人気アニメ「進撃の巨人」などを手掛けた制作会社「ウィットスタジオ」(東京都武蔵野市)に放火予告などを行ったとして、職業不詳の25歳の女が威力業務妨害容疑で逮捕されたことを受け、同社が経緯を説明した。
同社は28日、公式サイトで「今般、当社に対する放火予告等を行った被疑者が逮捕されました」と報告。「当社は、直接又は間接を問わず、業務上、当該被疑者と一切関わりございません」とした上で、「当社は、2018年ころ以降、当該被疑者の当社に対する不当要求に対し、弁護士に依頼し、民事による対応を行って参りました。然るに、近時、当該被疑者の当社に対する連絡の内容及び頻度が過大となり、遂には当社に対して期日を定めた放火予告に至ったため、止むなく警察への通報を行ったものです」と説明した。
続けて「映像作品の制作スタジオとして、当社及び当社スタッフによる作品等へのご意見、ご感想を歓迎しており、肯定的か否定的かに関わらず、いずれも真摯に受け止めております。しかしながら、何ら正当な理由のない不当要求、明白な名誉毀損、脅迫、放火予告等に対しては、当社及び当社スタッフによる表現の自由、ひいては当社スタッフの生命、身体及び財産を守るため、警察への通報その他法的措置をためらわず、毅然とした対応を行って参ります」とした。