西武園ゆうえんち、新装オープン 昭和レトロを再現
木村聡史
【動画】リニューアルオープン初日、にぎわう西武園ゆうえんち=関田航撮影
西武園ゆうえんち(埼玉県所沢市)が大規模改修を終え、19日に新装オープンした。テーマは1960年代の日本の「昭和レトロ」。活気ある商店街を再現したほか、大怪獣ゴジラの迫力ある映像を体感できるアトラクションもある。初日のセレモニーでは、記念の旗を振る来場客をはっぴ姿のスタッフが出迎えた。
入り口を通ると目の前に商店街が広がり、交番勤務の駐在さんと泥棒による躍動的な大捕物や、八百屋のたたき売りなどのパフォーマンスを楽しめる。ゴジラのアトラクションは映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ監督の山崎貴さんらが手がけた。家族連れ向けに、漫画家・手塚治虫の代表作「鉄腕アトム」のジェットコースターや「ジャングル大帝」の回転型ライド・アトラクションなどの施設もある。
西武園は1950年開業で、入場者が88年度の194万人を頂点に減少傾向で、最近は老朽化などもあって50万人を切っていた。新型コロナウイルスの感染拡大が心配されるなかだが、検温や消毒など感染防止策を徹底し、予定通りの開業に踏み切った。(木村聡史)