す。

「ワクチンの数が足りず、うちの病院のスタッフでさえ接種できていないのに、なぜか町内のスーパーの店員さんが打てているんです。理由は明白。スーパーの経営の関係者に市議がいるからです。そこで働くママ友に“議員さんのコネがあれば優先的に打てるみたいよ”と上から目線で言われたときは、本当に悔しくて…。就職もそうですが、地方では“議員のコネ”がものを言うんですよね」


 それ以上に多かったのが、医師が医療従事者用をほかに回すケースだ。茨城県在住の主婦(56才)はこう話す。

「友人が働いている病院でのことです。院長先生と同居している夫人がワクチンを打つのは、まぁ許容範囲。でも、東京でひとり暮らししている20代の息子や娘をわざわざ里帰りさせて、ワクチンを打ったことにはどうにも納得いきません。緊急事態宣言中で“移動しないで”って呼びかけている最中ですからね」

 家族が恩恵にあずかることはよくあるようだ。神奈川県内のクリニックで働く女性看護師(35才)の場合はこうだ。

 女性は4月末、夫と一緒にワクチンを接種した。夫はメーカー勤務で医療従事者でもなんでもない。しかし女性は、勤務するクリニックのワクチン接種名簿に夫の職業を「病院勤務」として記入した。病院から内々に「各家族1人まで接種可能」という通達があったため、職場の仲間はみな同じことをしたという。彼女は「こんなことは、結構どこの病院でもやっているんじゃないかな」と説明する。


 東証一部上場のシステム関連会社「オービック」の野田順弘会長(82才)と妻で相談役のみづき氏(86才)が、医療従事者用のワクチンを4月に接種していたことが報じられて話題になった。しかし、もっと若い経営者が便宜を図ってもらったケースもある。

 愛媛県で起きたことだ。4月上旬、地元企業の30代の若社長が盲腸で入院。手術せずに薬で処置し、2日後に退院したという。しかし、実態は違った。

「後で聞いた話によると盲腸はワクチンを打つための口実で、病院と若社長の会社が業務提携をしている関係で便宜を図ったようです。夫婦でワクチンを打って帰ったと聞きました」(同病院に勤務する30代女性看護師)

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NHKドラマのモデルに? オバ記者「まさかの女優デビュー」体験記

2021年5月26日 16:05 NEWSポストセブン

 体当たり企画などを得意とする『女性セブン』のアラ還ライター“オバ記者”こと野原広子が、まさかのドラマのモデルになった!?

 女性週刊誌の若手記者を主人公としたドラマ『半径5メートル』(NHK総合、毎週金曜22時)が現在放送中。

 オバ記者が、ちょっとしたコネを駆使して、ワンシーンに登場したというのです。女優デビューを果たしたオバ記者が、撮影の様子をレポートします。

 * * *
 4月終わりの朝8時。都内某所の撮影スタジオで静かに待機していたとき、背中にただならぬ光を感じて振り向いたら、芳根京子さん(24才)がいたの。続いてさらに大きな発光体だったのが、永作博美さん(50才)と真飛聖さん(44才)。その存在感に圧倒されて、正直、帰ろうかと思ったわよ……。

 それにしても、スタジオのセットは実にリアル。

 女性週刊誌はいくつかの班に分かれていて、芸能や事件のスクープを扱う班を「一折」っていうんだけど、このセットがなんとも生々しい。さすが、制作スタッフが女性週刊誌の編集部を実際に訪れ、編集者やフリーライターから詳細・綿密な話を聞いてドラマが作られているだけあるわ。

 がぜん気持ちが乗ってきた私は、制作統括の勝田夏子さんに「必然性があれば脱ぎます!」と意気込みを示したけど、「あはは。必然性はありません」と笑って却下された。もうひと押しすればよかったかな。


 冗談はともかく、いざ撮影が始まると、女優の凄さを何度も見せつけられることになる。

 新米編集者・前田風未香を演じる芳根さんが、ベテランライター・亀山宝子役の永作さんと言葉を二言三言交わして、編集部から走り去るシーン。何度かリハーサルをした後で「はい、本番!」。

 スタジオが水を打ったように静まり返る中で、芳根さんは絶妙な表情をつけ、セリフを言ってから走り出す。ある位置まで来たらUターンしてカメラのところまで戻って、スタッフの誰かが何かを言うと最初からやり直す。演出家の「はい、もう一度」の声でセリフを言う。走る。戻る。走る。これを顔色ひとつ変えず、何回も何回も。

 見ていると、女優がNGを出したから繰り返すのではなく、音声だったり照明のちょっとした微調整のために撮り直しているの。

「女優って短気な人には務まりませんね」と勝田さんに言うと、「ああ、そうですね」とさも当たり前のことのようなお返事。

「同じ表情で何回も演技することってできるものなんですか? 普通の言葉のやりとりならともかく、ラブシーンとか泣く演技のときはテンションをどうやって保ち続けるんでしょう?」と聞かずにいられない。すると、「人によりますが、何回でも泣ける女優さんがいるんですよ」だって。

 それにしても私は大勘違いをしていたわ。演じるとは、その場面にふさわしい表情を作って、セリフを語り、体を動かすことだと思っていたけど、そんなのは仕事の一部。チームの一員として、望まれることを淡々と何度でも、ドラマ作りの部品になって繰り返していたのよね。連続ドラマとは、その地道な作業を朝から夜まで、スタジオという密室にこもってすることだったのね。不覚にも、この年になるまで知らなかったわ。

◆半径5メートルの「ハヒフヘホ」


 それにしてもなぜ私が、ドラマの撮影現場にいるんだ? と思うでしょ。

 あれは昨秋10月のこと。ライター仲間のKさん(48才)から「NHKのドラマ班スタッフが、オバ記者から話を聞きたいと言っています」と電話がかかってきたの。私は3年前から衆議院議員会館で代議士秘書のアルバイトをしていて、そこで電話を受けたんだけど、「ハイハイ、私で役に立つなら喜んで~」と二つ返事。議員会館にいらしてくださったNHKのスタッフさんに自分のこれまでの経験をしゃべりにしゃべった。なにせ、女性週刊誌の世界に足を踏み入れたのが23才のとき。41年もライターをしていりゃ誰だって、「何でも聞いて」状態になるって。

 そのとき、すごく印象に残ったのは、「今回のドラマは、脚本・チーフ演出・制作統括が女性スタッフです」と言われたこと。佃煮にしたいほどおっさんだらけの国会とは大違い、と議員会館を行き交うダークスーツ族を目で追いながら思ったっけ。

 ところで、『半径5メートル』というタイトルは、前出・Kさんの言葉がヒントになったらしい。Kさんも私同様、NHKスタッフからの取材を受けていて、ライターの実状をあれこれ伝えていたんだけど、そのとき、こんなことを話したんだって。

「女性週刊誌といえば“芸能スクープ”がメインで花形で、雑誌が売れるか売れないかの生命線。それが何より大切なんですけど、その一方、地に足の着いた生活情報もしっかりしていなくちゃいけません。

 読者をハッとさせたり、ヒッと驚かせたり、フ~ンと興を煽ったり、へ~と感心させたり、ホ~と唸らせたり……読者の喜怒哀楽を生むネタやプランは、ライターや編集者が感じている“半径5メートルの困り事”からできているんですよね」

 なるほど、たしかにドラマもそこをしっかり描いている。

 1話目の『おでんおじさん』は、出来合いのおでんをコンビニで買う主婦に高齢男性が嫌みな言葉を投げかけるエピソードを女性目線で解きほぐしているし、2話目の『出張ホスト百人斬り』は、セックスレスの熟年夫婦の心の襞が、夫と妻の両サイドから掘り下げられている。

 それにしても、このドラマでいい味を出しているのが永作さん。Kさんから「永作さんが“オバハンライター”を演じるらしいよ」と聞いたときは、驚きつつも、ちょっぴり誇らしい気持ちになった。永作さんは私と同じ茨城県出身。押しも押されもせぬ大女優が私と同じような役回りを熱演するとあって、ついつい私もその気になっちゃった。

 多少なりともネタを提供したことを思い出した私はNHKのスタッフさんに無理を言って、「これも何かの縁ですから、エキストラでドラマに出して」と交渉したの。そうしたら、「声は出さないでくださいね」という条件で、なんとかエキストラの仲間に入れてくださることになったの。


◆やってみてわかったエキストラの苦悩


 エキストラをするに当たって、「当日はパンツスーツでお願いします」と服装の指示があったけど、実際、編集部を見渡してもそんなカチッとした格好をしている人はいない。インタビューをするときはキチンとした服装をするけど、あとは好き放題。

 でもスタジオに入って納得したわ。テレビドラマは本当かどうかより、ひと目で本当らしく見えることが大事。ここは職場ですよ、と1秒でわかるのにジャケットは必須アイテムなのね。

 最初の出番は、私が後輩と立ち話をしていると、その前を芳根さんが走り去っていくというシーンだ。

「声は出さないでくださいね」と言われるまでもなく、横に立ったエキストラ氏(39才)が小道具の週刊誌を開いてパントマイムを始めてくれた。「オレ、ここ失敗しちゃったんだよな」と声にならない声を出して頭を掻けば、「どれどれ。やだ、信じられない」と私も週刊誌を見ながら顔を曇らせる。その横を芳根さんが速足で駆け抜ける。

「見てよ、この写真。すごくね?」と氏がぺージをツンツンすれば、「ひゃ~っ」と驚いて見せる。ヨシッ、調子が出てきたぞ!

 何度目かで、「今度は和気あいあいでやってみない?」と提案すると、即座に応じるエキストラ氏。週刊誌の誌面を指差しながら爆笑していたら、芳根さんがまた走り去っていった。

 次は、芳根さんが編集長に呼び止められて、刷り上がった出来たての週刊誌を渡され、何やら話しているシーン。私とエキストラ氏、エキストラ嬢(37才)がその背後のテーブルで仕事の打ち合わせをしている、という設定。これも何度か考えつく限りの無言劇を繰り返して、オッケーが出た。


 合間合間に彼らと言葉を交わした。

「エキストラ歴ですか? なんだかんだで11年目です」と言うエキストラ氏の本業はコンビニ経営者。「店は従業員に任せてしまえば時間はありますから、ま、趣味と実益ですね」と言う。

 一方、エキストラ嬢は会社員で、休みの日にエキストラをしているのだそう。「きれいだし、女優さんになりたいとは思わなかったの?」と聞くと、「いまは思っていないけど、昔はそんなことを考えていましたね」と恥ずかしそうな顔をする。エキストラの演技が認められて役がつくことは、ありそうでないのだとか。

「そういえば、昔の時代劇のエンドロールを見ていると、あら、この人、こんなとこにいるけど、その後出世したのね、ということなんてほとんどないよね」と私が言えば、2人とも大きく頷く。ちゃんとした本業があってエキストラはするものなのね。

 ふと編集部のセットを見ると、出番のない、ほかのエキストラ氏はこっくりこっくりと居眠りしている。「大丈夫ですよ。自分が必要とされると自然に目が覚めますから」と、11年選手のコンビニ経営者は言う。「女優は待つのが仕事」と聞いたことがあるけど、エキストラもそこは同じなのね。私は12時までだったけど、彼らはこの日、8時から20時までの拘束だったそう。


◆このドラマこれからもっともっと面白くなる!


 初回放送の前日、「明日の午後10時から始まるドラマは、私がモデルなんだって!」と私のFacebookで煽ったら、「絶対に見ます」というコメントがどんどん寄せられて、いつもの倍の“いいね”。

 そして、放送が終わると、メッセンジャーやLINEに「見たわよッ。女性週刊誌が舞台っていうのも面白いし、話の筋も面白い。テンポもいいし」「オバ記者の顔が浮かびました」「永作さんが着ている服は、洋裁好きで手作りってこと? だとしたら、オバ記者みたいですね」と、まあ来るわ、来るわ。みんな細かいところまでよく見ているのね。

 田舎の同級生Y子に用事があって久しぶりにLINEをしたときも驚かれた。

「たまたまテレビをつけていたらドラマが始まって、ちょっと見るつもりで見始めたら、面白くてとうとう最後まで見ちゃった。女性週刊誌だからあなたのことをチラッと思い出したけど、そのうち永作さんとあなたがダブって見えてきて……」だって。

 20代からのライター仲間のA子(61才)が「第1回から主人公が先輩と寝ちゃうっていうのもどうよ」ってメールしてくるから、「でも、昔はそんな人もいたじゃない。ほら、あの人とか、あの美人とか」と返すと、「思えばひどい職場ね」だって。そして、「でも不思議な熱気にあふれていて、そのぶん中毒性があって、なかなか足抜けできない職場なのも事実よね」ときた。ん~、なるほどたしかにその通り。

 私のシーンの収録後、永作さんにご挨拶したいと楽屋を訪ねようとしたら……感染対策なのね、ドアを開けっ放しにして、芳根さんとセリフ合わせをしていらしたの。

 その横顔は華やかな女優の顔でなく、真剣に丁寧にものづくりをしている人のそれ。とても声をかけられなかった。

 あのときのおふたりの顔を思い浮かべ、気がつくと正座をして毎週ドラマを見ている。

【プロフィール】
「オバ記者」こと野原広子/1957年、茨城県生まれ。空中ブランコ、富士登山など、体験取材を得意とする。

取材・文/野原広子 撮影/浅野 剛

※女性セブン2021年6月3日号

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キャバ嬢人気YouTuber逮捕 歌舞伎町の住人が驚かなかった理由

2021年5月26日 16:05 NEWSポストセブン

 有名人が逮捕されると「まさかあの人が」と言われることがほとんどだが、今回は違った。

 彼女を知る人たちは「ようやく逮捕か」と言いつつ、その行動力と胆力には舌を巻くと誰もが言った。

 ライターの森鷹久氏が、風営法違反容疑で逮捕された現役キャバクラ嬢で人気読者モデル「桜井野の花」はいったい、歌舞伎町という街でどんな存在として認知され、成功したと見られていたのかをレポートする。

 * * *
 新宿・歌舞伎町の人気キャバクラ店の経営者、桜井野の花こと渚りえ容疑者(32)が、無許可でキャバクラを営業したとして風営法違反の容疑で逮捕された。桜井といえば、SNSでよく話題になるだけでなく、かつては雑誌の人気読者モデルとして活躍したことでも知られている。まだ何者でもなかった時代の「彼女」を知る雑誌編集者が、当時を振り返る。

「彼女の存在を知ったのは10年以上も前。当時人気だった別のモデルの撮影に彼女が来ていたのです。いわゆる『ギャル』でしたが、顔も性格も、そして名前も、今とは全く違っていて、おとなしい印象を受けました」(雑誌編集者)

 トップ読者モデルの陰に隠れあまり目立たなかった桜井だが、その後の活躍はめざましいものがあった。

「キャバクラで働き始めるとキャバ嬢専門の雑誌にも登場するようになり、さらに自身がいじめを受けた過去、そして整形していることを告白。整形の様子を写真つきで更新していたSNSも一気に注目され、テレビ出演もこなす人気キャバ嬢、モデルになったのです」(雑誌編集者)


 紆余曲折を経て人気モデルになったまでは良かったが、すでに危うい兆候もあった。新宿・歌舞伎町の飲食店を経営する佐々木謙一さん(仮名・30代)が声をひそめて言う。

「彼女が働いていたお店は、業界内では『深夜店』と呼ばれる、営業は深夜一時までという決まりを守っていない店でした。そういう店で働いているとすぐに通報されたり目立ったりするため、雑誌に出るようなキャバの子が深夜店で働くことはなかったんですが、彼女は違った」(佐々木さん)

 風営法では、キャバクラやスナックなど接待を伴う飲食店の営業は深夜一時までと定められている。ところが、法律を無視して深夜営業する店は、歌舞伎町だけでなく全国の繁華街に存在するのが現実で、桜井が在籍していた店もその一つだったという。そういった店で働く者は、前述のとおり目立たぬようにするのが通例なのだが、にもかかわらず雑誌などへの露出に積極的で、関係者からは目立つ桜井を心配する声も上がっていた。だが、彼女はいつも「堂々としていた」という。

「違法な深夜店の多くは、本当にこっそりやっているんです。でも桜井さんの場合本当に堂々としていた。そんなにお金儲けしたいのかとあきれる一方、心臓に毛が生えているのではないかと、ある意味で彼女を尊敬する業界人もいたほどです」(佐々木さん)


 一介の読者モデルから、かなり強引な方法とはいえ、一気にスターへの階段を駆け上がったようにも見えた。注目を集めるための自己プロデュースに熱心で、整形手術後の腫れ上がった顔の写真をSNSに上げるなど、刺激的すぎる桜井の「情報発信」は耳目を集めることになり、ついには「キャバクラ経営者」として、ビジネスの世界にも参入する。そしてそこでも、きな臭い噂が業界を巡っていた。

「桜井さんがキャバクラの経営者になったという話が流れましたが、新規で法人を立ち上げ店をオープンする、というのはそんなに簡単ではない。まして(深夜店として営業という)違法行為を堂々と行っている桜井さんですから、なんかおかしいよね、と話していました」(佐々木さん)

 違法な営業を堂々と行っている人間が、適法の証である営業許可を持つ法人をどうやって起業したのだろうかと誰もが思っていたのだ。実際、佐々木さんたち業界人の予感していたようにキャバクラの「無許可営業」で桜井が逮捕されたとき、そのからくりの一端が垣間見えた。

 桜井は、風営法に則った既存店の運営法人を買収する形で、ビジネスに参入していたのだ。買収した法人の代表には第三者をたて、自身は実質的経営者として、その背後で従業員や役員に指示を送っていたと見られている。他にも、いわゆる「名義の貸し借り」を行っていたのではないかとささやかれている。

 それにしても、どんな人が代わりの代表を引き受けたり、名義の貸し借りに応じていたのだろうか。

「桜井さんの店は、風営法なんかお構いなしでしたからね。そんな違法店の運営に関わりたい人なんていません。協力者もそれなりにいたようですが、やっぱり余りに強引すぎて、人が離れていくようなことも珍しくはありませんでした」(佐々木さん)

 強引な営業のひとつとして、コロナ禍以降も、かなり堂々と店舗営業を続けていたことがあげられる。世間からのバッシングを避けるために、営業をしても看板に明かりをともさず、常連にだけ個別に連絡してこっそり営業する闇営業スタイルが多かったのに対し、桜井の店は煌々と明るく看板や照明をつけ以前と変わらぬ賑やかな店先のままだった。同じく新宿・歌舞伎町の有名店に勤務する現役ホストが打ち明ける。

「一年ほど前、ホストクラブやキャバクラで感染者がたくさん出て、マスコミや役所、SNSで相当叩かれました。ほとんどの店はそこから営業を自粛したり営業時間を短縮したりしましたが、桜井さんの店だけは別。一時期は週に何度も桜井さんの店に警察がやってきてました。さすがに逮捕されるだろうと見にいったんですが、警察は何もしないで帰るばかり。桜井さんはお金持ちだし、権力者と仲良くなって好き放題やっているのでは? なんて言う人もいるほどでした」(歌舞伎町の現役ホスト)

 しかし2021年2月、違法営業中の桜井の店を再び訪れた警察の様子は、それまでのものとは全く違っていたという。「また警察が来た、なんて眺めていたのですが、警察は斧や棒を持ってきて、扉をガンガン叩きはじめたんです。さすがにビビったのか、扉が開けられ、その直後に従業員数人が連れて行かれました。桜井さん本人はその場におらず逮捕を免れたそうです」(歌舞伎町の現役ホスト)

 そもそも、東京都はオリンピック直前ということで、夜の街への規制をさらに強化する可能性が高いと言われてきた。それゆえ、キャバクラ店などの「夜の店」の経営者は、出来るだけ目立つことのないよう、様々なことを自重してきたのだ。そんな中、桜井のあっけらかんとした強気の営業スタイルは歌舞伎町界隈でもかなり目立つものだった。その結果、警察が店に踏み込まれたわけだが、当の本人にとっては、街中の噂になったこの騒動も「どこ吹く風」状態だったと言われている。

「親しい人には『逮捕されるかも』とほのめかしていたようですが、反省してそう言っていたわけではないようです。あまりにあっさりした様子でいるから、同業者からは、あんなに堂々とやって逮捕されないなんてずるい、自分の店も同じように営業したいという声も上がるほどでした。そんな中での今回の逮捕劇。やっぱりね、というしかありません」(歌舞伎町の現役ホスト)

 業界関係者は、口を揃えて桜井の強引なビジネスの問題点を指摘している。実質的に桜井が経営していた店では、従業員への給与未払いなど多くのトラブルも起きていたとの証言も出てくるほどで、今回の逮捕を受けて次々と「余罪」があぶり出されるのではないかとも囁かれている。歌舞伎町で店を持つ多くの人が関心を持っている桜井と、彼女のビジネスなのだが、なぜそこまでして、金を稼ぐことにこだわったのか、周辺を取材しても明確な答えを持つ人物にはたどり着けなかった。

 いじめにあったり整形手術を受けた過去をつまびらかにし、同年代の女性をはじめ様々な年齢層のファンを獲得していた桜井。たとえ違法なことに手を染めていたとしても「成り上がり女性」が人気を集めるのは、そうでもしないと成功できないと感じている人が多いから、なのか。成功のためには多少の悪事を働いても許される、という風潮があることも否定は出来ないだろう。

 桜井を知る人の多くが、彼女は頭が切れるし、今回逮捕されたくらいで消えるようなタマではない、と言い切る。違法でもお構いなしに突進できるエネルギーによって、人気読者モデルでありインフルエンサーで居続けられたのかもしれないが、派手な言動だけで人の心をつなぎ止めることは出来ないことも、今回の件でいやと言うほど思い知ったはずだ。

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気象予報士・丸田絵里子さん 資格取得は「小4の教科書から始めた」

2021年5月26日 16:05 NEWSポストセブン

 傘を持っていくべきなのかが気になる梅雨の時期に欠かせないのが天気予報のチェック。素敵な笑顔でわかりやすく天気情報を伝える気象予報士たちは、どうやって資格を所得したのだろうか?

『朝生ワイド す・またん!』『おてんきシノビー』(読売テレビ)『TBS NEWS』(TBS)などに出演中の丸田絵里子さんは、気象予報士になって11年目を迎えた。

 * * *
 会社員時代に資格取得を目指し、まず気象予報士の参考書を読みましたが、専門用語が多すぎて(笑い)、小学4年の教科書を読み返すところから勉強を始めました。私自身、合格するまで苦労しましたから、視聴者の方々にいかにわかりやすく噛み砕いて伝えるかをいつも考えています。

 月~金は読売テレビの朝5時台からの生放送番組に出演しており、局入りは午前2時半。気象庁の天気図や雨雲レーダーを解析し、3時から打ち合わせに入ります。

 深夜に起床する生活のため、毎晩寝る前にストレッチをして入眠のリズムを作っています。夏に向けて紫外線が強くなります。「マスク焼け」にも注意し、紫外線対策をしっかりしてくださいね。


【プロフィール】
丸田絵里子(まるた・えりこ)/年齢非公表。富山県出身。駒澤大学短期部卒業。一般企業を経て、2010年に気象予報士の資格を取得。ラジオやテレビの出演解説や気象デスクを務め、情報番組『朝生ワイド す・またん!』(読売テレビ)などに出演中。

取材・文/上田千春 撮影/内海裕之

※週刊ポスト2021年6月4日号

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熊田曜子、YouTube更新も腕の「アザ」に心配の声 DV夫の素顔は?

2021年5月26日 16:05 NEWSポストセブン

 19万30件──これは内閣府が5月21日に発表した2020年度のDV相談件数の速報値だ。2019年度の11万9276件の実に1.66倍にものぼる。

 コロナ禍に伴う外出自粛や社会的ストレスが原因とみられており、家庭内暴力の急増は大きな社会問題だ。

 受けている本人がDVと気づかないことも多く、その件数はもっと多いとされる。その暗い影響を受けているのは有名人も同じなのか──。

 東京都港区の一等地に立つ高層マンション。家族5人が暮らす一室に熊田曜子(39才)の悲鳴が響いたのは、5月18日深夜のこと。熊田は自ら110番通報し、被害届を提出。暴行容疑で逮捕されたのは、熊田の夫だった。

「口論の末、夫が熊田さんの顔を平手で殴ったり、体を蹴ったりしたそうです。夫はほぼ事実関係を認め、送検後に釈放されましたが、熊田さんは被害届を取り下げず、いまは双方が弁護士を立てて話し合っています」(芸能関係者)

 事件後も熊田は“平静”を装い、23日には自身のYouTubeチャンネルに新しい動画をアップ。グラビアアイドル仲間の浜田翔子(35才)をモデルに「谷間作りの裏技」を披露した。

「SNSでもDVには一切触れていません。今後、裁判になることも考えて何も語らないのかもしれません」(熊田の知人)


 熊田は親友の紹介で、同い年の夫と知り合い、2012年4月に結婚。大手広告代理店勤務だった夫は、ハンカチ王子こと斎藤佑樹(32才)似のイケメンと報じられた。当時、熊田は雑誌のインタビューで夫についてこう語っている。

《今思うと、彼と毎日会ったり彼の家族や友達とも会ったりしたのはすごくよかった。というのも男性って、週に1回、私だけとのデートなら、どうにでもいい顔できるじゃないですか? でも毎日、しかも家族や友人も巻き込んでしまうと、すべてをさらけ出さざるを得ない》

 その後、3人の娘に恵まれ、夫婦生活は順風満帆のように見えたが、その間には熊田に不信感を抱かせるようなこともあった。結婚から2年後の2014年、夫は突然、旅行代理業などを行う会社を設立した。

「旦那さんは広告代理店を辞めたことを伝えていなかったんです。熊田さんは“いつの間にか辞めていた。どうやったら給料の額を教えてもらえるのかな”とこぼしていました」(前出・芸能関係者)

 2019年6月にはSNSに《朝起きて一番にする家事が一口も食べてもらえなかったご飯の処理。食べるって言ったのに。このパターンもう100回は経験してるけどかなりのダメージ》と綴り、「モラハラではないか」と話題を呼んだ。その頃に出演した『ノンストップ!』(フジテレビ系)でも、熊田は、夫が夕食は食べないのに「ゴミ箱見たらカップラーメンのパックがあった」と告白していた。


「熊田さんは旦那さんのことを『感情が一定で、何を言ってもビックリしない人』と話していましたが、そういう人ほど爆発すると怖いのかも」(前出・熊田の知人)

 すべてをさらけ出していたはずの夫の素顔は、別のものだったのか──。

 熊田は25日、自身のYouTubeを更新。友人で妊娠中のグラドル・浜田翔子と不妊治療や流産について語る内容で、事件については触れなかったが、このとき、熊田の右腕の一部に薄いアザのような箇所があり、ファンから心配する声が上がった。

※女性セブン2021年6月10日号

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【書評】『恋する日本史』不義密通が美化される文化の名残は現代にも

2021年5月26日 16:05 NEWSポストセブン

【書評】『恋する日本史』「日本歴史」編集委員会・編/吉川弘文館/2200円

【評者】山内昌之(神田外語大学客員教授)

 山県有朋らは江戸占領後に新吉原で遊んだ時、野暮なことに、彰義隊贔屓の芸者といざこざを起こした。新政府軍を嫌い旧幕府や彰義隊の男たちを好いた江戸の遊女や芸者の気っぷは今に語り継がれている。箱石大氏の「勤王芸者と徳川贔屓の花魁」は、22の論文全体の魅力を代弁する佳品である。

 本書を読めば、現代風に言うと、恋と不倫はぎりぎりで重なることに気がつく。不義密通が王朝文学として美化されるのは、日本の宮廷公家社会に独特の文化であり、現代社会にもその名ごりがみられなくもない。江戸時代に入っても幕府の厳しい禁裏統制をかわして密通は絶えなかった。

 松澤克行氏が紹介するのは、明和二年(一七六五)の有栖川宮家で発覚した15歳の近習と40歳を越えた女房・花小路との密通である。

 これほど年の差を忘れた密事も珍しい。一度追放されて常磐木と改名した女は、3か月ほどで病気がちの宮の看護で召し戻され、玉野井、ついで菖蒲小路と名乗って再勤した。しかし2年たつと花小路は一回り年下の筆頭諸大夫と関係を持ち、また外に出される。驚くのは、4か月後にまた京都に戻り、まもなく宮のもとに帰ることだ。性懲りがないのである。

 花小路を戻したのは、彼女と宮との間にできた親王と女王の意志による。母がいないと父が可哀そうだという親孝行は見上げたものだ。家臣と不義を重ねた母への情を父の面子よりも重視したわけだ。


 花小路の密通は、この2回だけでなく、他にも4、5回あったというから、恋多き女というにふさわしい。しかし有栖川宮はあくまでも偉いのだ。自分が恋している女なのだから、中のことは好きにさせてくれと言わんばかりに、仕える諸大夫ら家臣が花小路排斥を宮に迫っても、彼らを「敵」呼ばわりして受け入れない。

 寸時も彼女と離れたくなく、57歳で死ぬまで恋をしおおせた。花小路は仏門に入って93歳の天寿をまっとうした。ひたすら宮の菩提を弔ったのか、新しい出入があったのかまでは、松澤氏も書いていない。

※週刊ポスト2021年6月4日号

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cat_1_issue_oa-newspostseven oa-newspostseven_0_m36xtmpthm29_真実を見てメイクできる! 大人の必須アイテム・等倍&10倍セット鏡 m36xtmpthm29 m36xtmpthm29 真実を見てメイクできる! 大人の必須アイテム・等倍&10倍セット鏡 oa-newspostseven 0

真実を見てメイクできる! 大人の必須アイテム・等倍&10倍セット鏡

2021年5月26日 16:05 NEWSポストセブン

 ヘア&メイクアップアーティスト山本浩未さんが、オトナのための美容情報を紹介。今回は、拡大鏡を使ってメイクのアラをチェックする重要性を紹介します。

 * * *
 大人がうまくメイクできない理由の1つが、「よく見えてない」から。たとえば、大人に大切な清潔感の大敵になるムラやヨレ、メイクの溜まりを見逃してしまうのも、よく見えてないからなんです。

 ちゃんと見るためにいつも私が言っているのが、拡大鏡を使うこと! なかでも断然10倍鏡がおすすめです。もちろんメイクするときは、普通の鏡と10倍鏡の2つが必要。私は10年以上愛用する、2つがセットになった手のひらサイズのお気に入りがあるのですが、2年ほど前に製造中止になってしまったの(涙)。

 周りからも「あれ欲しい!」という声が多くて、同じようなものを探していたところ、とうとうよいものが見つかりました! 

 KOBAKOの『コスメティックミラー』は、普通の鏡と10倍鏡がセットになっていて、しかもLEDライトが付いてるの。この「女優ライト」の効果で、女優みたいに目の中にキラキラのお星様ができるんです(笑い)。


 この鏡、以前から人気でしたが、リニューアルして表面がマットな材質になったことで指紋などの汚れがつきにくくなったし、手触りもやわらかくなったので、「これなら皆さんにおすすめできる!」と思って今回ご紹介しました。

 使い方のコツは、細かい部分は10倍、全体を見るときは普通の鏡と使い分けること。たとえば眉を描くときは、始めに普通の鏡で見ながら背骨となる中心のラインを決めたら10倍鏡を見ながら上下を肉付けし、途中は普通の鏡で全体のバランスチェックという具合。

 仕上げに10倍鏡で、眉尻が2本線になってないか、マスカラが変なところについてないか、口紅のラインははみ出てないかを確認。こういうところに清潔感が表れるんですよ!

「10倍鏡を見るとしわやシミがはっきり見えるからイヤ!」という声も聞きますが、そんなの当たり前! その真実をしっかり見てメイクすることが、キレイの近道なんですよ!

【プロフィール】
山本浩未(やまもと・ひろみ)/ヘア&メイクアップアーティスト1964年生まれ。「今すぐ実践できる」を発信する、メイクの第一人者。

※女性セブン2021年6月3日号

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韓国ドラマ【恋愛モノ】ベスト4 賞総ナメの“愛憎ミステリー”など胸キュン作品

2021年5月26日 16:00 DIETポストセブン

 日本で2003 年から放送され社会現象となった『冬のソナタ』から始まり、『星から来たあなた』『雲が描いた月明かり』『太陽の末裔』『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』など、ラブロマンス作品に定評のある韓国ドラマ。

 そこで胸キュン必至の近年の「恋愛ドラマ・ベスト4」を、韓国コラムニストの児玉愛子さんに聞きました。

◆4位『ミスター・サンシャイン』

身分の違う2人が運命に翻弄


 朝鮮の貴族の下で働く奴婢の両親のもとに生まれたチェ・ユジン(イ・ビョンホン)は、1871年に勃発した辛未洋擾(しんみようじよう)の混乱の中で軍艦に一人乗船し、その後、米軍海兵隊の大佐となる。朝鮮に駐在していたユジンは、祖国を守るため戦う令嬢コ・エシン(キム・テリ)と出会い、運命が大きく変わっていく。

●制作費19億円の大作

「韓流ブームが日本に上陸した頃からずっと韓国エンタメを牽引しているイ・ビョンホン主演のドラマ。序盤、時代背景や人物設定を把握するまでに時間がかかりますが、制作費200億ウォン(約19億円)の大作ドラマで、そのスケールはまるで24本の映画を見ているかのようです。

 時代は朝鮮王朝の末期で、イ・ビョンホンは奴婢出身という役柄。渡米して生まれ変わるが、再び朝鮮の地を踏み、名門家のお嬢様と出会う。やがて2人は運命に翻弄されていきます。近代化に向けて突き進んでいた朝鮮ですが、それでも両班(当時の貴族)の娘と奴婢との身分違いの恋は許されません。

 日本の植民地でもあった激動の時代、イ・ビョンホンがどのようにして愛する人への思いを貫くのか必見です」(児玉さん・以下同)


◆3位『マイ・ディア・ミスター ~私のおじさん~』

不遇な人生のヒロインが年上男性と恋に


 契約社員のイ・ジアン(IU/アイユー)は金のために、建設会社で働くドンフン(イ・ソンギュン)を陥れようと近づいた。しかし、ドンフンの優しさに触れて心が変化していく。

●家族の強い絆や人々の情も

「序盤の4話が絶望的に暗いのですが、まさに韓国社会をリアルに描いています。映画『パラサイト 半地下の家族』で金持ちのIT企業社長を演じたイ・ソンギュンが、ここでは憂鬱なサラリーマンを演じています。

 そんな冴えない“おじさん”上司に惹かれていくヒロインを歌手で女優のIUが熱演。この世の不幸をすべて背負っているかのような不遇な人生のヒロインが、冴えないが心優しい年上の男性に惹かれていく様子は誰もが共感できるのでは。

 ドラマを見ていると韓国社会で生き抜くことの大変さを感じる一方、家族の強い絆や人々の情に救われます。純粋なラブストーリーでないものの、古き良き時代の韓国ドラマの雰囲気も残っていて心温まる。放送終了後に出演者がさまざまな賞を獲得するなど、高い評価も得ました」


◆2位『ミスティ~愛の真実~』

目まぐるしく展開する“愛憎ミステリー”


 人気キャスターのコ・ヘラン(キム・ナムジュ)は、後輩にメインキャスターの座を譲るよう上層部から迫られていた。その座を守ろうと、ヘランは世界的ゴルファー、ケビン・リー(コ・ジュン)の独占取材を宣言する。ケビン・リーに会いに行くと、彼はかつて自分が捨てた恋人だった――。

 先の読めないドラマの展開に視聴者を熱狂させ、百想芸術大賞を筆頭に、各アワードで6冠に輝いている。

●ヒロインを弁護士の夫が救おうとするが…

「韓国のケーブルTVで放送され、ヒットした“男と女の愛憎ミステリー”です。主要アワードで次々と賞を獲得して話題になりました。家庭を犠牲にし、トップキャスターとなって地位も名声も手に入れたヒロイン。そんな彼女がかつての恋人と再会したことから運命の歯車が狂い出します。

 事件に巻き込まれたヒロインを弁護士の夫が救おうとするが、状況は二転三転。男たちの愛と、女たちの嫉妬が入り乱れる中、思いがけない真実にたどり着きます。主演はキム・ナムジュとチ・ジニ(夫役)といった渋いキャスティングですが、この緊張感あふれるストーリー展開は熟練した俳優陣だからこそ楽しめる。

 ラストは賛否両論でしたが、この物語には合っていました。夫の深い愛情がとにかく切ない」


◆1位『愛の不時着』

大ヒット“現代版ロミジュリ”


 パラグライディング中に突風のため軍事境界線を越えて北朝鮮に不時着してしまった韓国の財閥令嬢ユン・セリ(ソン・イェジン)は、北朝鮮の堅物の将校リ・ジョンヒョク(ヒョンビン)に出会う。セリは身分を隠してジョンヒョクの家で暮らすうち、禁断の愛が芽生える。

●愛する女性を命がけで守る姿にキュン

「言うまでもなく、昨年、日本を席巻した大ヒットドラマです。5月現在もNetflixの”今日のTOP10”(日本)にランクインしています。韓国では人気脚本家の作品という点に加え、好感度の高いヒョンビンとソン・イェジンが主演し、しかも韓国人女性と北朝鮮の兵士という国家をまたいだ壮大なスケールのラブストーリーが話題に。

 突拍子もない設定ですが、まさに“現代版ロミジュリ”。到底、結ばれるはずのない2人の恋の行方には韓国人のみならず、日本人も夢中になりました。

 北朝鮮人のキャラクターが個性的で面白く、悲観的になりがちなストーリーの至るところに笑いが散りばめられています。何よりも、愛する女性を命がけで守ろうとするヒョンビンの姿にキュンとする」


教えてくれたのは:韓国コラムニスト・児玉愛子さん

東京都出身。日本人の韓国コラムニスト。韓流エンタメ誌、ガイドブック等の企画、取材、執筆を行う韓国ウォッチャー。メディアで韓国映画を紹介するほか、日韓関係のコラムを寄稿。

取材・文/小山内麗香

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「五輪中止を求める」朝日新聞の社説に「3つの疑問」あり

2021年5月26日 13:35 NEWSポストセブン

 5月26日午前中、Twitterのトレンドワードランキングで、一時「#東京五輪中止」が1位に躍り出た。同日、朝日新聞が掲げた「夏の東京五輪 中止の決断を首相に求める」という社説が話題になったものだ。

 もう何か月も前から国民世論は7割、8割が今夏のオリンピック開催に反対していたのだから、いまさら、ようやく、という印象は拭えないが、それでも日本を代表する“クオリティ・ペーパー”がはっきりと「中止を求める」と主張したことのインパクトは大きかった。


 ただし、個々のツイートを見ると、必ずしも「よくぞ言った!」という賞賛ばかりではない。むしろ、朝日新聞に対する不信感を表明するユーザーが多いのだ。

 実は、その2日前に発売された『週刊ポスト』で、「『東京五輪は開催か中止か』公式スポンサー71社の回答」と題する特集記事が掲載された。さらにNEWSポストセブンでは、それに先立つ5月22日に、「五輪スポンサーに雁首揃える大新聞6社に『開催賛成か』直撃」という記事を掲載していた。

 朝日新聞社をはじめ、読売新聞グループ本社、毎日新聞社、日本経済新聞社、産業経済新聞社、北海道新聞社という5大全国紙を含む6社は東京五輪のスポンサーになっている。これは五輪の歴史でも異例のことだ。五輪の開催是非や開催方法について検証・報道すべきメディア企業はスポンサーにはならないのが原則であり、これまでの大会では、1社がスポンサーになればライバル他社は外れ、運営をチェックする立場に回るのが暗黙のルールだった。

 この「五輪大政翼賛会」があるから、政府と組織委員会は国民の反対を押し切って強行開催に突き進んでいるのではないか、と疑問を呈したのが週刊ポストだった。しかし、朝日、日経、産経、北海道は回答を拒否し、読売と毎日も、「安全が大事」「医療体制が大事」などと、当たり障りのない答えを返しただけだった。当然、編集部とネット上には、新聞各社に対する怒りの声が多数寄せられた。

 朝日がポストの報道を見て慌てて社説を出したかどうかは定かでないが、このタイミングで社説を出すなら、アリバイ程度の内容では済まされない。なぜ今のタイミングでそう主張するのか、一般読者にもわかるように社の立場を明らかにするものでなければならないはずだ。朝日はどう書いたのか。

<この夏にその東京で五輪・パラリンピックを開くことが理にかなうとはとても思えない。人々の当然の疑問や懸念に向き合おうとせず、突き進む政府、都、五輪関係者らに対する不信と反発は広がるばかりだ>

 その通りだと思う一方、それならなぜ朝日はこれまで、「人々の当然の疑問や懸念」に向き合ってこなかったのか。この社説には3つの疑問が残る。


 第一に、朝日新聞社が五輪スポンサーになっていることを述べていない。朝日は「オフィシャルパートナー」契約を結び、約60億円という多額の協賛金を払って五輪を後押ししてきた。その立場を明らかにしたうえで中止を求めるなら読者も納得しやすいが、そこに触れないままでは卑怯な印象が拭えない。また、社として中止を求めるというなら、仮に中止になった場合に協賛金の返還は求めないという意見もあわせて表明すべきなのではないか。

 第二に、すでに述べたように「なぜ今この社説を出すのか」の説明がない。スポンサーになったことで必要な報道が自粛されてきたのではないかという疑問は多くの読者・国民が抱いている。その通りなら自己検証があってしかるべきだし、そうでないなら本当の理由を明らかにすべきだ。<社会に分断を残し、万人に祝福されない祭典を強行したとき、何を得て、何を失うのか。首相はよくよく考えねばならない>とまで言うなら、自分たちはなぜこれまではっきりと「中止すべき」と言わずにきたのか説明するのが筋だろう。

 第三に、五輪と同時期に朝日新聞社が主催する夏の甲子園についての言及がない。<十全ではないとわかっているのに踏み切って問題が起きたら、誰が責任をとるのか、とれるのか。『賭け』は許されないと知るべきだ>というのだから、当然、夏の甲子園も「賭け」はできないはずだ。社説では他の大会と比較して<五輪は規模がまるで違う>と書いているが、まさかその理屈で「甲子園はOK」と言うつもりではないだろう。

 朝日新聞社内には、五輪スポンサーとして職務にあたる社員もいる。甲子園担当もいる。そのなかで難しい判断と社内調整をして社説を書いたことは想像に難くないが、だからといって書くべきことを書かず、避けてはいけない問題を避けていては「社」説とは呼べないし、読者・国民のメディアに対する<不信と反発は広がるばかり>だろう。今後、朝日が紙面でジャーナリズムの覚悟と本領を見せてくれることに期待したい。

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そうか、新垣結衣はここに惚れたのか 星野源“和顔愛語会見”120秒

2021年5月26日 12:00 NEWSポストセブン

 5月25日深夜、東京・ニッポン放送は異様な緊張感に包まれていた。張り詰めた空気を一変させたのが、星野源(40)の笑顔と柔らかい言葉の数々だった。

 星野が新垣結衣(32)との電撃結婚を発表したのは5月19日。この日は、ラジオの生放送に出演する星野が、結婚後初めて公の場に出るということで、ラジオ局には50人以上の報道陣が駆けつけた。

「コロナ禍での取材なので、密を避けるため、各社人数を制限していたはず。それでもかなりの人数が集まっていた。星野さんが対応する場所はラジオ局の車寄せ。密室ではありませんが、独特な緊張感が漂っていましたね」(スポーツ紙記者)

 だが、星野が乗った車がラジオ局に入り、本人が柔和な笑顔と腰を低くかがめながら報道陣の前に姿を現すと、ピリピリとした空気が消え去った。


 以下、会見の全文だ。

星野:わぁ、すごい。すみません……すごい。わーすごい。

記者:星野さん、おめでとうございます。

星野:お忙しい中、来ていただきありがとうございます。すみません、ありがとうございます。うわー、こんな(報道陣の)数は、見たことないです(笑い)。


記者:結婚発表から一週間が経ちましたけども、今の心境はいかがですか?

星野:いろんなお世話になった方に連絡をさせていただいたりとか、あとは本当にたくさんの方からメッセージをいただきまして、返信をしていたら、あっという間に一週間経ってしまったっていう感じで。やっと今日、ちょっと落ち着いた感じで、少しほっとしております。

記者:新婚の実感は湧いてきましたか?

星野:そうですね。あのー、まだ一緒に住めてはいないので、あれなんですけども。たくさんの方に祝っていただいて、ちょっとずつ、だんだん実感が湧いてきました。


記者:同居のスタートと婚姻届けの提出はいつ頃を予定していますか?

星野:実はまだ全然決められてなくてですね。まだまだ自分もお仕事でちょうどシングルが出たりだとか、バタバタしていますので。ちょっと落ち着いたら時期をみて、いろいろと始めていきたいと思います。

記者:ところでお互いをなんて呼び合っていますか?

星野:あっ、やっぱその質問ありますよね(笑い)。……あ、今日のラジオで言っていいですか?(笑い)。でも、普通ではあるのですが。

記者:プロポーズの言葉はなんて言葉で?

星野:……あ、きょうのラジオで(笑い)。とても普通です。あの『結婚してください』という言葉でした。


──ここで星野のスタッフから終了の声が入ったが、星野は話を続けた。

星野:皆さん、わざわざ来ていただいたのでお礼で、いちおう「ペッコリTシャツ」着てきましたんで。これがぺっこりということで。皆さん、ありがとうございました。本当にありがとうございます。


 時間にしてわずか2分の会見だったが、最後まで低姿勢で、ユーモアのあるTシャツまで“仕込んで”きた星野。取材をしたあるカメラマンは、「近年は、芸能人の結婚会見は減っていた。SNSやホームページがあるのでそこで発表すればいいし、聞かれたくない質問に答えなくても良いというメリットがある。そんな中でも、あえてマスコミ対応をした星野さんには胆力を感じますね」と話す。

 仏教の教えに「和顔愛語」という言葉がある。人間関係において、おだかやな表情(和顔)と優しい言葉(愛語)で人に接することが寛容という意味を持つが、星野の対応はまさにこの言葉通り。なるほど、新垣が好きになるのも無理はない。

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