泣けるメロディには理由がある?
OPENING
こんにちは、ヲノサトルです。
さて今回も、まずは1本。
こちらのミュージック・ビデオをご覧ください。
「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」(2017)
という映画の主題歌として、大ヒットした曲です。
日本の夏の風物詩「花火」を描いた作品だけあって、ノスタルジックな「和」のイメージが全編に漂っていますね。ここで、サビのメロディをちょっと弾いてみましょう。
あれ?よく見てください。鍵盤の黒いところだけでメロディが成り立っているのに気づきましたか?
鍵盤はこんなにたくさんあるのに、じつはそのうち、この黒いキー …… つまり5音しか、メロディには使われていません。では、いったいどういう根拠で、これらの音が選ばれたのでしょうか? それを考える前に、基本的な理論から学んでいきましょう。
目次
1. 音階
今お見せしたように、ピアノやキーボードなどの鍵盤楽器では、こんなふうに低い方から高い方へと「音」が並べられています。
ある音と隣の音の高さは明確にちがい、その「間」に音は存在しません。ここでは音の高さ(ピッチ pitch)が、12個に切り分けられています。
この切り分けられた音の並びを、楽理(西洋音楽理論)では「音階」 (scale) と呼びます。いわゆるクラシック音楽や、現代のポピュラー音楽の多くは、この音階に基づいて作られています。いわゆる「ドレミファソラシド」という音の並びです。
では、こちらをお聴きください。アメリカの作曲家 ジェームズ・テニーの「フォー・アン(ライジング)」(1969) という曲です。
だ……大丈夫ですか?
今ちょっと 意識が飛んでいませんでしたか?
課題で徹夜の時とかにうっかり聴いちゃうと、気づいたら朝になっていたりするので気をつけてください!
「曲」と言いましたが、これって、12分近くの間、
「音」がずーーーっと上昇し続けてるだけですよね。
実はこれ、心理学者が考案した「無限音階(シェパード・トーン)」と呼ばれる仕組みを利用して、電子的に合成された音響なんです。(原理に興味がある方は、こちらに詳しい解説があります)
音の高さは本来、連続的(アナログ)なもので、境界はありません。
しかし、それではあまりにも、とらえどころがない。そこでデジタルな区切りを設け、「音の高さ」や「音と音の高さのちがい」を認識しやすくしたい ──
「音階」は、こうしたニーズから生み出された「実用的なルール」です。
あくまでもルールなので、時代や民族や文化によって「音階」も様々です。
たとえば、こちらはトルコのクルアーン(コーラン)。イスラーム教の聖典を朗唱している声です。「マカーム」と呼ばれる独自の音階が使われています。当然ながら、西洋音楽の五線譜には書きとれそうにありません。
一方、こちらはインドネシア・ジャワ島の楽器です。西洋で言えばビブラフォンや鉄筋のような鍵盤打楽器ですが、西洋の「ドレミ」音階とは全くちがった「スレンドロ」と呼ばれる音階です。これまた五線譜には書けません。
世界には、このように様々な音階が存在します。しかし、どんな時代でも民族でも、音の物理的性質とそれを聴きとる耳の構造にちがいはありません。
2. オクターブ
「音」は空気の振動です。太鼓を叩いたり、ラッパを吹いたり、スピーカーが音を発しした瞬間、近くの空気中には、空気が集まった「密」の部分と、空気が薄い「疎」の部分が周期的に発生し、遠くに伝わっていきます。
この「粗密波」は、縦軸が「粗/密」で横軸が「時間」であるような横波グラフとして表示することができます。
(Newton, 2011.5月号, p.33)
この「波」が小刻みに多く現れるほど音は高くなり、ゆるやかになるほど音は低くなります。
スマートフォンでギターの弦を内側から撮影したこの動画を見れば一目瞭然です。
iphone 4 inside a guitar oscillation! VERY GOOD!
この「波」が1秒間にくりかえす回数(振動数)を、科学的には「周波数」と呼び、「ヘルツ (Hz)」という単位で表示します。
さて、人間の耳の知覚には、周波数(波の幅)が 1:2の状態が「オクターブ」に聴こえるという性質があります。幅が2倍なら1オクターブ低い音、幅が2分の1なら1オクターブ高い音に聴こえます。
たとえば、こちらは1秒間に440回 振動している 440Hz の音です。
一方、こちらは1秒間に880回振動している、880Hzの音。
耳で聴いて、1オクターブ上の同じ音だとわかりますね?
物理現象として全人類に共通する感覚=この「オクターブ」という大きな単位の、間をどう区切るかが問題です。
先ほど紹介したジャワの音階は、実はこのオクターブの間を、ほぼ平均して5つに区切った音階でした。
「ドレミ……」の音階で言えば、「ド」に対する「ソ」のピッチにあたります。
オクターブのように「同じ音」ではないものの、たいへん調和のとれた、美しい響きだなあ。そう考えた古代ギリシャの哲学者ピタゴラスは、この 2:3 という比率の周波数をどんどん積み上げていったらどうなるか試しました。
鍵盤で表現してみると、こうなります。
そして、これらの音を1オクターブの中に集めてみると……
7音の音階ができましたね。これが「ピタゴラス音律」と呼ばれ、現在にいたるまで西洋音楽の基本的な音階とされてきました。
確かに「7」という数字も認識の枠組みとして、わかりやすい。古来から七つの大罪だの七つの海だの、世界七不思議だの言いますよね。1週間は7日、虹は7色。
この七音音階(通称:全音階)は、たいへんよく使われる音階になり、7音の低い方から「ドレミファソラシ」と名づけられました。音階におけるそれぞれの音の位置を示す名称です。これを「階名」と呼びます。
これだけ音数が増えると、ピッチのちがいを利用して様々なメロディが作りやすくなってきますね。
ある音を鳴らしてから次の音を鳴らす時、どの音を選ぶか? 音楽用語では、ある音と別の音のピッチ差を「音程 interval」と呼び、「●度」という度数で表現します。
ここでは、度数によってメロディの印象がどう変わるか、実例で検証してみましょう。(図では●°と簡略表記)
1度
1度とは、要は同じ度数(同度)ということです。最初の音と同じピッチの繰り返しなので、実例は省きます。
2度
かえるの合唱(ドイツ民謡)
3度
さんぽ(作曲:久石譲)
4度
大きな古時計(作曲:ヘンリー・クレイ・ワーク)
5度
スターウォーズのテーマ(作曲:ジョン・ウィリアムズ)
6度
見上げてごらん夜の星を(作曲:いずみたく)
7度
シェルブールの雨傘(作曲:ミシェル・ルグラン)
8度 (オクターブ)
虹の彼方に(作曲:ハロルド・アーレン)
星に願いを(作曲:リー・ハーライン)
こうしてみると特に曲の始まりなどは、音程によってメロディの印象が決まります。作曲家は、こうした音程のチカラを絶妙に取り入れて、楽曲を作っているんですね。
ここで、短いメロディを1曲、音程の観点から分析してみましょう。皆さんご存知、この曲です。
曲は、まずは2度の、なめらかな動きで始まります。
そこから4度飛び上がり、再び2度なめらかに下がって
最初のフレーズは一段落します。
2つめのフレーズも、最初と全く同じ2度進行のメロディで始まります。
しかし、このフレーズの後半は、さっきよりも大きく5度飛び上がります。終わり方は、先ほどと同じ2度の下降。
3つめのフレーズ。再び前2回と同じ音で始まりますが、今回はなんと8度(オクターブ)上方への大きな跳躍!
この曲における最高音を記録!……その後は、3度-3度-2度-2度…… と下降して、しばし休息のひととき。
そんなクライマックスの後は、ピッチこそ高音域であるがメロディ的には優美な2度3度の音程で、余韻を楽しむかのように終わっていきます。パチパチパチパチ(拍手)
あらためて全体を眺めれば、こんな短い曲なのに、じつにドラマチックな展開が「音程のチカラ」によって仕組まれていた事がわかります。
さすがは世界中で愛唱されてきたメロディです。そこには「音程」というサウンドデザインのワザが使われていたんですねえ。「ハッピーバースデー・トゥ・ユー」奥が深い!
4. 半音階
さて、ここで1曲お聞きください。ロシアの作曲家リムスキー・コルサコフのヒットナンバー、『熊蜂の飛行』。
Flight of the Bumblebee - Piano - Synthesia
まるで音ゲーのような画面。どの音が鳴っているか視覚的にわかりやすい動画です。鍵盤上ところかまわず、隣りあう音が細かくパラパラパラパラと高速演奏されています。
ここでは、これまで見てきた「全音階」にはなかった音、鍵盤上にある「黒鍵」の音も使われています。
1オクターブを、ほぼ均等に12等分した音階。これを「半音階」と呼びます。
先に紹介したジャワの音階がオクターブを5等分していたのと、発想は似ています。
ただし「半音階」は、もっとずっと細かく、オクターブを12等分しています。隣りあった音と音の間は「半音」と呼ばれ、すべて均等な音程です。
オクターブの間を、半音という12の均等なグリッドで区切った状態と考えてください。
(考えてみれば12という数字も、十二支や12星座、1年は12ヶ月、時計は12時間目盛り……と、何かと使われる数ですね)
「半音階」を基準のグリッドとするなら、先に説明した全音階も、このグリッド上にどんな間隔で音を配置するかという「音程のレイアウト」ととらえることができます。
※ 半音2つ分の音程は「全音」と呼ばれます
5. 短音階と長音階
音程のレイアウトについて、もう少し考えてみましょう。
同じ白い部分だけ使う七音音階でも、最初の音の位置を変えると、雰囲気はまったく変わります。
この音階を、七音音階の一種「短音階 minor scale」と呼びます。そして、この短音階と対比する場合には、先の七音音階を「長音階 major scale」と呼びます。
マイナーとメジャー。俗に「暗い/明るい」「悲しい/楽しい」などとも言われますが、それが正しいかともかく、キャラクターが全くちがうのは感じられると思います。
しかし、なぜ同じ7つの白い鍵盤なのに、最初の音を変えただけで、このように音階のキャラまで変わってしまうのでしょうか?
秘密は、音程のレイアウトにあります。
ポイントは、開始音から数えて3つめの音です。これが低いか高いかで、音階のキャラは決定されます。「メジャーかマイナーかは、最初の3音で決まる」と暗記しましょう!
じっさい、短音階を使った曲(”短調”と呼ばれますが、次回あらためて説明します)では、曲の開始部にこの3音を用いるケースがきわめて多いのです。五線譜にすると、こんなフレーズ。聞き覚えはありませんか?
映画『ラ・ラ・ランド』より「ミア&セバスチャンのテーマ」
(作曲:ジャスティン・ハーウィッツ)
ツィゴイネルワイゼン(作曲:サラサーテ)
哀愁のヨーロッパ(作曲:サンタナ)
シクラメンのかほり(作曲:小椋佳)
6. 五音音階
先に、オクターブを5等分するジャワの音階を紹介しましたよね。それとは別の考え方として、長音階や短音階といった七音音階を基本としながらも、そこから5つの音を選んで、5音音階を作ることができます。英語ではペンタトニック pentatonic scale と呼ばれています。(”penta”はギリシャ語で5の意味)
というよりも、世界中の音楽を分析すると、これらの音階が使われているようだ、という「結果論」に名前をつけたのが、以下の分類と言った方がいいかもしれませんが。
陽音階 (ようおんかい)
俗に「ヨナ (47) 抜き音階」と言われます。長音階から4番目と7番目の音を抜いた5音だけを用いる音階。
もう一度、長音階の音程レイアウトを見てください。
この中で赤字で示されている音が4番目と7番目。どちらも次の音とは半音の音程ですよね。全音に比べて緊張感のある半音音程が、音階から抜かれたことで、どこか柔和で朗らかな空気が漂う。これが陽音階の特徴です。
じつは J-POP などにも、しばしば用いられています。
そう、この曲です。
あるいは、こんなヒット曲にも使われています。
国民的ヒットとなったこれらの曲には、どこか懐かしく親しみやすい、この陽音階が使われていたわけですね。
都節音階 (みやこぶしおんかい)
陽音階と同じ方式で、短音階からも4番目と7番目を抜いたヨナ抜き音階が作れます。
なんとも哀れっぽいと言いますか、悲しげな音階です。
民謡や演歌、「和」な雰囲気が、かもし出されます。
こちらの曲です。「懐メロ」番組などで聴いたことがあるでしょうか。
民謡音階 (みんようおんかい)
こちらは同じように短音階から、今度は2番目と6番目を抜いた「ニロ (26) 抜き音階」です。
これまた、どことなく「和」な雰囲気ですが、都節ほどの哀れ感はなく、ほどよくノスタルジックな空気を感じますね。再び、短音階の音程レイアウトを見てみましょう。
赤字で示されている音が2番目と6番目。どちらも次の音とは半音の音程ですよね。全音に比べて緊張感のあるこれらの半音音程が抜かれたことで、短音階の哀感がちょっと中和されたのが、民謡音階というわけです。
こんなメロディに聴きおぼえはありませんか?
そう、この曲。いかにもオリエンタルな雰囲気です。
前回紹介したこの曲なんかも、民謡音階を使っています。
なるほど「和な世界観」に、この音階がハマってます。
もうお気づきでしょう。今回、最初に聴いたメロディ……
黒い鍵盤だけ弾いていますが、白い鍵盤にそのまま並行移動してみると、こんなメロディになります。
琉球音階 (りゅうきゅうおんかい)
2番目と6番目を抜いた「ニロ抜き音階」を、長音階から作ってみると、どんな雰囲気になるでしょうか。
赤字で示されている4番目と7番目、次の音と半音音程の音が2つも入っていることで、ここまでの3つの五音音階とは、かなりちがった雰囲気です。
この音階、じつは沖縄など南方の音楽に特徴的です。
いかにも沖縄音楽!といった雰囲気の音階ですよね……
じつは、こんな意外な曲にも使われていたりします。
あらためて書きとってみると、こんなメロディ。
なんと…… メロディだけ聴くと、そこはかとなく沖縄な雰囲気。ダンサブルなポップ・チューンなのに、どことなく懐かしいノスタルジックな雰囲気が漂っているのは、こうした音階の使い方にも秘密があったんですね。
7. ブルース音階
最後にもう一つ、ポピュラー音楽 ── とりわけジャズやブルース、R&Bのような、いわゆるブラックミュージックに多用される音階を紹介しておきましょう。
ブルース音階(ブルーノート・スケール)と呼ばれる音階です。響きを聴くと、短音階に近いイメージですよね。というのも、長音階と短音階の項目で述べたとおり、3度音である「ミ」が半音下がっているから。
ところが、これは短音階とはちょっと意味がちがいます。前々回、グルーヴの話の中で「リズムのなまり」について説明しましたよね。ブルース音階は、言わば「音程のなまり」のようなものです。
たとえば、長音階でこんなメロディを歌おうとすると、
アフリカ系アメリカ人たちは、特定の音にコブシというか、微妙に音程を低くとってしまうクセ、つまり「音程のなまり」がどうしても残ったといいます。
こうした音は「ブルーノート」と呼ばれ、ブラックミュージックの持ち味・特徴となり、最終的には、その演奏には欠かせない「独自の音階」になったわけです。たとえば、こんな歌唱スタイルです。
『ドント・ウォーリー・ビー・ハッピー』
こうしたブルース音階やブルーノートは、もはや「黒人音楽」に限らない様々な楽曲の中で効果的に使われ、いわば「メロディのグルーヴ感」とでも呼びたくなるような味わいをかもし出しています。
最後に J-POPナンバー を1曲紹介しておきましょう。
下に書いた歌詞の 青文字 になってる部分がブルーノートです。メロウなこの楽曲の中、ところどころ心に引っかかるメロディのブルース味をお楽しみください。
AIKO 『くちびる』
いつも声聞くと胸が粉々になる
あたしはずっとあなたに縛られてる
震えたくちびるであなたをふさいだ
それがきっと運命だったから
閉じこもったままで
待ってばかりだった
そんな気持ちもういらない
あなたがあたしを連れ出した
たった今すぐ逢いたいって
あなたが思っていて欲しい
何もかも置いて ここに来て欲しい
くちびるに 息がかかるたび
倒れてしまいそうで
あなたのいない世界には
あたしもいない
何かちょっと伴奏からズレた感じで、でも調子外れとはちがった、妙に「ひっかかる」ブルージーな(ブルースっぽい)フィーリング、感じられるでしょうか。この揺れる音程感が、「不安定な恋心」をうたう歌詞の内容と絶妙にマッチしているところが、この曲の魅力と言えるでしょう。
微妙な恋心まで表現してしまうメロディの表現力……
奥が深い!
と言わざるをえません。
8. おわりに
Google Classroomに小テストを置くので、期限までに回答してください。このオンライン講義では出席をとりません。小テストの点数が平常点(対面授業における出席+小テストの合計)となるので、注意してください。
またコメントもClassroomで受け付けます。ご意見ご感想ご質問、提案、雑談その他なんでもかまいません。こちらは成績評価に関係ありませんので、お気軽にどうぞ。
個別の返信はしませんが、限定公開も含めて「サトルの部屋」で紹介します。変名(ここではレクチャーネームと呼んでいます)希望や、公開拒否したい場合などは、明記してください。
なお前回の小テストの正解は、以下に掲載しています。答え合わせにご活用ください。
次回配信は5月26日です。
それでは、またWEBでお会いしましょう!
参考文献
もっと知りたい人に
「楽典」と呼ばれる楽理の教科書や、音楽理論の入門書は山ほど市販されてますが、読みやすい本はなかなか見つかりません。そんな中でも、特に初心者の方がパッと見て参考になりそうな書籍を、ちょっとだけ紹介しておきます。
1. 図解雑学 よくわかる楽典 (木下牧子) ナツメ社, 2008
見開き2ページごとに1トピックで、ごくコンパクトに楽理の基本を解説してくれる、初心者向けのハンドブック。CDつきなので、実例を耳で聴いて確認できます。
2. やさしくわかる楽典 クラシック音楽をもっと楽しむ! (青島広志) 日本実業出版社, 2005
目的は「楽譜が読めるようになること」と巻頭に書かれている通り、音楽の授業では雰囲気でやり過ごしてきた、今さら誰にも聞けない「楽譜の読み方」を、カジュアルな文体で解説してくれます。「へえ〜」と楽しめる豆知識的なコラムもはさまれた、読みやすい一冊。
3. 数と音楽 美しさの源への旅 (坂口博樹) 大月書店, 2016
今回の講義でも周波数やら音階やらで「数」が出てきましたが、そもそも音や音楽という「物理現象」と、「数」は切っても切れない関係。といっても難しい「数学」は抜きで、リズムや音楽を「数」の観点から解き明かし、読みものとして楽しい本です。
4. すぐに使える珠玉のアイディア 甘い作曲講座 (ヲノサトル) リットーミュージック, 2005
手前ミソながら、自分の書いた本も紹介しておきましょう。すでに版元でも絶版ですが、図書館や古書店で目にしたらチラ見していただければ幸いです。ジョークや馬鹿話をちりばめ、著者自ら手描きのポンチ絵つきで、「努力なしの甘っちょろい考えでも作曲ができる方法」を紹介する、世の中をナメきった本です。
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