「原作が読みたくなった。」映画を観たら小説を読む?実写化されたオススメ作品3選

映画を観た後に、小説(原作)を読む。それで筆者は読書が好きになりました。映画から小説の順だと、物語を頭の中でイメージしやすくなるんです。今回は、実写化されたオススメ作品『幕が上がる』、『サバイバルファミリー』、『ユリゴコロ』を紹介します。映画も小説も、どっちも好きになるかも!

更新 2018.09.21 公開日 2018.09.21

映画は好き。

映画は好き。

映画は好きでよく観るけど、小説はどうしても活字が苦手で…!
なんて人にオススメしたいのは、映画の後に小説(原作)を読むこと!
筆者も中学生の時、どうしても活字に拒否反応が出ていて読書はあんまりしませんでした。
だけど、当時観た映画があまりにも面白くって、原作も読んでみたら今までの拒否反応が嘘のように頭の中に物語が入ってきたのです!
そこから、小説を楽しく読むにはその場面の状況をイメージするといいんだ!ということに気づき、読書が好きになりました。

映画の後に原作を読むメリット

映画の後に原作を読むメリット

映画の後に、原作を読むメリットを紹介します。
まず、映画の後に原作を読むと、頭の中でその場面の状況をイメージしやすいです。
文字だけじゃちょっと想像しにくい場面も、映像を観た後なら想像しやすくなります!

また、映画と原作での“違い”を見つけるのも、楽しいですよ。
映画はだいたい2時間弱の中に物語がギュギュっと収められているので、どうしても描けない部分が出てきてしまいます。
そういった映画では描けなかった部分も小説の中で出合えるのでオススメです。

幕が上がる

幕が上がる

〈 演劇部 〉ってなかなかスポットライトを浴びづらい。
だけど、この作品はそんな演劇部の中身を丁寧に描いています。
演劇部だった人も、そうじゃない人も。青春中の人も、そうじゃない人も。
何かに夢中になってたあの日々。もう戻れない、あの日々。

Story

Story

“ 高校演劇 ”で全国へ―――――?!

地区大会突破も難しい、弱小演劇部が全国大会を目指す青春物語。
部長のさおり、お嬢様気質なユッコ、お調子者のがるる、後輩の明美ちゃん。
個性豊かな演劇部員が出会ったのは、かつて「学生演劇の女王」と呼ばれた教師の吉岡先生と全国大会にも出場する演劇部強豪校からの転校生、中西さん。
吉岡先生と中西さんを加えた演劇部は、『銀河鉄道の夜』を演目にし、全国大会への切符を手に入れるべく奮闘する―――。

映画『幕が上がる』

2015年に公開された作品。
監督は、『踊る大捜査線』の人気シリーズを手掛けた本広克行さん。
全国大会を目指し、高校演劇に打ち込む演劇部員たちを描いた青春映画です。
ももいろクローバーZのメンバーが本格的に“女優”としてお芝居に挑戦し、話題に。
第39回アカデミー賞 話題賞などを受賞しました。

幕が上がる [DVD]

¥3,350

ももいろクローバーZの本気の芝居に注目です。
ただのアイドル映画じゃありません!

演劇部員役には芳根京子さんや吉岡里帆さんら若手女優も出演しています。

小説『幕が上がる』

2012年、講談社から発売された平田オリザ『幕が上がる』。
劇作家や演出家を務める作者の平田オリザが手掛けた初の小説です。
読む度きっと自分の青春時代を懐かしく思うはず。
そして、いつのまにか演劇に打ち込む彼女たちを応援し、その想いに涙します。

幕が上がる

¥745

《平田オリザ(著)/講談社文庫》
あの頃の“青春”が詰まってる。
高校生ならではの悩み(恋、進路、親への葛藤など)がリアルに描かれています。

銀河鉄道の夜

¥288

《宮沢賢治(著)/角川春樹文庫》
『幕が上がる』の中で演劇部が演目として選ぶ『銀河鉄道の夜』。
作品は有名だけど、物語の中身ってあんまり知らないことも。
『幕が上がる』を読み終わったら、是非こちらも読んでみてください。

サバイバルファミリー

サバイバルファミリー

電気も水道もガスも使えなくなった、世界。
そんな不自由すぎる環境に陥ったら、自分は一体どうするだろう。
普段は大事なお金だって何の役にも立たなくなる。
いつ何が起こるかわからないからこそ、準備が必要なんです。
生きるために、どう過ごすか。改めて考えさせられます。

Story

Story

―――自分だったら、どうする?

ある日、電気・水道・ガスが生活の中から消えた。それでも日常は続いていくのに。
電車も飛行機も動かない、スーパーの食べ物ももうすっからかん。
そんな日々から抜け出すべく、妻の実家がある鹿児島に自転車で向かう鈴木家。
そこから始まる、過酷なサバイバル生活に目が離せない!!!

映画『サバイバルファミリー』

映画『サバイバルファミリー』

2017年に公開された作品。
監督は、『ウォーターボーイズ』など人気作品を手掛ける矢口史靖さんです。
小日向文世さん、深津絵里さん、泉澤祐希さん、葵わかなさんら4人が演じる家族の形にも注目。
CGなしのリアリティー溢れる作品にハラハラドキドキします。

サバイバルファミリー DVD

¥2,873

頼りないお父さん、おっとりしたお母さん、スマホを手放さない息子、お洒落に敏感な娘。
バラッバラだった家族が、過酷なサバイバル生活の中で次第にひとつになっていきます。

小説『サバイバルファミリー』

2016年に集英社から出版されました。
映画を手掛けた矢口史靖さんが書き下ろした原作です。
ありえないようでありえそうな出来事にどんどん夢中になること間違いなし!

いつ大災害が起きても家族で生き延びる

¥1,404

《小川光一(著)/ワニブックス》
「もしも」の時に備えて、家族で考えたい災害のこと。
災害から自分や家族を守る時の知識は、頭の中に入れておきたいですよね。

サバイバルファミリー

¥1,080

《矢口史靖(著)/集英社》
サバイバル生活を経た家族の変化にもよ~く注目してみてください。
黄色い表紙が目印です。

ユリゴコロ

ユリゴコロ

「ユリゴコロ」とは、心の拠り所のこと。
それがあるだけで頑張れるような、そんなあたたかいもの。
家族だったり、恋人だったり、楽しい思い出だったり。
だけど、この物語の主人公は周りとちょっと違っていたから。
人の「死」を拠り所にしてしまった悲しい殺人鬼の過去。

Story

Story

―――あなたのユリゴコロは?

亮介の婚約者が突然、姿を消した。
幸せだったはずの日々が絶望に変わっていった頃、亮介は実家の押し入れでノートを見つける。
そのノートの名前は『ユリゴコロ』、殺人鬼・美紗子の手記であった。
そこに綴られていた美紗子の悲しい記憶に亮介は次第に惹き付けられていく。

映画『ユリゴコロ』

映画『ユリゴコロ』

2017年に公開された映画。
監督は、『君に届け』などのヒット映画を手掛ける熊澤尚人さん。
主演の吉高由里子さんをはじめ、松坂桃李さん、松山ケンイチさんら豪華な俳優陣が魅力的です。

小説『ユリゴコロ』

ユリゴコロ

¥3,163

人を殺めることが心の拠り所になっていた美紗子。
そんな彼女と出会う洋介と彼女のノート『ユリゴコロ』を見つけた亮介。
残酷な運命が3人を揺るがします。

『彼女がその名を知らない鳥たち』などの話題作を手掛ける沼田まほかるさんが2011年に双葉社から出版した作品。ミステリー小説です。
本屋大賞にノミネートされるなどの評価されています。
読めばあなたも『ユリゴコロ』という名のノートに翻弄されるはず。

ユリゴコロ

¥689

《沼田まほかる(著)/双葉社》
生々しい内容の『ユリゴコロ』のノート。
筆者はページをめくる度、ゾクゾクが止まりませんでした。

コミック版 ユリゴコロ(上)

¥702

《亜月亮(作画)/沼田まほかる(原作)/双葉社》
『ユリゴコロ』の漫画版です。
小説とは違う、視覚から入ってくる恐怖に思わず身震いしてしまうかも。

小説も、面白い!

小説も、面白い!

映画はもちろん、小説も面白い。
いろんな作品に触れることで、広がる世界がきっとあります。

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