色々な事情が重なり使えるようにしないといけなくなった機材。今回はBEHRINGERのMX802Aというアナログミキサーだ。引き取るに至った経緯は話せば長くなるので短く話すと、知り合いが捨てるというので引き取ってきた、そしてこいつを使えるようにしてとある現場の常設機材として使用する、という感じか。
(恐らくかなり)古い型なのに今更記事を上げたのは、同じ問題で困っている人が多そうなためだ。中古でも未だに多く流通しているし書いておいて損はないだろう。
MX802Aというミキサーについて
このミキサーはBEHRINGERで現在主力のXENYXシリーズではなく、EURORACKシリーズに属するアナログミキサーで、一体何時ごろから何時ごろまで販売されていたものなのか全く分からない。というか詳細な仕様がわからない。そもそも私は音響屋ではないから分かったところで何が出来るわけでもない..(苦笑)
そんなわからないことだらけのMX802A、ネットを漁って分かったことは入力が6チャンネルで内モノラルが4チャンネル、ステレオが2チャンネル入るという事くらいだ。現行機種で言うと仕様的に一番近いのはXENYX 1202だと思われるが、こちらはステレオ入力が4チャンネル入る。レベルメータは簡素だ。
BEHRINGERの中古ミキサー、電源アダプタが無い問題
本題に入ろう。今回一番問題なのは電源アダプタを前所有者がダメに(断線)していて捨てたという事だ。断線くらいなら私でも直せるが捨てられてしまったのなら無理だ。
情報収集すると意外と同じ機種の電源アダプタが無くて困っている人が多い。しかもオークションや中古で流通しているBEHRINGER製のミキサーに電源が付属していないものは多かった。音響業界の事情はよく分からないがそんなに紛失するものだろうか..
アダプタの型番は「MXJP2」、生産完了で代用品なし
色々調べると本来付属していたはずのアダプタは「MXJP2」というものであることがわかった。仕様は「AC35V(17.5V×2)20VA」らしい。が、いくら探しても販売店が見つからず、音響屋大手のサウンドハウスに問い合わせると「生産完了で手に入らないし代用品も無いよ」との回答で、純正品の入手はほぼ不可だなと悟った。
端子自体は普通のミキサーでよく見るピン3つのもので、ネット上には同社のDJミキサー(DX 500とか)の電源が流用できるといった内容の書き込みもあったりしたが、電源のために中古の本体を買うというのも..ということで色々探すとYAMAHAのPA-10というアダプターがアウトプットの値が近いため動きそうな雰囲気。若干このPA-10というものの方が出力が大きいが思い切って購入。
YAMAHA ( ヤマハ ) >PA-10 | サウンドハウス
PA-10で動作を確認
これがそのPA-10というアダプタだ。Amazonで買いたかったがサウンドハウスでしか売っていなかったのでサウンドハウスで購入。
電源コードを繋ぎ、
電源は普通に入った。48ボルトも普通に掛かる。
動いたので良しとする。
終わりに
くれぐれも自己責任で。
(追記:電源を探し出し、このミキサーを使えるように出来た頃には別のミキサーを現場に入れることになりMX802Aくんは不要になってしまった。)