- 2021年05月26日 19:26
毎日新聞が事実の切り取り ジャーナリズムに反するのでは?
毎日新聞が、事実の一部を切り取るという、ジャーナリズムに反する記事を書いていたことが判明した。
毎日新聞は5月13日に『名古屋・スリランカ女性死亡 入管報告、診療記録と逆』とのタイトルで、
診療記録(カルテ)を関係者から入手したところ、
『診療記録には、「(薬を)内服できないのであれば点滴、入院」と指示が書かれていた。しかし、法務省・出入国在留管理庁が作成した中間報告には、「医師から点滴や入院の指示がなされたこともなかった」と反対の内容が書かれている。医師が書いた記録と入管の報告が食い違う事態になった。』
との記事を書いているが、
これを読むと、外部病院が「入院が必要」とカルテを書いたにも関わらず、法務省がそれを隠して中間報告を書いたと取れる。
ところが、法務省の5月18日の国会答弁によると、実際には、カルテに「内服できないのであれば点滴、入院」と書かれているのは、胃カメラ検査前の段階。
そして、胃カメラ検査をしたところ、外部病院の医師は、「投薬の継続でよい」と最終的にカルテに記載しており、入管は医師の指示に従ったということになる。
お亡くなりになったスリランカ人女性のご冥福を改めてお祈り申し上げるとともに、入管施設で亡くなる方が出ないようにするため、事実に基づく再発防止策が必要と考える。
毎日新聞の記事は、一部の事実のみを切り取り事実を曲げており、真実の究明に反する。
ジャーナリズムに反する行為ではなかろうか。
『名古屋・スリランカ女性死亡 入管報告、診療記録と逆』(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20210513/ddm/012/040/111000c
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