今回は、とても悲しくて残念なお知らせをしなくてはなりません。

いつもこのブログでも大人気だったラッコのトニー（２０歳）が、１２月１日１３時３０分に息を引き取りました。

先月からちょっと食欲が落ちたものの、まだまだ元気だったトニー。それだけに、あまりに突然の死に、私たちスタッフもちょっと呆然としている状態です。

ただし、最後をみてくださった獣医の先生の言葉によると「お年寄りなのによく頑張りましたよ」とのこと。

おじいちゃんになってもお客様だけでなくスタッフまで笑顔にしてくれたトニーには、心から「ありがとう」を言いたいです。

生き物と接する仕事をしていると、「死」に直面することは避けられません。

でも、一緒に過ごした時間が長いトニーの死は、やっぱり格別に悲しく、つらいものです。

しかし、トニーの最後の顔はあまりにも穏やかで、まるで眠っているよう。

「トニー」と呼べば「ふん？」といつもの顔で起き上がってくるのではないかと思うほどでした。

きっと、充分に頑張って生きていたのだと思います。

そんなトニーの死を絶対に無駄にしないよう、私たちも彼の最後について十分に検証し、今後の糧としていかねばなりません。

トニー、今まで本当にお疲れ様でした。本当にありがとう。

 

これで、当館でのラッコ展示は「カンナ」１頭となってしまいました。

さみしくなってしまったカンナのためにも、ぜひ温かいご声援をお願いいたします。