デジ像2の起動ロゴを自作ロゴへ変更する
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デジ像2のファームウェアはinstall.imgとなっていますが、実際はtarにて圧縮されたデータなので、install.img→insatall.tarへ変更すれば、展開する事ができます。
起動ロゴはpackage6フォルダ内にあるので、フォルダの中に入ります。
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package6フォルダ内にあるbootfile.videoが起動ロゴのファイルになるので、これを自作ロゴデータと入れ替えます。
まず、PAV-MP2YT用ファームウェア(バージョン 0.4.10JP) のbootfile.videoを真空波動研Liteでチェックしてみると、
1920x1080 24Bit H.264 26.50fps 304f 27.91kb/s
Windows Media Audio7/8/9 44.10kHz 16Bit 2ch 64.04kb/s
[RIFF(AVI1.0)] 00:00:11.471 (11.471sec) / 145,468Bytes
となっています。
またPAV-MP2YTHR用 ファームウェア 1.0.8JPHRのbootfile.videoの場合は、
1920x1080 24Bit H.264 25.00fps 188f 28.06kb/s
[RIFF(AVI1.0)] 00:00:07.519 (7.519sec) / 33,712Bytes
となっています。
上記コーデックや再生時間に近い動画ファイルをffmpegを使って作成します。
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ダウンロードしたffmpegを展開すると、binフォルダにffmpeg.exeというファイルがあるので、これを使って動画ファイルを作成します。ただしffmpegはコマンド プロンプト用なので、作業はコマンド入力での作業となります。
また、作業する前に、自作ロゴ画像(画像サイズ:1920x1080のJPG画像)ファイルをbootfile.jpgという名前で作成しffmpeg.exeと同じフォルダに保存しておきます。
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コマンド プロンプトより、ffmpeg.exeとbootfile.jpgを保存したフォルダに移動し、下記コマンドを入力します。
[PAV-MP2YTの場合]
ffmpeg -loop 1 -i bootfile.jpg -c:v h264 -f avi -t 00:11.471 -vf scale=1920:1080 -pix_fmt yuv420p -r 26.50 -an bootfile.video
[PAV-MP2YTHRの場合]
ffmpeg -loop 1 -i bootfile.jpg -c:v h264 -f avi -t 00:07.519 -vf scale=1920:1080 -pix_fmt yuv420p -r 25.00 -an bootfile.video
上記コマンドを実行すると、自作ロゴ画像を使ったbootfile.videoが作成されます(一応再生時間やfpsなどは各ファームウェアのオリジナルに近いセッティングに調整しました)
※自作ロゴのbootfile.videoは動画再生ソフトで一度確認した方が良いです。拡張子をvideoからaviまたはmp4などに変更すれば、再生ソフトで読み込めます。
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ffmpegにて作成したbootfile.videoを前述したpackage6フォルダ内にあるbootfile.videoと差し替えます。
差し替えが終わったら、今度は、逆の手順でinstall.imgに戻す作業になります。
7-Zipを使って展開・差し替えしたデータをtarに圧縮しなおし、拡張子をimgに変更しファームウェア用データに戻します。
install.imgファイルをUSBメモリーに入れて、デジ像2のUSBに差し込みます。
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本体電源ボタンを押したまま、DCジャックを差し込むと、強制的にファームウェアのアップデートができます。
アップデート完了し、起動ロゴが変更されていれば、成功となります。
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一応、画像ファイルなら何でも表示できる事は確認していますが、画素数が多くなれば、その分、オリジナルよりデータサイズが大きくなる為、ファーム要領の関係からもある程度は注意して作った方が良いかと思います。

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