そろばんを始めるとき、正直
長女のほうは、遅すぎるのかと考えたりし
たものだ。すると先生が
「始めたいと思ったときが、はじめ時ですよ」
とおっしゃった。その通りだった。長女は
お姉ちゃんのプライドで、次女は負けず嫌い
の意地で、競い合って頑張っている。昨日は
学校が終わってから1時間半、夕飯を食べに
一回自宅に戻り、またそろばん教室へ。
この調子で週六日、そろばんを頑張っている。
つくづく思うのは
「早期教育なんかしないで、母娘でベタベタ
しながら遊んでいればよかった」
ということ。2歳からピアノやバレエやら
中国語やらやらせたけど。早すぎたなあ
と今反省。子どもには伸びる時期、適切な時期が
ある。そろばんをもっと幼い時期にはじめて
いたら、こうはなっていない。子どものやる気
がないところを、親が機嫌とって通わせても
親の気力が尽きたところで終わりだ。子どもの
ほうはそろばん嫌いになっていたかもね。
長女をそろばん教室に送りながら、
「ママさ~昔の自分に教えられるなら、教え
たいよ。小さい長女ちゃんにあれこれお稽古
ごとさせるんじゃなくて、いっぱい遊んですごし
なさいって。」
としみじみ語りかけたら
「怒らないで聞いてくれる?わたし、バレエ嫌
だった」
とカミングアウトされ、苦笑。そして
「じゃあ昔のママに教えてあげないとね。子ども
2人産んだら、すぐに離婚しなさいってさ」
再び苦笑。
でも私の方は、元夫のことを思い出すことがほ
とんどなくなっており、思い出したとしても
怒りや悲しみの感情が湧くこともなく、
「終わったこと」になっている。
今私が婚活を頑張っているのは、未来をもう一度
つくるためだ。
元夫が壊していった未来予想図は
診療所の借金返し終わったら
子どもが高校生になって教育費がかかる時期を迎え
子どもが自立したころには夫が定年を迎える。
そのころには貯えがいくらいくらできていて
診療所の患者さんもそこそこついている。
夫婦二人で働けるだけ働き、たまには旅行や趣味を
愉しみながら、穏やかに老後を過ごす
というものだった。元夫が逮捕されたとき
この未来予想図が一瞬にして崩れ去ったことに
は、耐えがたい衝撃と絶望を感じたものだ。
だけど人間には「時間薬」というものがある。
失われた未来は、もう一度つくればいい。
婚活は、未来を一緒につくっていけるパートナー
探しなんだと思う。では今日も頑張ります♪
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加納みよ
2021-05-28 04:55:47
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