▼行間 ▼メニューバー
ブックマーク登録する場合はログインしてください。
<書籍化>転生したら悪役令嬢だったので引きニートになります<5月1日発売> 作者:藤森フクロウ

本編

194/194

『ジュリアス』となった子供5

ジュリアスは作中で一番出世した人でもあるかも。浮浪児→公爵子息なので。



 アルベルティーナの裏庭へのお散歩は、大きくなっても変わらなかった。

 少し悩み事があったり、疲れたりするとそこに行くのは知っていた。

 だから、あまり不必要に踏み込まなかった。

 たまには一人になりたいことだってあるだろう。幼いころから従順で、思春期になっても反抗期らしきものもない。

 どこまでもあの魔王の願い通りで、理想通り。

 ささやかな抵抗も、魔王の手の内で行われる児戯でしかない。

 グレイルによって生かされているようで、グレイルの為に生きているようなアルベルティーナ。

 あの日は、少しいつもより遅かったから迎えに行ったのだ。お気に入りのつばの広い帽子や日傘も出した様子がなく、そのままフラフラ出かけたのが分かった。

 自覚が薄い分、あまり体の丈夫ではないアルベルティーナをずっと外に居させるのは不安だった。

 予想通りの場所で、アルベルティーナはせっせと花冠を作っていた。

 次は誰に贈るのだろうか。

 最近はレイヴンがお気に入りだ。あの不愛想な少年を何故かアルベルティーナは気に入っている。

 貴族の使用人というより、野生動物を思わせる雰囲気がある。人懐っこいとは言い難いのに、アルベルティーナは「猫のようで可愛い」と傍に置いている。

あれが眉一つ動かさず侵入者の首を掻っ切る類の人間だと知るジュリアスにしてみれば、あれはアルベルティーナの思う子猫ではなく、小さく擬態しただけの猛獣だ。

 時々、アルベルティーナは変わり種に目を掛ける。

 ジュリアスもその変わり種の一つだという自覚はあった。意地の悪い軽口が多い従僕など、アルベルティーナ以外なら手打ちにされていただろう。

 少なくとも、以前のアルベルティーナなら即日頭と体が離れている程度の無礼はしている。

 今のアルベルティーナは、そんなジュリアスに少し安心している気配すらする。

 グレイルをはじめ、周囲が際限なく甘やかそうとする。そんな中、欲望のモンスターにならないために置いているのだろうか。

 年端もいかない子供がそこまで考えていた?

 判り易い癖に、読めない。アルベルティーナは秘密の多い少女だった。

 その謎を一つ一つじっくり解き、その中身を暴くのはジュリアスにとって密やかな楽しみだった。

 その過程で、彼女がとんでもなく画期的なアイディアを出すのはスパイスの様なものだ。

 発想の出どころは、正直どうでもよい。

 ただ、アルベルティーナの誰も知らない真実を独占したいという欲があった。


(……いた)


 予想通り、シロツメクサの花畑――というには少し貧相な場所に彼女はいた。

 木陰からも少し遠く、日差しの中にいる姿はスポットライトに照らされているようだった。

 長い髪が風に揺れる。伏せられた目に、長い睫毛が影を作る。白く細い指先が、瑞々しい白い花を摘む。

 一つ、一つ選び、柔らかく手折っていく。

 まるで神聖な儀式のようだった。

 外出用の帽子や日傘を忘れていると言い含める声を飲み込み、その光景に魅入った。

 どこか懐かしく、それでいて初めて出会ったような光景。

 あの閉ざされた狭い世界で、窓越しに見た――あの胸をチクリと刺すあの感情。それと同時に、これ以上気付くなと理性が悲鳴を上げる。

 気づいたって、所詮ジュリアスは釣り合わない。

 感情を、言葉を、痛みを飲み込んだ。

 近いけれど、どこまで遠い人。

 距離を履き違えるな。魔王の逆鱗に触れる。受け入れられるはずはないのだ。

 万に一つ、受け入れられたとして、それは悲劇しか生まない。

 だから、ジュリアスは『従僕ジュリアス・フラン』の仮面をかぶり続ける。

 言い訳のように、持ってきた白い傘はアルベルティーナのお気に入りのものだ。軽くて丈夫な特別製の日傘は一流の素材が惜しみなく使われている。

 特に、この繊細な白レースが気に入っている品だ。

 これ一つで、ジュリアスの年収が吹き飛ぶ――そういうものを日用品に使う。そういう世界にいる人だ。


「アルベル様、何をなさっておいでですか」


 声をかけるとアルベルティーナが振り向いた。大きく瞠目している。

 ああでもないこうでもないと首を傾げながら花冠を編んでいた。ジュリアスに全く気付いていなかったのだろう。

 分かっていてことを聞いたのは、言えない本音を紛らわすためだった。

 座り込んでいるアルベルティーナに膝をつき、手を差し出す。


「ご令嬢が、日に当たりすぎるのはよろしくありません。室内か日陰に移動なさってください」


 深窓の令嬢と言えるアルベルティーナの肌は白い。そして、皮膚も軟なものだ。

 日焼けもそうだが、日に当たりすぎて体調を崩すのも心配だった。

 アルベルティーナは弱々しい微苦笑を浮かべたが、ふと何か思いついたようにジュリアスを見つめた。


「お嬢様?」


 おねだりとは違いそうだ。悪戯っ子のように緑の瞳を輝かせると、少し染まって緑になった指先がジュリアスに伸ばされた。

 それはジュリアスの手を通り過ぎ、屈んでいつもより低い位置にある頭に向かっている。

 パサリと小さな音と重み。頭の上に僅かな衝撃。


「似合ってるわ」


 そう言ったアルベルティーナは、悪戯成功と言わんばかりに満足げだ。

 先ほどまであった、彼女の手の中の花冠がない――つまりそういうことだろう。

 押さえていた感情の蓋が、揺れる。ずれる。溢れる。


「……然様ですか」


 目の前に広がる愛しい少女の笑みはどこまでも屈託がなく、純粋な好意を感じた。それは、ジュリアスの中にあるものとは違うもの。

 惜しみなく注がれるそれはとても目映く、僅かにジュリアスの渇きを満たす。だが、それはすぐに消えて更なる欲を肥え太らせる呼び水となる。

 危険だった。だから、目を逸らす。

 勘違いするなと暴れる感情を戻そうと必死になる。酷く無様だが、それ以上に歓喜して気分が高揚していくのが分かる。

 ひたひたと、感情が理性を凌駕する気配がする。すぐ後ろまで、もう来ていた。

 本当に分かり易い、だけれど読めない。

そんなアルベルティーナを知りたかった。その本音。

 弱みを握る為ではなく、青臭い男の独占欲だ。

 失笑する。そんなものはとっくに、気付いていた。だから隠して、誤魔化して、無かったことにしようとしていた。

 腹心で、兄貴分で、幼馴染で十分ではないか。そう、自分にひたすら言い聞かせていた。

 手が届かない存在なのだから。

 そう思っていたジュリアスの視界に入ったのは、伸ばされっぱなしの手に自分の手を重ねようとしているアルベルティーナだった。

 感情を振り払うように、ジュリアスは咄嗟に手を引っ込めた。

 そして、頭に乗せられた花冠を取る。これは、こんなものはジュリアスには貰う資格なんてない。


「……んで……っ」


 ――違う、本当はずっと欲しかった。


 不相応な物であり、有ってはならないことだ。


 ――ずっと見ていた癖に。羨ましくて、ずっと指を銜えていた。


 幼い頃の憧憬と寂しさが満たされてしまう。


 ――当たり前のように与えられるのが心地よいのだろう?


「なんで、なんで……! 貴女は!」


 どこかで望んでいた。

 知れば知るほど優しい女の子が、自分の後ろ暗い全てを受け入れてくれるのではないだろうか。

 彼女に語った寝物語のように、幸せな結末があるのではないか。


「貴方でなければ! 貴女でさえなければ、俺は!」


 老執事に手痛く躾られて矯正された、本当の自分の呼び方。

 ラティッチェ公爵家の使用人として相応しくないと、真っ先といっていい程に直された口調。

 ずっと隠してきたのに。お上品ぶって、澄ました顔で。


「貴女でさえなければ……愛さなかったのに! 愛さずに済んだのに!」


 ジュリアスの仕事を当たり前のように褒め、認め、傍に置く。

 惜しみなく注がれる柔らかな眼差しと、信頼にどれほどジュリアスが満たされたか知らないだろう。

 怖がりで泣き虫な癖に、ジュリアスの抱っこで泣き止む女の子。

 その時、真っ先に名前を呼ぶのは父親なのに、ふと気づいてジュリアスを見つけるとホッと体から力が抜ける。

 真夜中に起こされて、恐怖と混乱で癇癪を起す。やっと収まっても、ずっと一緒に居て欲しいと握られる裾。その小さな力に、本当に安堵していたのはどっちかなんて知らないだろう。

 成長すれば、おのずと身分差を知る。

 意地の悪い人間や、ジュリアスを蹴落と使用人たちからジュリアスが貴族でないどころか、得体のしれない孤児だと聞かされたはずだ。

 公爵家には行儀見習いの下級貴族が使用人になるのも珍しくない。

 平民もいるが、それを含めてもジュリアスの生まれは最下層と言えるだろう。

 どこかで、怯えていた。

 いつ態度が変わるだろう。

 いつジュリアスを要らないというだろう。

 いつジュリアスを見限るだろう。


 思いあがった感情を知られるのが、怖かった。


 驚愕に目を見開くアルベルティーナが見えた。

 ああ、すべてが終わったと硬く目を閉じる。

 その澄んだ目に侮蔑と拒絶が浮かぶのが怖い。死よりも怖い。怖くて、怖くてたまらない。

 ジュリアスの手には、花冠でなくなったシロツメクサの残骸があった。


「……ジュリアス」


 アルベルティーナに呼ばれる声が、こんなにも恐ろしい日が来るなんて。

 その声は頼りなく、途方に暮れた迷子のようだった。


「ごめんね、ジュリアス。苦労を掛けて」


 優しい声が落ちる。謝罪する意味が分からず、のろのろと顔を上げた。

 そこにいたのは、穏やかな微笑みの中に強い決意を秘めたアルベルティーナがいた。凛と前を見据え、背筋を伸ばしている。

 そこにいたのは、うら若い乙女であり、立派な貴婦人だった。

 もうジュリアスにあやされていた幼子ではないと突き付けられた気がした。


「貴方に、最初に言うわ」


 芯の通った声は、覚悟を秘めている。

 どくり、とジュリアスの鼓動が一段と強く鳴る。その胸騒ぎは、背筋から全身に広がる。

 聞きたくないと思ってしまった。だが、避けられないと分かっていた。

 予感であり、本能であり、必然だった。


「わたくしは、キシュタリアたちの卒業後には修道院に入ります」


 それは、どんなことよりも明瞭な絶望をジュリアスに与えた。



読んでいただきありがとうございました!

ブクマ、評価、コメント、レビューありがとうございます! 励みになっております!


きっと次位でラスト……



  • ブックマークに追加
ブックマーク登録する場合はログインしてください。
ポイントを入れて作者を応援しましょう!
評価をするにはログインしてください。

感想は受け付けておりません。
イチオシレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

転生先が少女漫画の白豚令嬢だった

◇◆◇ビーズログ文庫様から1〜4巻、ビーズログコミックス様からコミカライズ1巻が好評発売中です。よろしくお願いします。(※詳細へは下のリンクから飛ぶことができま//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全244部分)
  • 8522 user
  • 最終掲載日:2021/05/11 00:06
転生先で捨てられたので、もふもふ達とお料理します   ~お飾り王妃はマイペースに最強です~

【書籍版重版!! ありがとうございます!! 双葉社Mノベルスにて凪かすみ様のイラストで発売中】 【双葉社のサイト・がうがうモンスターにて、コミカライズも連載中で//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全141部分)
  • 9516 user
  • 最終掲載日:2021/04/22 21:00
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…

頭を石にぶつけた拍子に前世の記憶を取り戻した。私、カタリナ・クラエス公爵令嬢八歳。 高熱にうなされ、王子様の婚約者に決まり、ここが前世でやっていた乙女ゲームの世//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 完結済(全51部分)
  • 8392 user
  • 最終掲載日:2020/06/19 12:24
今度は絶対に邪魔しませんっ!

異母妹への嫉妬に狂い罪を犯した令嬢ヴィオレットは、牢の中でその罪を心から悔いていた。しかし気が付くと、自らが狂った日──妹と出会ったその日へと時が巻き戻っていた//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全172部分)
  • 10645 user
  • 最終掲載日:2021/05/20 12:00
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全304部分)
  • 7671 user
  • 最終掲載日:2020/07/04 00:00
悪役令嬢は溺愛ルートに入りました!?

【R3/2/5 SQEXノベルよりノベル発売しました。ありがとうございます&どうぞよろしくお願いします】「ひゃああああ!」奇声と共に、私は突然思い出した。この世//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全109部分)
  • 8033 user
  • 最終掲載日:2021/05/15 22:00
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全517部分)
  • 7594 user
  • 最終掲載日:2021/05/25 00:00
とんでもスキルで異世界放浪メシ

★5月25日「とんでもスキルで異世界放浪メシ 10 ビーフカツ×盗賊王の宝」発売!!! 同日、本編コミック7巻&外伝コミック「スイの大冒険」5巻も発売です!★ //

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全569部分)
  • 8044 user
  • 最終掲載日:2021/05/24 23:27
やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中

王太子から冤罪→婚約破棄→処刑のコンボを決められ、死んだ――と思いきや、なぜか六年前に時間が巻き戻り、王太子と婚約する直前の十歳に戻ってしまったジル。 六年後の//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全175部分)
  • 7411 user
  • 最終掲載日:2021/05/06 07:00
地味で目立たない私は、今日で終わりにします。

 エレイン・ラナ・ノリス公爵令嬢は、防衛大臣を務める父を持ち、隣国アルフォードの姫を母に持つ、この国の貴族令嬢の中でも頂点に立つ令嬢である。  しかし、そんな両//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全216部分)
  • 9065 user
  • 最終掲載日:2021/02/23 06:00
歴史に残る悪女になるぞ

悪役令嬢にずっとなりたいと思っていたが、まさか本当になってしまうとは…。 現実に直面すればするほど強くなる悪女になる夢を持った少女のお話。 主人公の悪女の基準//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全326部分)
  • 7517 user
  • 最終掲載日:2021/05/25 07:37
聖女の魔力は万能です

二十代のOL、小鳥遊 聖は【聖女召喚の儀】により異世界に召喚された。 だがしかし、彼女は【聖女】とは認識されなかった。 召喚された部屋に現れた第一王子は、聖と一//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全144部分)
  • 11275 user
  • 最終掲載日:2021/05/25 20:05
【4章スタート】ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する

「リーシェ! 僕は貴様との婚約を破棄する!!!」 「はい、分かりました」 「えっ」 公爵令嬢リーシェは、夜会の場をさっさと後にした。 リーシェにとってこの婚//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全127部分)
  • 11547 user
  • 最終掲載日:2021/05/23 16:09
悪役令嬢、ブラコンにジョブチェンジします

【☆書籍化☆ 角川ビーンズ文庫より1〜3巻発売中。4巻6/1発売予定です。コミカライズ連載中。オーディオドラマ6/1公開予定。ありがとうございます!】 お兄様//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全193部分)
  • 10829 user
  • 最終掲載日:2021/05/24 08:00
魔導具師ダリヤはうつむかない

「すまない、ダリヤ。婚約を破棄させてほしい」 結婚前日、目の前の婚約者はそう言った。 前世は会社の激務を我慢し、うつむいたままの過労死。 今世はおとなしくうつむ//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全339部分)
  • 10505 user
  • 最終掲載日:2021/05/22 21:14
ドロップ!! ~香りの令嬢物語~

【本編完結済】 生死の境をさまよった3歳の時、コーデリアは自分が前世でプレイしたゲームに出てくる高飛車な令嬢に転生している事に気付いてしまう。王子に恋する令嬢に//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全124部分)
  • 7641 user
  • 最終掲載日:2020/09/01 00:00
誰かこの状況を説明してください

貧乏貴族のヴィオラに突然名門貴族のフィサリス公爵家から縁談が舞い込んだ。平凡令嬢と美形公爵。何もかもが釣り合わないと首をかしげていたのだが、そこには公爵様自身の//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全207部分)
  • 7846 user
  • 最終掲載日:2021/04/27 21:07
悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。〜ラスボスチートと王女の権威で救える人は救いたい〜

8歳で前世の記憶を思い出して、乙女ゲームの世界だと気づくプライド第一王女。でも転生したプライドは、攻略対象者の悲劇の元凶で心に消えない傷をがっつり作る極悪非道最//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全1137部分)
  • 9346 user
  • 最終掲載日:2021/05/25 21:00
悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました

婚約破棄のショックで前世の記憶を思い出したアイリーン。 ここって前世の乙女ゲームの世界ですわよね? ならわたくしは、ヒロインと魔王の戦いに巻き込まれてナレ死予//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全341部分)
  • 8318 user
  • 最終掲載日:2020/10/04 07:00
逆行した悪役令嬢は、なぜか魔力を失ったので深窓の令嬢になります

魔力の高さから王太子の婚約者となるも、聖女の出現によりその座を奪われることを恐れたラシェル。 聖女に対し悪逆非道な行いをしたとして、婚約破棄され修道院行きとなる//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全139部分)
  • 7713 user
  • 最終掲載日:2021/04/16 22:21
転生しまして、現在は侍女でございます。

※アリアンローズから書籍版 1~6巻、コミックス3巻が現在発売中。 ※オトモブックスで書籍付ドラマCDも発売中です! ユリア・フォン・ファンディッド。 ひっつ//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全415部分)
  • 7877 user
  • 最終掲載日:2021/05/26 00:00
転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す

【R3/5/15 アース・スターノベルよりノベル5巻発売。R3/2/12 アース・スターコミックスよりコミックス3巻発売。ありがとうございます&どうぞよろしくお//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全154部分)
  • 9664 user
  • 最終掲載日:2021/05/15 22:00
転生王女は今日も旗を叩き折る。

 前世の記憶を持ったまま生まれ変わった先は、乙女ゲームの世界の王女様。 え、ヒロインのライバル役?冗談じゃない。あんな残念過ぎる人達に恋するつもりは、毛頭無い!//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全239部分)
  • 10003 user
  • 最終掲載日:2021/05/24 00:00
公爵令嬢の嗜み

公爵令嬢に転生したものの、記憶を取り戻した時には既にエンディングを迎えてしまっていた…。私は婚約を破棄され、設定通りであれば教会に幽閉コース。私の明るい未来はど//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全265部分)
  • 9042 user
  • 最終掲載日:2017/09/03 21:29
悪役令嬢になんかなりません。私は『普通』の公爵令嬢です!

 ななななんと!KADOKAWAブックスから書籍化決定です!! 一巻は令和元年九月十日に発売です。コミカライズも決定しました。これも応援してくださる皆様のおかげ//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全679部分)
  • 7413 user
  • 最終掲載日:2021/04/06 11:46
薬屋のひとりごと

薬草を取りに出かけたら、後宮の女官狩りに遭いました。 花街で薬師をやっていた猫猫は、そんなわけで雅なる場所で下女などやっている。現状に不満を抱きつつも、奉公が//

  • 推理〔文芸〕
  • 連載(全284部分)
  • 8064 user
  • 最終掲載日:2021/05/18 10:34
転生したら乙女ゲーの世界?いえ、魔術を極めるのに忙しいのでそういうのは結構です。

【KADOKAWA/エンターブレイン様から書籍版発売中】 【2019年9月からコミックウォーカー様にてコミカライズスタート&書籍発売中】 「気付いたら銀髪貴族//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全301部分)
  • 8144 user
  • 最終掲載日:2020/10/30 02:27
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~

 本が好きで、司書資格を取り、大学図書館への就職が決まっていたのに、大学卒業直後に死んでしまった麗乃。転生したのは、識字率が低くて本が少ない世界の兵士の娘。いく//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全677部分)
  • 7305 user
  • 最終掲載日:2017/03/12 12:18