徳島県海陽町で、猫の適正な飼育や管理を定める「町ネコの愛護及び管理に関する条例」が施行された。県内では那賀町に続いて2例目。
条例では、飼い主は疫病の予防や排せつ物の処理、屋内での飼育などに努めることを明記。飼い猫が繁殖しすぎて世話ができない事態にならないように、場合によっては去勢手術などの必要な措置を取ることを定めた。猫を飼っていない人は、野良猫に対してみだりにえさや水を与えてはいけないとした。
条例の違反者には、町長が指導や勧告、命令を行うことができる。罰則規定はない。
15日の町議会12月定例会に、原ひろみ議員が条例案を提出。全会一致で可決し、即日施行された。原氏は「人と猫の共生する社会を作りたい」と説明している。