県立学校12校で女子トイレに生理用品を設置するモデル事業を始めます

掲載日:2021年5月28日
2021年05月28日
記者発表資料

県教育委員会では、県立学校に在籍する生徒が、生理用品の確保に不安を感じることなく、より安心して学校生活を送れるよう、県立学校でどのような取組を進めるか検討するため、県立学校12校で、女子トイレに生理用品を設置し、ニーズや実状を把握することを目的としたモデル事業を始めます。

1 趣旨

経済的な理由から生理用品の確保が困難な状況にある「生理の貧困」が社会問題として取り上げられています。県立学校では、これまでも在校中、生理用品が必要になった生徒に対して、保健室で生理用品の提供等を行ってきましたが、この度、今後の県立学校でどのような取組を進めるか検討するため、生徒のニーズや実状を把握することを目的として、県立学校12校の女子トイレに生理用品を設置するモデル事業を始めることとしました。

2 実施期間

令和3年6月1日(火曜日)から8月31日(火曜日)までの3か月間

3 モデル校

  • 県立高等学校10校

白山、横浜緑ケ丘、二俣川看護福祉、大師、横須賀大津、茅ケ崎、平塚農商、山北、厚木東、伊勢原

  • 県立特別支援学校高等部2校

藤沢養護、茅ケ崎養護

4 実施方法

  • 生徒が必要な時に生理用品を取りやすいよう、比較的利用する生徒が多い女子トイレの共用部分(洗面台付近など)に、生理用品を20~30個収納した箱を設置します。
  • 生理用品の補充は、教員のほか、トイレ清掃の当番の生徒や保健委員の生徒なども行います。
  • 併せて、モデル校の生徒に対し、ホームルームなどの教育活動やGoogle Classroom等を活用したメールの配信、ポスターの掲示などにより、本事業の趣旨の啓発を行います。また、保護者の皆様にも、こうした取組への御理解をいただけるよう、文書で取組内容についてお知らせします。
  • 今後の取組に資するため、生理用品の利用状況や生徒等へのアンケートを行い、検証します。

【女子トイレに生理用品を設置する際のイメージ】

生理用品ボックス1 生理用品ボックス2

5 本事業に要する生理用品

生理用ナプキン 約85,800個(1校当たり、高等学校は約7,800個、特別支援学校は約3,900個)

問合せ先

教育局指導部保健体育課

課長 富澤
電話 045-210-8300

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