会員ファーストの会からみなさまへ

◇JARL会員ファーストの会から皆様へご支援のお願い◇
私たち一般社団法人日本アマチュア無線連盟理事並びに候補者11名は、現在のJARLを運営する執行部を支援する同志として、皆様に現在のJARLの現状と会員皆様の満足度向上に向けた各種の取り組みを正しく知っていただきたく立ち上がりました。

理事 髙尾義則が会長に就任以来、会員皆様ファーストを念頭に会員皆様主役の組織運営、皆様への各種サービスの充実、会員増強キャンペーン等の施策、QSLカードの短期間安定転送、ニューカマー若年層会員の育成、WAKAMONOイベント開催、電子QSLシステム導入に向けた検討をはじめ会員皆様第一の財政改善に努め、将来に存続できる組織運営、会員皆様を第一に誠実に尽力し会員の皆様には好評との評価をいただいております。

さらに、広報大使の任命、JARLのラジオ情報番組「Radio JARL.com」の放送、JARL情報並びにアマチュア無線の周知広報活動に努め、関係省庁、団体、関係各社との連携強化を図り、アマチュア無線界ワンチームでアマチュア無線の活性化に努めて参りました。

昨年は、かねてよりいろいろな形でお願いをさせていただいておりましたが、免許制度の規制緩和、周波数帯の拡大、無資格者の体験運用、不法違法無線局の取締強化をはじめ会員皆様からのご要望を要望書として、会長 髙尾 義則 が、総務省電波部長に直接提出いたしました。今年に入り総務省案が示され実現の運びとなりました。
当会といたしましても、引き続き会員皆様のご要望にお応えすべく更に努めて参ります。

JARLの財政状況ですが、まず会員皆様から頂戴しております会費の金額ですが、以前は郵便料金の改定とあわせて値上げを行っておりました。
平成7年以降、郵便料金の値上げや消費税の導入がございますが、会費の値上げは行わず経費節減に努力し25年の期間、会費金額を据え置いて運営に努めております。

会員皆様への各種サービスのご提供や運営は、平成25年度までは内部留保金から年間1億円を超える額の取り崩しを行って運営、サービスのご提供を行っておりました。
それ以降、大幅な財政改善が図られ、現在、約9億円を有する内部留保等は、会員皆様に従前同様のサービスのご提供並びに、会員期間3年以上の会員の皆様への会員期間延長サービスの実施に、内部留保金を会員皆様への還元に活用しております。財政状況は、年々改善が図られております。

皆様、株式会社は利益の追求、株主への配当額が、実績として評価されます。一般社団法人日本アマチュア無線連盟は、会員皆様からお預かりした会費で、会員皆様のための施策、会員の皆様への各種サービス等のご提供、関係省庁への要望、会員皆様が快適なアマチュア無線活動が行えるように有効に支出することが求められます。

当会といたしましては、会費の据え置き、会員皆様への還元など、大幅な財政改善を図ると共に各種のサービスのご提供、新たな会員特典のご提供など、会員皆様がアマチュア無線を快適にお楽しみいただけるように日々努めている取り組みを評価します。

改革という名のもとに、会員皆様へのサービスの低下、いや悪化(QSLカードの転送サービスの廃止、JARLニュースの廃止、各種キャンペーンの廃止)させて、単に黒字化を図ろうとするのは本末転倒、会員皆様を置き去りにした愚策でしかほかなりません。

JARL会員の年齢構成などご存知でしょうか。平均年齢は約63歳、50歳以上の会員の方が6万5千人の8割以上を占めております。76歳以上の会員数は1万人近くいらっしゃるのが現状です。10年後の会員数減少を視野に入れての施策が必須となります。これまで年間1,000名2,000名が減少しておりましたが、現執行部は各種キャンペーンなど組織強化会員増強に取り組み、ここ数年、年間約300名の減少に抑えることが出来ております。
さらに2019年度は▲86名(会員数:2019年4月65,245名、2020年4月65,159名)の減少に抑えることができ会員数を維持するに至っております。引き続きキャンペーンをはじめとした将来を見据えて、積極的に組織強化会員増強の施策を推し進めている執行部を支持し応援して参ります。

会員皆様が快適にアマチュア無線をお楽しみいただけるように、各種サービスを低下させることなく会員皆様の満足度の向上を図り、更なる組織強化のための会員増強、会員皆様第一の財政改善に努め、ワンチームでアマチュア無線の次世代への継承並びに人生100年時代に向けた新たな取り組みを評価するものであります。

これら、会員皆様主役の組織運営、現在の執行部の民主的かつ建設的な取り組み、将来を見据えた責任ある組織運営の継続を強く支援して参ります。

結びに、理事会での発言は理事者として大きな責任を負うものです。残念ながら、理事会において規範に反した行為や誹謗、すべてについて代案なく反対する無責任な発言がみられ、これらは厳に慎むべきであります。当会としては、誰がどのような態度で理事会に臨み、どのような発言を行っているのかなど、皆様に実際の理事会の討議の様子を知っていただく必要性、録音の公開など視野に入れた検討の必要性を強く感じております。

以上、簡単ではございますが、会員皆様主役の取り組みや活動について、当会の考え方、方向性について説明させていただきました。
引き続き、会員皆様主役の組織運営を強く支持し、当会の活動にご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

JARL会員ファーストの会 一同